このウイスキーを簡単にまとめると
このウイスキーについて
「ジムビームハイボール」は、「ジムビーム」の特徴的なエステル香を、レモンの風味と5%のアルコール度数で飲みやすく仕上げ、バーボンの香りを苦手とする方にも優しい一方で、季節限定商品や様々なフレーバーも楽しめる缶ハイボールです。
ジムビームとは
ジムビームは1795年に誕生した、アメリカンウイスキーを代表する銘柄の一つです。現在はサントリーの子会社であるビームサントリーが製造・販売を行っています。アメリカ、ケンタッキー州に位置するジムビーム蒸溜所で丹精込めてつくられ、7世代にわたりビーム一族によって守り続けられてきたこの名品は、秘伝のレシピと製法でバーボンづくりを行い、法律が求める2倍の期間をかけて熟成されています。
特筆すべきは、オーク樽で4年間も熟成されたバーボンが使用されていること。この長い熟成期間がもたらすエレガントで洗練された味わいは、ジムビームの最大の魅力の一つです。穏やかな甘さと深いコクが調和し、アメリカのウイスキー文化を代表する名門ブランドとして世界中で愛されています。
ジムビーム ハイボール
ジムビームハイボールは、バーボンウイスキー「ジムビーム」をベースにした缶ハイボールです。バーボンウイスキーはウイスキーの中でも「甘口」と言われるものですが、その独特のエステル香を苦手とする人もいます。中には「接着剤のような匂いがする」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、「ジムビームハイボール」はこのようなネガティブな要素を感じるユーザーにも配慮し、レモンの風味を加え、アルコール度数も5%と程よい仕様になっています。
季節限定商品も取り扱っており、様々なフレーバーの商品も展開しています。本格的なバーボンウイスキーを楽しむ方にとっては、邪道と思われがちかもしれませんが、飲みやすさにこだわるライトユーザーにとってはとても親しみやすいハイボールとなっています。
レギュラーの「ジムビームハイボール」以外にも、様々な味わいやフレーバーが展開されています!!
バーボンが苦手という方でも気軽に試せますね!!
では、今回も”そのまま缶で”と”グラスに注いで”の2種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!!
テイスティング(実際に飲んでみた)
フレーバーチャート
味わいチャート
そのまま缶で飲んでみる
香り
- レモン、紅茶、バニラ、シナモン
味わい
- レモンの爽やかさ
感想
まずは、缶のままで飲んでみます。
香りはレモンの爽やかな香りが漂って紅茶のニュアンスにバニラ、そして少しシナモンのような香りを感じ、コーラのような風味にも感じられます。
口に含むと、レモンの爽やかな風味が口の中で広がり、ピールのビター感と一緒にシリアルのような穀物感が広がります。そして、シトラスのニュアンスにピールの苦味が薄っすらと感じながらサッと消えていきます。
バーボンベースのハイボールですが、バーボン感はまるで無くレモンの風味と紅茶、シトラスを添えたコーラを飲んでいるかのような飲みやすさがあります。
生粋のバーボンファンからすれば物足りないかもしれませんが、気兼ねなくサッと飲めて食事との相性も良さそうですので、ウイスキー初心者や気楽にハイボールを楽しみたい人には良いと思います!!
バーボンウイスキーっぽさは感じなく、レモンの風味が爽やかで飲みやすいです。自分で作って飲む人にとっては甘さがやや人口的に感じられるかもしれません。
グラスで飲んでみる
香り
- ピール、紅茶、かすかにバニラ
味わい
- レモンの風味と香ばしい甘み
感想
次は氷を入れたグラスに注いで飲んでみます。いつものように使用するグラスはグレンケアンのロックグラスを使用します。
香りはレモンの風味と紅茶にバニラの甘い香りが漂っています。炭酸が弱まって爽快感こそ減った感じですが、逆に香りは優しく落ち着いた印象があります。
口に含むと、レモンピールの爽やかな香りが広がって、紅茶飲料の味わいにも似た風味と香ばしさが膨らんできます。そして、ピールの爽やかさとともに人工的な香料などのニュアンスが舌に残り余韻は短くて、あっさりとした印象を持ちました。
そのまま缶で飲むよりも味わいが優しく、ウイスキーの風味も少し感じられるようになりましたが飲みやすいことに代わりはなく、ほぼ清涼飲料水のような感覚を持ちました。すぐに飲み切ってしまうので、飲みやすいからといって一気に飲み干してしまうのは危険です。
ウイスキー由来の甘さもありますが、人工的な甘さ、香りが強くそして飲みやすい。初心者には親しみやすいかもしれませんが。物足りない印象がありました。
まとめ
ジムビームハイボールのレビューでした。
とっつきにくいバーボンウイスキーのクセは皆無で、レモンの爽やかな風味によって飲みやすさは抜群にあるハイボール缶だと思いました。
しかし、バーボン本来の力強さや甘さ、穀物からくる香ばしさなどはほとんど感じることが出来ず、レモンや紅茶にも似た人工的に造られた要素を強く感じました。
バーボンのソーダで割っても感じるエステリーさはまったくないので、この缶から初めたユーザーが、実際にボトルを買ってソーダで割った時のことを思うとちょっと疑問にも感じる部分はあります。
ですが、飲みやすさこそ正義みたいな風潮もあってかどちらが正しいというのもありませんので、ウイスキー(バーボン)を飲んでみたいけどクセが苦手という方への入り口としてはまぁアリかな!?と、思いました。(本音はバーで一度はちゃんとしたものを飲んで欲しい)
最後までお読み頂きありがとうございました。
テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。
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