【レビュー】「ストラスアイラ 12年」の味と香りを解説!!

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

このウイスキーを簡単に説明

ストラスアイラ12年とは
  • ウイスキーの属性:シングルモルト
  • 産地:スコットランド(スペイサイド)
  • 蒸溜所:ストラスアイラ蒸留所
  • 飲みやすさ:★★★★★★
  • 味わい:リンゴの香り、全くカドがない
  • おすすめの飲み方:ストレート、ハイボール
  • 総合評価:★★★★★☆
  • どんな人に向いている?:シーバスリーガルを愛飲している人

ストラスアイラ12年について

今回は、シーバスリーガルのキーモルト『ストラスアイラ蒸留所』のオフィシャルボトル『ストラスアイラ12年』のレビューです。

『ストラスアイラ12年』は現在、オフィシャルボトルが終売となっており、今後はブレンデッドウイスキーへの原酒供給と少量ながらボトラーズでのリリースのみとなっています。

そもそも、ストラスアイラ蒸留所は日本での馴染みが薄くシングルモルトとして知っているのは一部のウイスキーファンだけであまりメジャーな蒸留所ではないかもしれません。しかし、ストラスアイラ蒸留所は、ブレンデッドウイスキーの銘品『シーバスリーガル』において核となる重要なキーモルトを生産している蒸留所でもあります。

ストラスアイラと聞いて『アイラ島』のウイスキー?と勘違いされる方もいますが、スペイサイドの蒸留所で、歴史は古く1786年に創設されたスペイサイド最古の蒸留所でもあります。

ストラスアイラ蒸留所の創設者は『ジョージ・テイラー』と『アレグザンダー・ミルン』で、かつては『ミルトン蒸溜所』と呼ばれていた時代があります。創設から数十年のうちに、何度もオーナーが変わりますが、創設当時から地元の人からは近くを流れる『ストラスアイラ川』にちなんで『ストラスアイラ蒸留所』と呼んでいたそうです。

現在の所有者はシーバスブラザーズ社でストラスアイラ蒸留所は『シーバスの故郷』と言われています。度重なる所有者の変更や、2度の火災、50年間という稼働停止期間など苦難の道のりを歩んできた後に、自社の作るブレンデッドウイスキー『シーバスリーガル』の構成原酒に無くてはならない重要な存在となったからです。

幾多の苦難を乗り越えひっそり佇むストラスアイラ蒸留所は『スコットランドで最も美しい蒸留所』としばしば呼ばれています。そして景観だけではなく、作られるモルトもまろやかでどこまでも優しく、芳しいほどに果実味のあふれる非常に美しいモルト原酒を造り出しているのが特徴です。

出店:whisky.com
スポンサーリンク

テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

フレーバーチャート

味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り

  • リンゴ、アプリコット、マンゴー、ハチミツ、バニラ、カスタード、紅茶

味わい

  • リンゴのフルーティーさ、ややオイリーな舌触り、酸味と苦味の調和の取れた余韻

感想

今では貴重になりつつあるオフィシャルの12年をストレートで飲んでみます。香りは、とっても華やかで芳しいほどの果実感と甘い香りがします。特に強く感じるのは甘いリンゴの香りで『シーバスリーガル12年』のキーモルトだけあり、同じ系統の香りがしますが、コチラの方が更に濃く、芳醇な香りです。他にもアプリコットなどの熟した果実感とハチミツやバニラのウッディな香りが押し寄せてきて、少し紅茶やスパイス、そしてナッツっぽい粉っぽさも感じ取れます。

口に含むと、12年とは思えない滑らかな舌触りで粘性を感じるややオイリーさが特徴的です。リンゴの持つ要素『甘味・酸味・苦味』が一様に感じ取れ、余韻にかけては酸味とビターが心地よく調和しあって消えていきます。

どこにもカドが見当たらない、非常に滑らかな味わいのシングルモルトです。

ハイボールで飲んでみる

香り

  • リンゴ、ハチミツ、バニラ

味わい

  • 爽やかなリンゴの香り、ビターと酸味がクセになるアフター

感想

次はハイボールで飲んでみます。香りはリンゴの爽やかな酸味とハチミツの甘さを感じます。ウイスキーというより、『果実のソーダ』の様な香り立ちです。

口に含むと、リンゴの香りと共に爽やかな酸味が口に広がり、蜜の様な甘さをふんわりと感じます。鼻に抜けるリンゴの香りが心地よく、後からビターが追いかけてきて弾けるように消えていきます。フルーティーな味わいに爽やかさが加わり、日向でゆっくりと味わいたくなる優雅な味わいのハイボールです。

まとめ

ストラスアイラ12年のレビューでした。残念ながら終売となってしまったボトルですが、味わいは現行のブレンデッドウイスキー『シーバスリーガル12年』に通じるところが非常に多くあります。

実際に『シーバスリーガル12年』と飲み比べてみて、グレーンの落ち着いた感じがあるものの、基本的なリンゴのフルーティーな感じや、爽やかな甘さと酸味があり中核となっている『ストラスアイラ』の存在は十分すぎるくらいに感じ取れます。

その味わいをもっとフルーティーで濃厚にした感じが今回のボトル『ストラスアイラ12年』の味わいです。また、ボトラーズからのリリース物でもオフィシャルに近い、もしくはそれ以上のボトルも結構あるので見かけた時には是非、お試し頂くことをオススメいたします。

どうしてもオフィシャルを飲んでみたいという方は、バーなどにはまだ置いてあるところも沢山あるので、見かけた際は是非、飲んでみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました