【レビュー】入手困難な「白州12年」の味と香りを解説!新旧やNAとの違いも比較!

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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

Caoli(助手)
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今回は、「白州12年」の解説&レビューを行っていきます!!

「白州12年が欲しいけど、価格が高すぎて手が出ない…」「本当にその値段に見合う価値があるの?」「販売休止から復活したって聞いたけど、今でも買えるの?」という声をよく聞きます。確かに20,000円を超える価格は決して安くありません。

実際に飲んでみた結論から先にお伝えすると、価格は高いですが、「森の蒸溜所」ならではの唯一無二の体験があります!迷っているなら、一度は体験していただきたい特別なシングルモルトです。

この記事では実際に飲んだ体験談をもとになぜ白州12年がその価格でも愛され続けるのか、その根拠を詳しく解説します!

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Caoli(助手)
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まずは白州12年の基本スペックから確認していきましょう!価格や特徴をしっかり把握してから深く掘り下げていきます。

白州12年の基本情報とスペック

白州12年詳細
白州12年の詳細はこちら
カテゴリージャパニーズ・シングルモルトウイスキーシングルモルト
メーカーサントリースピリッツ株式会社
蒸溜所白州蒸溜所(山梨県北杜市)森の蒸溜所
初回発売1994年
現行品2021年3月復活数量限定
アルコール分43%
内容量700ml
実勢価格16,500〜24,000円
希望小売価格15,000円(税抜)
コンセプト森香る爽やかで軽快なキレのある味わい
味わいの特徴若葉、青りんご、ハーバル、軽快なスモーキー
水源南アルプス・尾白川の伏流水(軟水・硬度約30)
主要樽種アメリカンホワイトオーク樽
希少性★★★★★
おすすめの飲み方ストレート、森香るハイボール
白州12年の長所・特徴
白州12年の短所・注意点
  • 世界が認めた品質:国際コンペティション金賞多数の実力
  • 唯一無二の森香り:南アルプスの森を表現した爽やかな香味
  • 軟水の恵み:硬度約30の軟水によるクリーンで繊細な味わい
  • 絶妙なバランス:爽やかさと複雑さが見事に調和
  • ハイボールとの相性:「森香るハイボール」の代名詞的存在
  • 食事との相性:魚介類や和食との抜群のペアリング
  • ブランド力:「森の蒸溜所」というロマンとステータス
  • 超高価格:実勢価格が希望小売価格の1.5-2倍
  • 入手困難:数量限定で見つけるのが非常に困難
  • 投機対象化:転売目的の購入により一般消費者が入手しにくい
  • 期待値の高さ:価格から期待しすぎて物足りなく感じる場合も
  • コスパの問題:同価格帯で他の選択肢も豊富
  • 販売の不安定性:再び販売休止になる可能性
  • プレッシャー:高価すぎて気軽に開けられない
Key(筆者)
Key(筆者)

正直にお伝えすると、価格は確実に高いです。でも、その価格に見合う特別な体験は確実にあります!

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さて、なぜ白州12年がこれほど人気なのか?5つの決定的な理由を詳しく解説していきます!

なぜ白州12年がおすすめなのか?【5つの理由】

日本独自の「森の蒸溜所」体験

南アルプスの清澄な自然環境で育まれた、他では味わえない「森香る」ウイスキー。まさに日本らしい繊細さの極み。

軟水の魔法

硬度約30の軟水が生み出すクリーンで優しい味わい。硬水の山崎とは対照的な、澄み切った美しさです。

世界が認めた確かな品質

ISC、SWSC、IWSCなど権威ある国際コンペティションで金賞を連続受賞。客観的な評価の裏付けがあります。

ハイボール革命の立役者

「森香るハイボール」として日本のウイスキー文化を変えた歴史的存在。爽やかさの新基準を作りました。

希少性という付加価値

2018年の販売休止から2021年の限定復活まで、その希少性が価値をさらに高めています。

白州12年について

「白州12年」はサントリーが製造・販売するウイスキーで、その名の通りサントリーが所有する白州蒸留所」のモルト原酒のみを使用した「シングルモルト」です。

「白州12年」は、ウイスキー需要の低迷する1994年に発売され、急激なジャパニーズウイスキーブームのあおりを受けて、2018年に休売

しかし、2021年になり数量限定ながら待望の復活します。そして、現在も販売は継続されていますが、店頭などで見かけることは非常に稀な銘柄です。

緑色のボトルに和紙のラベルが特徴の白州12年。パッと見ては違いが気づきにくいですが、ラベルの文字が旧ボトルは「黒」なのに対して、新ボトルは「緑」に変更されているなど、細かいところでリニューアルがされています。

通年商品になったとはいえ、まだまだ入手困難な状態が続く「白州12年」。では、次に製造を行っている「白州蒸溜所」について簡単に見ていきましょう。

森に囲まれた類を見ない白州蒸留所

出典:サントリーHP

「白州蒸留所」はサントリーが1973年に創設した蒸留所で、2023年で50年を迎える歴史ある蒸溜所です。

蒸留所があるのは、お酒を飲まない方でも有名な「南アルプスの天然水」の採水地「山梨県北杜市」で、標高高く自然豊かな自然に囲まれ「森の蒸留所」と呼ばれています。

ミネラルウォーターとしても販売される天然水を仕込み水に使用し、冷涼な気候と相まって他には見られない森の香りを感じる原酒が造られています。

(本当に白州は森、緑を感じる味わい)

原料となる大麦麦芽はスコットランドのモルトスター製で、糖化槽(マッシュタン)は巨大なステンレス製のものを使っています。

そして、酵母を加え醪を作る発酵槽は、メンテナンスに非常に手間のかかる木製の発酵槽をあえて使用しています

木製の発酵槽にすることで、蒸溜所独自の菌が住み着き、個性豊かで柔らかい味わいの原酒になるそうです。

そして、ウイスキー造りに欠かせない蒸留器(ポットスチル)は、多様なウイスキー原酒をつくるために、さまざまな形や大きさのポットスチルを16基も使い分けています。

1つの蒸溜所でこれだけの蒸溜スタイルを持つのは非常に珍しく、世界でも類を見ない様々な原酒の造り分けを行っているのも「白州蒸溜所」の特徴です。

造り分けられた原酒達は、何種類もの樽に詰められ白州蒸溜所の豊かな森の中で長い時間をかえて熟成されます。

こうして樽に詰められた原酒の中から、12年以上の熟成を終えたモルト原酒を組み合わせ「白州12年」が出来上がります。

現在から、12年以上も前に仕込まれたモルト原酒を使って造られる「白州12年」中核となっている原酒はウイスキーブームの前に仕込まれた原酒だと思います。

つまり、生産数を抑えていた頃の原酒を現在使っていますので自然と出荷本数も少なくなってしまっているんですね。ウイスキー造りって本当に難しいんだなと思います。

巷ではプレ値で取引される「白州12年」。生産量を上げられないのも熟成という期間を得なければ完成しないウイスキーならではの理由があったんですね!

そんな「白州12年」を今回もストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方でレビュー致します。どうぞ、最後まで御覧ください!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

白州12年のフレーバー

白州12年の味わい

ストレートで飲んでみる

香り

青りんご、マスカット、洋梨、すだち、紅茶、ハチミツ、ミント、ピート

味わい

果実の甘味、柑橘の酸とビター、クリーミーな舌触り

感想

まずはストレートで飲んでみます。なお、開栓仕立ての状態でのテイスティングです。

香りは青りんご、マスカット、洋梨といった青々とした果実の優しい香りが広がり、アクセントにすだちのような酸を感じます。また、紅茶のような発酵感と香ばしさがあり、続いてハチミツと白州らしいミントの清涼感が伴う印象。さらに、奥の方にピートのスモーキーフレーバーが隠れており、白州の森感にスコッチらしさが加わって、ウイスキーとしての完成度の高さは白州NAより上に感じられます。

口に含むと、甘酸っぱい果実が広がってすぐに柑橘の酸味とビターが追いかけてきます。12年熟成とはいっても味にパンチがあり、生き生きとしたフレッシュさを感じられるのは白州ならではかもしれません。アフターにかけては発酵感とビターに支配されますが、ツンと来るアルコール感もなく、キリッとしたウイスキーが好みの方にはハマる味わいでしょう。

そのため、全体的に角は取れていますが、白州らしい青々としたフレッシュな感じが円熟とは対照的なテイストにも感じられるので、普段「白州NA」を好んで飲まれている方には肩透かしを食らったような印象を持たれるかもしれません。

それほど「白州12年」と「白州NA」の差は想像よりも少なく感じました。

まろやかな「白州12年」、フレッシュな印象の「白州NA」、どちらも同じ方向性の味わいで甲乙つけがたい印象を持ちました。

どっちが美味い!?

どちらも白州ならではのミントやビターが効いていて美味しいのですが、”12年”の方がツンっとくる感じもなく、まろやかで複雑な味わいがします!

ロックで飲んでみる

香り

青りんご、マスカット、洋梨、プラム、ライム、ミント、ピート

味わい

ややオイリー、未熟感のある果実、柑橘の皮、ピーティー

感想

次は氷を入れて飲んでみます。

香りは変わらず青りんご、マスカット、洋梨、プラムとフレッシュかつ青々とした柑橘感が漂い、ライムやミントの清涼感に混じってピートのアクセントが感じられます。

口に含むと、穀物の甘さがふんわりと香り、柑橘のギュッとしたビターが膨らむ印象。そしてライムやミントの清涼感とともに酸味が追いかけてきて、アフターはハチミツのような甘さとビターがゆっくりと消えていくでしょう。

冷やすことでビター感は強まり、ストレートよりもフレッシュに感じますが、人によっては飲みにくい部類の味わいかもしれません。それほど白州のモルトは青っぽさとビターに長けており、シェリー系を好む人にとっては未熟と捉えてしまうほどの強い個性を持っています。

山崎やオールド、ローヤルなどを愛飲している人には少しドライに感じる味わい。逆にリザーブグレンフィディックなどサッパリ系が好きな人にオススメです。

以前にご紹介した”白州っぽさ、山崎っぽさ”を気軽に味わえるサントリーのブレンデッドウイスキーの記事も是非!御覧ください!!

ハイボールで飲んでみる

香り

ミント、草、柑橘の皮、石鹸、ピート

味わい

爽やかな柑橘のビター、優しいピーティーさ

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

「森香るハイボール」というキャッチコピー通りの清涼感あふれるミント、草、柑橘の皮と続き、石鹸のような香りに混じってピートのスモークフレーバーを感じます。

口に含むと、青々としたビターが口の中に広がり、わずかにモルトの香ばしさが感じられる印象。そしてアフターにかけてサントリーらしい「お香」のようなオリエンタルな香りが漂います。

キリッとしていて、新緑を感じるビターな清涼感は「白州」の真骨頂といえるでしょう。ハイボールながら「しずる感」を感じるのは、ジューシーでフレッシュな酒質の白州モルトらしさかもしれません。

まとめ

サントリー「白州12年」のレビューでした。

巷では見かけたら即売り切れてしまう人気を誇る銘柄だけに、飲んだことのない人にとっては「どんな味わい?」と想像を膨らませてしまうと思いますが、「白州NA」の延長線上にあり、熟成感や角が減り、複雑さが増した味わいといえるでしょう。

市場では価格が異常に跳ね上がり、入手困難なボトルだけに過度に期待される人も多く、神格化されつつあるジャパニーズウイスキーですが、嗜好品ですので合う合わないがあることを忘れてはいけません。

この「白州12年」も「白州の味が好きだ」という方にはきっと気に入る味わいですが、「山崎」が好みという方には”ピーティーで飲みにくい”、”香りがツンとする”といった印象を受けるかもしれません。

それほど「白州」の味わいは個性的で、どのウイスキーとも違う柔らかいクセが存在。しかし、好みの場合はとことん追いかける沼でもあります。

今回はミドルポジションの「白州12年」でしたが、さらに上には「白州18年」や「白州25年」も存在しており、ファンにはとても悩ましいところです。

しかし現実的に手に入るボトルとして「白州NA」を美味しいと感じる方には、その延長線上にあるこの「白州12年」をぜひ味わっていただきたいと思います。あの味わいが好きなら、縦飲みをしてモルトの熟成過程を体感することができるでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

以前にレビューした「白州NA」の記事も是非、御覧ください。

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