【レビュー】ピュアモルトウイスキー 竹鶴を3種類の飲み方で味と香りを解説!!

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

このウイスキーの特徴を簡単に

竹鶴ピュアモルトウイスキーについて

出典:ニッカウヰスキーHP

今回ご紹介する『竹鶴ピュアモルトウイスキー』はノンエイジタイプのブレンデッドモルトウイスキーです。

竹鶴ブランドの販売開始は2000年、最初にリリースされたのは竹鶴12年で、「ブレンデッドウイスキーのように飲みやすいピュアモルトウイスキー」というコンセプトの元、ニッカウヰスキーの代表銘柄になるよう創業者:竹鶴政孝氏の名前を冠してリリースされました。

前身の「竹鶴」には他にも17年、21年、25年のラインナップがありましたが、ウイスキーブームの到来に伴って原酒が足りなくなり、NAリリースと入れ替わるかたちで12年は終売となってしまいました。

その後もドラマ「マッサン」をきっかけにウイスキーブームは更にヒートアップし、看板銘柄である「竹鶴」へ優先的に原酒を回すため、余市・宮城峡の年数表記ボトルなどすべて終売となってしまいます。

しかし、原酒不足は解消されずに2020年には、竹鶴の年数表記のボトルもすべて終売となってしまいました。

そんな中、2020年の3月に一新してリリースされた現行の「竹鶴ピュアモルトウイスキー」はニッカウイスキーが所有する2つの蒸留所「余市蒸溜所」と「宮城峡蒸留所」のモルトをブレンド(ヴァデッド)し、「芳醇なウイスキーを造る」というという竹鶴政孝の想いを具現化したウイスキーであることに変わりなく、ノンエイジタイプへと変化したものの、使える原酒の自由度は広がった為、余市蒸留所が誇る「石炭直火蒸溜」が生み出す力強い味わいのモルトと、ローランドモルトの様な柔らかで華やかな宮城峡モルトを合わせ、非常にまろやかなウイスキーに仕上がっています。

2000年代は「竹鶴12年」がスーパーで\2,000代で普通に購入できたのが懐かしいです。現行の竹鶴を飲むのは初めてなので、以前飲んだボトルの記憶と共にレビューをしていきたいと思います。

スポンサーリンク

テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン
フレーバーチャート
竹鶴 フレーバー チャート
味わいチャート
竹鶴NA 味わい チャート

ストレートで飲んでみる

香り

  • リンゴ、ダークチョコ、硫黄、ゴム、ハチミツ、桃、ピート

味わい

  • リンゴの酸味、クリーミー、ほろ苦いアフター、粉っぽさ、

感想

ではストレートから飲んでみます。香りは余市NAのリンゴを彷彿とさせる甘酸っぱい香りがあり、同時にダークチョコのほろ苦く香ばしさを伴った香りがします。また、宮城峡NAでも感じた硫黄の様な香りとゴムっぽさがじんわりと感じ取れ、焦げたニュアンスの中にピートのアクセントがありますが、クリーミーな感じに包まれていて、ハードルは低く優しい感じです。

口に含むと、リンゴの酸味が意外なほど強く感じ取れ、その後にふんわりとしたクリーミーなモルト感、そして焦げた感じのほろ苦い余韻へと続きます。ややビターな傾向ですが、ツンとした感じではなく香ばしい感じの、ほろ苦さが心地よいです。

ロックで飲んでみる

香り

  • リンゴ、チョコレート、バニラ、マンゴー、ピート

味わい

  • リンゴの酸味、やや強めなビター、モルト感

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。香りは変わらずリンゴの香りが強く感じますが、ストレートの時よりもややフレッシュな感じが強くなりました。続いてチョコレートの甘い香りやウッディなバニラっぽさを感じます。時よりマンゴーみたいな南国フルーツのヌタっとしたフルーティーな香りがして、奥でキリッとした感じのピーティーさが顔をのぞかせます。

口に含むと、リンゴの味わいの酸味が口の中に広がりストレートの時よりもギュッと引き締まったビターがすぐに追いかけてきます。容易に感じ取れる味わいの中にも、熟成感やクリーミーな印象を持つモルト感がしっかりとあって、氷が溶けて行く度にビターが強く感じたり、酸味と甘さのバランスが変化したりするなど、味の変化を楽しむ贅沢な時間を過ごせました。

ハイボールで飲んでみる

香り

  • リンゴ、チョコ、カフェオレ、硫黄、ピート

味わい

  • リンゴの甘酸っぱさ、クリーミーなモルト感

感想

最後はハイボールで飲んでみます。香りは安定のリンゴ感にチョコレートの甘さがあり、ストレートの時に感じた硫黄っぽさがまた少し顔を出してきました。どの飲み方をしてもクリーミーなニュアンスを感じますが、ハイボールにしてみるとコーヒーの様な香ばしさにクリームの優しさをまとったカフェオレの様な香りがはっきりと伝わってきます。

口に含むと、リンゴの甘酸っぱさ(シードル感)があり、香りで感じたクリーミーで香ばしいモルト感が口の中いっぱいに広がります。余韻にかけてはビターで、後味はスッキリとしていながら、芳醇さを合わせ持った印象です。料理に合わせるというよりは、単体で時間をかけて飲みたいハイボールかもしれません。

まとめ

リニューアルして間もない「竹鶴」のレビューでした。2000年代初頭には、コスパの良いウイスキーとしてずいぶん飲んだ記憶がありますが、年数表記がされていないとはいえ十分すぎるくらい美味しいモルトウイスキーなのに変わりはありませんでした。

むしろ、記憶の中では以前の竹鶴12年の味わいはもう少しフルーティーだった記憶がありますが、余市モルトの香ばしくもクリーミーな印象がある現行ボトルの方が、現在の個人的な好みにはマッチしているように思います。若干のプレ値での購入が最も安易な購入方法かもしれませんが、運が良ければ大手酒販店でも購入できるので見かけた際は是非お試しください。ジャパニーズ過ぎない、程よいさじ加減のスコッチっぽさが、ウイスキー好きにはたまらない味わいのブレンデッドモルトでした。

レビュー以降は大事に大事に飲んでいきます。最後までお読み頂きありがとうございました。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました