

こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!





今回は、ニッカウヰスキーが宮城県限定で販売している「伊達」の解説&レビューを行っていきます!
伊達の基本情報
| カテゴリー | ブレンデッドジャパニーズウイスキージャパニーズ |
| 産地 | 日本 |
| キーモルト | 宮城峡蒸溜所モルト |
| アルコール分 | 43% |
| 内容量 | 700ml |
| 価格帯 | 5,000〜6,000円 |
| 飲みやすさ | |
| 味わいの特徴 | やわらかな口当たり、モルトの華やかな香り |
| おすすめの飲み方 | ストレート、ロック、ハイボール |





入手困難という最大のハードルはありますが、手に入れば必ず満足できる特別なウイスキーです。





では、なぜ伊達がこれほど地元で愛されるのか?4つの決定的な理由を詳しく解説していきます!
なぜニッカウヰスキー「伊達」がおすすめなのか?【4つの理由】


世界でも稀有なカフェモルトの革新性
大麦麦芽を連続式蒸溜機で蒸溜する「カフェモルト」。通常のモルトウイスキーともグレーンウイスキーとも異なる、唯一無二の香味プロファイルを実現しています。
宮城峡蒸溜所の恵まれたテロワール
広瀬川と新川という二つの清流、そして川霧がもたらす湿潤な熟成環境。竹鶴政孝が「美しい自然がおいしいウイスキーをつくる」と信じて選んだ地が、優美で女性的とも形容される酒質を育んでいます。
伊達政宗公の粋と強さ
「伊達者(だてもの)」という言葉が表す粋さと力強さ。戦国の世を駆け抜けた伊達政宗公の精神性が、このウイスキーの味わいにも投影されています。
驚異的なコストパフォーマンス
税込4,400円という価格で、カフェモルト+宮城峡モルト+ベン・ネヴィスグレーンという複雑なブレンドを楽しめる。この品質でこの価格は奇跡的です。





ここで伊達ブランドの歴史を振り返ってみましょう。2008年の誕生から現在まで、どのような想いで作られてきたのかが分かります!
宮城県限定販売のウイスキー「伊達」


ニッカウヰスキー「伊達」は宮城県限定で販売されるブレンデッドウイスキーで、地域共生型の営業活動の一環として「仙台・宮城【伊達な旅】キャンペーン」を盛り上げていくため2008年と2009年に500mlのボトルで数量限定で発売されました。その後、通年商品として宮城県限定販売となり、2012年よりラベルデザインのリニューアル、仕様もピュアモルトからブレンデッドへ変更され現在も仙台市内をはじめとする宮城県限定での販売が継続されています。
伊達の製法について
「伊達」にはニッカウヰスキーが所有する「宮城峡蒸溜所」の「モルト原酒」、同じく「カフェスチル」で蒸留された「カフェモルト」と「カフェグレーン」を使用。
華やかな宮城峡モルト原酒、香ばしくクリーミーな味わいのカフェスチル原酒をブレンドし宮城県に蒸溜所を置く宮城峡ならではの味わいに仕上がっているブレンデッドウイスキーです。







ニッカウヰスキーが宮城県の人々や風土に敬意を表したウイスキーということですね!!





宮城県に育てられた原酒を使って個性豊かなウイスキーに仕上げられています。
原酒の一部にベンネヴィス原酒を使用
ニッカ「伊達」には、宮城峡蒸溜所で蒸留した「宮城峡モルト」、「カフェモルト」、「カフェグレーン」が使用されていますが、一部に同社がスコットランドに所有する「ベンネヴィス蒸溜所」のグレーン原酒も使用されているようです。
メーカー記載では「ベンネヴィスの原酒をカフェスチルで蒸留したものを使用」とあり、原酒を蒸留!?と疑問が湧いてくる内容ですが、どうやらベンネヴィス蒸留所の醪を宮城峡蒸留所で蒸留したモノのようです。(親切な読者様がコメントでお教えいただきました!)


ニッカウヰスキーが販売するブレンデッドモルトに「セッション」がありますが、あの味わいはかなりベンネヴィスの味わいが強い印象ですので、ニッカとベンネヴィスの関係性は思っているよりも親密なのかもしれません。





ベンネヴィス蒸溜所は、良質なシングルモルトを製造するスコットランドの蒸溜所。





ニッカの買収や技術介入によって安定的に原酒を供給出来るようになった蒸溜所でもあります。
キーモルトを製造する宮城峡蒸溜所


1969年の設立された「宮城峡蒸溜所」は、宮城県仙台市の作並という県境付近にあります。この場所に蒸溜所を建設した目的は、ニッカウヰスキー最初の蒸溜所である「余市蒸溜所」とは違った性質の原酒を造り出す為でした。海辺の「余市蒸溜所」とは異なり「宮城峡蒸溜所」は四方を山々に囲まれ、蒸溜方法もスチームによる間接式蒸溜を行っています。また、蒸留器の形状も余市とは異なり、丸みを帯びたバルジ型のものが使用されているのも特徴です。


蒸溜方法や蒸留器の形状、立地条件の違いによって「宮城峡蒸溜所」では華やかでライトな味わいのモルト原酒が生まれます。
また、偶然ですが宮城峡蒸溜所の近くを流れる川の名前が「新川(にっかわ)」であり、それが仕込み水として利用されているという運命的な関係があるのも興味深いところです。





良いブレンデッドウイスキーを造るには異なった個性のモルト原酒は不可欠!!





更に、宮城峡蒸溜所ではモルトだけでなくニッカならではのグレーン原酒の製造も行っています!!
宮城峡が造る唯一無二のグレーン原酒


ブレンデッドウイスキーを造るのに欠かせないグレーン原酒。その役割はモルトの個性を調和させるためにあります。ニッカウヰスキーが販売するブレンデッドウイスキーには、宮城峡蒸溜所で製造されるカフェグレーンと呼ばれる原酒が使われています。
このカフェグレーンは、19世紀イーニアス・コフィによって開発された連続式蒸留機(カフェスチル)を使用して造られています。カフェスチルを稼働させているのは世界的にも珍しく、他の連続式蒸留機に比べ生産能力は劣っていますが、原料の特性を生かした風味豊かなグレーン原酒が生まれます。


昔ながらの製法にこだわり真のウイスキー造りを目指し続けるニッカウヰスキー。生産性や効率にとらわれず、グレーンウイスキーも非常に手間をかけて造られています。





素材の風味を活かし、良質なグレーンを造るために手間暇を惜しまない創業者「竹鶴政孝」のスピリッツが現在も受け継がれています。
世界的に希少なカフェ式連続蒸留器


「宮城峡蒸溜所」には世界でも現存数の少ない「カフェ式連続蒸留器」が設置されています。この蒸留器はもともと兵庫県の西宮工場にあったものを宮城峡に移設したものです。先に述べたように、カフェ式連続蒸留器は素材の風味を引き出すために使用され、グレーン原酒の製造に適しています。竹鶴氏の信念を曲げず、ウイスキー職人たちのこだわりでもあるため、効率を求めずこの蒸留器を使用しているのでしょう。
補足ですが、「カフェ式」の綴りは「coffey」と表記します。本来であれば「コフィー」と読むはずが、当時のニッカはこれを「カフェ」と読んでいました。そして、読み間違いのまま現在でもニッカでは「カフェ」と呼んでいます。非常に愛着があって微笑ましさがあるのもニッカらしいところです。







読み間違いを変えないのも「こだわり」の証なんでしょうか!?





読み間違いをそのまま使っているケースは他にもあります!アニメで有名な「ジブリ」はイタリア語の「GHIBLI(ギブリ)」の読み間違いがそのまま社名になりました!!
ベンネヴィス蒸溜所はニッカが所有する蒸留所


ベンネヴィス蒸留所は、1825年にジョン・ロング・ジョン・マクドナルドによって創設され、フォートウィリアムで唯一稼働している蒸留所です。現在まで、さまざまな所有者を経てきましたが、最終的にニッカウヰスキーが買収しました。竹鶴政孝と養子の竹鶴威によって、蒸留所は改修され、現在は高品質なシングルモルトの製造が行われています。





ニッカの技術と情熱は海を超えて本場スコットランドにまで行っていたんですね!!





伊達に使われているベンネヴィスの原酒も良質な味わいの物が使われているのでしょう!!



それでは、今回もストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方でレビューをしてみたいと思います!
「伊達」ブランドの歴史


2008年:ブランド誕生 – 地域と共に歩む挑戦
「伊達」の開発は、単なる新商品開発ではなく、地域社会との協働プロジェクトとしての側面を強く持っていました。その起源は「作ろう宮城のウイスキー」という企画にあり、地元・宮城県を盛り上げるための象徴的なプロダクトとして構想されました。
地域振興の想いを込めて
宮城県の地域振興、地産地消の推進、そして宮城峡蒸溜所のプレゼンス向上。これらの目的のもと、伊達政宗公の精神性をウイスキーで表現し、地元の誇りとなる製品を作るというコンセプトで開発がスタートしました。





2008年から16年以上、一貫して「宮城らしさ」を追求してきたブランドなんですね!だから地元で愛されているんです。
第一世代(旧ボトル):2008年〜2012年


当初は36,000本限定として発売された初代「伊達」は、黒いラベルに金色の三日月を配したデザインで登場。容量500ml、アルコール度数43%、原材料表記は「モルト」のみでした。この時期の伊達は、カフェモルトと宮城峡モルトを主体とした「ピュアモルト(ブレンデッドモルト)」に近い構成で、味わいは濃厚で甘みが前面に出ており、熟成感が強かったと評されています。
物語消費の先駆け
このプロジェクトの成功は、単にメーカーが一方的に商品を供給するのではなく、地域の歴史や文化を文脈として取り込み、製品のストーリーに組み込んだ点にあります。これは、現代のマーケティングにおいて重要視される「物語消費(ナラティブ消費)」の先駆けとも言える成功事例です。
2012年:リニューアル – より洗練された完成形へ


2012年7月2日、「伊達」は通年販売商品としてリニューアルされ、現在の仕様へと移行しました。
スペックの変化と戦略的意図
容量が700mlという世界標準サイズへ変更され、原材料表記も「モルト、グレーン」へと変更。明確にグレーンウイスキー(カフェグレーンおよびベン・ネヴィスグレーン等)がブレンドに組み込まれたことで、味わいの方向性が変化しました。





700mlへの変更は、ブランドの本格展開と長期的な維持を見据えたもの!カフェグレーンを増量することで、より飲みやすく、食事に合わせやすいブレンデッドウイスキーとしての完成度を高めたんですね。
デザインの進化
旧ボトルの黒を基調としたラベルから、和紙のような質感のある白やクリーム色を基調としたデザインへ変更。洗練された現代的な印象を与えつつ、三日月のモチーフは維持されています。これは、中身のウイスキーがより洗練され、ブレンデッドとしての完成度を高めたことと視覚的に同期しています。





いよいよ伊達の核心部分!カフェスチルという世界でも稀有な蒸溜機の秘密と、それがどう味わいに影響しているのか詳しく見ていきましょう。
カフェスチルの革新性 – 伊達の核心技術


カフェ式連続式蒸溜機という逆説
「カフェスチル」は、1830年にアイルランドのイーニアス・カフェによって発明された連続式蒸溜機です。ニッカウヰスキーは、竹鶴政孝の決断により1963年にこの機材を導入しました。
旧式ゆえの優位性 現代のバイオエタノールやニュートラルスピリッツを製造する最新鋭の連続式蒸溜機と比較すると、カフェスチルは「旧式」であり、アルコールの精製効率は劣ります。しかし、ウイスキー製造においてはこの「非効率性」こそが最大の武器となります。
| 蒸溜機タイプ | 特徴 | 生成されるスピリッツの特性 |
|---|---|---|
| 単式蒸溜器 (ポットスチル)伝統的 | バッチ式、2回蒸溜が基本 銅製の釜型蒸溜器を使用 蒸溜には時間と手間がかかる | 原料の個性が強く残る、重厚な味わい モルトウイスキーの製造に使用 香味成分が豊富に残留 |
| 最新鋭連続式蒸溜機現代的 | 高効率、高純度精製 連続的に蒸溜が可能 大量生産に適している | 非常にクリアだが、原料由来の香味は少ない(無個性) バイオエタノールやスピリッツ製造に使用 アルコール純度95%以上も可能 |
| カフェスチル (旧式連続式)ニッカ独自 | 効率は中程度、操作が難しい 1830年にアイルランドで発明 ニッカは1963年に導入竹鶴政孝の決断 | 適度な雑味成分(甘み・コク)が残留し、香味豊か 穀物の香りや甘みが程よく残る 「個性あるグレーン」の製造が可能 |
💡 竹鶴政孝の哲学:「ブレンデッドウイスキーのベースとなるグレーンウイスキーであっても無個性であってはならない」という信念のもと、カフェスチルを導入。この旧式の蒸溜機が持つ「非効率性」こそが、ニッカウイスキーの個性豊かなグレーン原酒を生み出す秘密です。伊達の甘美なコクとクリーミーな質感は、まさにカフェスチルならではの特性なのです。





竹鶴政孝は、ブレンデッドウイスキーのベースとなるグレーンウイスキーであっても「無個性であってはならない」と考えたんですね!
「カフェモルト」という特異点


「伊達」のレシピにおける最大の革新は、「カフェモルト」の使用にあります。通常、モルトウイスキーは大麦麦芽を原料とし、ポットスチルで蒸溜されます。一方、グレーンウイスキーはトウモロコシなどを主原料とし、連続式蒸溜機で蒸溜されます。
しかし、ニッカウヰスキーは「大麦麦芽(モルト)を原料としながら、カフェスチル(連続式)で蒸溜する」という、世界的に見ても極めて稀な製法を採用しています。
二律背反的な要素の融合
- モルト由来の香ばしさ:原料が大麦麦芽であるため、穀物特有の麦の香りを保持
- 軽快さと甘み:連続式蒸溜の特徴であるクリーンな口当たりと、カフェスチル特有のクリーミーな甘み
この原酒は、従来のカテゴリ(モルトウイスキーかグレーンウイスキーか)において特殊な立ち位置にあり、その香味プロファイルは唯一無二です。「伊達」は、このカフェモルトをブレンドの中核に据えることで、他社のブレンデッドウイスキーにはない、オイリーでバニラのようなリッチな甘さを実現しています。
ベン・ネヴィス蒸溜所原酒の導入


近年の分析により、現行の「伊達」には、ニッカウヰスキーがスコットランドに所有する「ベン・ネヴィス(Ben Nevis)蒸溜所」のグレーン原酒がブレンドされていることが判明しています。
ベン・ネヴィス原酒の効果
- 骨格の強化:宮城峡の華やかなモルトとカフェグレーンの甘さに対し、スコッチ特有のしっかりとした骨格を与える
- 複雑性の付与:異なる気候風土で熟成された原酒を組み合わせることで、単一国の原酒だけでは出せない奥行きを創出





ニッカウヰスキーは「伊達」を「ジャパニーズウイスキー」というカテゴリ枠に収めることよりも、「宮城峡の個性を活かした最高のブレンド」を追求することを優先しているんですね。





お待たせしました!実際に伊達をテイスティングした感想を詳しくお伝えします。香り、味わい、余韻まで徹底レビュー!
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ニッカウヰスキー伊達を実際に飲んでみた


伊達のフレーバー
伊達の味わい
ストレート:穀物の甘さ香ばしさをダイレクトに感じる


香り
オガクズ、ウエハース、食パン、花、バニラ、ハチミツ、ビターチョコレート、ピート
味わい
香ばしくフローラル、ほろ苦い余韻
感想
まずは、ストレートで飲んでみます。
香りは、ウッディでオガクズを思わせる木の香りにウエハースの香ばしさ、食パン、バニラ、ハチミツがあってフローラルな花の香りに、ほろ苦いビターチョコとうっすらピートのツンとした感じもあります。
口に含むと、軽やかで香ばしく樽のニュアンスが口の中に広がります。ハチミツやバニラの甘さがほんのりと広がり、続いてスパイシーとフローラルな香りが追いかけてきます。余韻にかけてビターが膨らみ、ピートのニュアンスと混じりながらゆっくりと消えていきます。
華やかな香りの中に古典的な樽の香りがあるウイスキーで、ニッカらしく蜜っぽい甘さにほろ苦さがあってブレンデッドですが、飲みごたえのある味わいです。





カフェスチル原酒の香ばしさと宮城峡モルトの華やかな香りが素直に楽しめる良質なブレンデッドウイスキーの味わいです!!
ロック:スッキリビターなシャープな味わいに


香り
ハチミツ、ウエハース、シロップ、花、バニラ、ミルクチョコ、ピート
味わい
モルティ、フローラルで香ばしいビター
感想
次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。
香りは、モルトの樽香にハチミツやバニラ、ウエハースと続きシロップのような砂糖っぽい甘さが出てきました。また、クリーミーなニュアンスのミルクチョコに花のフローラルな香りとピートがわずかに絡んできます。
口に含むと、香ばしい穀物やロースト香にフローラルが絡んできます。香りは甘く香ばしいですが、味わいはモルトの旨味とややビターな傾向にあり、途中からピーティーなニュアンスも感じます。余韻にかけてピーティーさは続き、華やかな香りとともにゆっくりと消えていきました。
スッキリとしたビターな味わいにモルト感とフローラルな香り、ブレンデッドならではの飲みやすさも手伝って何のストレスもなく飲めてしまいます。





氷が溶けて加水が進むとピーティーさが増してきます。宮城峡の華やかさとビターな味わいはスッキリとしていて、飲み飽きることはありません!
ハイボール:カフェモルトの香ばしさが際立つ


香り
香ばしい焦げ感、ハチミツ、ウエハース、シロップ、ピート、花
味わい
フローラルで香ばしくほろ苦い余韻
感想
最後にハイボールで試してみます。
香りは、焦がしたような深いロースト香にハチミツやシロップの甘さ、香ばしいウエハースがあって、ピーティーさにフローラルな香りが絡んでいます。
口に含むと、カフェモルトやカフェグレーンのライトで香ばしい香りに、甘くほろ苦い味わいが広がります。そして、フローラルな香りにビターが追いかけてきて、ウエハースの香ばしさとピーティーさが混じった余韻が静かに消えていきます。
どんな飲み方をしても美味しい「ニッカ 伊達」ですが、やっぱりカフェスチルの原酒はハイボールが一番合うように思います。独特の香ばしくほろ苦い感じは炭酸との相性がよく飲みやすさに特化しているのが特徴です。





伊達の特徴は香ばしいだけでなく”華やか”なところです。ブレンデッドならではの守備範囲の広さはストレート〜ハイボールまで美味しく楽しめますね!





せっかくの伊達、おつまみや料理との組み合わせも楽しみたいですよね!おすすめのペアリングをご紹介します。
伊達に最適なペアリングを提案


和食との相性
- 牛タン(仙台の名物!)
- 笹かまぼこ
- ずんだ餅(意外にもハイボールと合う)
- 焼き鳥(塩)
- 刺身や寿司
洋食との組み合わせ
- ミルクチョコレート、ビターチョコレート
- チーズ(ゴーダ、チェダー)
- ローストビーフ
- ナッツ類
特別な演出
- 仙台の夜景を眺めながら
- 友人との語らいに
- 一人でじっくりと味わう贅沢な時間に
- 仙台旅行の思い出として





伊達は、単なるお酒ではなく「宮城の時間を演出する」ウイスキーです。





伊達といえば、あの美しい三日月のデザインも魅力の一つですよね!伊達政宗公の精神性とボトルデザインの関係を詳しく解説します。
ネーミングとデザインの記号論


伊達政宗公の精神性
製品名「伊達」は、仙台藩初代藩主・伊達政宗公に由来しますが、ニッカウヰスキーは公式に「伊達政宗をモチーフにしたウイスキーそのものではない」と明言しています。
これは、歴史上の人物そのものをキャラクター化するのではなく、政宗公が体現した「伊達者(だてもの)」すなわち「粋」や「強さと優しさの共存」といった抽象的な美意識を、ウイスキーの香味とブランドイメージに投影しようとした試みと解釈できます。
三日月のシンボリズム
ラベルデザインには、政宗公の兜の前立てである「三日月」が象徴的に配置されています。
旧ボトル(2008-2012)
黒を基調としたラベルに金色の三日月。これは政宗公の「黒漆五枚胴具足」の色彩を直接的に反映しており、武骨で重厚なイメージを放っていました。
現行ボトル(2012-)
和紙のような質感のある白やクリーム色を基調としたデザインへ変更。洗練された現代的な印象を与えつつ、三日月のモチーフは維持されています。





デザインの変化も、中身の進化と完全に同期している!視覚的にも味覚的にも洗練されていったんですね。





伊達の最大の課題は「入手困難さ」ですよね。価格動向や購入方法について詳しく解説します!
入手方法と価格動向
価格改定の推移
昨今のウイスキー市場全体における原材料費、輸送費、樽材の高騰、および世界的な原酒不足を受け、ニッカウヰスキーは2024年4月に主要製品の大幅な価格改定を実施しました。
| 時期 | 希望小売価格(税別) | 備考 |
|---|---|---|
| 発売〜2024年3月 | 3,500円 | 長期間維持された価格 |
| 2024年4月〜現在 | 4,000円 | +500円(約14%)の値上げ |
市場の実勢価格(定価販売店)では、税込で4,400円前後となっています。
二次流通市場の実態
「伊達」は供給エリアが宮城県に限定されているため、需給の不均衡が恒常的に発生しています。これにより、ECサイトやフリマアプリでは定価を大きく上回るプレミア価格で取引される「転売市場」が形成されています。
二次流通価格の実態
- Amazon/楽天市場:9,000円〜14,000円前後
- メルカリ等:9,000円前後
定価の2倍〜3倍の価格がついているのが現状です。この価格乖離は、「欲しいが入手困難な地域限定品」という希少性が投機的な需要を喚起している結果です。
仙台市内での購入方法
本拠地である仙台市内においては、主要な特約店や駅構内の店舗で比較的安定して供給されていますが、それでも「お一人様1本まで」といった購入制限が設けられることが一般的です。
主要販売店
- 藤原屋
- むとう屋(仙台駅 tekuteせんだい店)
- その他の地元酒販店
飲食提供
- 立ち呑み 伊達や(仙台駅構内)
- むとう屋の有料試飲コーナー
これらの店舗では、気軽に味を確かめることができます。
東京での購入方法(アンテナショップ)
宮城県外の消費者にとって、定価で「伊達」を入手する数少ない正規ルートが、東京都内に設置された宮城県のアンテナショップです。しかし、この重要拠点は現在、大きな過渡期にあります。
アンテナショップの変遷
| 期間 | 店舗 | 状況 |
|---|---|---|
| 〜2024年12月 | 池袋「宮城ふるさとプラザ」 | 建物の老朽化により閉店 |
| 2025年1月〜 | 日本橋茅場町 仮設店舗 | 規模縮小、供給量不安定 |
| 2025年8月〜 | 有楽町 東京交通会館 | 本設店舗オープン予定 |





伊達について気になる疑問にお答えします!カフェスチルのこと、飲みやすさ、保存方法など、よくある質問をまとめました。
よくある質問(FAQ)
「カフェモルトって何?通常のモルトウイスキーと何が違うの?」
大麦麦芽を原料としながら、連続式蒸溜機(カフェスチル)で蒸溜する世界的に稀な製法です。モルトの香ばしさと、連続式蒸溜のクリーンさ・甘みを両立した唯一無二の原酒です。
「宮城県外では本当に買えないの?」
公式には宮城県限定販売ですが、東京のアンテナショップ(現在移転中)や一部のオンラインショップで入手可能です。ただし、二次流通では定価の2〜3倍の価格になっています。
「旧ボトルと現行ボトル、どっちが美味しい?」
旧ボトルは濃厚で甘みが強く、現行ボトルはキリッとしたドライな余韻が特徴。好みによりますが、現行ボトルはハイボール適性が向上し、食中酒としての完成度が高いです。
「ジャパニーズウイスキーじゃないって本当?」
ベン・ネヴィス原酒(スコッチ)を使用しているため、2021年の自主基準では厳密には「ジャパニーズウイスキー」に該当しない可能性があります。ただし、ニッカは「宮城峡の個性を活かした最高のブレンド」を優先しています。
「保存方法は?」
直射日光を避け、涼しい場所に立てて保存。開封後も品質は長期間維持されますが、なるべく早めにお楽しみください。
まとめ
「宮城峡蒸溜所」の「カフェスチル」による香ばしい原酒に「宮城峡モルト」の華やかさが合わさった豊かな味わいのブレンデッドウイスキーでした。以前のスペックであるブレンデッドモルトにも引けを取らない個性的と飲み手をくすぐる香ばしい香りに満ち溢れています。
今では入手が難しい同社の「カフェモルト」や「カフェグレーン」の味わいを手軽に楽しむことができ、宮城峡のモルト原酒のフローラルな華やかさ感じることが出来る非常にコストパフォーマンスに優れたボトルです。
宮城県限定といわず全国展開してほしいところですが、原酒の供給を考えれば仕方ないのかもしれません。仙台や宮城県に出向いた際には是非、チェックしてみてください!





「伊達」は宮城峡蒸溜所でも販売していますが、日によって在庫がない時があります。どちらかというと仙台駅の土産物コーナーか、地元の酒屋の方があったりします!





最後までお読み頂きありがとうございました。


テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。





コメント
こんにちは。
こちらの伊達のベンヴィネスの原酒の話ですが、私も疑問に思って宮城峡に見学へ行った際に質問をしてみたのですが、その時の回答が、ベンヴィネスで糖化・発酵までを行ったもろみを宮城峡に持ってきて蒸溜をした。ということみたいです。
一応その時に、なんかややこしくて分かりにくいから、ページにもそういう詳細を書いてほしいという要望はしたのですが、中々難しいのですかね。
コメントありがとうございます!!
大変貴重な情報をお教え頂きとても参考になります。
醪を宮城峡で蒸留とは考えもしなかったです(驚)
今回のコメントを元に後日、編集させていただきます。
わざわざお教えいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。