サントリー白角(2022限定復刻版)

このウイスキーの特徴

このウイスキーについて

今回は、2022年8月に限定復活した「サントリーウイスキー白角」のレビューを致します。

この”白角”は”角瓶”シリーズの一つで、和食に合うスッキリとした味わいが特徴で2019年に突如として休売になり、店頭から姿を消していました。

当時、NHKで放送されていたドラマ「マッサン」や、ハイボールブームによって原酒が枯渇、特に”白角”には白州蒸溜所のモルトが使われていた為に休売となり、当時の筆者も嘆いていた事を思い出します。

しかし、同社の「白州12年」の復活など原酒に僅かながら余裕が出始めてきた為でしょうか!?

2022年8月9日より限定的に復活がされたのです。

出典:サントリーHP

では、この”白角”と黄色いラベルの”角瓶”は何が違うのか!?を簡単に見ていきましょう!!

角瓶と白角の違い

角瓶”と”白角”の両者の違い、それは使われている原酒の違いによって味の方向性を変えているところにあります。

通常の黄色いラベル”角瓶”には、「山崎蒸溜所」と「白州蒸溜所」のバーボン樽原酒が使われ、近年の”角瓶”はハイボールに特化していますが、どのようなスタイルで飲んでも楽しめるようにバランスを重視しています。

対して”白角”はモルト原酒に「白州蒸溜所」のホグスヘッド樽原酒を用い、使われるグレーンも”ライトタイプ”の軽い仕上がりになっています。

復活した”白角”に表記はありませんが、以前の旧瓶には”淡麗辛口”とラベルに書いてあり繊細な和食に合うようにブレンドされていました。

ちなみに、この「ホグスヘッド樽」とはバーボン樽を一度解体して作られた樽のことで容量もバーボン樽より少しだけ多くなっています。

そして、この「ホグスヘッド樽」の名前の由来ですが、樽に原酒を詰めた時の重さがちょうど豚一頭の重さと同じだった為に名付けられました。

通常の”角瓶”とは一味違うサッパリとした印象がある”白角”。今回も3種類の飲み方でレビューしてみたいと思いますので、最後まで御覧ください。

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート
味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り
  • バニラ、キャラメル、プラム、オレンジピール、お香
味わい
  • 軽やかな口当たり、ミントの様なビター
感想

では、復活した”白角”をストレートで飲んでみます。香りは、バニラやキャラメルといったグレーン感の強い甘い香りが主体で、ほんのりプラムの甘酸っぱさとオレンジピールの様な柑橘感が漂います。また、サントリーウイスキーに感じるお香のようなエキゾチックさも若干ですが感じることが出来ます。

口に含むと、軽やかな口当たりですがモルト感は乏しく、グレーンのニュアンスが非常に強く感じ、アルコール感もそこそこあります。中盤から白州のミントのような爽やかなビターが追いかけてきますが、以前の”白角”ほど白州感は少なく、リザーブをグレーンで薄めたような印象を持ちました。

記憶でしかありませんが、休売直前の”白角”はストレートで飲んでも白州モルトのニュアンスがあり、お得感がありました。しかし、今回の復活した”白角”は通常の”角瓶”ほどのバーボンっぽいグレーン感こそありませんが、モルト感に乏しくストレートで飲むには薄っぺらい印象があります。

これも、原酒の枯渇による影響だとは思いますが以前の”白角”の味を期待していただけにちょっと寂しい感じがしました。

ロックで飲んでみる

香り
  • バニラ、キャラメル、カスタード
味わい
  • 香ばしさに強めのビター
感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。香りは、ストレート同様にグレーンの軽いタッチでバニラやキャラメルがグラスの中を漂い、しっとりとしたカスタードの様な甘さも感じ取れます。

口に含むと、軽やかな口当たりにやや香ばしいウエハースの様な味わいが広がって、すぐに柑橘のギュッとしたようなビター(苦味)がやや強めに追いかけてきます。そして、余韻は少し穏やかになったビターがアルコール感と共に少しずつ消えていきます。

氷を入れたことでビターが強まりましたが、不思議と不快な感じはありません。基本的にストレートで飲むほうが珍しい”角”だけに、ロックや水割りといったところに焦点を合わせているからなのかもしれませんが、スッキリとしながら香ばしさを感じれるあたりは意外と好印象でした。

ハイボールで飲んでみる

香り
  • バニラ、キャラメル、ビターチョコ、焦がした木片
味わい
  • ドライで軽やか、クリーミーなアフター
感想

最後はハイボールで飲んでみます。香りはバニラやキャラメルの甘い香りに、ダークチョコのほろ苦さが加わり、焦がした木片の様な樽感が感じ取れます。

口に含むと、グレーンの優しい甘さが口の中に広がり、アフターにかけてクリーミーな舌触りへ変化します。そして、優しいビターのアクセントが余韻へと続きながらサッと消えていきました。

ハイボールにして真価を発揮した”復活した白角”。ライトな口当たりながら、後半のクリーミーな滑らかさはとても好印象です。やはりストレートやロックなどそのままを味わう様にはデザインされておらず、需要の高いハイボールに特化したブレンドに変わっているようです。

まとめ

限定復活の”白角”をレビューしてみました。記憶に残っている以前の”白角”とは違い、グレーンの軽さと甘さが目立っていて、旧瓶よりも白州モルトの影が薄れた印象を持ちました。

”角瓶”をストレートで飲むというシーンは稀で、大体は水割りやロック、そしてハイボールがメインとなる銘柄だと思います。

しかし、以前の”白角”はストレートでも十分に白州モルトのニュアンスが出ていて、アルコール感やグレーンの存在がここまで主張していなかったと思います。しかし、こういうご時世に「以前のモノは」と比較することが野暮かもしれませんし、”白角の復活”を心待ちにしていた筆者としては、少し期待値が高すぎたかもしれません。

いずれにせよ、通常の角瓶よりもキレのある味わいや、どこかクリーミーでふんわりとしたニュアンスを持ち合わせているので「山崎より白州が好み」という方や、「甘すぎるウイスキーは苦手」という方には好まれる味わいの”角瓶”に仕上がっていると思います。

繰り返しになりますが限定生産になりますので、気になる方は無くならないうちに試しておいた方が良いかもしれません。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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