サントリー響 ジャパニーズハーモニー(響JH)

このウイスキーの特徴

このウイスキーについて

今回はサントリーが販売している世界的に人気のブレンデッドウイスキー「響シリーズ」から「響ジャパニーズハーモニー(通称:響JH)」をご紹介します。

「響」というウイスキーは、サントリーが1989年に創業90周年を迎えるにあたって「サントリーの粋を結集した傑作を出したい」という当時の社長である佐治敬三氏の考えのもと、同社の最高峰ともいうべきブレンデッドウイスキーの開発によって誕生しました。

それまでのサントリーの最高峰ブレンデッドウイスキーは創業者の鳥井信治郎氏が造り上げた「ローヤル」でしたが、新たなフラッグシップとして「響」は発売され、CMなどでは「和」や「おもてなし」などと結びつける販促が行われていました(当時の響には年数表記がないですが、中身は響17年です)

その後、「響」は国際的なコンクールで数々の賞を受賞。同シリーズの高級ライン「響21年」は名実ともに国際的なナンバーワンブレンデッドウイスキーとして君臨しています。

華々しい歴史を持つ響ですが、レギュラーラインであった響12年や響17年が原酒不足により次々に終売または休売へと追い込まれ、現在でも状況は改善に至っていません。

そんな中でも、終売してしまった「響12年」の代役として2015年より発売された「響ジャパニーズハーモニー」は、運が良ければ時期によってはスーパーなどでも見かける事の出来る「響」です!!

以前にも「響12年」と「響JH(ジャパニーズハーモニー」の飲み比べを行いました。年数表記の12年と比べると違いを大きく感じましたが、今回は純粋に「響JH」のレビューを行ってみたいと思います。

飲み比べは飲む順番によっても印象が変わります。なので今回は、「響JH」を他とは比べずに純粋に3種類の飲み方でレビューをしてみます!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート
味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り
  • ハチミツ、アプリコット、バニラ、キャラメル、イチゴジャム、オガクズ、白檀
味わい
  • 優しい果実香、白州NAで感じたビター、繊細で複雑
感想

はじめはストレートから飲んでみます。香りは、ハチミツの甘くも少し苦味の伴う香りとアプリコットの様な果実香が第一印象です。更に嗅いでいくとバニラ、キャラメルの甘いウッディな香りがして、「山崎NA」に感じるいちごジャムの様な砂糖を煮詰めた感じの甘い香り、そして薄っすらとですがオガクズみたいな木の香りと、サントリーといえばと言わんばかりの「白檀、線香」の様なエキゾチックな香りがします。

口に含むと、優しい果実香が口の中に広がり中盤までは細やかな味わいが印象的ですが、アフターに抜けていく感じは「白州NA」に感じたキリッとしたビターがじわじわと膨らんできます。同じサントリーのローヤルよりも優しく、言葉にするのが難しいほどの沢山の香味が静かに響き合って繊細な味わいを作り上げています。

ウイスキーは少し時間を置くことでも香りが変化し気づけなかった部分が感じられるようになります。

10分ほど放置することがあったので、再び香りを嗅いでみると・・・、「響12年」の様なウッディさに変わり、軽やかでフルーティーな印象から熟成感のあるこってりとした印象に変わりました。味わいもビターが少し和らぎ、甘さが膨らんできた感じです。バーなどで飲む際は、パッと飲んでしまうのではなく、たとえ30mlであっても、少しづつゆっくりと変化を楽しみながら飲んでみることを是非、お勧めします。

ロックで飲んでみる

香り
  • ハチミツ、キャラメル、焦がしたチョコ、プラム、オレンジ
味わい
  • オランジェットの様な甘みと酸味、柑橘の皮を感じるビター、白檀のエキゾチックな余韻
感想

次は氷を入れたオンザロックです。香りは、ハチミツとキャラメルに続き焦がしたようなチョコレート、そして瑞々しいプラムにビターなオレンジを感じます。

口に含むと、オレンジの皮とチョコレートが感じ取れオランジェットの様な味わいが優しく通り過ぎていき、アフターにかけては柑橘のようなビターと、エキゾチックな白檀の様な香りがゆっくりと少しづつ消えていきます。

氷を入れても薄まること無く、違った顔を覗かせるところはサントリーの高級ラインのブレンデッドウイスキーならではですね。以前にバーテンダーよりお聞きしましたが、「日本のウイスキーは様々な飲み方に対応出来るように造られている。スコットランドは基本ストレートで飲むから水や炭酸で割られることなど想定していない。

確かにその通りだな!!と、思いました。サントリーが親会社になっている蒸留所やブランドのウイスキーは基本的にどの様な飲み方をしても味が崩壊しない覚えがあります。水割り文化の根付いた日本のウイスキーだからこそ、オンザロックでもとても美味しく飲めるのですね!!

ハイボールで飲んでみる

香り
  • 青々としたビター、ハチミツ、ウエハース、ベイクドチョコ、オレンジピール
味わい
  • ミントの清涼感、ほろ苦さ、オレンジの甘酸っぱさ
感想

最後はハイボールでいただきます。香りは白州感の溢れる青々とした森林でビターな印象があり、ハチミツと粉っぽいシリアル感があり、チョコを焼いたような香りにオレンジと続きます。

口に含むと、ミントを感じる清涼感に包まれ、爽やかでほろ苦いビターが徐々に膨らみます。アフターにかけてはオレンジの甘酸っぱさと軽くビターが効いていて心地よい香りが消えていきます。

繊細さは変わらずあり、爽やかさが加わったのでゴクゴクと飲めてしまいます。これだけでも十分に美味しいので何も合わせなくても良いですが、白身魚の西京焼きなど和食に合わせても面白いかもしれません。

炭酸をナチュラルな「ペリエ」と組み合わせると微発泡の炭酸なので繊細さに磨きがかかり、非常に贅沢な時間を過ごせます!!比べるとわかるのですが、炭酸と響の一体化具合が飛躍的に増してとても美味しいんです!!

まとめ

響ジャパニーズハーモニーのレビューでした。改めて飲んでみると、ブレンデッドウイスキーの可能性をヒシヒシと感じます。巷ではシングルモルトに注目が集まりますが、個人的にはブレンデッドウイスキーの中にブレンディングの技術が濃縮されていると思っています。もちろん、シングルモルトにおいてもブレンドの技術による表現ですが、幾つもの個性溢れる原酒を一つの束にまとめ上げるブレンデッドウイスキーは、いわば人間が作り上げたもので歴史を辿れば税金や法への抵抗の証ですが、今は違います。数々の原酒が生み出されている今日において、今までにない味わいを作り上げる為の手法であって、個性をある意味で最も大切にしているウイスキーのジャンルだと思っています。

世界的にも数々の賞を受賞している「響」ですが、日本人ならではの繊細な感性で作り上げたこのウイスキーは欧米には絶対作り出せない味わいがします。沢山のブレンデッドウイスキーがありますが、唯一無二の味わいがするの「響」を是非、一度お試しください。

最後までお読みただきありがとうございました。


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