【レビュー】モンキーショルダーの味と香りを3種類の飲み方で解説!!

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このウイスキーを簡単に説明

モンキーショルダーとは
  • ウイスキー属性:ブレンデッドモルト
  • 産地・メーカー:スコットランド(ウィリアム・グラント&サンズ社)
  • キーモルト:グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィー
  • 飲みやすさ:★★★★★☆
  • 味わい:フルーティーで軽い口当たり
  • おすすめの飲み方:ストレート、ハイボール
  • 総合評価:★★★★☆☆
  • どんな人に向いている?:ウイスキー初心者、ハイボールユーザー、女性

モンキーショルダーについて

モンキーショルダーはスコッチウイスキーの聖地とも言うべきスペイサイドで2005年に誕生した「ブレンデッドモルト」ウイスキーです。製造しているのは「ウィリアム・グラント&サンズ社」で、当ブログでも以前に紹介した「グレンフィディック」や「グランツ」を製造・販売している会社です。

通常、ブレンデッドモルトウイスキーは何種類かの蒸留所で造られたモルトをブレンドするのに対して、モンキーショルダーはウィリアム・グラント&サンズ社が所有する3つの蒸留所から厳選したモルトをブレンドして造られます。

使用される3つのモルトは以下蒸留所の物が使われます。

・グレンフィディック蒸留所

・バルヴェニー蒸留所

・キニンヴィ蒸留所

これら3つの蒸留所はスペイサイドに属し華やかな香り立ちが特長的です。3つの厳選されたモルト原酒が巧みにブレンドされることによって見事に調和し、軽やかでリッチな味わいのブレンデッドウイスキー「モンキーショルダー」が完成します。

モンキーショルダーの由来

モンキーショルダー(猿の方)の由来ですが、これは蒸留所で働く「モルトマン」の重労働に敬意を評して付けられた名前です。

モルトマンはフロアモルティング(仕込み水に浸した大麦を床一杯に広げ、空気に触れさせることで発芽させる手法)で順調な発芽を促すために大麦を数時間おきにシャベルで攪拌させるという重労働をしています。

出典:Whisky Advocate

この作業で生じる肩の痛みを“モンキーショルダー”と呼んだことが由来となっています。何度も繰り返し麦芽を混ぜる作業は相当キツイ作業・・・。

こうした重労働である事や生産性向上の為に精麦工場に外注する蒸留所も多い中、今では少なくなった職人たちの労力に敬意を表して名づけられたこのボトルの肩には、3匹の猿があしらわれているのもそのためです。

「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2013」ではゴールドメダルを獲得するなど受賞歴も多い「モンキーショルダー」とはどんな味わいなのか?早速レビューしてみます。

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート

味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り

  • バニラ、ハチミツ、洋梨、紅茶、ミント

味わい

  • ややオイリーな軽い口当たり、オレンジの様な酸味、ピリッとするビター

まとめ

最初はストレートから飲んでみます。香りは洋梨やオレンジっぽいフレッシュフルーツのジューシーさがあり、バニラなどの甘いウッディな香りが漂います。そして、奥の方にミントっぽい香りを感じますが、やはり印象的なのは果実感と甘いウッディがメインです。口に含むと、非常に軽やかで少しオイリーに感じる香味があり、ピークが一瞬ある様なツンっとしたビターも感じます。全体の印象はオレンジの皮に近い部分をかじった様な感覚で、この辺はグレンフィディック12年の感じに近いと思いました。ブレンデッドモルトとはいえストレートで飲んで十分楽しめる美味しいウイスキーです。

ロックで飲んでみる

香り

  • バニラ、ハチミツ、カラメル、ウエハース、洋梨

味わい

  • フルーティーな甘みとビター、ミントの爽やかさ

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。香りの印象はストレートの時とは違いバニラやカラメルのウッディさが目立つ様になりました。さらに、フルーティーな香りと入れ替る感じで、ウエハースなどの香ばしい穀物の香りが漂い、同じウイスキーとして香りの変化幅は非常に大きいと感じます。口に含むと軽やかな舌触りに甘めの香味、ミントの様な清涼感が追ってきて果実の様な瑞々しい香りも感じ取れます。ブレンドされているモルトの産地スペイサイドの特徴である華やかで軽やかなモルト感が存分に楽しめる美味しいウイスキーだと思います。

ハイボールで飲んでみる

香り

  • バニラ、カラメル、ウエハース

味わい

  • ほのかな果実感、穀物の甘さ、ウエハースの香ばしさ

感想

最後はハイボールで飲んでみます。香りは「甘ったるいくらい」にバニラやカラメルが膨らみ、ウエハース感が後半を支配してきます。加水が進むにつれて「甘い香り」がどんどん増してくるのは面白い特徴だといえます。口に含むと、心地良い果実感を感じながら常にウエハースの穀物感があって香ばしく、軽やかでトゲが全くない心地良いハイボールです。初心者やウイスキーを毛嫌いしている方でもストレスなく飲めますし、飲み疲れがないのも好印象です。気づけばグラスは空、なんてことも・・・。気をつけましょう。

まとめ

まとめですが、そもそもボトルのデザインが目に止まったものの購入までには至らなかったのが正直な所です。しかし、こうして飲んでみるとグレンフィディックの華やかで軽快な要素と、バルヴェニーの持つ芳醇でしっかりとしたモルト感をしっかりと味わうことが出来ました。キニンヴィーに関しては飲んだことないので何とも言えませんが・・・(汗)

それぞれの蒸留所の個性がしっかりと感じられ、加水によって香りや味わいの変化が分かりやすく、どの様なスタイルでもスペイサイドの特徴を表しながら飲んでいて非常に楽しいウイスキーだと思います。飲み口はライトで非常に飲みやすく、味わいはリッチ、初心者の方はもちろん、ウイスキーを飲み慣れた人でも十分に楽しめるコストパフォーマンスに優れた素晴らしいボトルだと思いました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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