バランタイン12年

このウイスキーの特徴

このウイスキーについて

今回はスコッチの名門バランタインから「バランタイン12年」のレビューをお届けします!

「バランタイン12年」はスコッチウイスキー売上世界2位の「ジョージ・バランタイン&サンズ社」が販売するブレンデッドウイスキーで、ブレンドに使用される原酒は40種類以上、その全てが12年以上の熟成年数の物が使われています。

2015年には、ボトルデザインも「ファイネスト」と同じV字の「シェブロンシェイプ ラベル」にリニューアルされました。意味は「中世の盾に由来する紋章学上、高貴とされるデザイン」で高貴なイメージを持たせています。

以前にご紹介した「ファイネスト」と比べると、12年以上熟成された原酒のみを使用している為、まろやかでスムースな味わいが特徴です。

味の決め手は7つの柱(キーモルト)

「バランタイン12年」では、豊富な原酒がふんだんに使われていますが、その中でも味の決めてとなる「キーモルト」は7つ。以下の蒸留所のモルトがこの「バランタイン12年」の中核になります。

中にはオフィシャルとしてリリースしていない蒸留所もあり、まさにバランタインだけの為に原酒を造り続けている蒸留所もあるくらいです。

  • アードベッグ蒸留所(アイラ)
  • グレンガダム蒸留所(ハイランド)
  • グレンバーギー蒸留所(スペイサイド)
  • スキャパ蒸留所(アイランズ)
  • バルブレア蒸留所(ハイランド)
  • プルトニー蒸留所(ハイランド)
  • ミルトンダフ蒸留所(スペイサイド)

この7つの柱を中心に、様々なモルトとグレーンをかけ合わせ「クリーミーでフルーティー」、そしてスコッチらしい「スモーキー」な味わいに仕上がっています。

「ファイネスト」ではアメリカンオーク樽で熟成された原酒を使用しているのに対して、「バランタイン12年」ではヨーロピアンオーク樽で熟成させた原酒も使われている為、甘く果実味のある風味、ドライでナッツのような香り、そしてそれらが調和した芳醇なフレーバーをもたらしています。

名門と言われるだけに、支えている蒸留所も名の通った素晴らしい蒸留所ばかりです。様々な蒸留所の個性をバランタインのブレンダーが一つの束にまとめ上げ、いわば作品としての銘柄が販売されているわけですね!

そんな豊富な原酒を持つスコッチの帝王「バランタイン」がリリースしている「バランタイン12年」。キーモルトだけでも期待値が高まります!!今回もいつものように3種類の飲み方でレビューをしてみます!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート
味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り
  • バニラ、ハチミツ、リンゴ、ジンジャー、ピート、ハーブ、ナッツ
味わい
  • 樽香とスパイシーな味わい、フルーティーさとスモーキー
感想

最初はストレートで飲んでみます。香りはバーボン樽由来のバニラやハチミツがとても甘やかで優しく、リンゴっぽいフルーツの香りが感じ取れます。続いて生姜のピリッとしたスパイスとハーブと僅かなピート感があり、微かにナッツの香ばしさが感じ取れます。

口に含むと、まさに樽香のモルティーさが口の中に広がり、ピリっとしたスパイスが舌を刺激します。その後に果実の優しい甘さが追いかけてきて、アフターにかけてはヨードやピート感をじんわりと感じゆっくりと消えていきます。

とてもバランスのとれた味わいで「優等生スコッチ」といった印象です。アルコール感は少しありますが嫌な感じではなく、それよりも口の中で様々な味と香りが変化し樽香、果実、穀物、ピートと順を追って変わってゆく様は飲んでいてとても心地よいです。アフターにピーティーさが少し来るので、ピートが苦手な方は敬遠しがちかもしれませんが、チャレンジするには丁度よいかもしれません。

ロックで飲んでみる

香り
  • バニラ、キャラメル、リンゴ、スモーク、焦がした木片、ウエハース
味わい
  • フルーティー&ビタースモーク、心地よい余韻のスモーク感
感想

次は、氷を入れてオンザロックで飲んでみます。香りはバニラやキャラメルといった甘い香りに、リンゴの果実感があり、ストレートの時よりも燻された感が強まりました。

口に含むと、フルーティーな芳しい甘酸っぱさと焦がしたような香りにピートのアクセントが効いた味わいがします。氷で冷やされた分ドライな印象に変わり、余韻にかけてはビターが増してキリッと引き締まった感じがします。アフターにかけてのスモーキーな感じも心地よく、全体のバランスがまとまっているので飲み飽きず、ゆっくりと時間を過ごせる上品な味わいだと思います。

ハイボールで飲んでみる

香り
  • キャラメル、ハチミツ、ナッツ、リンゴ
味わい
  • フルーティーな香味、ヨード感、スモーキーな余韻
感想

最後はハイボールで飲んでみます。香りはスペイサイドの華やかさがあり、バニラとキャラメルの甘い香りがします。時々、ナッツの香ばしさも交わりながらリンゴっぽいフレッシュ感も感じて、わずかにですがピート感も感じとれます。

口に含むと、フルーツの甘酸っぱさにハーブやヨードの感覚が混ざり合い、余韻にかけてやさしくスモーキーな煙たさとビターがゆっくりと消えていきます。

華やかさとスモーキーさ一体となっている感じは本場のスコッチウイスキーならでは、まさに教科書みたいな味わいが「2,000円台」で買えるのは本当に素晴らしいと思います。バランスがとても良いので、そのままゆっくり飲んだり、食事と合わせたりなど何にでも合わせやすい優等生なハイボールです。

まとめ

パッと飲んだ印象は「ファイネスト」に比べると落ち着きがあり上品さが加わって飲みやすいウイスキーだと思います。ただ、落ち着きというところを人によって「味気ない」や「個性がない」といった印象を持つように思います。個人的には「バランスが良く、飲みやすい」ボトルで、飲み方や合わせるものを選ばずどんなシチュエーションでも飲めてしまう万能なスコッチウイスキーだと思います。

とにかく甘くて飲みやすいウイスキーを求めるならば「シーバスリーガル12年」や「フェイマスグラウス」をお勧めしますし、もっとコクがあってどっしりとしたウイスキーを求めるならば「ジョニーウォーカー黒ラベル」の方が良いと思います。ただ、同じ様な価格帯の「ど真ん中の味わい」でバランスの良さを重視するならば「バランタイン12年」がベストかと思います。何も考えずサッとグラスに注いで気兼ねなく飲める美味しいスコッチウイスキーです。

このボトルを中心に、「もう少し〇〇の方が好み」と言った具合に、自分に合うスコッチを探してみても良いのではないでしょうか!?

最後までお読み頂きありがとうございました。


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