【レビュー】デュワーズ8年 カリビアンスムース

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

このウイスキーを簡単にまとめると

デュワーズ8年 カリビアンスムースとは
  • ウイスキー属性:ブレンデッドウイスキー
  • 産地・メーカー:スコットランド(デュワーズ)
  • 概要:ラム樽でフィニッシュした限定品
  • 飲みやすさ:★★★★★☆(ハイボールは★6)
  • 味わい:ラムレーズンの香り、トロピカルフルーツ
  • おすすめの飲み方:ハイボール
  • 総合評価:★★★★☆☆
  • どんな人に向いている?:飲みやすいハイボールを求める人、フルーティーな味わいを好む人

デュワーズカリビアンスムースについて

今回は、「デュワーズイノベーションシリーズ」の第一弾「ディワーズ8年 カリビアンスムース」をレビューします。

「デュワーズ8年カリビアンスムース」は最大40種のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドし最低でも8年間熟成させた後に、カリビアンラム酒樽でフィニッシュ(後熟)を行っています。

そもそもラム酒とは

出典:bacardi HP

そもそも「ラム酒」とは、サトウキビを原料に造られるスピリッツ(蒸溜酒)でパイレーツオブカリビアンなどで、海賊が飲んでいるあのお酒です。

造られている地域はカリブ海諸島のキューバ、ジャマイカ、プエルトリコなど

涼冷な気候で熟成するウイスキーとは違い、暖かな南国の気候で造られているラム酒。その熟成に使われた空き樽にウイスキーを詰めて熟成させるわけですから、ラムの要素がにじみ出て味わいにも強く反映されます。

ちなみに「カリビアン」とは「カリブ海に関する」という意味で、「カリビアンスムース」というネーミングからも、内容を読み取ることが出来ますね!

以前に紹介した『デュワーズ8年イリーガルスムース』は簡単に言うとテキーラ(メスカル)の樽で後熟したウイスキーでしたが、今回の『カリビアンスムース』はどんな風にラム酒の要素が反映されているのか、早速レビュー♫

スポンサーリンク

テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

フレーバーチャート

味わいチャート

ストレートで飲んでみる

ストレート導入画像

香り

  • 糖蜜、黒糖、レーズン、マンゴー、紅茶、ビスケット、アロエ

味わい

  • 砂糖の様な甘さ、ビターと酸味を帯びたタンニン、アルコール感

感想

では、最初はストレートから飲んでみます。香りの第一印象は「とにかく甘い」です(笑)

糖蜜やちょっと苦味のある黒糖の様な甘い香りが最初に来て、その後にレーズンやマンゴーなどの南国フルーツの香り、そしてビスケットや焼き菓子の様なシリアル感も感じます。また、前回レビューした「デュワーズ8年 イリーガルスムース」の時も感じた、どこか青っぽいアロエの様な「草、青臭さ」も感じました。

口に含むと、香りの印象と同じく「砂糖」の様な甘さを最初に感じますが、この辺はまさにラムっぽい少し粘性のある甘味があります。そのあとに、果実っぽい酸味と渋み、そして少し青みを感じるビターが余韻へと続いていきます。8年熟成ということで、アルコールを感じる部分(若さ)が多いですが、甘みが十分にあるのでストレートでも美味しく頂けました。

ロックスタイルで飲んでみる

ロック導入画像

香り

  • レーズン、青りんご、バニラ、ラム

味わい

  • サトウキビの優しい甘み、グレーンの軽やかさ、モルトの果実感

感想

次は、氷を入れたオンザロックで飲んでみます。氷を入れたことで、甘い香り立ちは幾分落ち着いた印象に変わりに、クリーミーな要素が感じ取れます。レーズン、青りんごの果実香からバニラのウッディさがあり、加水が進むとホワイトラムの感じが滲み出てきます。

口に含むと、薄まったとはいえアルコール感はありますが、サトウキビや糖蜜の甘さを舌に感じるのでそこまでネガティブな感じではないです。ラムっぽい感じとグレーンの甘さ、モルトのフルーティーな感じが相まって非常に飲みやすいです。ベターかもしれませんが、ライムをギュッとしぼりたくなる!そんな味わいがします。

ミントとシュガーシロップを加えて炭酸で割っても良さそうです♪

ハイボールで飲んでみる

ハイボール導入画像

香り

  • ラムレーズン、パイナップル

味わい

  • 南国を感じる味わい、アルコール感は無く飲みやすい

感想

最後はハイボールで飲んでみます。香り立ちはラムレーズンとパイナップルの様な香りがします。南国を思わせる香りが強く、先程までのアルコール感は感じなくなりました。口に含むと、優しい甘さと少し粘りを感じる果実感が口の中に広がり、パイナップルの酸味や酵素を感じる渋みが淡く余韻となって消えていきます。ディワーズはやっぱりハイボールで頂くと真価を発揮しますね!しつこさもなく、軽やかでいてしっかりとした味わいの美味しいハイボールです。

カクテルベースとしてバーテンダーからの信頼を得ているディワーズだけに、このハイボールにはミントやライムを加えて「ミントジュレップ」や「モヒート」の様なスタイルで飲んでみても良いかもしれません!というか、絶対に良いと思います(^^)

パイン飴の様なシュワっとした果実香で高知の地酒「亀泉CEL-24」も同じ香りがします。

まとめ

まとめ導入画像

デュワーズの限定品「カリビアンスムース」のレビューでした。3種類の飲み方で試しましたが、このウイスキーの美味しさを最も感じられたのは、やはり「ハイボール」です。理由として、「ラム樽フィニッシュ」の要素であるラムの種類は熟成感の少ない「ホワイトラム」で、甘さが全面にあってクリアなラムっぽさを感じたからです。芳醇なダークラムの様な味わいがすればストレートでも熟成感を楽しめますが、そもそも8年熟成のウイスキーなので芳醇さ、熟成感などは求めずに気軽に楽しめるハイボールやロングカクテルのベースとしてサクッと飲んでしまうスタイルが、このウイスキーらしさかな?と思いました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

スポンサーリンク

コメント