

こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!





今回は、「響ブレンダーズチョイス」の解説&レビューを行っていきます!
「響ブレンダーズチョイスが気になるけど、ジャパニーズハーモニーとどう違うの?」「本当にあの価格に見合う価値があるの?」という声をよく聞きます。確かに16,500円という価格は決して安くありません。
実際に飲んでみた結論から先にお伝えすると、ワイン樽フィニッシュによる革新的な味わいと、ISC5年連続金賞の実力は圧巻です!響17年の正統な後継者として、新たな響の魅力を開拓した傑作です。
この記事では実際に飲んだ体験談をもとになぜ響ブレンダーズチョイスが「革新の響」として高く評価されるのか、その根拠を詳しく解説します!





まずは響ブレンダーズチョイスの基本スペックから確認していきましょう!2018年誕生の革新的な響シリーズを深く掘り下げていきます。
響ブレンダーズチョイスの基本情報とスペック
| カテゴリー | ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー・NASプレミアム |
| メーカー | サントリースピリッツ株式会社 |
| 発売開始 | 2018年9月(料飲店限定)革新 |
| 一般発売 | 2019年 |
| アルコール分 | 43% |
| 内容量 | 700ml |
| 価格帯 | 16,500円(税込・2024年現在) |
| 品質評価 | ISC5年連続金賞 |
| コンセプト | ブレンダーの技術が生み出す革新的調和 |
| 味わいの特徴 | 甘酸っぱい果実味、ワイン樽フィニッシュワイン樽 |
| 使用蒸留所 | 山崎、白州、知多3蒸留所 |
| 特徴的な樽種 | ワイン樽フィニッシュ、ミズナラ樽、シェリー樽 |
| 開発者 | 五代目チーフブレンダー福與伸二氏匠の技 |
| ラベル色 | 葡萄色(日本の伝統色)伝統美 |
| おすすめの飲み方 | ストレート、ロック、ハイボール |


ワイン樽フィニッシュという革新的な技術で、響に新たな魅力を加えた意欲作です!ISC5年連続金賞も伊達じゃありません。





さて、なぜ響ブレンダーズチョイスがこれほど評価されるのか?4つの決定的な理由を詳しく解説していきます!
なぜ響ブレンダーズチョイスがおすすめなのか?【4つの理由】


響17年の正統な後継者
伝説的な響17年の販売休止を受けて誕生。単なる代替品ではなく、新時代の響として革新的なアプローチを採用した現代の傑作です。
世界が認めた革新の品質
インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)で2020年から2024年まで5年連続金賞受賞。ブラインドテイスティングによる客観的評価の証明です。
革命的なワイン樽フィニッシュ
響シリーズ初のワイン樽後熟原酒をブレンド。甘酸っぱい果実味と心地よいタンニンが生み出す、従来の響にはない新しい魅力です。
ブレンダーの技術の粋
平均15年、最長30年超の選び抜かれた原酒を80万個の樽から厳選。年数に頼らないブレンダーの技術力の結晶です。





ここで響ブレンダーズチョイス誕生の背景を振り返ってみましょう。響17年終売という危機をどう乗り越えたのかが分かります!
革新の系譜 – ブレンダーズチョイス誕生物語


2018年:危機から生まれた革新
響17年終売という転換点 世界的なジャパニーズウイスキーブームによる深刻な熟成原酒不足により、1989年から愛され続けた響17年が販売休止となりました。これは響ブランドにとって大きな危機でした。
戦略的な料飲店限定発売 響ブレンダーズチョイスは最初、料飲店(バーやレストラン)限定で発売されました。これは巧みな戦略で、プロのバーテンダーによる丁寧な紹介を通じて、新しいタイプの響として正しく理解されることを狙ったものでした。




料飲店限定から始めることで、響17年との直接比較を避け、新しい価値基準で評価してもらう土壌を作ったんですね!
五代目チーフブレンダーの挑戦 開発を手がけたのは、サントリーの五代目チーフブレンダー福與伸二氏とマスターブレンダー鳥井信吾氏。彼らは年数に頼らない、ブレンダーの技術力で勝負する新しい響を目指しました。
革新的アプローチ:ワイン樽フィニッシュの導入


従来の響にない新しい個性
響ブレンダーズチョイスの最大の革新は、ワイン樽で後熟させた原酒をブレンドに加えたことです。これにより、甘酸っぱい果実味と心地よいタンニンという、従来の響にはない新しい魅力が生まれました。
「つくりわけ」の進化
サントリー伝統の「つくりわけ」—多様な製法で多彩な原酒を生み出す技術—をさらに進化させ、ワイン樽という新しい要素を加えることで、響の可能性を拡張しました。




伝統を守りながらも革新を恐れない姿勢が、現代の傑作を生み出したんですね!




いよいよ響ブレンダーズチョイスの核心部分!3つの蒸留所とワイン樽がどのように調和しているのか詳しく見ていきましょう。
3つの蒸留所にワイン樽を加わえた革新の調和


華やかな基盤を造る【山崎蒸留所】
特徴
- 茶人・千利休も愛した名水の地
- ミズナラ樽、シェリー樽による多彩な原酒
- 伽羅・白檀の香木のような香り
- 華やかでフルーティーな深み
ブレンドへの貢献
響の土台となる華やかなモルト原酒を提供し、ワイン樽との相性の良いフルーティーな基盤を形成しています。
爽やかなコントラストを与える【白州蒸留所】
特徴
- 南アルプスの森の清涼感
- ハーバルで爽やかな個性
- 軽快でキレのある味わい
- ほのかなスモーキーフレーバー
ブレンドへの貢献
ワイン樽由来の豊潤さに対して、爽やかなコントラストを提供し、全体のバランスを整えています。
調和の要となる【知多蒸留所】
特徴
- トウモロコシ由来のグレーンウイスキー
- 滑らかで穏やかな甘さ
- ブレンドの「だし」的役割
- 個性的な原酒をまとめ上げる力
ブレンドへの貢献
ワイン樽の強い個性と3つの蒸留所の原酒を優しく包み込み、全体を調和させる重要な役割を担っています。
ワイン樽フィニッシュ革新の核心


特徴
- 赤系果実(ベリー、ストーンフルーツ)の香味
- 心地よい酸味とジューシーさ
- 微かなタンニンによるほろ苦さ
- 甘酸っぱい複雑な味わい
ブレンドへの貢献
従来の響にはない新しい香味次元を加え、より豊潤でダイナミックな味わいを創造しています。





ワイン樽の加わった4つの要素が見事に調和しているのがブレンダーズチョイスの魅力なんですね!
【おまけ情報】
響ブレンダーズチョイスのラベル色「葡萄色(えびいろ)」は、日本の伝統色で野生の葡萄の実の色を表しています。ワイン樽フィニッシュというコンセプトと美しく調和した、サントリーの美意識の結晶です!



お待たせしました!実際に響ブレンダーズチョイスをテイスティングした感想を詳しくお伝えします。ジャパニーズハーモニーとの違いも含めて徹底レビュー!
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響ブレンダーズチョイスを実際に飲んでみた


響BCのフレーバー
響BCの味わい
ストレートで飲んでみる


香り
いちご、いちじく、ジャム、カスタード、ハーブ、スモモ、硫黄、ゴム
味わい
ややオイリー、独特の香味(ベリー系)、印象的な酸味とビター
感想
まずはストレートから飲んでみます。
香りは、イチゴやいちじくのような香りが印象的で、ベリー系の甘酸っぱさを感じます。続いてカスタードのようなしっとりとした甘さがあり、ハーブのような薬草感、駄菓子屋で見かける「スモモ」の酸味、そして硫黄やゴムチューブのような独特な香味が感じ取れます。
口に含むと、熟成感のある果実を感じて、すぐに酸味が膨らみ、渋いビターがゆっくりと消えていきます。喉を通り過ぎる頃にはビターの印象が一番強く、ブレンデッドにしては主張の強い味わいがします。
同じワイン樽による熟成原酒を使っている「山崎NA」と似た傾向の味わいですが、こちらの方が酸味やビターが強く、少々飲みにくい印象があります。また、硫黄っぽさについては「ニッカウヰスキー」からリリースされている「宮城峡NA」に似たようなニュアンスがあり、好みの分かれるところです。
ベリー系の香りに溶け込んで垣間見える硫黄っぽさに独特の香味と味わいがあり、初心者の方には飲みにくいと感じる味わいかもしれません。ただし、個人差もありますので、一概には言えないところです。
ロックで飲んでみる


香り
イチゴ、いちじく、クランベリー、チェリー、バニラ
味わい
シロップ感のある濃縮した甘み、タンニン感のあるアフター
感想
次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。
香りは変わらずにイチゴがあって、ストレートの時よりも酸味がギュッと締まったようなニュアンスがあり、クランベリーやチェリーを彷彿とさせる酸っぱい香りがします。加水されていくと、わずかにバニラの優しい甘さが感じ取れ、ストロベリーアイスのような印象も受けます。
口に含むと、酸味のあるイチゴっぽさを感じますが、すぐにビターが追いかけてきます。アフターにかけてはタンニン感があり、ピリピリとしたスパイシーなビターが徐々に消えていきます。そして、飲み込んだ後も鼻に硫黄っぽさを感じ、ストレートの時よりは穏やかな印象ですが、独特な感じに変わりはありません。
ただ、氷が溶けて少し薄まった状態で口に含む量を多くすると、熟した果実感のあるフルーティーな香りと甘みを感じ取ることができます。宮城峡やジョニーウォーカーの「ワインカスクフィニッシュ」などを好まれる方なら、きっと気に入る味わいだと思います。
ハイボールで飲んでみる


香り
イチゴ、さくらんぼ、桃、ミント
味わい
イチゴソーダの甘酸っぱさ、キリッと渋みのあるアフター
感想
最後はハイボールで飲んでみます。
香りはイチゴとさくらんぼ、それに桃や清涼感のあるミントが感じ取れます。口に含むと、イチゴソーダのような甘酸っぱさが口の中に広がります。炭酸の爽快感によってベリー系の重たい果実感が一変し、とても飲みやすくなりました。
アフターにかけては渋みやビターを感じますが、甘さと酸味で終わりそうなところのアクセント程度で、それほど主張は強くありません。全体的に熟成感はあるものの、ストレートやロックでは濃縮した感じのベリー系の香味にしつこさを感じていましたが、ハイボールにすると程よい果実感と甘み、そして酸味とビターの調和が取れているように思います。
改めてハイボールという飲み方の素晴らしさを実感しました。
よくある質問(FAQ)





響ブレンダーズチョイスについて気になる疑問にお答えします!価格のこと、ジャパニーズハーモニーとの使い分けなど、よくある質問をまとめました。
「ジャパニーズハーモニーとどちらを選べばいい?」
繊細で上品な調和を求めるならジャパニーズハーモニー、革新的で豊潤な味わいを求めるならブレンダーズチョイスがおすすめです。
| 要素 | ブレンダーズチョイス | ジャパニーズハーモニー |
|---|---|---|
| 色調 | 赤みがかった濃い琥珀色ワイン樽 | 明るい金色伝統 |
| 香り | 甘酸っぱい果実、ワイン樽革新 | フローラル、蜂蜜、ミズナラ花香 |
| 味わい | 豊潤、フルボディ | 繊細、ライトボディ |
| 特徴 | ワイン樽の力強さパワフル | 完璧なバランス調和 |
| 印象 | 革新的で個性的モダン | 上品で調和的エレガント |
🥃 テイスティング・ポイント:ブレンダーズチョイスはワイン樽由来の甘酸っぱい果実味とフルボディの豊潤さが特徴。一方、ジャパニーズハーモニーは繊細なフローラル香とライトボディの完璧なバランスが魅力です。どちらも響らしい調和を保ちながら、それぞれ異なる個性を表現しています。
「値上がりが激しいけど、それでも価値はある?」
ISC5年連続金賞の実力と、響17年の正統後継という価値を考えれば、現在の価格は妥当です。ワイン樽フィニッシュという革新技術の価値も高く評価されています。
「ワイン樽の影響が強すぎない?」
確かに従来の響とは異なりますが、あくまで調和を重視したブレンドです。ワイン樽の影響は上品にコントロールされており、響らしさを失っていません。
「どんな料理と合わせればいい?」
甘酸っぱい味わいを活かして、フルーツソースの肉料理、ダークチョコレート、チーズなどがおすすめ。脂の多い料理の口直しとしても優秀です。
まとめ
常に品薄状態が続く「響シリーズ」ですが、今回ご紹介した「響ブレンダーズチョイス」はその中でも比較的入手しやすいボトルになります。その理由は、他の響シリーズとは少し異なる味わいの特徴にあるようです。
他の「響」では濃厚なウッディさと、果実感、酸味、ビターのバランスが取れていて「和」を感じる調和がありますが、この「ブレンダーズチョイス」においては、果実感とビターが強調されており、やや重厚な印象があります。また、好みの分かれる硫黄のような香りや、シェリー系のウイスキーに感じるゴムのような要素も特徴的です。
しかし、ハイボールにすることで主張が和らぎ、バランスの取れた味わいに変化します。そのため、しばらくは上質なハイボール用として楽しみたいと思います。もしかしたら、時間を置くことで「響ジャパニーズハーモニー」のように香味成分が開いて変化が訪れるかもしれません。
ISC5年連続金賞という輝かしい実績を持つ響ブレンダーズチョイスは、ワイン樽フィニッシュによる革新的な香味と、伝統的なブレンディング技術が見事に融合した一本です。従来の響とは異なる新しい魅力を求める方や、革新的な技術に興味がある方におすすめできる現代の作品といえるでしょう。


最後までお読み頂きありがとうございました。


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