アードベッグ ブラスダの評価と味は?定価や「薄い」という噂の真実を徹底レビュー

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sister-ley
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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

Caoli(助手)
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今回は、「アードベッグ ブラスダ(Ardbeg Blasda)」の解説&レビューを行っていきます!

「アードベッグなのに甘い?」「味が薄いって本当?」と、ファンの間で議論を呼んだ伝説のボトルですね。すでに終売していますが、実は日本市場では意外な価格で取引されているんです。

結論から先にお伝えすると、これは「煙の奥にあるフルーティーさ」を裸にした、隠れた名作です!「アードベッグ=激しいスモーキー」という常識を覆す、優しい甘さが魅力の一本です。

この記事では、実際に調査したデータをもとに、なぜブラスダが賛否両論なのか、その味の評価から現在の入手方法まで詳しく解説します!

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Caoli(助手)
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まずはアードベッグ ブラスダのスペックから!「定価」や「フェノール値」など、通常のアードベッグとの違いに注目です。

【定価・スペック】アードベッグ ブラスダの基本情報

アードベッグ ブラスダの詳細はこちら
カテゴリーアイラ・シングルモルト・NAS終売品
メーカーアードベッグ蒸留所 (LVMH)
リリース年2008年(2010年頃終売)実験作
アルコール分40%
フェノール値8 ppm (通常は55ppm)
内容量700ml
流通相場(日本)5,000円〜6,000円 (オークション)
品質評価★★★★☆隠れた名作
コンセプトSweet and Delicious (甘くておいしい)
味わいの特徴レモンシャーベット、バニラ、松、微かな煙
主要樽種リフィルシェリー樽、バーボン樽
仕様チルフィルター済み、クリアボトル
アードベッグ ブラスダの長所・特徴
アードベッグ ブラスダの短所・注意点
  • 驚きのフルーティーさ:強烈な煙に隠れていた「アードベッグ本来の果実味」を体験できる
  • 飲みやすさ:40%の度数とライトピートで、初心者や「正露丸」が苦手な人にも最適
  • 希少なクリアボトル:アードベッグでは異例の透明瓶で、黄金色の液色が美しい
  • 歴史的価値:2008年の「ルネッサンス」期を象徴する実験的なボトル
  • ランチタイム・ドラム:昼下がりや暑い季節に楽しめる軽やかなアードベッグ
  • パンチ不足:ヘビーピートを期待すると完全に肩透かしを食らう
  • テクスチャー:チルフィルター済みのため、アードベッグ特有のオイリーさが薄い
  • 終売品:現在は生産されていないため、流通在庫を探す必要がある
  • 賛否両論:コアなファンからは「去勢されたアードベッグ」と酷評されることも
  • 加水耐性:度数が低いため、加水しすぎると腰砕けになりやすい
Key(筆者)
Key(筆者)

「これはアードベッグではない」という批判もありましたが、視点を変えれば「唯一無二の優しいアードベッグ」なんです!

sister-ley
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なぜ今、終売品のブラスダがおすすめなのか?その理由を深掘りします!

アードベッグ ブラスダをおすすめする4つの理由

1. 「ピーティー・パラドックス」の証明

アードベッグは「スモーキーなのにフルーティー」と言われますが、通常はその煙に隠れて果実味が分かりにくいもの。ブラスダは煙を取り払うことで、レモンやライムの柑橘香を前面に押し出した「答え合わせ」のようなボトルです。

2. 日本市場での圧倒的な安さ

海外オークションでは高値で取引されていますが、なぜか日本では5,000円〜6,000円前後で落札可能なケースが多いです。オフィシャルボトルとしては破格の安さで「オールドボトル」を楽しめます。

3. 入門者に最適な「補助輪」

強烈なヨード香が苦手でアイラモルトを敬遠していた方にこそおすすめです。アードベッグの持つ酒質の良さを、煙に邪魔されずに体験できる絶好のエントリーモデル(トレーニング・ホイール)です。

4. 歴史的資料としての価値

蒸留所が復活を遂げた2000年代後半、「ルネッサンス」期の試行錯誤を象徴する一本。現在のラインナップにはない「8ppm・40%」というスペックは、二度と作られないかもしれない貴重な資料です。

Caoli(助手)
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ここでブラスダが生まれた時代背景を振り返ってみましょう。蒸留所が完全復活を宣言したアツい時代の物語です!

アードベッグ「ルネッサンス」期の実験

2008年:完全復活と新たな挑戦

1997年にグレンモーレンジィ社に買収され、奇跡の復活を遂げたアードベッグ。2008年は、買収後に蒸留された原酒がついに10年熟成を迎え、「アードベッグ10年 ルネッサンス」として世に出た記念すべき年でした。

「甘くておいしい」への挑戦 そんなイケイケの時期に投入されたのがブラスダでした。ゲール語で「甘くておいしい(Sweet and Delicious)」を意味するこの酒は、ヘビーピートの代名詞であるアードベッグがあえてピートを抑えたらどうなるか?という大胆な実験作でした。

ターゲットの拡大 強烈な個性を愛する「アードベッグ・コミッティー」のメンバーだけでなく、よりライトな層や、普段ウイスキーを飲み慣れていない層へのアプローチとして、「トレーニング・ホイール(補助輪)」的な役割も期待されていたと言われています。

Caoli(助手)
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コアなファンには怒られちゃったけど、アードベッグの懐の深さを証明した一本だったんですね。

官能評価のメタ分析 – ブラスダの真実

香りと味わいの徹底解剖

通常のアードベッグ(フェノール値55ppm)に対し、ブラスダはわずか8ppm。ボトリングされた状態でのフェノール値は計算上2〜3ppm程度となり、これはスペイサイドのモルト並みの数値です。

アロマ(香り)

  • トップ:搾りたてのレモンシャーベット、ライムの皮。非常にフレッシュ。
  • スイート:バニラ、ミルクチョコレート、エクレアのような濃厚な甘い香り。
  • ハーブ:松(パイン)、ミント、メンソールのような清涼感。
  • スモーク:遠くで焚き火をしているような、穏やかで乾いた煙。

パレート(味わい) 口当たりは非常に軽やかでクリーンです。

  • 甘味:クリーミーなカスタード、桃のシロップ漬け。
  • 酸味:アードベッグらしいレモンの酸味がしっかりと感じられます。
  • スパイス:黒胡椒や生姜、ナツメグのピリッとした刺激。
  • :主役ではなく、甘味を下支えする背景としてのスモーク。

フィニッシュ(余韻) 短めから中程度。甘みが引いた後に、ドライな灰やローストアーモンドの香ばしさが残ります。

Key(筆者)
Key(筆者)

「水っぽい」と言われることもありますが、日本の夏や、食事中に飲むならこの軽さが逆に武器になります!

Caoli(助手)
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それでは、定番の「アードベッグ10年」とどれくらい違うのか、比較表で見てみましょう!

徹底比較:ブラスダ vs アードベッグ10年
項目ブラスダ (Blasda)アードベッグ 10年
ピートレベル8 ppmライト55 ppmヘビー
アルコール度数40%46%
濾過チルフィルター済みノンチルフィルター
ボトル色クリア(透明)グリーン
香味イメージレモンシャーベット・甘美スモーキーな爆発・泥炭

💡 ポイント:「10年」がスモーキーな爆発なら、「ブラスダ」は優しいデザート。全く別物として楽しむのが正解です。

デザインとビジュアル – 異例のクリアボトル

アードベッグといえば、無骨なダークグリーンのボトルが象徴的。しかしブラスダは、その「軽やかさ」を視覚的に伝えるために、あえて透明なクリアボトルを採用しました。

中身の色は非常に淡い「麦わら色」や「白ワイン色」。これは使用された樽がリフィル(再利用)のシェリー樽やバーボン樽主体であることを示唆しています。樽の影響を強く受けすぎず、スピリッツ本来の質を大切にした設計が見て取れます。

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飲み終わった後も、透明なボトルはインテリアとして映えますね!

色々なところが通常のアードベッグとは違うイレギュラーボトル「アードベッグブラスダ」を2種類の飲み方でレビュー!!

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アードベッグブラスダを実際に飲んでみた

アードベッグ ブラスダの香り

アードベッグ ブラスダの味わい

※数値は個人の感想です

ストレートで飲んでみる

香り

ライム、青りんご、バニラ、チョコレート、花屋、ピート

味わい

青々とした果実の酸味とビター、クリーミー、ワイニーな酸とタンニン

感想

まずはストレートで飲んでみます。 香りは、アードベッグならではのフローラルでフルーティーな側面が前面に出ています。 定番の「TEN」と言えば強烈なピート香が代名詞ですが、ライトピート仕様のこの「ブラスダ」は対照的です。まるで花屋にいるような華やかさと、ライムや青リンゴを思わせるフレッシュな果実味が漂い、その奥にうっすらと、しかし確実にスモーキーな香りが存在しています。

口に含むと、意外なほど口当たりは柔らかです。 熟す前の柑橘類のような、キリッとした酸味とほろ苦さが広がり、同時にバニラのようなクリーミーな甘さが全体をまろやかに包み込んでくれます。 飲み込んだ後には、ワインを思わせる酸味やタンニンのような渋みがあり、鼻に抜ける軽いスモークの余韻が心地よく続きます。

ガツンとくる「TEN」に比べると、一見物足りなさを感じるかもしれません。しかし、強いピートやスモークに隠されがちな麦汁の甘みや、発酵由来のフルーティーさがダイレクトに伝わってきます。 覆い隠すものがない分、アードベッグというウイスキーの「原石」に触れているような、非常に興味深い味わいです。

ハイボールで飲んでみる

香り

クランベリー、ブルーベリー、ワックス、オイル、バラ、ビスケット、スモークハム

味わい

ワクシーなケミカル感、生花を感じるフローラル、タール感

感想

次はハイボールを試してみます。 第一印象は、クランベリーのようなベリー系の甘酸っぱい香りです。しかし時間が経つにつれて、カーワックスを思わせる独特なオイリー香が立ち上がってきます。 さらに、フローラルな華やかさの中に、ビスケットのような粉っぽい穀物感、そして焼いたスモークハムのような食欲をそそる燻製香も見え隠れします。

口に含むと、ほんのりとした甘みはありますが、それ以上にワックスや生花のような強烈な香りが鼻を抜けていきます。 舌触りは柔らかいものの、タールやオイルのような独特の風味が後味まで続き、最後はアードベッグらしい乾いたスモーク感がじんわりと消えていきます。

正直なところ、かなりクセの強いハイボールです。ワックス感やフローラルさが前面に出るため、ウイスキー初心者の方は「これは飲み物?」と驚いてしまうかもしれません。

Key(筆者)
Key(筆者)

ハイボールにするよりもストレートでじっくり味わう方が、このボトルの良さを素直に楽しめる(無難な)選択だと感じました。

食とのペアリング(おつまみ)の提案

アードベッグ10年は燻製料理と合いますが、ブラスダは少し違ったアプローチが可能です。

魚介類との相性

  • 白身魚のカルパッチョ
  • 生牡蠣(レモンを絞る感覚で)
  • 帆立のソテー

デザートとの組み合わせ

  • バニラアイスクリーム
  • レモンタルト
  • ホワイトチョコレート
Caoli(助手)
Caoli(助手)

ブラスダについて気になる疑問にお答えします!

アードベッグ ブラスダに関するよくある質問(FAQ)

Q. ピートは全く感じないの?

A. いいえ、完全に無いわけではありません。「遠くの焚き火」のような優しいスモークは存在します。普段アードベッグを飲んでいる人には物足りないかもしれませんが、一般的なウイスキーファンには十分に個性的です。

Q. なぜ40%で加水したの?

A. より軽快で飲みやすい(ドリンカブルな)スタイルを目指したためです。ガツンとくる飲みごたえよりも、スムーズさを優先した設計です。

Q. 「定価」より安く買えるって本当?

A. 日本では本当です。当時の定価に近いか、場合によってはそれ以下の価格(5,000円台)でオークションに出回ることがよくあります。世界的に見ても日本市場はブラスダの「買い場」と言われています。

まとめ

今回は、アードベッグの変わり種「ブラスダ」のレビューでした。 実はこのボトル、まだ味を知らなかった頃に、ラベルやボトルデザインのあまりのかっこよさに惹かれて「ジャケ買い」してしまった一本です。限定品だったので、たまに少しずつ大切に飲んでいました。

改めてレビューしてみると、通常の「TEN」などにある強烈なスモーキーフレーバーに邪魔されない分、麦芽の甘みや酵母の働きをダイレクトに感じることができました。 よく「アードベッグの原酒はフルーティーでフローラル」と言われますが、ピートやヨードが強い「TEN」ではなかなか感じ取りにくいその要素が、「ブラスダ」では明確に現れています。 例えるなら、音響効果(エフェクト)をかける前の、素材そのままの「ネイキッド(Naked)音源」を聴いているような、素顔のアードベッグに触れた感覚です。

評価としては、「美味しい」というよりも「面白い」が先に来ます。 どのウイスキーでもそうですが、レギュラー品こそが造り手の自信作(直球)であり、限定品はあくまで「こういうのもあるよ!」という変化球。好みがはっきり分かれるのは当然かもしれません。 現在は生産終了で価格が高騰してしまいましたが、正直なところ、味だけで言えば現在のプレミア価格ほどではないかな……というのが本音です。感覚的には「1万円弱」くらいの味わいでしょうか。

とはいえ、この透明なボトルデザインは本当にかっこいいですね(笑)。棚に置いてあるだけで絵になる一本です。

【おまけ情報】 ロット番号(Lコード)がボトルの下に刻印されています。「L8」なら2008年、「L9」なら2009年製造。あなたのブラスダがいつ生まれたかチェックしてみてください!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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