

こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!





今回は、「モンキーショルダー スモーキーモンキー」の解説&レビューを行っていきます!
「カクテルに使えるスモーキーなウイスキーってないの?」「アイラモルトは好きだけど、薬臭さが苦手…」そんな声をよく聞きます。確かにラフロイグの消毒液のような香りは、カクテルには強すぎますよね。
そんな意見に応えるのが「スモーキーモンキー」です。甘さとスモークの絶妙なバランスで、カクテルを次のレベルへ引き上げてくれるウイスキー。バーテンダーから支持される理由がここにあります。
この記事では、実際に飲んだ体験談をもとに、なぜスモーキーモンキーがバーテンダーから絶大な支持を受けるのか、その根拠を詳しく解説します。





まずはモンキーショルダー「スモーキーモンキー」の基本スペックから確認していきましょう!価格や特徴をしっかり把握してから深く掘り下げていきます。
モンキーショルダー「スモーキーモンキー」の基本情報とスペック
| カテゴリー | ブレンデッドモルトスコッチウイスキー革新的 |
| メーカー | ウィリアム・グラント&サンズ社(William Grant & Sons) |
| オリジナル発売 | 2003年(Batch 27) |
| スモーキー版発売 | 2017年(英国・フランス先行) |
| バッチナンバー | Batch 9 |
| アルコール分 | 40% |
| 内容量 | 700ml |
| 価格帯 | 5,500円〜6,300円 |
| 品質評価 | |
| コンセプト | Sweet and Peat(甘さとピートの完璧なバランス) |
| 味わいの特徴 | オークスモーク、バニラ、洋梨、スパイス |
| 構成原酒 | グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ + ピーテッドモルト3種+1 |
| ピート種類 | ハイランドピート薬臭くない |
| 甘みの源泉 | ファーストフィル・エックスバーボンカスク濃厚バニラ |
| 開発目的 | カクテルミキシング特化 |
| おすすめの飲み方 | カクテル、ハイボール、ストレート |





バーテンダー向けに開発された特殊な一本ですが、家でカクテルを楽しむ方にも最適です。




さて、なぜモンキーショルダー「スモーキーモンキー」がこれほど注目されるのか?5つの決定的な理由を詳しく解説していきます!
なぜモンキーショルダー「スモーキーモンキー」がおすすめなのか?【5つの理由】


バーテンダーの要望から誕生
2010年代のカクテルルネサンスで、「ペニシリン」などスモーキーカクテルの需要が急増。しかしアイラモルトは個性が強すぎてカクテルに使いにくい…そんなバーテンダーの悩みを解決するために開発された革命的ウイスキーです。
Sweet and Peatの完璧なバランス
「甘さとピートの完璧なバランス」というコンセプトのもと、スペイサイドの3つのモルトが持つフルーティーでクリーミーな基盤に、ハイランドピートのドライなスモークを融合。他のカクテル素材を邪魔しない絶妙な設計です。
薬臭くないハイランドピート
アイラピートのような「消毒液」「ヨード」「海藻」の薬品臭ではなく、ハイランドピートの「焚き火」「木炭」「スパイシーな煙」というドライで香ばしい香り。スモーキーだけど飲みやすいんです!
1本で多様なカクテルに対応
ペニシリン、スモーキーモンキーコラーダ、スモーキーオールドファッションド、スモーカコーラなど、この1本があれば様々なスモーキーカクテルが作れます。ボトル数を増やしたくない方に最適!
3つのスペイサイドモルトの土台
グレンフィディック(洋梨・青リンゴ)、バルヴェニー(蜂蜜・ナッツ)、キニンヴィ(フローラル)という世界的銘柄の原酒がベース。オリジナル版(Batch 27)の美味しさを継承しながら、スモーク層を追加した進化形です。





ここでモンキーショルダーブランドの歴史を振り返ってみましょう。2003年の誕生から2017年のスモーキー版誕生まで、どんな情熱で造られてきたのかが分かります!
スモーキーモンキーとは


スモーキーモンキー
モンキーショルダーのスモーキータイプ「モンキーショルダー スモーキーモンキー」は2017年に、マスターブレンダーのブライアン・キンズマンと熟練のバーテンダーチームが、世界最高のバーに相応しい、極上のピーテッド・スコッチウイスキー(スモーキー・テイスト)を生み出すプロジェクトがスタートしました。
クラシックなカクテル「ジンジャーモンキー」にスモーキーなアクセントを加えたり、オリジナルのピーテッドスコッチカクテル「ペニシリン」で全く新しい味わいを提供したり、スコッチのダークサイドで舌を虜にする数々の方法が用意されています。スモーキー・モンキーは、バーテンダーたちから高い評価を得ており、現在では25カ国以上で販売されています。
モンキーショルダーとは


2005年に誕生した「モンキーショルダー」は、スペイサイドというスコッチの一大産地で生まれた比較的新しい銘柄です。このウイスキーは、3種類のモルト原酒だけで造る「トリプルモルト」が特徴であり、それぞれのモルトが見事に調和した、軽やかでありながらもリッチな味わいが評価されています。そのクセが少なく飲みやすい性格から、ストレートはもちろん、カクテルにしても楽しむことができます。
モンキーショルダーの繊細なブレンデッドモルトの味わいを決定づけるのは、製造元であるウィリアム・グラント&サンズ社が所有する3つの蒸溜所から厳選された最高級のモルト原酒と、名モルトマスターの卓越したヴァッティング技術です。1903年創業のウィリアム・グラント&サンズ社は、スペイサイドのグレンフィディック蒸溜所の創業者であるウィリアム・グラント氏の娘婿、チャールズ・ゴードン氏が中心となって設立された、スコットランドの独立系ウイスキーメーカーです。同社は複数の蒸溜所を抱えながらも、家族経営を代々受け継いでいます。


モンキーショルダーに用いられるモルト原酒は、スペイサイドのグレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィの各蒸溜所から厳選されており、これらは全て同社傘下の蒸溜所です。このスコッチウイスキーは、ウィリアム・グラント&サンズ社が長年培ってきた伝統技術と知識のもとに生まれた、質の高い逸品なのです。







ボトルネームの「モンキーショルダー」は直訳で「猿の肩」という意味になりますが、これは蒸留所で働くモルトマンのことを指しています!!
スモーキーモンキーの製法


スモーキー・モンキーは、精巧なブレンディング技術により、ピーテッドとノンピートのシングルモルト・スコッチウイスキーを微妙なバランスで調和させています。「スモーキーモンキー」では、キーモルトとしてが「バルヴェニー」、「キニンヴィ」、「グレンフィディック」が採用されており、特にバルヴェニーの「ピートウィーク」が加わることで、独自のスモーキーな香りが際立っています。


各スコッチは、ほのかな樽香が漂いながらも滑らかなウイスキーを生み出すために厳選されています。その味わいは、ドライなピート香とモンキーショルダー オリジナルのトレードマークであるクリーミーな甘みとスパイスが見事に融合しています。スモーキー・モンキーは、異なるスコッチのエッセンスを組み合わせ、洗練された味わいの調和を楽しませてくれる味わいに仕上げられています。





飲食店限定展開の「スモーキーモンキー」はカクテル用途に造られたウイスキーですが、もちろんそのまま飲んでもOKです!!


フルーティーで飲みやすい「モンキーショルダー」のダーティーな一面を思わせるウイスキーですね!
モンキーショルダーブランドの革新の歴史


2003年:ブランド誕生 – ブレンデッドモルトの再定義
2003年、ウィリアム・グラント&サンズ社が「モンキーショルダー(Batch 27)」を市場投入しました。これは21世紀におけるウイスキー消費の大きな変化を示す出来事でした。
名前の由来:職人への敬意
「モンキーショルダー」という奇妙な名前は、かつてフロアモルティング(麦芽の床作り)という過酷な手作業に従事したモルトマンたちが、重い木製シャベルで大麦を撹拌し続けることで患った肩の職業病に由来します。





職人技への敬意を表しながら、従来のスコッチが持っていた「気取り」や「排他性」を排除した親しみやすいブランディング。これが成功の鍵だったんですね!
ブレンデッドモルトの革新
シングルモルトの厳格な伝統と、ブレンデッドウイスキーの汎用性の間にある「ブレンデッドモルト」というカテゴリーを再定義。グレーンウイスキーを使わず、3つのスペイサイドモルトだけで構成される革新的なアプローチでした。
遊び心のあるデザイン
3匹の猿がボトルに描かれたユニークなデザインは、従来のウイスキーが持っていた堅苦しさを打ち破り、若い世代やウイスキー初心者にもアピールすることに成功しました。
2017年:スモーキーモンキー誕生 – バーテンダーの声に応える


オリジナル版の成功から約12年後、2017年に英国およびフランス市場で「スモーキーモンキー(Batch 9)」が先行ローンチされました。
バー業界からの切実な要望
開発のきっかけは消費者向けマーケティングではなく、バー業界からの切実な要望でした。2010年代のカクテルルネサンスで、「ペニシリン」などスモーキーカクテルの需要が急増していたのです。
既存製品の課題
- アイラモルト:個性が強すぎてカクテルに使うと薬品臭が支配的に
- 価格が高すぎてカクテルベースとしてはコスト的に厳しい
- 他の素材と喧嘩してしまう





マスターブレンダーのブライアン・キンスマンがトップバーテンダーと協働して開発!バーの現場の声を直接反映させたんですね。
「Batch 9」の意味
オリジナルが「Batch 27」なのに対し、スモーキー版は「Batch 9」。実際の生産バッチ番号ではなく、ブレンドのレシピ構成や樽の選定プロセスに由来する象徴的な識別子です。
現在:世界25カ国以上で展開


現在、スモーキーモンキーは世界25カ国以上で展開され、バーテンダー必携のミキシングウイスキーとして確固たる地位を築いています。
グローバルな人気
カクテル文化が盛んな国々で高い評価を受け、「ペニシリン」の定番ベースとして世界中のバーで活躍しています。




いよいよスモーキーモンキーの核心部分!なぜ「甘さとスモーク」が完璧に調和するのか?その秘密は原酒構成と製造プロセスにあります。詳しく見ていきましょう。
スモーキーモンキーの製造プロセス – Sweet and Peatの科学


3つのスペイサイドモルト:土台となる甘み
スモーキーモンキーの土台は、ウィリアム・グラント&サンズ社が所有する3つのスペイサイド蒸溜所の原酒です。
グレンフィディック(Glenfiddich)
- 世界最大級のシングルモルトブランド
- 洋梨や青リンゴのエステル香
- フレッシュな果実味を提供
- ブレンドのトップノート(最初の香り)を形成
バルヴェニー(The Balvenie)
- フロアモルティングを継承する伝統的蒸溜所
- 蜂蜜、ナッツ、オレンジの皮のような濃厚な甘みとコク
- ブレンドのボディ(中核)を支える
- スモーキーモンキーの「Sweet」を担う重要な役割
キニンヴィ(Kininvie)
- 1990年設立の比較的新しい蒸溜所
- シングルモルトとしてのリリースは稀少
- フローラルで草のような軽やかな特性
- 他の強力なモルト同士をつなぎ合わせるバインダー(接着剤)





この3つのモルトがオリジナル版(Batch 27)の基本構成。これにピーテッドモルトを加えたのがスモーキーモンキーなんです!
ハイランドピートの魔法:薬臭くないスモーク







スモーキーモンキーの最大の特徴は、ピートの種類にあります。
ピートの供給源:アイルサベイ蒸溜所
モークの主な供給源は、ローランド地方ガーヴァンに位置するアイルサベイ(Ailsa Bay)蒸溜所。この蒸溜所は2007年設立で、異なるフェノール値や蒸留カットポイントを使い分ける「実験室」的な性格を持っています。
| 項目 | ハイランドピート | アイラピート |
|---|---|---|
| 主な成分 | ヘザー(ヒース)・苔・樹木陸上植物 | 海藻・海洋性堆積物海洋由来 |
| 燃焼時の化学成分 | 植物性フェノール化合物 リグニン由来の成分 | クレゾール、グアイアコール ヨウ素化合物 |
| スモークの質感 | ドライ乾燥した | ウェット湿った |
| 香りの特徴 |
• 焚き火 • 木炭 • 乾燥した土 • スパイシーな煙 • 燻製ハム |
• 薬品(消毒液) • ヨード(ヨードチンキ) • 海藻 • 正露丸 • 病院の香り |
| 香りの印象 | 温かみのある香ばしさ 暖炉の残り火のような | 鋭く攻撃的な個性 潮風と薬品の融合 |
| カクテル適性 | 非常に高い 他の素材と調和しやすい | 中程度 アクセント使用が基本 |
| 万人受け度 | 高い スモーキー初心者にも受け入れられやすい | 低〜中程度 好き嫌いが極端に分かれる |
| 代表的なウイスキー |
スモーキーモンキー代表例 (アイルサベイ蒸溜所産) 一部のハイランドモルト |
ラフロイグ代表例 アードベッグ代表例 ボウモア、ラガヴーリン等 |
| 使用蒸溜所の地理 | ハイランド地方から調達 (使用はローランド等でも可) | アイラ島で採取・使用 海に近い環境 |
| こんな方におすすめ |
• カクテルに使いたい • 薬臭さが苦手 • スモーキー初心者 • 食事と合わせたい |
• 強烈な個性を求める • ピートフリーク • ストレートで楽しむ • 上級者 |
💡 ポイント:スモーキーモンキーがハイランドピートを使用している理由は、「薬臭くないスモーキーさ」を実現するため。アイラピートに含まれる海藻や海洋性堆積物由来のクレゾールやヨウ素化合物が「消毒液」「正露丸」のような薬品臭を生むのに対し、ハイランドピートはヘザーや樹木由来の成分で「焚き火」「燻製」のような香ばしく温かみのある香りを生成します。この違いがカクテル適性の決定的な差になっているんです!
🔬 科学的補足:アイルサベイ蒸溜所(ローランド地方)は、地理的にはローランドに位置していますが、製造プロセスでハイランド地方から調達したピートを使用することで、地理的区分を超えた「ハイランドスタイル」のスモーキーモルトを製造しています。このピーテッドモルトをスペイサイドのノンピートモルト(グレンフィディック等)とブレンドすることで、スモーキーモンキー特有の「スモーキーだが薬臭くない(Smoky but not medicinal)」プロファイルが実現されているのです!
なぜハイランドピートなのか?
- ドライで香ばしい香り:焚き火や燻製のような温かみのある香り
- 薬品臭がない:アイラ特有のクレゾールやヨード香がない
- カクテルに最適:他の素材(レモン、ハチミツ、パイナップル等)と調和しやすい
- 万人受けする:スモーキー初心者でも楽しめる





アイルサベイはローランドにあるけど、ハイランド地方から調達したピートを使用!地理的区分を超えた「ハイランドスタイル」のスモーキーモルトを製造しているんです。
ファーストフィル・バーボン樽:甘みの源泉







スモーキーモンキーの熟成には「ファーストフィル・エックスバーボンカスク」が使用されています。
ファーストフィルとは?
バーボン・ウイスキーの熟成に使用された直後の樽(一度しかスコッチの熟成に使われていない樽)のこと。樽材からの成分溶出が最も活発な状態です。
樽が与える影響
- バニリン:バニラの甘い香り
- カラメル:焦げた砂糖の香ばしさ
- ラクトン:ココナッツのようなクリーミーな甘み
- 短期間で濃厚に溶出
Sweet and Peatの化学
このバーボン樽由来の強力なバニラの甘みが、ドライなハイランドピートのスモークを包み込むことで、「Sweet and Peat」が化学的に達成されます。スモークが突出せず、クリーミーな甘みと融合するのはこの樽選定のおかげ!



それではいつものように、ストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!
[quads id=1]
スモーキーモンキーを実際に飲んでみた


スモーキーモンキーの香り
スモーキーモンキーの味わい
※数値は個人の感想です
ストレートで飲んでみる


香り
ピート、スモーク、すもも、バニラ、ハチミツ、リンゴ、ゴム
味わい
ナッツの香ばしさとスパイシーな味わい
感想
まずは、ストレートから飲んでみます。
香りは、グラスからピートの香りとスモーキーさが溢れて、わずかに薬品のようなニュアンスも感じられます。また、落ち着いてくると(時間が経つと)バニラの風味にまぎれて、スモモやリンゴのフルーティーな香りも感じられる印象。ゴムチューブのニュアンスを感じるのは、シェリー樽原酒が使われている影響かもしれません。
口に含むと、ナッツの香ばしい香りとスモーキーな香りが広がってきます。そして追いかけるようにスパイシーさが膨らんでくると、リンゴのニュアンスがスモークと混じりながら重なる展開。余韻はフルーティーな印象がありながらスモーキーさもあって、さっと消えていきました。
カクテルベースのウイスキーではありますが、スモーキーさもしっかりと感じられます。アイラモルトのような強烈なものではありませんが、モンキーショルダーのフルーティーさとスモークのバランスが絶妙な味わいだと思いました。





初心者には少し飲みにくいかもしれませんが、モンキショルダーと飲み比べをしてみると色々な発見が出来る面白い味わいだと思います。
ロックで飲んでみる


香り
ピート、スモーク、ゴム、硫黄、バニラ、ハチミツ
味わい
スモーク&ビター
感想
次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。
香りは、ウイスキーの冷え具合もそこそこの時からピートのツンとする香りとスモークの煙っぽさが十分に感じられます。また、ゴムチューブのニュアンスも強くなって、硫黄のような香りも出てきました。
口に含むと、スモーキーな香りが混じってシトラスのフレッシュな柑橘感が口の中に広がってきます。そしてスパイシーさが膨らんでくると、柑橘の皮のようなビターが追いかけてくる展開。余韻にかけてはシトラスのフレッシュさが続いて、スモークとピートのニュアンスが混じりながら、さっと消えてなくなります。
しっかりとしたスモーキーな香りが楽しめて、さらに「モンキーショルダー」らしい”明るくて陽気”な印象の味わい。氷が溶けていくたびにシトラスなどの柑橘感が増していき、時間をかけて気楽に楽しむのに重宝する味わいといえるでしょう。





スモーキーな香りとシトラスのビター感が絶妙な味わいでした!チョイ足しでオレンジやレモンを入れても良いかもしれません!!
ハイボールで飲んでみる


香り
ゴム、スモーク、ピート、赤い果実、ハチミツ
味わい
フルーティー、余韻で香るスモーキー
感想
最後はハイボールで飲んでみます。
香りはだいぶ弱まりましたが、スモーキーなニュアンスと同じくらいにゴムのような香りが全面に出ています。また、奥の方でクランベリーなどの赤くて酸っぱい果実の香りがあって、わずかながらハチミツの甘さも感じられる印象です。
口に含むと、フルーティーな香りと味わいが広がって、奥からナッツの香ばしい香りが膨らんできます。そして炭酸の刺激が通り過ぎると、穀物のふっくらとした香ばしい甘さを感じる展開。余韻では心地よいスモーキーな香りがふわっと香って消えていきます。
レギュラーのモンキーショルダーのハイボールは非常に定評がありますが、スモーキーモンキーのハイボールでは、香りはスモーキーなのに対して味わいはフルーティーな印象があって、なんとなくちぐはぐな印象を持ちました。完成度の点ではレギュラーの方が上に思いますが、十分美味しいハイボールといえるでしょう。





香りはスモーキーなスコッチなのに、味わいは軽やかでフルーティー!!すこし戸惑いを覚える味わいでした。面白みはとてもあると思います!




スモーキーモンキーにはオリジナル版のBatch 27がありますね。2つの違いを比較してみましょう!どちらを選ぶべきか分かりますよ。
モンキーショルダーファミリーでの位置づけ
| 項目 | Batch 27(オリジナル) | Batch 9(スモーキー) |
|---|---|---|
| 構成 | スペイサイドモルト3種のみ | スペイサイド3種 + ピーテッドモルト進化形 |
| ピート | なし(樽由来のチャー香のみ) | あり(ハイランドピート)スモーキー |
| 香り | 洋梨、蜂蜜、バニラ、オレンジ | オークスモーク、バニラ、スパイス |
| 甘さ | 非常に強い(麦芽・フルーツ)スイート | 強い(バニラ・焦げた砂糖)バランス型 |
| スモーク | なし | ドライ、焚き火、燻製 |
| カクテル適性 | 汎用性高(サワー、ハイボール) | スモーキーカクテル特化 |
| ターゲット | 初心者〜一般層万人向け | バーテンダー、中級者 |
| 価格 | 4,000円台 | 5,500〜6,300円 |
💡 ポイント:Batch 9は「Batch 27にスモークの層を追加したもの」という評価が的確!オリジナル版の美味しさを継承しながら、スモーク層を加えた進化形です。オリジナル版のファンがスモーキーな世界へ足を踏み入れるための「架け橋」として最適。
| 項目 | スモーキーモンキー | 典型的なアイラモルト | JW ダブルブラック |
|---|---|---|---|
| カテゴリー | ブレンデッドモルトモルトのみ | シングルモルト単一蒸溜所 | ブレンデッドウイスキーグレーン含む |
| ピート種類 | ハイランドピートドライ | アイラピートウェット | アイラピート中程度 |
| スモークの質 | ドライ、焚き火、燻製 | ウェット、薬品、消毒液 | バランス型、穏やか |
| 香り | オークスモーク、バニラ、スパイス | ヨード、海藻、塩気 | スモーク、ドライフルーツ、ハニー |
| 甘さ | 非常に強い(バニラ・焦げた砂糖)スイート | 中程度〜ドライ(隠れた甘み) | 中程度(蜂蜜・麦芽) |
| カクテル適性 | 非常に高い(混ぜやすい) | アクセント向き(強すぎる) | 高い(汎用的) |
| 価格帯 | 5,500〜6,300円 | 5,000〜7,000円 | 4,500〜5,500円 |
| 開発目的 | カクテルミキシング特化 | ストレート向け | 一般消費者向け万人向け |
| おすすめの方 | カクテルを作りたい方、薬臭さが苦手な方 | 強烈な個性を求める方、ピートフリーク | スモーキー初心者、日常飲み |
💡 ポイント:スモーキーモンキーは「カクテル特化」という明確な立ち位置。アイラモルトのような薬臭さがなく、ダブルブラックより甘くて個性的。バーテンダーの要望から誕生しただけあって、カクテル適性は圧倒的!特にペニシリンには最適解です。
| カクテル名 | スモーキーモンキー | アイラモルト | Batch 27(オリジナル) |
|---|---|---|---|
| ペニシリン | ◎ 最適解 1本で完結、生姜との相性抜群 | ○ 可能 フロート用だが薬臭さが強い | △ 不向き スモークがない |
| スモーキーコラーダ | ◎ 最適解 焼きパイナップル感、甘みとスモークの融合 | △ やや不向き 薬臭さがトロピカルと不調和 | × 不可 スモークがない |
| スモーキーオールドファッションド | ◎ 最適解 ドライで複雑、オレンジとの相性◎ | ○ 可能 個性が強すぎる場合も | × 不可 スモークがない |
| ハイボール | ○ 良好 スモークが爽快に昇華 | ○ 良好 定番の飲み方 | ◎ 最適解 フルーティーで爽やか |
| ウイスキーサワー | ○ 良好 スモークがアクセント | △ やや不向き レモンと薬臭さが不調和 | ◎ 最適解 フルーツ感が引き立つ |
| スモーカコーラ | ◎ 最適解 コーラのスパイスと同調 | ○ 可能 コーラが薬臭さを緩和 | △ 不向き スモークがない |
💡 ポイント:スモーキーモンキーは「スモーキーカクテル特化」として開発されただけあって、ペニシリンやコラーダなどで真価を発揮!アイラモルトより薬臭くなく、Batch 27より個性的。カクテル作りには間違いなくスモーキーモンキーがベストチョイスです!





スモーキーモンキーについて気になる疑問にお答えします!購入前に知っておきたいポイントをまとめました。
よくある質問(FAQ)
「アイラモルトとどう違うの?」
ハイランドピートを使用しているため、アイラ特有の「消毒液」「ヨード」「海藻」のような薬品臭がありません。「焚き火」「木炭」のようなドライで香ばしいスモークで、初心者でも楽しめます。
「カクテルを作らない人にもおすすめ?」
ストレートやハイボールでも十分美味しいですが、このウイスキーの真価はカクテルで発揮されます。家でカクテル作りに挑戦したい方に特におすすめです。
「オリジナル版(Batch 27)とどちらを買うべき?」
スモーキーなウイスキーが好きならBatch 9、甘くて飲みやすいものが好きならBatch 27。Batch 27の方が汎用性は高いですが、Batch 9の方が個性的で面白いです。
「価格が高くなってきたけど、買う価値ある?」
6,000円台になり確かにコスパは悪化しましたが、1本で多様なスモーキーカクテルが作れる汎用性は他に代えがたい価値。ボトル数を増やしたくない方には特におすすめです。
「在庫が見つからないけどどこで買える?」
オン・トレード(バー・レストラン)優先の配給戦略のため、一般流通が少なめ。専門店やオンラインショップをこまめにチェックするのがおすすめです。
「保存方法は?」
直射日光を避け、涼しい場所に立てて保存。40%という度数なので、開封後も比較的長期間品質を維持できます。
まとめ
「モンキーショルダー」の派生ボトル「スモーキーモンキー」のレビューでした。
個人的に愛飲している「ティーチャーズ」のようなハイランドスモーキーの味わいを想像していましたが、スペイサイドで造られているだけあって、フレッシュな果実のニュアンスを感じつつスモーキーな味わいが広がるとてもユニークな味わい。カクテルベースとして開発されたようですが、このボトル自体がカクテルといっても良いくらいに、二分する対照的な香りと味わいが一気に楽しめる仕様となっています。
個人的にはバランスや完成度でいえばレギュラーの「モンキーショルダー」には及ばないと思います。ただ、思考を変えてコーヒーリキュールを少し足したり、フレッシュフルーツを添えたりなど、このボトル単品で楽しむというよりは、やはりカクテルベースとして楽しんだ方が可能性は広がるかもしれません。
煙と果実のハーモニーを気軽に楽しんでみたい方、また少し変わったウイスキーの味わいを求める方には、手頃でちょうど良いボトルといえるでしょう。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。


最後までお読み頂きありがとうございました。


テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。







コメント