【レビュー】ブッシュミルズ ブラックブッシュの味と香りを解説!!山崎に味が似てる!!は本当なのか!?

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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!今回も、魅力的なウイスキーの解説&レビューを行っていきます!!

「ブッシュミルズ ブラックブッシュ」というウイスキーをご存知でしょうか!?

ブラックブッシュは、低価格ながら入手困難なジャパニーズウイスキー「山崎」に味わいが似ていると言われるウイスキーです。また、ブラックブッシュの存在を知っていたけど、購入に踏み切れない方の中には、このような不安があるのではないでしょうか!?

  • そもそもブラックブッシュとは!?
  • 山崎に味が似ているって本当!?
  • 価格に見合った味わいなの!?

そこで、今回はブラックブッシュの存在を知らなかった方や、実際に購入を検討している方に向けて、ウイスキー歴25年、数百本のストック、バーテンダーとの豊富な交流から、ブラックブッシュの解説と実際にストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方で味や香りをレビューしていきます。

具体的には、

  • ブラックブッシュについて
  • 製造している蒸溜所の解説
  • ブラックブッシュの製法やスペック
  • 実際に飲んで香りや味をテイスティングレビュー
  • まとめ

の順番で解説していきます。5分くらいで読めますし、画像を見ながらでも「ブラックブッシュ」の概要が分かるようになっています。

購入しようか迷っているけど、なるべく失敗したくない!!という方は是非、最後までご覧ください!

ブラックブッシュを簡単にまとめると

このウイスキーについて

今回は、アイルランドのウイスキー「ブッシュミルズ」から「ブラックブッシュ」をご紹介します!!

「ブラックブッシュ」は50年以上も続く歴史ある銘柄の一つで、最近では入手の難しいサントリー山崎に味が似ている!?とも言われたりしています!!

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続いて「ブッシュミルズ」についての歴史や特徴を見ていきましょう!!

ブッシュミルズは、アイルランドのアントリム州にある村で、同名のアイリッシュウイスキーブランドでも知られています。ジェムソンやタラモアデューに次ぐ売上を誇るこのブランドは、世界中に熱狂的なファンを持っています。伝統的な製法と高品質なモルトウイスキーの使用が特徴で、その歴史は非常に長く、世界最古の蒸溜所の一つと言われています。

かつて紡績業で栄えたブッシュミルズの村には、昔からウールミルが多く存在していました。この地に建てられた蒸溜所は、ジェームス1世から蒸溜の免許を与えられた最初の施設として知られています。火災で一度は失われた蒸溜所ですが、その後再建され、今日まで続いています。

最近ではバスカーなど何かと注目を集めているアイリッシュウイスキーですが、その元祖とも言うべき銘柄、それがブッシュミルズです!!

ブッシュミルズの歴史は、アイルランドのウイスキー製造における貴重な遺産です。その始まりは1608年にさかのぼりますが、「ブッシュミルズ」として正式に稼働を開始したのは1784年のことでした。それ以前から、同じ場所でウイスキー製造が行われていたという記録も残されています。ブッシュミルズの蒸溜所は、英国王ジェームス1世から蒸溜免許を授かり、国に認められた最初の蒸溜所として機能しました。

1885年の火災で蒸溜所は失われましたが、再建され、所有者が変わりながらも、現在は大手テキーラメーカーのクエルボ社が経営を行っています。蒸溜所の再建時には、スコットランドの技術者チャールズ・クリー・ドイグが招かれ、新しい蒸溜所の設計を手掛けました。彼の設計により、ブッシュミルズは独特の建築スタイルを持つ蒸溜所へと生まれ変わりました。

ブッシュミルズは、アイルランドのウイスキー製造の歴史と共に進化を遂げてきました。その伝統と革新の融合が、世界中で愛されるウイスキーブランドとしての地位を確立しています。

様々な困難を乗り越えてきたブッシュミルズの歴史は、ウイスキーの歴史とも言えるかもしれません。

ブッシュミルズのウイスキー製造工程は、厳選された原材料と緻密な手順によって特徴づけられています。最初に、アイルランド産の大麦麦芽を選び、ノンピートとライトピートのものを自然乾燥させます。このステップは、後にウイスキーの風味を決定づける重要な工程です。

製造過程では、高品質なブリッグス製マッシュタンを使用し、ステンレス製の発酵槽が8基設置されています。粗く挽かれた麦芽を熱湯と混ぜ合わせ、麦汁を作り出します。この時、発酵に使わない麦殻は牛の飼料として再利用されます。

麦汁に酵母を加え、約50時間の発酵を経て、アルコール度数約8%のもろみが完成します。そして、ブッシュミルズはアイリッシュウイスキーの伝統に従い、3回の蒸溜を行います。

最初の蒸溜でアルコール度数は約20%になり、2回目の蒸溜で約70%に増加します。最終的な3回目の蒸溜で、アルコール度数は約70〜80%にまで高められます。これらの工程を通じて、ウイスキーには深みのある風味と複雑性がもたらされます。

他のアイリッシュウイスキーと異なり、ブッシュミルズはポットスチルウイスキーとモルトウイスキーをブレンドすることで、50%以上の高いモルト比率を保持しています。これがブッシュミルズ独自の特徴であり、その結果として、特有の優れた風味と品質のウイスキーが生み出されています。

また、ブッシュミルズの仕込み水は、ブッシュ川の源流にあるセント・コロンバの泉から採取されています。この泉は、6世紀の聖者セント・コロンバがアイルランドにキリスト教を広めるために訪れた場所にちなんで名付けられました。このような歴史的背景が、ブッシュミルズの製法にさらなる深みを加えています。

アイルランドならではの3回蒸留はもちろん、モルト含有率が高く良質なブレンデッドウイスキーを生み出すブッシュミルズの製法!!

伝統を受け継ぎながらブッシュミルズならでのこだわりの製法をもって高品質なアイリッシュウイスキーを生み出しています。

ブラックブッシュは、ブッシュミルズ蒸留所の主力製品として50年以上にわたり販売されていますが、正確な販売開始時期は明らかではありません。第二次世界大戦中にドイツ空軍の爆撃を受けたことで、貴重な記録が失われたためです。

このウイスキーは、ブッシュミルズ蒸留所で製造されたモルト原酒を7年以上シェリー樽とバーボン樽で熟成させた後、ボトリングされます。ブレンドにはモルト原酒が70%以上使用され、残りはグレーン原酒で構成されています。この高いモルト比率が、ブラックブッシュの豊かな風味と品質を生み出す要因となっています。

ブラックブッシュの製造過程は、100%アイルランド産の大麦を使用したモルト原酒に特徴があります。さらに、地元の原材料にこだわり、アイリッシュ・ディスティラーズ社の新ミドルトン蒸留所で生産された原酒も使用されています。

すべての原酒は3回の蒸溜を経て、ウイスキーはそのクセを抑え、滑らかで爽やかな口当たりを実現しています。この独自の製法と味わいの深さが、ブラックブッシュを多くの愛好家に愛され続ける理由です。

ブレンデッドウイスキーながら、モルト比率が非常に高い「ブラックブッシュ」はモルトが持つ個性を存分に楽しめるウイスキー!!

シェリー樽原酒を含む良質なモルトを贅沢に使った「ブラックブッシュ」ブレンデッドウイスキーの枠を超えた味わいがこうして生まれます!!

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それでは、「ブラックブッシュ」の味と香りをストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!!

今回、ストレートではブラックブッシュが「山崎NA」と「山崎12年」に本当に似ているかを飲み比べて検証してみました!!そちらも是非、参考にして下さい!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

ブラックブッシュのフレーバー

ブラックブッシュの味わい

ストレートで飲んでみる

香り

  • オーク、葡萄の皮、ドライフルーツ、ハチミツ、オレンジ、(石鹸)

味わい

  • スパイシーでハチミツ香る

感想

まずはストレートで飲んでみます。

香りは、オーク樽由来のウッディな香りが基調を成し、葡萄の皮の渋みや熟した果実、ドライフルーツのフルーティーなアロマが感じられます。ハチミツの甘い香りとオレンジの柑橘系の甘みと酸味が加わり、微かに石鹸を思わせる芳香も漂います。

口に含むと、オイリーでやや粘り気のある質感があり、ハチミツとドライフルーツの甘みが熟成感とともに広がります。スパイシーな味わいが徐々に強まりつつ、ビターな後味が軽快に追いかけてきて、スパイスの風味がゆっくりと消えていく余韻が楽しめます。

モルト含有率の高さから、ブレンデッドウイスキーでありながらシングルモルトのような香りや味わいの広がりを持ち、ジャパニーズウイスキーの繊細さにも通じる点があります。山崎をはじめとする「ザ・ジャパニーズウイスキー」のファンであっても、ピート感やアルコール感が控えめなため、気軽に楽しめるでしょう。

シングルモルトを飲んでいるかのような複雑でエレガントな香味が素晴らしい味わいです!!ピート感もないので女性やウイスキーを飲み慣れていない人にもオススメ!!

せっかくですので、サントリー山崎(ノンエイジ)と味わいを飲み比べてみました!!

香りは、山崎のワイン樽熟成モルトからくるフルーティーでエレガントな香りがとてもダイレクトに感じられ、ブラックブッシュのソレとは確実に違います。また、味わいについても香味高く、フルーティーで味の濃さが山崎のほうが主張が非常に強いです。

しかし、普段ワインを飲み慣れている方であれば気にならない独特のタンニンっぽさ(渋み)も、こうしてブレンデッドのブラックブッシュと飲み比べると、ややしつこくも感じられグレーンがブレンドされている分、ブラックブッシュの方が軽やかで飲みやすいです。

両者が似てるかというと、味の方向性に違いがあるので微妙ですが、粉っぽさや果実感、エレガントな熟成感など共通項もあるなど雰囲気は近しいものがあると思いました。

ザックリとした感想としては「まぁ、雰囲気は似ている」でした!どちらもそれぞれの良さがありますが、総じてブラックブッシュの方が飲みやすいと感じました!!

更に、山崎12年とも飲み比べをしてみました。

香りは、ミズナラ樽の何ともエキゾチックでサントリーらしい香味がして、ブラックブッシュと比べるとシングルモルトらしい甲高い、ラウドな香味で溢れています。

味わいは、ミズナラ樽のスパイシーさとシェリー樽のエレガントでフルーティー複雑さを併せ持っていて、余韻も長く、唯一無二の味わいが口の中いっぱいに広がります。

対してブラックブッシュの方は、スパイシーさやエレガントな要素は類似する部分もありますが、ブレンデッドらしく軽快で、さっぱりとした印象。

味の方向性としては、山崎12年の方がブラックブッシュと方向性が似ていて、山崎12年からミズナラ樽原酒を抜いたらブラックブッシュのような味わいになるのではないか!?と、思えるくらいに両者の味の方向性は似ていると感じました。

どっちが美味しいか!?については、好みの問題もありますが山崎12年に迫るブラックブッシュの味わいはとても優秀だと感じました!!

ロックで飲んでみる

香り

  • オーク、ハチミツ、ドライフルーツ、白桃、オレンジ、ピール、ナッツ

味わい

  • ビターテイスト、オークの香りが広がる

感想

次はオンザロックで飲んでみます。

オーク樽由来のウッディな香りが強く、ナッツの香ばしさが際立ちます。ハチミツと白桃の甘い香りが基調をなし、オレンジの柑橘系の爽やかさとピールのビター感が奥行きを与えています。

口に含むと、オーキーで香ばしいモルトの風味が広がり、ビターな傾向が感じられますが、ピールの爽やかさとドライフルーツの香りが絶妙に調和しています。余韻には、オークのウッディな香りとピールのビター感が持続し、石鹸のような繊細な芳香が感じられます。

ストレートと比べて、ジューシーさがあり白桃のニュアンスとピールが味わいに爽やかさをもたらしています。甘いのが苦手な方は氷を入れてオンザロックで味の変化を楽しまれるのが良いでしょう。

スパイシーさは薄れ、ギュっとしたビターな味わいが主体となります。ブレンデッドの水で開く感覚が飲んでいて非常に心地よく、飲み飽きない軽やかさが魅力的でした!!

ハイボールで飲んでみる

香り

  • オーク、ハチミツ、シリアル、ピーナッツの皮

味わい

  • オーキーでビターがとても爽やか

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りはだいぶ薄まってきましたが、オークやオガクズのようなウッディな香りに、ハチミツの優しい甘さ、そして、麦のシリアルに渋みを感じるピーナッツの皮のような香りが広がります。

口に含むと、ロックのようなギュッとしたビター感は薄れ、柔らかくて少し穀物感のあるビターが口の中に広がり、ナッツの香ばしさ、ハチミツのかすかな甘味と共にオークの香りが感じられます。そして、ピールの爽やかなビターが追いかけてくると、穀物感のある味わいと重なり、ゆっくりと消えていきます。

クラシカルでウイスキーらしいオークの香りが心地よく響く味わいは、スコッチの力強さとは異なり繊細で、どことなくジャパニーズを彷彿とさせる優しい味わいのハイボールです。このような味わいなら、どんな場面でも飲みやすく、食事との相性も非常に良さそうです。

まとめ

ブッシュミルズの「ブラックブッシュ」のレビューでした。

”山崎に似ている”としばしば言われるブラックブッシュですが、実際に飲んでみると、ジャパニーズウイスキー特有の繊細な味わいと香りを持ちつつ、ブレンデッドでありながらシングルモルトのような個性豊かな主張の強さを感じさせるウイスキーでした。

では、山崎の代替品として、または本当に似ているかというと、実際に飲み比べてみると、似ているというよりも、ウイスキーの味をざっくりとしたカテゴリーに分けた場合、同じカテゴリーに属するという表現が適切かもしれません。

山崎NAは”イチゴジャムやベリー系の香りが印象的”で、山崎12年は”ミズナラの印象が強い”です。これらはどちらも山崎のシングルモルトを象徴する香りであり、ブラックブッシュには欠けている個性です。

この個性に対して、似ているかと問われれば、それは別物です。しかし、ピート感がなく飲みやすい点、スパイシーな香味など、味全体の雰囲気は近いと感じます。逆に言えば、ブラックブッシュがお好みであれば、山崎NAや山崎12年もお好みのウイスキーである可能性が高いと言えるでしょう。

どちらにせよ、2,000円代後半でブレンデッドウイスキーながら高いモルト比率のブレンドが施されており、コストパフォーマンスに優れています。また、ウイスキー初心者でも安心して飲めるクセのなさは非常に優秀です。

昨今のウイスキーブームの中で、安定して購入可能であり、価格以上の味わいを提供するウイスキーは珍しいです。ジャパニーズやスコッチに比べると少し影が薄いかもしれないアイリッシュウイスキーですが、このような素晴らしい銘柄があることを改めて認識させてくれるウイスキーでした。

興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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