サントリー響 ブレンダーズチョイス(響BC)

このウイスキーの特徴

このウイスキーについて

サントリーが販売する高級ラインのブレンデッドウイスキー「響」から今回は「響ブレンダーズチョイス(通称:響BC)」をご紹介致します。

「響ブレンダーズチョイス」は飲食店などの業務店限定ウイスキーとして2018年に発売された商品で、実質終売状態である「響17年」の穴を埋める形で現在も販売されています。(注:響17年は休売扱い

24面カットのボトルデザインはもちろん、「響17年」を彷彿とさせる越前和紙の少し赤みかかったラベルは高級感がありますね!!

味わいの決め手は赤ワイン樽後熟

この高級感のある赤みかかったラベルのイメージは、使われている原酒に由来する色味であり実際に「響BC」には赤ワイン樽を使って後熟した原酒がブレンディングされています。

熟成年数が表記されていないノンエイジ使用ながら、公表されている原酒の平均熟成年数は15年。最長の熟成原酒は30年以上の原酒もブレンドされているので、味わいにも期待が高まります。

以前にご紹介した「山崎NA」でもワイン樽熟成の原酒が使われており、近年のウイスキーの熟成にはシェリー樽やバーボン樽だけでなく、ワイン樽など今まではあまり使用されなかった樽での熟成も行われており、ウイスキーの味わいの幅が広がっています。

ラベルデザインは高級感が漂い、ワインの芳しいイメージが表現されていますが実際はどうなのでしょう!?いつもの様に、3種類の飲み方でレビューをしてみます!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート
味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り
  • いちご、いちじく、ジャム、カスタード、ハーブ、スモモ、硫黄、ゴム
味わい
  • ややオイリー、独特の香味(ベリー系)、印象的な酸味とビター
感想

最初はストレートから飲んでみます。香りは、イチゴやいちじくの様な香りが印象的で、ベリー系の甘酸っぱさを感じます。続いてカスタードの様なしっとりとした甘さがあって、ハーブの様な薬草感、駄菓子屋で見かける「スモモ」の酸味、そして硫黄やゴムチューブの様なサリファリーな香味が感じ取れます。(筆者が苦手な香り・・・)

口に含むと、熟成感のある果実を感じて、すぐに酸味が膨らみ渋いビターがゆっくりと消えて行きます。喉を通り過ぎる頃にはビターの印象が一番強く、ブレンデッドにしては主張の強い味わいがします。

同じワイン樽による熟成原酒を使っている「山崎NA」と似た傾向の味わいですが、こちらのほうが酸味やビターが強く、少々ですが飲みにくい印象があります。また、硫黄っぽさについては「ニッカウヰスキー」よりリリースしている「宮城峡NA」に似た様なニュアンスがあり、個人的には苦手な部類のウイスキーになります。ベリー系の香りに溶け込んで垣間見える「硫黄っぽさ」に独特の香味と味わいがあり、初心者の方には飲み辛いと思える味わいです。(個人差がありますので一概には言えませんけど・・・)

ロックで飲んでみる

香り
  • イチゴ、いちじく、クランベリー、チェリー、バニラ
味わい
  • シロップ感のある濃縮した甘み、タンニン感のあるアフター
感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。香りは変わらずにイチゴがあって、ストレートの時よりも酸味がギュッと締まった様なニュアンスがありクランベリー、チェリーを彷彿とさせる酸っぱい香りがします。加水されていくと僅かにですがバニラの優しい甘さが感じ取れましたが、ストロベリーアイスっぽくも思える程度です。

口に含むと、酸味のあるイチゴっぽさを感じますが直ぐにビターが追いかけてきます。アフターにかけてはタンニン感があり、ピリピリとしたスパイシーなビターが徐々に消えていきます。そして、飲み込んだ後も鼻に硫黄っぽさを感じ、ストレートの時よりは穏やかな印象ですが独特な感じに変わりありません。

ただ、氷が溶けて少し薄まった状態で口に含む量を多くすると、熟した果実感のあるフルーティーな香りと甘みを感じ取ることが出来ます。宮城峡やジョニーウォーカーの「ワインカスクフィニッシュ」などを好まれる方ならバッチリハマる味わいだと思います。

ハイボールで飲んでみる

香り
  • イチゴ、さくらんぼ、桃、ミント
味わい
  • イチゴソーダの甘酸っぱさ、キリッと渋みのあるアフター
感想

最後はハイボールで飲んでみます。香りはイチゴとさくらんぼ、それに桃や清涼感のあるミントが感じ取れます。

口に含むと、イチゴソーダの様な甘酸っぱさが口の中に広がります。炭酸の爽快感によってベリー系の重たい果実感が一変してとても飲みやすくなりました。アフターにかけては渋みやビターを感じますが甘さと酸味で終えそうなところのアクセント程度で、そこまで主張は強くありません。

全体的に熟成感はあるものの、ストレートやロックでは濃縮した感じのベリー系の香味にしつこさを感じていましたが、ハイボールにして程よい果実感と甘味、そして酸味とビターの調和が取れている様に思います。ハイボールという飲み方の偉大さを痛感しました(笑)

まとめ

常に品薄状態が続く「響シリーズ」ですが、今回ご紹介した「響ブレンダーズチョイス」はその中でも比較的入手しやすいボトルになります。理由は・・・、響っぽくないから(汗)

他の「響」では濃厚なウッディさと、果実感、酸味、ビターのバランスがとれていて「和」を感じる調和というものがあるのですが、この「ブレンダーズチョイス」に至っては、果実感とビターが強調されていて、しつこい印象があります。また、好き嫌いが分かれる硫黄っぽい感じや、シェリー系のウイスキーに感じるゴムっぽさがネックにも思います。しかし、ハイボールにすることで主張が和らぎ、バランスの取れた味わいに変化するので、しばらくは高級ハイボール要因として楽しみたいと思います。

もしかしたら、時間をおくことで「響JH」の様に香味成分が開いて変化が訪れるかもしれません。良い意味での変化に期待したいと思います。


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