このウイスキーを簡単に説明
このウイスキーについて
『シャクルトン』という名前のウイスキーは、イギリスの偉大な冒険家、アーネスト・シャクルトンに由来しています。シャクルトンは、南極大陸への数度の探検を指揮したことで知られており、その名を冠したウイスキーは彼の冒険心と歴史を感じさせる特別な一本です。
シャクルトンの南極探検は、現代のような高度な防寒装備がない時代のもので、極寒の中で彼とその隊員たちは身体を温めるためにアルコールを利用していたと言われています。寒さの中で生き抜くため、強いアルコールが身体に活力を与え、また船上では限られた真水の代替としても利用されていたそうです。こうした背景は、冒険家や海賊たちがアルコールを常備していた理由の一つでもあり、歴史的にも興味深いポイントです。
シャクルトン率いる隊が南極に残したウイスキーは、なんと100年後の2007年に発見されました。そのウイスキーは極寒の中で静かに眠り続けていたのです。この発見はロマンに満ちており、100年という時を経て再び世に出ることとなったウイスキーは、当時の味を再現したものとして特別な価値を持っています。ウイスキー『シャクルトン』は、その歴史的背景と共に、冒険の精神を現代に伝える一品と言えるでしょう。
現代のシャクルトンウイスキーは、100年前のボトルに入っていたウイスキーをもとに作られており、その風味や香りは当時の探検隊が味わったものを再現しています。
ストレートで飲んでみる
では早速、作り手と偉大な冒険家たちに敬意を表してストレートで飲んでみます。
第一印象は『優しい香り』です。
ウイスキー特有の甘いカラメルの様な香りと、ナッツの香ばしさが感じ取れます。
鼻→カラメル→アルコール感に包まれたナッツ
実際に口に含んでみると、香りの印象通りの優しい口当たりです。
甘みを感じつつ、アルコールのピリっとした刺激もありながら
穀物の香ばしさを感じ、干し草のような香りと共に
飲み込む過程で個人的には『塩味』を感じました。
ブレンデッドウイスキーの中では主張が少ない印象ですが
言い換えれば、バランスがとれた非常に上品な味だと思います。
(筆者は後に紹介するアイラ系にイカレテル)
空腹時でも飲めてしまうくらい優しい味と香り。
正直、もっとパンチが効いてるか摩訶不思議感を想像していたのですが、
良い意味で裏切られました(‘-‘*)
この味わいでしたら、
女性やウイスキー初心者でも受け入れられるのではないでしょうか(^^)
ハイボールで飲んでみる
では次はハイボールで飲んでみます。
グラスに顔を近づけると甘い香りと共に森林の様な、みずみずしさを感じ取れます。
口に含むとソーダの清涼感も後押しして、爽やかな甘さとハーブの様な清々しい香り、
そして、うっすらと塩味をまとったヨード感が心地良いです(^^)
飲み方によって味も香りも変わるウイスキーは本当に楽しい(´ω`)
全体的にウイスキーが苦手な方でも、薄めで割るなどして召し上がれば
抵抗なく飲めるのではないでしょうか!?
個人的にはここにミントの葉を加えれば最高かな!!と、思います♪♪
まとめ
ということで、今回ご紹介したのは『シャクルトン』
100年前の味わいを再現ということで謎多き印象かもしれませんが、
中身は香りも味わいも優しく、
ウイスキーというカテゴリーの中では
非常に飲みやすい部類になると思います。
飲み方を選ばないというのは、非常に大切な要素でして
数人で同じボトルを囲んだ際に、各々のスタイルの全てにマッチする優等生タイプ!!
一つのボトルから生まれる空間に、
100年前の味というロマンがプラスされるこのボトル。
仕事で疲れた心身に癒やしを与えてくれた
そんなボトルでした(´ω`)ご馳走様でした。
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