【レビュー】ロイヤルサルート21年を徹底解説~王室への敬意から生まれたプレステージウイスキー~

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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

Caoli(助手)
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今回は、スコッチウイスキーの最高峰の一つとして知られる「ロイヤルサルート21年」の解説&レビューを行っていきます!

今回は、スコッチウイスキーの最高峰の一つとして知られる「ロイヤルサルート21年 シグネチャーブレンド」の解説&レビューを行っていきます!!

1953年のエリザベス2世女王戴冠式のために特別に創作されたロイヤルサルートは、70年以上にわたり、その卓越した品質と英国王室との深い繋がりで世界中の愛好家を魅了してきました。最低21年以上熟成という揺るぎない基準を守り続け、ブレンデッドスコッチウイスキーの頂点に君臨し続けるこのブランドの魅力を徹底解説します。

特に「シグネチャーブレンド」は、ブランド誕生以来のフラッグシップ製品で、エリザベス2世女王の王冠のサファイアを象徴する美しい青い陶器ボトルに詰められています。複雑かつ調和のとれた味わいで、プレステージブレンデッドスコッチの代名詞とも言える一本です。

この記事では、王室への敬意から生まれた伝説的なプレステージウイスキーの歴史、製法、味わいについて詳しくご紹介します。

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ロイヤルサルート21年「シグネチャーブレンド」の基本情報と特徴

ロイヤルサルート21年 シグネチャーブレンドの詳細はこちら
カテゴリーブレンデッドスコッチウイスキー
産地スコットランド
メーカーシーバス・ブラザーズ社(ペルノ・リカール傘下)
アルコール分40%
内容量700ml
価格帯12,000〜
飲みやすさ★★★★☆☆☆
味わいの特徴フルーティーでクリーミー、複雑な多層的風味
おすすめの飲み方ストレート、ハイボール
ロイヤルサルート21年の長所・特徴
ロイヤルサルート21年の短所・注意点
  • 英国王室戴冠式を起源とする高貴な歴史
  • 全ての原酒に最低21年以上の長期熟成を保証
  • ストラスアイラ蒸溜所の原酒をキーモルトとした複雑なブレンド
  • クリーミーでエレガントな口当たりと多層的な風味
  • サファイアブルーの美しい陶器ボトルと洗練されたパッケージング
  • ブレンデッドスコッチの最高峰としての揺るぎないステータス
  • 高価格帯(25,000円前後)のプレミアムウイスキー
  • 初めての方には複雑すぎる風味かもしれない
  • 繊細な味わいを活かすためにはグラス選びが重要
  • 過度の加水で特有の渋みが出ることがある

ロイヤルサルートの歴史と王室との深い繋がり

Key(筆者)
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ロイヤルサルートは、スコッチウイスキーの歴史の中でも特に王室との繋がりが深いブランドとして知られています。

Caoli(助手)
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その誕生の背景と70年にわたる歴史を振り返ると、このブランドが高級ウイスキーとして特別な位置を占めている理由がより分かりやすく見えてきます。

戴冠式からの誕生

ロイヤルサルートの物語は、1953年6月2日に行われた英国女王エリザベス2世の戴冠式にまで遡ります。この歴史的な式典を記念して、シーバス・ブラザーズ社は特別なスコッチウイスキーを献上しました。

当初は記念限定品として発売されましたが、その卓越した品質が評価され、継続販売を望む声が多く寄せられたため、定番商品として製造が続けられることになりました。

Key(筆者)
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70年もの歴史を誇るロイヤルサルートは、単なるウイスキーを超えた、英国王室への敬意と称賛の象徴なんです!

21回の皇礼砲と21年熟成の意味

ブランド名「ロイヤルサルート」は、戴冠式のような国家的重要行事において、英国王室への敬意を表して放たれる21回の皇礼砲(Royal Salute)に直接由来しています。

この「21」という数字は、ロイヤルサルートブランドのアイデンティティの中核を成すものとなり、すべてのボトルで最低熟成年数21年という厳格な基準として採用されています。

この厳しい熟成年数の規定は、ロイヤルサルートの品質と価格設定における正当性の根幹をなしています。21年という長期間の熟成によって、ウイスキーは樽から複雑な風味と香りを吸収し、口当たりはより滑らかで芳醇になります。

熟成によって樽の中のウイスキーは毎年約2%ずつ蒸発し、これは「天使の分け前(Angel’s Share)」と呼ばれます。21年という長い歳月を経ると、元々の原酒のかなりの量が失われることになります。この長い熟成期間を経て自然と選び抜かれた原酒だけが、ロイヤルサルートとしてブレンドされる価値を持つのです。

Caoli(助手)
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多くの高級ブレンデッドスコッチが12年や18年熟成を主力としている中で、ロイヤルサルートの21年という最低熟成年数は、このブランドの個性と贅沢さを特別なものにしている特徴と言えるでしょう。

サファイアブルーの陶器ボトルの意味

ロイヤルサルート「シグネチャーブレンド」の象徴とも言えるのが、美しいサファイアブルーの陶器ボトルです。このデザインは、エリザベス2世女王の戴冠式で使用された王冠に輝くサファイアを象徴しています。

ブランドは様々な記念ボトルも発売しており、2012年には女王即位60周年(ダイヤモンドジュビリー)を記念した特別ボトルが限定販売されました。また2023年のチャールズ3世国王の戴冠式に際しても記念ボトルが発表され、ブランドと王室との70年にわたる深い絆を表現しています。

サファイアブルーの陶器ボトルは、単なる容器以上の意味を持ちます。それは、ロイヤルサルートが持つ高貴さと伝統の視覚的な表現であり、また内容物を光から守る実用的な役割も果たしています。このボトルは他のロイヤルサルート製品とともにコレクション性の高いアイテムとしても評価されています。

Key(筆者)
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エリザベス女王の戴冠式で誕生し、70年以上にわたって進化を続けるロイヤルサルート。そのサファイアブルーのボトルは、単なるパッケージではなく、ブランドと王室の絆を象徴する重要な要素です!

ブレンディングの先駆者「シーバス・ブラザーズ」

Key(筆者)
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ロイヤルサルートを理解するためには、この名門ブランドを生み出したシーバス・ブラザーズ社の歴史を知ることが大切です。

Caoli(助手)
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長い伝統を持つこの会社がブレンデッドスコッチウイスキーの発展にどのように貢献してきたのか、その歩みを見ていきましょう。

創業と王室御用達の栄誉

シーバスリーガルおよびロイヤルサルートの物語は、1801年、スコットランド北東部の都市アバディーンで始まります。ジェームズ・シーバスは、アバディーンの高級食料品店で働き始め、その商才と勤勉さで頭角を現しました。後に弟のジョン・シーバスを事業に招き入れ、シーバス・ブラザーズ社を設立しました。

彼らの店は、コーヒー、紅茶、スパイス、ワイン、そしてもちろんウイスキーなど、世界中から集められた高品質な食料品や嗜好品を扱っていました。その品質の高さは評判を呼び、遠方の顧客からも注文が舞い込むほどでした。

特筆すべきは、1843年にヴィクトリア女王が滞在するバルモラル城への食料品納入御用達を拝命したことです。これにより、シーバス・ブラザーズ社は英国王室御用達(Royal Warrant Holder)の栄誉を得て、その名声はさらに高まりました。

Key(筆者)
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シーバス・ブラザーズ社と英国王室の関係は、ロイヤルサルート誕生の100年以上前から続いていました!

Caoli(助手)
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この長年の信頼関係があったからこそ、エリザベス女王の戴冠式という特別な機会に捧げるウイスキーを創造する資格があったと言えますね!

ブレンディング技術の開発

1840年代から1850年代にかけて、富裕層の間でより洗練された、飲みやすいウイスキーへの需要が高まりました。当時の主流であったシングルモルトウイスキーは、個性が強く、時に荒々しい味わいのものも少なくありませんでした。

この需要に応えるため、シーバス兄弟は、異なる蒸溜所のモルトウイスキーやグレーンウイスキーを組み合わせる「ブレンディング」という技術に早くから着目しました。彼らは店の地下セラーで様々な原酒のブレンドを試み、より滑らかで調和のとれた味わいのウイスキーを創り出すことに成功しました。

これは、今日のブレンデッドスコッチウイスキーの原型となるものであり、シーバス兄弟をブレンデッドウイスキーのパイオニアの一人と位置づける所以です。

ストラスアイラ蒸溜所の重要性

シーバス・ブラザーズ社が生み出した高品質なブレンデッドウイスキーは、国内のみならず海外でも評価を高め、特に20世紀初頭にはアメリカ市場で大きな成功を収めました。

第二次世界大戦後、シーバスリーガルブランドは復活を遂げ、特に「シーバスリーガル12年」は世界的な人気を獲得しました。この成功を支える上で重要な転機となったのが、1950年のストラスアイラ蒸溜所の買収です。これにより、シーバス・ブラザーズ社は、自社ブレンドに不可欠なキーモルトの安定供給源を確保し、品質管理体制を強化しました。

ストラスアイラ蒸溜所は、1786年創業のハイランド地方最古の稼働蒸溜所の一つであり、その原酒はフルーティーでフローラルな特徴を持ち、ロイヤルサルートのブレンドに豊かな基盤を与えています。この蒸溜所は、シーバスリーガルおよびロイヤルサルートの「魂の故郷」とも呼ばれています。

Key(筆者)
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ストラスアイラ蒸溜所の存在は、ロイヤルサルートの品質にとって欠かせません!

Caoli(助手)
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自社でこの重要な蒸溜所を所有することで、キーモルトの品質と供給を安定的に確保し、一貫した高品質を維持することが可能となっています。

ロイヤルサルート21年の製造工程は熟成とブレンドの芸術

Key(筆者)
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ロイヤルサルート21年の卓越した品質を支えているのは、厳選された原酒の長期熟成と、熟練したマスターブレンダーによる絶妙なブレンディングです。

使用される原酒と熟成樽

イヤルサルートに使われる原酒は、厳選された高品質なオーク樽で最低21年間熟成されています。使われる樽の種類によって、最終的なウイスキーの味わいが大きく変わってきます。

ロイヤルサルートのブレンドには、様々な樽で熟成された原酒が用いられています。

  • シェリー樽熟成原酒::ドライフルーツの甘みや豊かな香りをもたらします
  • バーボン樽熟成原酒::バニラやハチミツのような甘さを付与します
  • ファーストフィル樽::より活発な樽由来の風味を提供します
  • リフィル樽::原酒本来の特徴をより引き立てます

特別なエディションでは、ペドロ・ヒメネス(Pedro Ximénez)シェリー樽やコニャックカスクなど、さらに多様な樽が活用されることもあります。

21年以上の長い熟成期間をかけることで、樽から出る様々な香りや味わいが原酒にしっかりと溶け込み、奥深く洗練された味が生まれるのです。

Caoli(助手)
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21年という長期熟成中に失われる「天使の分け前」は、ロイヤルサルートの希少性と価値を高める重要な要素で選ばれた原酒のみを贅沢に使用しています。

ブレンドの秘密

ロイヤルサルートの卓越した味わいは、熟練したマスターブレンダーによるブレンド技術の賜物です。最低21年以上熟成された希少なモルトウイスキーとグレーンウイスキーが、絶妙なバランスでブレンドされています。

キーモルト(ブレンドの核となるモルトウイスキー)としては、スペイサイド地方にあるストラスアイラ蒸溜所の原酒が使用されています。その他にも、グレンキース、ザ・グレンリベット、ブレイヴァル、カパードニッチ、ロングモーン、アベラワー、グレンバーギーなど、スコットランド各地、特にスペイサイドの著名な蒸溜所の長期熟成原酒が用いられています。

これらの多様な原酒を組み合わせることで、ロイヤルサルート特有の複雑で深みのある、かつ滑らかな味わいが創り出されます。現在のマスターブレンダーであるサンディ・ヒスロップは、長年の経験と知識に基づき、これらの貴重な原酒の個性を最大限に引き出し、調和させる役割を担っています。

Key(筆者)
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サンディ・ヒスロップ氏は名門バランタインのマスターブレンダーも兼任するウイスキー界の重鎮です!

ロイヤルサルートの多様性(主要なラインアップ)

ロイヤルサルートは、伝統的な「シグネチャーブレンド」に加え、近年、モルトウイスキーのみ、あるいはピートの効いた原酒を使用したバリエーションを展開し、多様化するウイスキー愛好家の嗜好に応えています。これらはすべて最低21年熟成というブランドの核を守りつつ、異なる個性を表現しています。

ロイヤルサルート21年 シグネチャーブレンド (The Signature Blend)

  • タイプ:ブレンデッドスコッチウイスキー (モルト&グレーン)
  • 特徴:1953年のブランド誕生以来受け継がれるフラッグシップ。フルーティーでなめらかなスタイルが特徴。エリザベス2世の王冠のサファイアを象徴する青色の陶器ボトル。
  • 香り:洋梨や柑橘類の豊かで力強い香り、秋の花のアロマ、甘美なバニラ、ドライな樽香、ほのかなシェリー香とスモーキーさ。
  • 味わい:甘いオレンジマーマレード、フレッシュな洋梨、豊かなスパイス、ヘーゼルナッツの香ばしさ、わずかなスモーキーさ。
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今回のレビューボトルです。ロイヤルサルートの代表作でまずはこのボトルから試してみるのがオススメです!

ロイヤルサルート21年 モルトブレンド (The Malt Blend)

  • タイプ:ブレンデッドモルトスコッチウイスキー
  • 特徴:ブランド史上初のブレンデッドモルト。21年以上熟成のモルトウイスキーを21種類以上ブレンドした「シングルモルトのシンフォニー」。リッチな舌触りと熟したピーチのような甘みが特徴。エリザベス2世の王冠のエメラルドを象徴する緑色の陶器ボトル。
  • 香り:熟した柔らかい果実(洋梨、桃、マンダリンオレンジ)、カシスのジャム、スミレの香り。
  • 味わい:あんず、クリーミーバニラ、バナナクレームブリュレのような甘く豊かな味わい、クローブのほのかなスパイス感。
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モルト原酒のみをブレンドした非常に贅沢なロイヤルサルート21年です。個性的な味わいのモルトを一つのボトルにまとめた芸術作品。

ロイヤルサルート 21年 ピーテッドブレンド(Peated Blend)

  • タイプ: ブレンデッドスコッチウイスキー
  • 特徴: ピーテッドブレンドは、閉鎖蒸留所の稀少なウイスキーと、選りすぐりのモルトウイスキー、グレーンウイスキーを組み合わせて造られています。閉鎖蒸留所は、「Lost distilleries(失われた蒸留所)」と呼ばれることが多く、これらの遺産に敬意を込めています。
  • 香り: 甘い桃とオレンジのノートが、スモーキーさと完全に混ざり合っています。
  • 味わい: はちみつ、ジューシーな洋ナシ、フレッシュなヘーゼルナッツ、焦がしたオレンジの皮、香り高いスモーキーピートで完璧に仕上げられます。
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閉鎖蒸留所の貴重な原酒も使用して作られたピーティーなロイヤルサルート21年です。個性が際立つ味わいを求める方におすすめ!

ロイヤルサルートの多彩なラインナップは、ウイスキーファンの様々な好みに応える工夫が凝らされています。伝統的な「シグネチャーブレンド」の優雅な味わいから、「モルトブレンド」のフルーティーな豊かさ、「ピーテッドブレンド」のスモーキーな個性まで、すべて21年以上の熟成という贅沢さを基本に、それぞれが異なる魅力を持っています。

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では、実際にロイヤルサルート21年シグネチャーブレンドの味と香りをみていきましょう!

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ロイヤルサルート21年シグネチャーブレンドを実際に飲んでみた

ロイヤルサルート21年のフレーバー

ロイヤルサルート21年の味わい

柑橘感が爽やかなストレート

香り

熟したリンゴ、オレンジ、プラム、ハチミツ、花、オーク、奥にピート

味わい

華やかでスムース、複雑な香り

感想

グラスに注いだ瞬間から、熟した果実の甘美な香りが豊かに広がります。蜜を湛えたリンゴや、フレッシュなオレンジ、そして上品なプラムの香りが重なり合い、そこにハチミツの優しい甘さと、まるでブーケのようなフローラルな香りが華やかさを添えます。奥には、上質なオーク樽由来の香ばしさと、かすかにスモーキーなピートのニュアンスが感じられ、複雑な香りのハーモニーを奏でています。

口に含むと、まずオークとシトラスの爽やかな香りが広がり、舌の上でピリッとしたスパイシーさが顔を出します。その後に、ハチミツのまろやかな甘さと、シトラスのほのかなビターさが追いかけてきて、味わいに奥行きを与えます。

余韻は非常に長く、シトラスのフレッシュさ、ハチミツの甘さ、そして優雅な花の香りが、スパイシーさと絡み合いながらゆっくりと消えていきます。まさに、21年の熟成が生み出した複雑で奥深い味わいを堪能できる一本です。

Key(筆者)
Key(筆者)

何層にも重なる風味の複雑さと、それでいて調和のとれた深みのあるオークの香りと柑橘の爽やかさが絶妙です!

オーキーな香りが引き立つロック

香り

リンゴ、オレンジ、ハチミツ、オーク、ピート、花、ナッツ

味わい

オーキーで樽の渋味

感想

オンザロックにすることで、香りの印象が少し変化します。リンゴやオレンジのフルーティーな香りはそのままに、ハチミツの甘さがより際立ち、オーク樽の香りが前面に出てきます。かすかに感じられたピートの香りが、ストレートよりも少し強く感じられるようになり、フローラルな香りに加えて、ナッツのような香ばしさが現れます。

口に含むと、まずリンゴとオレンジのフルーティーな甘さが広がり、続いて力強いオークの風味が押し寄せます。ストレートでは奥に感じられたピートのニュアンスが、ここではより明確になり、味わいに深みを加えます。徐々にオレンジの皮のようなビターさと、樽由来の木の渋味が現れ、全体を引き締めます。

余韻は、オークとシトラスの香りが中心となり、木の渋味が長く残る、骨太な印象です。

Key(筆者)
Key(筆者)

オークの香りとピートのニュアンスが強調され、ビターさが際立つ味わいですが複雑さもあり温度と加水によって様々な表情を見せてくれます。

柔らかくピート香るハイボール

香り

リンゴ、オレンジ、ライム、ナッツ、オーク、湿った木の皮、ピート

味わい

爽やかでウッディでシトラス香る

感想

ハイボールにすることで、ロイヤルサルート 21年の持つフルーティーさとシトラスの爽やかさが際立ちます。リンゴやオレンジに加えて、ライムのキリッとした香りが加わり、全体的に軽快な印象を与えます。ナッツの香ばしさやオークのウッディな香りは残しつつ、湿った木の皮のような独特のニュアンスと、かすかなスモーキーフレーバー、そしてピートの香りが、ソーダによって引き立てられ、みずみずしい印象を与えます。

口に含むと、シトラスの爽やかな味わいが広がり、その後にウッディなオークの香りが複雑に絡み合います。柔らかなビターさと、オーク由来の渋味が奥行きを与え、単調にならない複雑な味わいを愉しめます。

余韻は、ほのかなスモーキーフレーバーとオークの香りが、シトラスのビターさを伴いながら、ゆっくりと消えていきます。食中にも合わせやすい、爽やかで奥深いハイボールです。

Key(筆者)
Key(筆者)

シトラスとオークの香りが引き立つ爽やかなハイボールです。しかし、所々で複雑な香味が感じられる奥深さも魅力的!

まとめ

ロイヤルサルート21年の総合評価
イマイチ
良い


英国王室の戴冠式に由来する「ロイヤルサルート21年 シグネチャーブレンド」は、70年以上にわたり、スコッチウイスキーの世界で高い評価を受け続けている銘酒です。シーバス・ブラザーズの熟練技術とペルノ・リカール社のブランド戦略が結実したこのウイスキーは、21年以上熟成された希少な原酒のみを使用し、その価値を不動のものとしています。

優雅な花の香り、熟した果実の甘さ、絹のように滑らかな舌触りと長く続く余韻は、厳選された蒸溜所の原酒の芸術的ブレンドによって生み出されています。このウイスキーの真髄を味わうにはストレートでの飲用が理想的ですが、様々な楽しみ方も可能です。

ロイヤルサルートは単なる高級酒ではなく、歴史と技術、そして英国王室への敬意が込められた「液体による威厳の表現」であり、特別な瞬間を彩るにふさわしい一本と言えるでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラスです!!

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