【レビュー】ティーチャーズハイボール缶の味と香りを解説!

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sister-ley
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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!今回も、魅力的なウイスキーの解説&レビューを行っていきます!!

スコットランドを代表するブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」から、新しい商品「ティーチャーズ ハイボール缶」が発売されました。

ティーチャーズはアードモアとグレンドロナックをキーモルトとし、モルト原酒の比率が45%以上という高い割合でブレンドされています。このモルト比率は通常のブレンデッドウイスキーの約30%に比べて非常に高く、深い風味と豊かなアロマが楽しめます。

それにもかかわらず、価格は日本円で1,000円少々というコストパフォーマンスを実現しています。今回は、ハイランドモルトの濃密な味わいを手軽に楽しめるこのハイボール缶について、詳しくご紹介します。

ティーチャーズ ハイボール缶を簡単にまとめると

ウイスキー属性 ブレンデッド
産地(メーカー) スコットランド(サントリー)
原料 モルト・グレーン
味わい スモーキーで香ばしい
飲みやすさ ★★★☆☆☆
おすすめの飲み方 グラスに注いで
個人的感想 いつものティーチャーズという安心感
ティーチャーズハイボールの総合評価
イマイチ
良い

ティーチャーズは、1830年代にウィリアム・ティーチャーが創業しました。ウィリアムはグラスゴーの貧しい家庭に生まれ、早くに父を亡くし、母とともに働きながら生活を支えていました。彼は独学でウイスキーのブレンディングを学び、試行錯誤の末に自作のブレンデッドウイスキーを完成させました。このウイスキーが「ティーチャーズ」として広く知られるようになります。

Key(筆者)
Key(筆者)

ティーチャーズと聞くとどうしても「先生?」と思ってしまいますが、創業者の名前がボトル名になっています。

ティーチャーズの最大の特徴は、モルト比率が45%以上という高い割合でブレンドされている点です。アードモアとグレンドロナックをキーモルトとし、豊かな風味と深いアロマを持つウイスキーに仕上がっています。特にアードモア蒸溜所のピートを使用した製法が、ティーチャーズの独特なスモーキーな香りを生み出しています。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

通常のブレンデッドウイスキーに比べてモルト比率が高いティーチャーズ。味に対するこだわりを感じますね!

Key(筆者)
Key(筆者)

また、キーモルトのアードモアは内陸系のピーティーなモルトウイスキーを代表する蒸留所で、日本では「アードモア レガシー」がリリースされています。

ティーチャーズの主要なキーモルトは、アードモア蒸溜所とグレンドロナック蒸溜所から供給されています。アードモア蒸溜所は1898年に設立され、ピートを焚いた熱で麦芽を発芽させる伝統的な製法を守っています。これにより、独特のスモーキーな香りが特徴となります。一方、グレンドロナック蒸溜所は1960年にティーチャーズによって買収され、甘みやカラメルの風味をもたらすモルト原酒を提供しています。

Key(筆者)
Key(筆者)

アイラモルトとは違い、内陸ピートならではの個性を堪能できるアードモア蒸留所は、ティーチャーズのスモーキーさの要となっています。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

対するグレンドロナック蒸留所はシェリー樽熟成が有名な蒸留所で、果実の風味とスパイシーな余韻が特徴です。

ティーチャーズ ハイボール缶は、「ティーチャーズ ハイランドクリーム」をソーダで割ったシンプルな設計が特徴です。スモーキーな香りと爽やかな味わいが調和し、飲みやすく仕上がっています。特に暑い季節や食事と一緒に楽しむのにぴったりです。

パッケージは、ティーチャーズの伝統を受け継ぎつつ、現代的なデザインに仕上げられています。瓶のラベルと同じ色合いを基調にし、缶の下部にはハイボールをイメージしたデザインが描かれています。ブランドのアイコンである“ティーチャーズ先生”のイラストも健在です。「スモーキーにして、爽やか!」という文言が、商品の特徴をしっかりと伝えています。

  • 商品名:ティーチャーズ ハイボール缶
  • 容量:350ml
  • 希望小売価格:167円(税別)
  • アルコール度数:8%
  • 発売日:2024年5月28日(期間限定)
  • 発売地域:全国
Key(筆者)
Key(筆者)

家飲みの強い味方「ティーチャーズハイランドクリーム」を使用した本格的なハイボール!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

スモーキーなウイスキーを飲んだことのない方にも気軽に試せるというのも魅力的です!

sister-ley
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では、いつものように”缶のまま”と”グラスに注いで”の2種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

ティーチャーズ ハイボール缶の香り

ティーチャーズ ハイボール缶の味わい

ティーチャーズハイボール缶をそのまま飲んでみる

香り

  • ピート、スモーク、麦、ピーナッツの皮

味わい

  • 淡い渋みとスモーキー

感想

まずは缶のまま飲んでみます。

香りはティーチャーズそのものです。乾いた印象のスモーキーさとピートのニュアンスが漂い、モルトの香ばしさや甘み、わずかにシトラスの風味も感じられます。さらに、樽由来の木の渋みもあり、時折ピーナッツの皮のような香りも楽しめます。

口に含むと、ピーティーでスモーキーな香りが口の中に広がり、ピーナッツの皮や木の内側のような渋みが感じられます。麦や穀物の甘みを感じた後、再びスモーキーさが広がり、僅かな渋みを残してスッと消えていきます。

普段から飲み慣れているティーチャーズのハイボールそのものの味わいで、コクがあるのにスッキリとしており、後味もスモーキーさを楽しむことができます。煙たさやピートが苦手な方には少し馴染みにくいかもしれませんが、アイラモルトとは違ったハイランドらしい内陸系のスモーキーさを気軽に楽しむにはぴったりの味わいです。

Key(筆者)
Key(筆者)

ヨード感のないスモーキーな味わいは、アイラに挫折した人でも飲めるスッキリスモーキーな味わいです!

ティーチャーズハイボール缶をグラスで飲んでみる

香り

  • 麦、ピーナッツ、ピート、スモーク

味わい

  • グレーンの優しい甘さと淡いスモーク感

感想

次は氷を入れたグラスで飲んでみます。

香りは少し弱まり、スモークやピートのニュアンスが奥まった印象です。その代わりに、麦や穀物の香ばしさ、ピーナッツや木のニュアンスが前面に出てきます。モルト感よりもグレーンのような淡い印象を受けます。

口に含むと、香りとは異なりスモークとピートのニュアンスが口の中に広がります。そして、レモンピールのような爽やかさを僅かに感じると、ナッツの皮や木の渋みがじんわりと膨らみます。グレーンの優しい甘みと渋み、そしてスモークが混じりながら、さっと消えてなくなります。

缶のまま飲むよりも、香り、味わい、炭酸の刺激などが和らぎ、味わいがまろやかになるので、ウイスキー本来の穀物感などを楽しめるようになります。煙たさが特徴のティーチャーズですが、香ばしく優しい甘さを感じたいなら、グラスで飲むのがオススメです。

Key(筆者)
Key(筆者)

スモーキーさもありながら、モルトやグレーンの香ばしく甘い穀物感を楽しむことができました!缶の口では感じられない香り高さはグラスでしか楽しめません!

まとめ

ティーチャーズハイボール缶のレビューでした。

常時置いてあるボトルとして、自身も非常に馴染み深いブランドで、今回の缶ハイボールは良い意味で「何も変わりない」ものでした。程よくスモーキーでコクがありながらもスッキリと飲みやすく、いつも自分で作るティーチャーズハイボールの味わいそのものでした。

これは裏を返せば、余計な香料が入っていないという意味でもあり、非常に好感が持てます。コストパフォーマンスを考えれば、ボトルと炭酸を別途買って自分で作ったほうが良いですが、たまに飲む程度であれば、このような缶スタイルのほうが気楽で良いですし、ウイスキーとソーダの配合も文句なしのベストな状態で楽しむことができます。

暑い夏を乗り切る為の一杯として、またレジャーシーンで気軽にハイボールを楽しむアイテムとして非常に優れた缶ハイボールになっています。スモーキーなハイボールを楽しみたい方や、まだスモーキーさを感じたことがない方には、最適な缶ハイボールだと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラスです!!

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