【レビュー】J&B レアを3種類の飲み方で味と香りを解説!!

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このウイスキーを簡単にまとめると

J&Bレアとは
  • ウイスキー属性:ブレンデッドウイスキー
  • 産地・メーカー:スコットランド(ジャステリーニ&ブルックス)
  • キーモルト:ノッカンドゥ、オスロスク、グレンスペイ、ストラスミル
  • 飲みやすさ:★★★★☆☆
  • 味わい:モルトのクリーミーさを感じる
  • おすすめの飲み方:なんでもOK!!
  • 総合評価:★★★★★☆
  • どんな人に向いている?:本格的なスコッチで飲みやすさを重視する人

J&B レアについて

今回は「ジャステリーニ&ブルックス社」が製造販売している「J&B レア」をご紹介します。このウイスキーは、歴史ある高級ワイン商からスタートし、禁酒法時代のアメリカ市場で躍進、今や世界中で愛される存在となっているブレンデッドウイスキーです。

この記事では、「J&B レア」の舞台裏に迫り、その魅力を探っていきましょう。ウイスキー好きなら、絶対に知っておきたい「J&Bレア」の秘密がここにあります!

「J&B レア」は、「ジャステリーニ&ブルックス社」が製造販売するウイスキーです。「J&B レア」では、スコットランドの複数の蒸留所から厳選された42種類のモルトウイスキーをブレンドする独自の製法によって造られています。中でも、キーモルトとしてノッカンドゥー、オスロスク、ストラスミル、グレンスペイなどがその風味に大きく貢献しています。

「J&B レア」は、独特のデザインをしていますが”王室御用達の歴史と伝統を受け継いだデザイン”を特っています。イエローのバッグ、レッドのロゴ、グリーンのボトル、そしてレッドのキャップは、バーの棚においても目立ちやすいようにデザインされているそうです。

このウイスキーは、味わいにおいても独自性を持っており、ドライでありながらまろやかな感じが特徴です。甘みと苦みが見事に調和し、麦ジュースや麦ミルクを飲んでいるかのような優雅な味わいが楽しめます。余韻は細やかで、飲んだ後も心地よい印象を残します。

「J&B レア」は、その歴史的な背景と独創的な製法によって、世界中のウイスキーファンに親しまれ、多くの人々に愛され続けています。

J&B(ジャステリーニ&ブルックス)の歴史は、18世紀のロンドンで高級ワイン商としてのスタートから始まります。創業者であるイタリア出身のジャコモ・ジャステリーニがオペラ歌手のファンとしてロンドンに移住し、高級ワイン商を興したことが、この興味深い歴史の始まりです。

ジャステリーニ&ブルックス社は1760年代には、イギリス国王ジョージ3世から王室御用達の認定を受け、王室への供給を開始しました。この認定は8代にわたって受け継がれ、王室に愛されたことは同社の誇りでした。

1780年になると、ジャステリーニ&ブルックス社は新たな冒険に乗り出し、スコッチウイスキーの製造に手を染めました。その後、約100年にわたりウイスキーの製造を続け、特に1890年代にスコットランドの蒸留所から買い付けたウイスキーをブレンドして生まれたのが、後のJ&Bレアの原型でした。

1933年には、禁酒法明けのアメリカ市場を狙ってJ&Bは本格的な展開を果たしました。その後もアメリカ市場での成功が続き、J&Bは世界中で高い認知度を獲得しました。その名前には、禁酒法時代のアメリカ市場への進出が刻まれています。

J&Bはその後、時代とともに変遷を遂げ、ギルビー社との合併、そしてディアジオ社の一翼を担うまでの長い歴史を歩んでいます。今日でもJ&Bレアは、その歴史的な背景と伝統を背負いつつ、世界中で愛され続けています。この銘酒は、その名前に込められた歴史の重みを感じさせる一瓶と言えるでしょう。

J&Bレアの製法は、スコットランドの蒸留所から厳選された42種類のモルトウイスキーを絶妙にブレンドする芸術的なプロセスに基づいています。これにより、洗練された味わいと特有のキャラクターが生まれ、多くのウイスキー愛好者を引きつけています。

ベースとなるモルトウイスキーは、ノッカンドゥー、オスロスク、ストラスミル、グレンスペイなどの蒸留所から取り寄せられ、それにグレーン原酒をブレンドしています。これらの原酒は、それぞれが独自の風味と特性を持っており、絶妙なブレンドがJ&Bレアの特徴となっています。

外観の華やかなデザインと同様に、製法もまた伝統と革新の絶妙なバランスを保っています。モルトウイスキーの種類やブレンドの比率は、厳密に守られながらも、時折新しい風味を加える実験も行われています。これによって、J&Bレアは常に新鮮で楽しい味わいを提供し続けています。

昔からある独特のボトルデザイン!!目にした人も多いのではないでしょうか!?

目立ちやすくするためにこのような色味のデザインが採用されていたんですね!!味わいがとても気になります!!

sister-ley
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それでは、いつものようにストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

フレーバーチャート

味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り

  • 青リンゴ、洋梨、干し草、バニラ、アーモンド、麦、シリアル、白ワイン、樽香

味わい

  • ミルキーで香ばしい

感想

まずはストレートで飲んでみます。

香りは、青リンゴや洋梨といったフルーティーな果実香が先行し、続いて干し草っぽい牧歌的な要素とバニラ、そしてアーモンドの風味が漂っています。しばらくすると、麦の香ばしい穀物感に白ワインの酸味、樽香も感じられ、良質なブレンデッドウイスキーらしい香りが特徴的です。

口に含むと、青リンゴの香りと共に麦の香ばしい味わいが広がり、アーモンドっぽいニュアンスを感じるとスパイシーさが追いかけてきます。アフターにかけてアーモンドミルクのようなクリーミーな味わいが広がり、スパイシーさと共に余韻はミルキーな印象が残りました。

ラベルデザインの印象からは想像もつかない優しく牧歌的でミルキーな味わいは、良い意味で期待を裏切ってくれました。スペイサイド中心のブレンドがされているので、初心者はもちろん、女性にも安心しておすすめできるウイスキーです。

少し毒々しい色合いのボトルデザインですが、麦のミルクを飲んでいるような優しく香ばしい味わいで、どんな人でも飲みやすいと思います!!安旨いスコッチ確定!!

ロックで飲んでみる

香り

  • コルク、白ワイン、干し草、麦、オーク樽、茹でたピーナッツ、ピート

味わい

  • 焦がしたオークとビターな味わい

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りはコルクやオーク樽のウッディさが印象的で、少し酸味のある白ワインのような香りも感じられます。また、干し草や麦の香ばしい牧歌的な要素もあり、茹でたピーナッツやわずかなピーティーなニュアンスも顕れました。

口に含むと、麦の香ばしい穀物感と干し草のニュアンスが口の中に広がり、シトラスの柑橘を連想させるビターが広がり、スパイシーが追いかけてきます。そして、オーキーな香りを感じるとビター一色になり、余韻は柑橘のビターがほのかに効いたさっぱりとした印象がスッと消えていきます。

樽からくるオークの香りと牧歌的な麦や干し草のニュアンス、シトラスの爽やかな風味など、氷を入れてもどこか抜け目のない味わいは、時間をかけてゆっくりとロックで楽しんでも美味しく頂けると思います。

ロックにするとビターが膨らむ傾向にありがちですが、J&Bは香ばしいさが全面に出てシトラスの風味が心地よく、時間をかけて楽しめました!!

ハイボールで飲んでみる

香り

  • 青リンゴ、洋梨、バニラ、ビスケット、ジャム、ピート

味わい

  • フルーティーで優しい甘み

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りは、青りんごや洋梨などの青い果実の爽やかなフルーティーさに満ち、バニラやビスケットの香りと、砂糖を煮詰めたジャムのような甘さ、そして僅かにピートのニュアンスを感じます。

口に含むと、青りんごのシュワッとしたフルーティーさが口の中に広がり、穀物の優しい甘さを感じます。そして、ビターが追いかけてきて、アフターでは再び青りんごの爽やかな果実感があり、余韻は短くサッと消えていきます。

グレンフィディックやグランツにも通じる青りんごの爽やかな果実感、穀物のミルキーな甘さがとても心地よく、僅かに香るピートのアクセントにより飲みごたえを感じます。といっても、初心者が敬遠するほど香るわけではありませんので、スコッチに慣れていない人でも抵抗なくスルッと飲めてしまうでしょう。

爽やかフルーティーな味わいはクセもなく初心者や女性でも楽しめます!!後味もスッキリとしていて食中酒としてもオススメです!!

まとめ

昔から馴染みのある外観で、気になる方も多いのではないでしょうか? 毒々しさや個性的な印象とは裏腹に、実際の味わいは非常にフルーティーで、驚くほど麦の優しい風味が印象的でした。

キーモルトの影響ももちろんありますが、高品質なグレーンとブレンディングの技術によって、リーズナブルな価格ながらストレートからロック、ハイボールまで様々な飲み方で楽しめます。

同価格帯では、「バランタイン ファイネスト」、「デュワーズ ホワイトラベル」、「ジョニーウォーカー レッドラベル」、「ホワイトホース ファインオールド」などがハイボールの人気アイテムとなっており、激戦区ですが、「J&B レア」も期待を裏切らないフルーティーでミルキーな本格スコッチの味わいを楽しむことができます!

最近のウイスキーブームに興味を持ち始めた方には馴染みがないかもしれませんが、このアイコニックなデザインのボトルを見かけたら、ぜひチェックしてみてください!

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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