

こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

今回は、ブルックラディ初のRTD缶「ザ・ラディ・ハイボール」の解説&レビューを行っていきます!
「600円でブルックラディが飲めるって本当?」「RTD缶でも本格的な味わいが楽しめるの?」という声をよく聞きます。確かに、通常のクラシック・ラディが8,000円以上することを考えると、その価格差は驚異的です。
実際に飲んでみた結論から先にお伝えすると、600円という価格を大きく上回る品質と満足度があります!アイラ島の革命児ブルックラディの世界観を気軽に体験できる、まさに画期的な一缶です。
この記事では実際に飲んだ体験談をもとになぜザ・ラディ・ハイボールがRTD市場の常識を覆すのか、その根拠を詳しく解説します!

まずはザ・ラディ・ハイボールの基本スペックから確認していきましょう!価格や特徴をしっかり把握してから深く掘り下げていきます。
ザ・ラディ・ハイボールの基本情報とスペック
カテゴリー | RTD(Ready-to-Drink)・ハイボール缶革新RTD |
メーカー | ブルックラディ蒸留所 |
発売日 | 2025年9月23日(火)新発売 |
販売場所 | ローソン・ナチュラルローソン限定限定販売 |
アルコール分 | 8% |
内容量 | 350ml |
価格 | 600円(税込) |
ベースウイスキー | ザ・クラシック・ラディベースの特別ブレンド |
味わいの特徴 | ノンピート、フローラル、ジューシー、爽やか |
開発背景 | 日本のハイボール文化に感銘を受けて開発日本専用 |
コラボレーション | BSフジ「ウイスキペディア」 |

長所と短所を正直にお伝えしました!600円という価格を考えれば、圧倒的にメリットが大きい商品です。

さて、なぜザ・ラディ・ハイボールがこれほど画期的なのか?4つの決定的な理由を詳しく解説していきます!
なぜザ・ラディ・ハイボールがおすすめなのか?【4つの理由】

アイラ島の革命児の哲学を600円で体験
テロワール主義を貫くブルックラディの世界観を、気軽に味わえる入り口として最適です。
日本のために開発された特別レシピ
マスターブレンダーのアダム・ハネット氏が日本のハイボール文化に感銘を受けて開発。日本人の味覚に合わせた独自ブレンドです。
ノンピートの華やかな味わい
アイラ島では珍しいノンピート麦芽による、花のような甘くジューシーなフレーバー。ピート初心者にも優しい味わいです。
RTD市場の新基準
従来のRTD缶とは一線を画す、冷却濾過なしの豊かなテクスチャー。缶ハイボールの概念を覆します。

ここでブルックラディ蒸留所の歴史を振り返ってみましょう。1881年の創業から現在まで、どのような革新を続けてきたのかが分かります!
ブルックラディ蒸留所の誇り高き歴史

1881年:アイラ島の最新鋭蒸留所として誕生
スコットランド・アイラ島にハーヴェイ3兄弟によって創設されたブルックラディ蒸留所。当時としては最新鋭の設備を誇る革新的な蒸留所としてスタートしました。創業当時から使い続けている140年以上の蓋のない鋳鉄製マッシュタンなど、伝統的な製法への強いこだわりを持っています。
困難を乗り越えた復活劇
2度の生産停止(1929-1936年、1995-2000年)を経験しながらも、2001年に奇跡の復活を遂げました。この復活劇は「ウイスキー・ドリーム」という本にもまとめられています。

一度は閉鎖された蒸留所が蘇るって、まるで映画のようなストーリーですね!だから「革命児」と呼ばれているんです。
2001年:テロワール主義の導入による革命の始まり

ワイン商のマーク・レイニエ、サイモン・コフリン、そして「ウイスキー界の伝説の男」ジム・マッキュワン氏らによって再建された蒸留所は、ウイスキー業界に革命をもたらしました。
テロワール主義という革新
ワインで一般的な「テロワール」(土地の個性が味わいを決定する)概念をウイスキー業界に持ち込んだ先駆者。原料となる大麦はすべてスコットランド産、その約半分をアイラ島産で賄うという徹底したこだわりです。
アイラ島の農業復活
100年以上大麦が栽培されていなかったアイラ島で、農家を説得して大麦畑への転換を促進。現在では20以上の農家がブルックラディ用大麦を栽培しています。
環境への配慮
2020年にはスコッチウイスキー蒸留所として初めてBコーポレーション認証を取得。2025年までに生産活動の脱炭素化を目指す先進的な取り組みを行っています。

ただ美味しいウイスキーを作るだけでなく、環境や地域社会への貢献も考えているのがブルックラディの素晴らしさですね。

いよいよザ・ラディ・ハイボールの開発背景と特徴について詳しく見ていきましょう!日本のハイボール文化との出会いが生んだ奇跡の商品です。
日本のハイボール文化との運命的出会い

開発のきっかけ – アダム・ハネット氏の日本体験
ブルックラディのマスターブレンダー、アダム・ハネット氏が初来日した際、日本でハイボールが広く親しまれていることに深く感銘を受けました。この体験が「ザ・ラディ・ハイボール」誕生のきっかけとなったのです。
日本のハイボール文化の特殊性
- 食事との絶妙なペアリング
- 繊細な炭酸の扱い
- 温度管理への徹底したこだわり
- 日常に溶け込んだ飲用シーン
BSフジ「ウイスキペディア」とのコラボレーション
人気番組「ウイスキペディア」とのコラボレーションにより、日本のウイスキー愛好家のリアルな声を反映した商品開発が実現しました。
特別ブレンドの開発
フラッグシップ「ザ・クラシック・ラディ」をベースとしながらも、日本のハイボール文化に最適化された特別なブレンドを開発。冷却濾過を行わないアルコール度数50%の豊かなテクスチャーを持つウイスキーをベースに使用しています。

アダム・ハネット氏が日本の文化に敬意を払って開発してくれたんですね!だから日本人の味覚にこれほど合うんです。

お待たせしました!実際にザ・ラディ・ハイボールをテイスティングした感想を詳しくお伝えします。缶から注ぐ瞬間から余韻まで徹底レビュー!
ザ・ラディハイボールを実際に飲んでみた

ザ・ラディハイボールのフレーバー
ザ・ラディハイボールの味わい
缶のまま飲んでみる

香り
ビスケット、食パン、ハチミツ、樽香、リンゴ、スモーク
味わい
香ばしくフローラル
感想
穀物の香ばしさ、焼きたてのビスケット、生の食パンのようなニュアンスが感じられます。ハチミツの華やかな甘さ、ウッディな樽香も感じられ、かすかにリンゴのフルーティーさとピートスモークがアクセントになっています。
口に含むと、香ばしくウッディな樽香が広がり、ふっくらとした穀物のニュアンスが楽しめます。ハチミツの甘さとリンゴのフルーティーさが顔をのぞかせ、樽の渋みと、かすかなピートスモークが香って消えていきます。

クラシックラディの華やかさと香ばしい麦の香りが素直に感じられ、、缶のままでも十分楽しめる味わいです!
グラスで飲んでみる

香り
ハチミツ、リンゴ、ビスケット、樽香、スモーク
味わい
甘くフルーティー
感想
グラスに注ぐと、甘さが前面に出てきて、ハチミツの華やかで甘い香りが全体に広がります。リンゴのフルーティーな甘酸っぱさと、ビスケットの香ばしい香りも感じられます。
口に含むと、樽香を思わせるウッディでスモーキーなニュアンスもアクセントになって、柔らかくふっくらとした甘さとフルーティーな香りが広がります。樽由来のウッディな香りと渋みが形をなし、フローラルな華やかさと優しいスモークが香って消えていきます。

グラスにすると甘い香りが引き立ち、味わいも炭酸の角が取れてマイルドになります。クラシックラディの持つ華やかさにエレガントな雰囲気が加わったような印象を持ちました。
クラシックラディと比べてみる

感想
驚くほどよく似ています。ウイスキーとソーダの比率の違いはありますが、香りと味がほぼ一緒です。香りの立ち方は缶の方がしっかり感じられます。味わいは、自分で作ったハイボールの方がクッキリと分かりやすく感じました。クラシックラディを飲んだことがない人にはぴったりで、缶の方がマイルドな味わいです。

今回のテイスティングで一番驚いたのが、ボトルから作ったハイボールとの飲み比べです。香りや味わいに遜色がなく、どちらも華やかで香り高い味わいでした!
競合RTD缶との比較
ザ・ラディ・ハイボール vs 他ブランド
vs サントリー缶ハイボール(山崎・白州・Ao)
ザ・ラディ・ハイボール vs サントリー缶ハイボール | ||
---|---|---|
項目 | ザ・ラディ・ハイボール | サントリー缶ハイボール |
価格 |
600円
|
300~500円
|
特徴 |
ノンピート・フローラル
|
バランス型・親しみやすさ
|
アルコール度数 |
8%
|
7~9%
|
ターゲット |
ブルックラディ入門者
|
一般消費者
|
vs ビッグピート缶ハイボール
ザ・ラディ vs ビッグピート缶ハイボール | ||
---|---|---|
項目 | ザ・ラディ | ビッグピート |
最大の違い |
ピートの有無
|
|
特徴 |
華やかなフローラル感
|
強烈なスモーキー感
|
サントリー缶ハイボールは親しみやすさと安定感が魅力です。一方、ザ・ラディ・ハイボールは独特のフローラル感とブランドストーリーが差別化要因となっています。
同じアイラ島出身でありながら、正反対の個性を持つ両者。ピート好きにはビッグピート、フルーティーな味わいを好む方にはザ・ラディがおすすめといえるでしょう。

ザ・ラディ・ハイボールについて気になる疑問にお答えします!入手方法、飲み方、保存方法など、よくある質問をまとめました。
よくある質問(FAQ)
「本当にローソンでしか買えないの?」 はい、ローソン・ナチュラルローソン限定の商品です。将来的な展開は未定ですが、現在はローソン系列店舗でのみ購入可能です。
「600円は高くない?」 通常のクラシック・ラディが8,000円以上することを考えれば、ブルックラディの世界観を体験できる600円は破格です。コンビニのプレミアムRTD缶としては妥当な価格設定です。
「アルコール度数8%は物足りない?」 8%でも十分にブルックラディらしい味わいが楽しめます。むしろ食事と合わせやすく、日常的に楽しめる絶妙な度数設定です。
「保存方法は?」 冷蔵保存が基本です。直射日光を避け、10℃以下で保存することで最適な味わいが維持されます。
「賞味期限は?」 缶に記載されている賞味期限内にお楽しみください。開缶後はすぐにお飲みいただくことをおすすめします。
まとめ
アイラ島の「革命児」ブルックラディが、日本のハイボール文化への敬意から生まれた特別な缶入りハイボール「ザ・ラディ・ハイボール」。この記事では、たった600円で驚くほどの品質が楽しめる、このハイボールの魅力を詳しくご紹介しました。
6,000円以上する「クラシック・ラディ」というウイスキーの味わいを、手軽な600円で体験できるのが最大の魅力といえるでしょう。これは、ウイスキーの作り手が日本のハイボール文化に感動し、日本人の好みに合わせて特別にブレンドしたからこそ実現したものです。
実際に飲んでみると、まるで焼きたてのパンやハチミツのような香ばしく華やかな風味が口いっぱいに広がり、ボトル版で作ったハイボールと遜色ない味わい。この完成度の高さは素晴らしく、これまでブルックラディに興味はあったものの、なかなか購入に踏み出せなかったという方にこそ、ぜひ試していただきたい一本です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラスです!!
コメント