【レビュー】サントリートリスハイボール 9%〈おいしい濃いめ〉を2種類の飲み方で味と香りを解説!!

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「トリスハイボール」に飲みごたえのある「濃いめ」があるのをご存知ですか!?

今回は、「トリスハイボール 美味しい濃いめ」をレビューし、”どっちを買ったらよいか!?”にお答えいたします!!

このウイスキーを簡単にまとめると

サントリートリスハイボール 9%〈おいしい濃いめ〉とは
  • ウイスキー属性:缶ハイボール(ブレンデッド)
  • 産地・メーカー:日本(サントリー)
  • 飲みやすさ:★★☆☆☆☆
  • 味わい:レモンの風味とサイダー
  • おすすめの飲み方:グラスにあけて
  • 総合評価:★★☆☆☆☆
  • どんな人に向いている?:ストロング系に飽きた人

このウイスキーについて

トリスとは

「トリス」とは、サントリーが提供するウイスキーブランドの一つで、1946年に「手ごろな価格でありながらもしっかりとした品質のお酒を楽しんでいただきたい」という想いから生まれました。

当時は戦後間もなく、物資が不足している時代でしたが、手頃な価格でありながら品質に妥協しない「トリス」は、戦後の復興と高度経済成長の過程で幅広く支持され、全国に「トリスバー」が広がり、日本の洋酒文化を形成する重要な役割を果たしました。

出典:サントリートリスHP

夜の街や食卓に「トリス」が定着していく一方で、「アンクルトリス」が広告戦略の一環として登場しました。この「アンクルトリス」はサラリーマンで、”広告の主役には身近な存在感が必要”というアイデアから生まれたキャラクターで、庶民に親しみやすい姿を持っています。このキャラクターは、ハイボールの再ブームが訪れる2010年代以降も、「トリス」の象徴的なキャラクターとして、今も活躍し続けています。

日本にウイスキー文化を定着させた銘柄の一つ「トリス」!!

今でも庶民派のイメージがあるのは、サントリーの的確な広告戦略の影響なんですね!!

サントリートリスハイボール 9%〈おいしい濃いめ〉

出典:サントリートリスHP

2023年4月にリニューアルされた「トリスハイボール」ですが、コチラの「美味しい濃いめ」についてもパッケージデザインがシックで落ち着いた印象に変わったほか、味わいも見直されているようです。

サントリー公式の見解では「中味の配合バランスを見直すことで、よりウイスキーの飲みごたえと余韻を感じられ、満足感がありながらもすっきりと飲み飽きないおいしさになりました。」とアナウンスされています。

レギュラーの「トリスハイボール」はアルコール度数7%なのに対し、「美味しい濃いめ」では9%とやや高めです。原材料こそ同じですが、その分ウイスキーの比率が多い分コクのある味わいに仕上がっているようです。

レギュラーにはない飲みごたえのあるトリスハイボール缶!!

味の濃い料理との相性も良さそうですね!!

sister-ley
sister-ley

では早速!!「トリスハイボール 美味しい濃いめ」をレビューしていきましょう!!今回も家庭での飲み方を想定して「そのまま」と「グラスで」の2種類でレビューを行っていきます!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

フレーバーチャート

味わいチャート

缶のまま飲んでみる

出典:サントリートリスHP

香り

  • レモン、サイダー、かすかにバニラ

味わい

  • レモンピールの苦味とややアルコール

感想

まずは、缶のまま飲んでみます。

香りは、レギュラーと変わらずレモンの香りが感じられ、サイダーの甘い炭酸飲料の香りも微かに漂います。さらに、わずかではありますがバニラ風のグレーンのニュアンスも感じられます。ただし、全体的な印象はやはり人工的な甘味料と香料が支配していると言えます。

口に含むと、レモンピールの香りと苦味が広がり、ほのかな甘味も感じられます。ビターな要素が次第に膨らみ、穀物の香ばしい甘さとアルコール(スピリッツ)の刺激が交じり合いながら広がります。余韻ではピールの香りとともにビターな味わいがゆっくりと消えていきます。

香りや味わいはレギュラーよりも強めの傾向がありますが、ウイスキー感が強く出ているとは言い難いです。スピリッツも加えられているため、アルコールの刺激がある一方で、ハイボールとしての爽快さなどはレギュラーの方がより美味しく感じられるでしょう。

確かに飲みごたえはありますが、どうしてもアルコールのトゲトゲしい感じが目立ちトリスの風味というよりは「ストロング酎ハイ」に近い味わいでした。

グラスにあけて飲んでみる

出典:サントリートリスHP

香り

  • レモン、サイダー

味わい

  • レモンの果汁感

感想

次にグラスに注いで飲んでみます。

香りは変わらず、レモンとサイダーの香りが感じられますが、適度に炭酸が抜けて柔らかな香りが漂います。レモンの香りは、ピールというよりもややジューシーな果実のような印象が強まっています。

口に含むと、爽やかなピールの香りとビターな要素が口中に広がり、すぐにスピリッツの甘さと少し刺激的な要素が感じられます。その後、ピールの香りとビターな要素が続き、余韻はビターなテイストがあり、すっと消えていきます。

グラスに注ぐと、味や香りがよりマイルドになりますが、添加されているスピリッツの風味も感じることができるようになる点が少し残念です。ただし、レモンの風味がよりジューシーに感じられ、脂っこい食事との相性も考慮すると、気にならないかもしれません。

濃いめというよりは”アルコール感強め”といった印象を持ちました。ウイスキー初心者や女性の方はレギュラーの方をオススメ致します!!

まとめ

「トリスハイボール 美味しい濃いめ」を2種類の飲み方でレビューしてみました。

レギュラーと比較すると、トリスのウイスキーの香りはやや強めに感じられます。ただし、レモンの風味とサイダーの爽やかさが圧倒的に前面に出ており、ウイスキーハイボールというより 『サワー』のような印象です。

この『美味しい濃いめ』と謳われるハイボールには、ストロング酎ハイのようなアルコールの力強さがあり、ウイスキーハイボールを楽しみたい方には、間違いなく『角ハイボール缶』をおすすめします。

ただし、ウイスキーの風味をあまり好まない方もいるのは確かです。したがって、ウイスキーの風味を感じることができる缶ハイボールを試してみたい方には『トリスハイボール』を、ウイスキーらしい特徴を感じつつもストロング系の味わいではないものを求める方には『美味しい濃いめ』をお勧めします。

どちらにしても、ウイスキー愛好者であれば、自分の好きなウイスキーを自分好みの割合でハイボールを楽しむのが正解かもしれません(笑)

最後までお読み頂きありがとうございました。

ハイボールのテイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!香りもしっかりと感じ取れます!!

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