アードベッグ ブラスダ(限定品)

このウイスキーの特徴

このウイスキーについて

今回ご紹介するのはアードベッグ蒸留所2008年に限定販売した「アードベッグ ブラスダ」のレビューです。

「ブラスダ」とはゲール語で「甘くて美味しいという意味で、このアードベッグはライトピート仕様となっています。

通常の「アードベッグTEN」のピートレベルを示すフェノール値は約50ppmなのに対して、この「ブラスダ」のフェノール値は8ppmと非常にマイルドな仕上がりになっています。

アルコール度数もアードベッグとしては低い40度に設定されており、通常のアードベッグではノンチルフィルタード仕様(無冷却濾過)なのに対してを、この「アードベッグ ブラスダ」では濾過を行いスッキリとした味わいに仕上がっています。

色々なところが通常のアードベッグとは違うイレギュラーボトル「アードベッグブラスダ」を2種類の飲み方でレビュー!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート
味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り
  • ライム、青りんご、バニラ、チョコレート、花屋、ピート
味わい
  • 青々とした果実の酸味とビター、クリーミー、ワイニーな酸とタンニン
感想

まずはストレートで飲んでみます。香りはアードベッグの特徴であるフローラルで非常にフルーティーな香りが全面に出ています。通常のTENですと、ピーティーな印象が真っ先に感じられると思いますが、ブラスダに至ってはライトピート仕様なので花屋にいるようなフローラルを感じつつ、ライムや青りんごのような青々とした果実感が漂って、うっすらですがピーティーなスモーク感もちゃんと感じることができます。

口に含むと、意外なほどに口当たりは柔らかくビターを伴った未熟の柑橘のような酸っぱさとビターを感じ、バニラっぽい要素が口の中でクリーミーな印象を与えてくれます。アフターにかけては、ワインを彷彿とさせる酸とタンニン感があり、余韻は軽いスモークフレーバーが鼻に残る感じです。通常のTENと比べると、物足りなさを感じるかもしれませんが麦汁の甘さや酵母菌の発酵作用のようなものがピートやスモークに邪魔されずに伝わってくるので、アードベッグの原石みたいな感覚があり興味深い味わいです。

ハイボールで飲んでみる

香り
  • クランベリー、ブルーベリー、ワックス、オイル、バラ、ビスケット、スモークハム
味わい
  • ワクシーなケミカル感、生花を感じるフローラル、タール感
感想

次はハイボールで飲んでみます。香りは、クランベリーなどのベリー系の様な甘酸っぱさが第一印象ですが、少し時間が経過するとカーワックスの様な工業的なオイリーな香りが立ってきました。フローラルな香りもしますが、香りの一部に粉っぽいビスケットの様なシリアル感が漂って、シズル感のあるスモークハムの様な煙たさも感じます。

口に含むと、ほんのりとした甘さを感じるも、ワックスと生花の香りが鼻を突き抜けていく感じがします。舌触りは柔らかく、タールやオイリーな感じがアフターへと続き、アードベッグのハイボールらしい乾いたスモーク感がじんわりと消えていきます。

かなりクセのある味わいのハイボールで、ウイスキー初心者の方は「飲み物?」と思ってしまうくらいのワックスっぽさとフローラル感があります。個人的にはハイボールではなくストレートで飲むのが無難と感じました。

まとめ

アードベッグの変わり種「ブラスダ」のレビューでした。過去の限定品も何度か飲む機会がありましたが、このボトルは味を知る前、単純にボトルのかっこよさで買ってしまったボトルです。限定品でしたので、たまに少しづつ飲んでいましたが。改めてレビューしてみるとアードベッグの特徴は感じつつ、スモーキーフレーバーに邪魔されていない分、麦芽や酵母の作用に直接触れている様な感覚を持ちます。よく、「アードベッグはフルーティーでフローラル」と言われますが、「TEN」だけを飲んでみるとヨードやピートが強くなかなか感じづらい要素も「ブラスダ」ですと感じることが出来、エフェクトをかける前の素の楽曲「ネイキッド感」を持ちました。

味わい的には「美味しい」というよりも「面白い」が先行します。どのウイスキーでもそうですが、レギュラー品が最も造り手が推してる味わいであって、「こういうのもあるよ!?」と出してくる変化球が限定品であり、好みがハッキリと分かれるところ。それは、レギュラー品との比較から生まれてくるモノなので、現在では値段が高騰してしましたがプレ値ほどの味わいではないと思います。

この「ブラスダ」も例外ではなくまぁまぁの値段にはなりましたが、味わい的には1万円しないくらいの味わいかなぁと思いました。ただ・・・、ボトルは本当にかっこいいと思います(笑)

通常のボトルはグリーンなのに対してブラスダは透明。Ardbegの「A」が裏側から透かして見えるようになっているあたりもアードベッグのボトルデザインは本当にカッコいいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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