このウイスキーの特徴
このウイスキーについて
今回のレビューは、満を持して発売された缶コークハイ「ジャックダニエル&コカ・コーラ」です。
ジャックダニエルをコーラで割るこのスタイルは、日本でも昔から親しまれてきました。
実際に、ジャックダニエルの飲まれ方の40%はコーラ割りらしく、両者は切っても切れない関係!!(公式の発表値)
どちらも100年以上の歴史あるブランドだけに、このシンプルな組み合わせのカクテルは、並々ならぬこだわりを持っている人も多くいます。
「ジャックコーク」というカクテルの名前は、別名「ザ・レミー」とも呼ばれ、アメリカの飲食料品業界誌『Food & Beverage Magazine』が公式に認めています。
「ザ・レミー」とは、アメリカのハードロックバンド「モーターヘッド」のベース兼ヴォーカリスト「レミー・キルミスター」の事で、彼は1日にジャックダニエルを1本開けるほど豪快なロックスター!!
しかも、彼の飲むジャックコークの配合は「ジャックダニエル」が7、「コカコーラ」が3という強烈なレシピ!!つまり、コーラのジャックダニエル割りです(笑)
※ジャックダニエル9:コーラ1の時もあったそうです・・・。
とても真似できるようなことではありませんが、レミーも「ジャックダニエル」と「コカコーラ」の相性の良さに心から心酔していたんでしょうね!!
こういった逸話もあるジャックコークですが、2023年にコカコーラから”缶スタイル”という形で正式にリリースされました。
両者とも歴史あるブランドが、初めて公式にタッグを組み、リリースした新製品「ジャックダニエル&コカコーラ」は、発売前から大きな話題となっていました。
全国的にも酒販店では、入り口近くに大きくキャンペーンが施されています。それだけ、認知度が高く、古くから愛されてきたカクテルというのが伺えますね!!
今回は、缶スタイル商品のレビューですので、「そのまま」、「グラスで」、「レモンを添えて」の3つの飲み方でレビューを行ってみたいと思います!!
テイスティング(実際に飲んでみた)
フレーバーチャート
味わいチャート
缶のままで飲んでみる
香り
- コーラ、バニラ、キャラメル、シナモン、接着剤、ホームセンター
味わい
- コーラ、ジャックダニエルのエステリーさ
感想
まずは、缶のまま飲んでみます。
香りは、当たり前ですがコーラ(笑)そして、ジャックダニエルのバニラやキャラメルの甘い香り、アメリカンウイスキー特有の接着剤、またホームセンターの木材売り場のような香りもします。
口に含むと、味わいは当たり前のようにコカコーラですが、粉っぽい感じと砂糖のベタッとした甘さ、ジャックダニエルの樽っぽさも僅かに感じられます。
ただ、爽快感がありません・・・。あの、コーラのシュワッと爽やかな感じはあまりなく、ジャックダニエルのコクが中途半端に追いかけてきます。人それぞれ好みの配合があると思うので、一概には言えませんが個人的にはもうちょっと炭酸の効いた爽やかさが欲しいところです。
味わいはジャックダニエルと、コーラが半々といった印象です。少し甘すぎる気もしますが、何より炭酸が弱いのが残念でした。
ピリつく感じが苦手という人には丁度よいのかもしれませんが、私には甘すぎました・・・。
グラスにあけて飲んでみる
香り
- コーラ、バニラ、キャラメル、薬品感
味わい
- 時間が経ったコーラ、ベタッとした甘さ、
感想
次は、氷の入ったグラスに注いで飲んでみます。
香りは、コーラとジャックダニエルのバニラ、キャラメルのウッディな香り、そしてコーラ独特の薬品の香りがします。
口に含むと、炭酸はやはり弱い感じがしますが、グラスに開けてある為か爽やかさを感じられます。しかし、カラメルの甘さがそのまま飲むよりも強くなり、糖分をダイレクトに感じる様になりました。濃い食事と合わせても、最後は全てを持っていってしまう・・・そんな味わいですね(汗)
缶のまま飲むよりも、甘さにしつこさを感じました。
ただ、口当たりは爽やかに感じられどちらが良いか!?と言われると、多少爽快感が増している分グラスに注いで飲んだほうが個人的には好みです!
ちなみに、筆者は炭酸の弱さに嫌気が差して「追コーラ」をしたところ、美味しく飲めました。ついでに、「追ジャック」もしていたような・・・。
レモンも添えて飲んでみる
香り
- コーラ、レモン、バニラ、キャラメル、薬品
味わい
- レモンの爽やかさがあってスッキリ
感想
最後は、レモンを軽く絞りスライスも添えて飲んでみます。
香りは、レモンの酸味と相性バツグンのコーラの香り、そしてジャックダニエルのウッディでエステリーな風味もちゃんと残っています。
口に含むと・・・、コレです!!レモンの爽やかな酸味が、甘すぎる味わいを中和してくれて(コーラ好きの方ごめんなさい)、サッパリとした爽快感に変えてくれています。そして、ジャックダニエルのコクが追いかけてきて、レモン、コーラ、ジャックダニエルの3つが一体となって爽やかなコークカクテルになっています。若干の薬臭さはありますが、これがないとコーラとは呼べません!!
これならイケる!!
炭酸が弱い分、甘さに印象が集中してしまっていましたが、レモンを加えることで全体が馴染んで酸味のアクセントが加わり、飲みやすく爽やかな味わいが口の中に広がるのでオススメです!!
まとめ
往年のスタンダードカクテル「ジャックコーク」の缶レビューでした。
公式のリリースだけあって期待値は高まりましたが、正直「自分で作った方が美味しい」というのが率直な感想です。もちろん、比率など好みがあると思うので一概には言えませんが、炭酸の弱さがどうしても気になりました。また、しばらく飲んでいなかった為かシロップにも感じる甘さが、重く感じてしまう傾向にあったようです。
しかし、レモン、またはライムを絞り入れることで爽やかさが生まれスッキリとした後味に変わります。また、個人的にはコーラを追加する(追コーラ)事で、炭酸が強まり、飲みやすく感じる事ができました。
ウイスキー初心者や、普段あまりお酒を飲まない方にとってはちょうど良いかもしれません。ドライな飲み物を好む自分にとってはちょっと試練だったかなぁ・・・。
コーラ好きの方、ジャックダニエルのファン、レミーキルミスターファンの方達の専用の飲み物です(笑)ごちそうさまでした。
最後までお読み頂きありがとうございました。
「ザ・レミー」にも挑戦してみよう!!
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