

こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

今回は、「モンキーショルダー」の解説&レビューを行っていきます!
「スコッチウイスキーに挑戦したいけど敷居が高そう」「カクテルやハイボールで美味しく飲めるウイスキーを探している」という声をよく聞きますが、そんな方にぜひ知ってほしいのがこのモンキーショルダーです。
実際に飲んでみた結論から先にお伝えすると、カクテル・ハイボールで楽しむスコッチなら、モンキーショルダーが断然おすすめです!
この記事では実際に飲んだ体験談をもとにモンキーショルダーをおすすめする根拠を詳しく解説します!
モンキーショルダーの基本情報とスペック
| カテゴリー | ブレンデッドモルト・スコッチウイスキーNAS |
| 生産地 | スコットランド・スペイサイド地方 |
| メーカー | ウィリアム・グラント&サンズ社 |
| 使用蒸留所 | グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ3蒸留所 |
| ブランド創設 | 2005年(正式ローンチ) |
| アルコール分 | 40% |
| 内容量 | 700ml |
| 価格帯 | 3,500〜4,500円(税込・2025年現在) |
| コンセプト | Made for Mixingミキシング専用設計 |
| 名前の由来 | 伝統的なモルティング作業による労働災害への敬意 |
| 主要樽種 | ファーストフィル・バーボン樽 |
| 製法 | 最大6ヶ月のマリッジ(後熟)Batch 27 |
| 構成 | 100%モルトウイスキー(グレーン不使用) |
| 味わいの特徴 | バニラ、オレンジマーマレード、クリーミー |
| おすすめの飲み方 | ジンジャーモンキー、ハイボール、カクテルベース |
| 日本販売元 | ブラウン・フォーマン・ジャパン(2025年〜) |
なぜモンキーショルダーがおすすめなのか?【4つの理由】

カクテル・ハイボールに最適な設計
「Made for Mixing」をコンセプトに開発された、混ぜて飲むために生まれたスコッチ。炭酸やミキサーに負けない力強さと、ストレートでも楽しめる複雑さを両立しています。
100%モルトウイスキーの贅沢
グレーンウイスキーを一切使わない、3つの名門蒸留所のモルト原酒だけをブレンド。一般的なブレンデッドウイスキーとは一線を画す、濃厚でクリーミーな味わいです。
世界中のバーテンダーが支持
「アルティメット・バーテンダー・チャンピオンシップ」を主催し、プロのバーテンダーから圧倒的な支持を獲得。世界中のバーで愛用される実力派ウイスキーです。
コストパフォーマンスの高さ
3つの一流蒸留所のモルトを使いながら、約4,000円という手頃な価格。デイリーに楽しめる本格スコッチとして、圧倒的なコスパを実現しています。
モンキーショルダーについて
モンキーショルダーはスコッチウイスキーの聖地とも言うべきスペイサイドで2005年に誕生した「ブレンデッドモルト」ウイスキーです。製造しているのは「ウィリアム・グラント&サンズ社」で、当ブログでも以前に紹介した「グレンフィディック」や「グランツ」を製造・販売している会社です。

通常、ブレンデッドモルトウイスキーは何種類かの蒸留所で造られたモルトをブレンドするのに対して、モンキーショルダーはウィリアム・グラント&サンズ社が所有する3つの蒸留所から厳選したモルトをブレンドして造られます。

使用される3つのモルトは以下蒸留所の物が使われます。
・グレンフィディック蒸留所
・バルヴェニー蒸留所
・キニンヴィ蒸留所

これら3つの蒸留所はスペイサイドに属し華やかな香り立ちが特長的です。3つの厳選されたモルト原酒が巧みにブレンドされることによって見事に調和し、軽やかでリッチな味わいのブレンデッドウイスキー「モンキーショルダー」が完成します。

モンキーショルダーの由来

モンキーショルダー(猿の方)の由来ですが、これは蒸留所で働く「モルトマン」の重労働に敬意を評して付けられた名前です。

モルトマンはフロアモルティング(仕込み水に浸した大麦を床一杯に広げ、空気に触れさせることで発芽させる手法)で順調な発芽を促すために大麦を数時間おきにシャベルで攪拌させるという重労働をしています。


この作業で生じる肩の痛みを“モンキーショルダー”と呼んだことが由来となっています。何度も繰り返し麦芽を混ぜる作業は相当キツイ作業・・・。

こうした重労働である事や生産性向上の為に精麦工場に外注する蒸留所も多い中、今では少なくなった職人たちの労力に敬意を表して名づけられたこのボトルの肩には、3匹の猿があしらわれているのもそのためです。


「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2013」ではゴールドメダルを獲得するなど受賞歴も多い「モンキーショルダー」とはどんな味わいなのか?早速レビューしてみます。
モンキーショルダーの誇り高き歴史

2005年にブランド誕生「ウイスキーの常識を変える挑戦」
2000年代初頭、スコッチウイスキー市場には大きな壁がありました。「シングルモルトは高級で特別な日にしか飲めない」「ブレンデッドウイスキーは安物」という固定観念です。
若い世代の声に耳を傾けて
ウィリアム・グラント&サンズ社は市場調査を重ね、カクテル世代の若者たちが「スコッチは敷居が高い」と感じていることを発見しました。

「革張りのアームチェアで静かに飲むもの」というイメージを変えたかったんですね!
「Batch 27」からの出発
モンキーショルダーは当初「Batch 27」というコードネームで開発されました。これは最初のブレンドが27樽で行われたことに由来します。
目指したのは「カクテルに使えるほど力強く、ストレートでも美味しい」という新しいスコッチの形。2005年の正式ローンチ以来、世界中で愛されるブランドへと成長しました。
名前の由来はウイスキー職人への敬意

モンキーショルダーという名前の真実
この独特な名前は、ウイスキー造りの歴史への深い敬意から生まれました。
機械化以前の時代、「モルトマン」と呼ばれる職人たちは、床に広げた濡れた大麦を木製の巨大なシャベルで何時間も撹拌していました。この重労働により、肩や腕に特有の疲労障害が発生し、腕が下がったままの姿勢になることがありました。
その姿が猿に似ていたことから「モンキーショルダー」と呼ばれるようになったのです。

ボトルに付いている3匹の猿は、この歴史と使用している3つの蒸留所を象徴しているんです!
3つの名門蒸留所が奏でる調和

フルーティーな骨格「グレンフィディック」
特徴
- 世界で最も売れているシングルモルト
- 洋梨や青リンゴのような爽やかなフルーツ香
- モンキーショルダーの骨格を形成
- マーマレード香の源
ブレンドへの貢献
新鮮な果実香とフルーティーなトップノートを提供し、全体に明るさをもたらしています。
リッチな甘さを与える「バルヴェニー」
特徴
- 蜂蜜のような濃厚な甘さ
- 伝統的なフロアモルティングを継続
- ナッツやシリアルの複雑な風味
- バニラとスパイスの層
ブレンドへの貢献
クリーミーなテクスチャーと深いコクを担当し、飲みごたえのあるボディを構成しています。
調和の要となる「キニンヴィ」
特徴
- 「幻の蒸留所」と呼ばれる
- シングルモルトとしてはほぼ流通しない
- フローラルで軽やかな特徴
- 草のような爽やかさ
ブレンドへの貢献
力強いグレンフィディックと濃厚なバルヴェニーを結びつける「接着剤」として、全体を調和させる重要な役割を果たしています。

3つの蒸留所がそれぞれ違う個性を持っていて、それが完璧に調和しているのがモンキーショルダーの魅力なんですね!
ファーストフィルバーボン樽の秘密

バニラ香の源泉
モンキーショルダーの最大の特徴である濃厚なバニラ香は、使用する樽に秘密があります。
ファーストフィル・バーボン樽とは?
バーボンウイスキーの熟成に使われた後、初めてスコッチウイスキーの熟成に使用される樽のこと。「新品同様」の活性度を持つため、木材成分の抽出が非常に早いのが特徴です。
抽出される成分
- バニリン:アメリカンオークを焼き入れる過程で生成される、バニラアイスクリームのような甘い香り
- オークラクトン:ココナッツやウッディなスパイス香
- カラメル化した糖分:トフィーやバタースコッチのノート

ファーストフィル樽を使うことで、比較的若い原酒でも深い色と濃厚な甘みを実現しているんです!
マリッジ(後熟)の技術

3つの蒸留所の原酒は、ブレンド後すぐにボトリングされるわけではありません。
巨大なブレンディングタンクで最大6ヶ月間の「マリッジ(後熟)」期間を経ることで、異なる蒸留所の原酒が完全に調和します。この工程により、滑らかでクリーミーな一体感のある味わいが完成するのです。

お待たせしました!実際にモンキーショルダーをテイスティングした感想を詳しくお伝えします。香り、味わい、余韻まで徹底レビュー!
モンキーショルダーを実際に飲んでみた

モンキーショルダーの香り
モンキーショルダーの味わい
ストレートで飲んでみる

香り
オレンジ、洋梨、ハチミツ、バニラ、スパイス、オーク
味わい
クリーミー、フルーティーでかすかなスモーク
感想
グラスに注ぐと、フレッシュなオレンジの爽やかなシトラスの香りが感じられます。洋梨を思わせるジューシーな香りに、華やかなハチミツとバニラの甘さが加わって、オークのウッディな香りにスパイスがアクセントになっています。
口に含むと、クリーミーな口当たりでオレンジと洋梨が香ります。バニラの甘さとシトラスのビターが絡み合って、爽やかな甘さが続きます。余韻はハチミツの甘さとオレンジの香りが残って、ビターの中にスモーキーな香りも感じられます。
ロックで飲んでみる

香り
オレンジ、洋梨、ハチミツ、バニラ、かすかなスパイス
味わい
フルーティーでビターな余韻
感想
氷を加えると、オレンジの果肉に洋梨のジューシーな香りが混じったフルーティーな香りが際立ちます。華やかなハチミツにクリーミーなバニラの甘さが感じられて、フルーティーな香りの中にかすかにスパイスの香りも混じっています。
口に含むと、ハチミツをかけたオレンジを思わせるフルーティーな味わいが広がって、甘さの奥からシトラスのビターが出てきます。樽のウッディな香りも感じられます。
余韻はシトラスのビターが続いて、かすかにスパイスを感じます。
ハイボールで飲んでみる

香り
オレンジ、ハチミツ、バニラ、スパイス
味わい
フレッシュビター
感想
ハイボールにすると、香りは弱まりますが、オレンジの爽やかなシトラスの香りが残ります。華やかなハチミツの甘い香りにクリーミーなバニラが混じって、明るく陽気な印象の奥にスパイスの香りがあります。
口に含むと、フルーティーな香りが広がると同時に、シナモンの香りが感じられます。全体的にフルーティーでビターが主体となって、適度な甘さが絡みます。
余韻はスパイスの香りにビターと果実の甘酸っぱさが混ざって、すっと消えていくすっきりとした味わいです。
モンキーショルダー・ファミリー

| 項目 | オリジナル定番 | スモーキーモンキーピート |
|---|---|---|
| スモーク | なし | ドライピート |
| 主要フレーバー | バニラ・オレンジ | スモーク・メロン |
| 推奨カクテル | ジンジャーモンキー | ペニシリン |
| 価格帯 | 3,500〜4,500円 | 4,500〜5,500円 |
| 流通 | 一般流通 | 業務店中心 |
ピート好きへの提案「スモーキーモンキー」
ピート愛好家向けに開発されたバリエーション。アイラモルトのような強烈なヨード香ではなく、ドライで土っぽいハイランドスタイルのスモークが特徴。バニラの甘さとピートの調和が絶妙で、ピート初心者にも親しみやすい設計です。
革新への挑戦「フレッシュモンキー」
新カテゴリーへの参入
未熟成のモルトスピリッツとグレーンスピリッツをブレンドした、透明な「ホワイトスピリッツ」。スコッチウイスキーの定義(3年熟成)を満たさないため、正確には「ブレンデッド・グレーン・スピリッツ」に分類されます。
特徴
洋梨、パイナップル、マンゴーのトロピカルフルーツ香と、大麦由来のモルティな風味。ホワイトラムやシルバーテキーラの代わりとして、ダイキリやモヒートなどのカクテルに使用できます。

ウイスキーブランドが作る「ホワイトスピリッツ」という、全く新しい挑戦なんです!
バーテンダーが選ぶ理由

アルティメット・バーテンダー・チャンピオンシップ
モンキーショルダーは「バーテンダーに選ばれるブランド」としての地位を確立するため、独自の世界大会を開催しています。
競技内容
- ラウンド・ビルディング:時間内に複数のオーダーを正確に作る速度と精度
- ノージング:香りだけでスピリッツを特定する能力
- ポアリング:メジャーなしで正確な分量を注ぐ技術
優勝者には蒸留所訪問などの報酬が与えられ、世界中のバーカウンターに強力なブランド支持者を配置する仕組みとなっています。
プロからの支持
持ちやすいボトル形状
独特のずんぐりとしたボトルは、バーテンダーが片手で扱いやすい設計。忙しいバーカウンターでの実用性を考慮しています。
副材料に負けない力強さ
100%モルト構成により、柑橘類やシロップなどの強い材料と混ぜても、ウイスキーの個性がしっかり残ります。
楽しさを強調するブランド精神
堅苦しいシングルモルトのイメージを打破し、「楽しく飲もう」という姿勢がバーテンダーとゲスト双方に支持されています。

せっかくのモンキーショルダー、おつまみや料理との組み合わせも楽しみたいですよね!おすすめのペアリングをご紹介します。
食とのペアリング提案

おつまみとの相性
- ドライフルーツとナッツ
- ダークチョコレート
- ブルーチーズ
- 燻製ナッツ
料理との組み合わせ
- 照り焼きチキン
- バーベキュー料理
- スモークサーモン
- 焼き鳥(塩・タレ両方OK)
デザートと
- バニラアイスクリーム
- オレンジケーキ
- チョコレートブラウニー

バニラとオレンジの風味が、甘いものにも塩気のあるものにも合うんです!
日本市場での展開(2025年〜)

ブラウン・フォーマン・ジャパンとの新展開
2025年初頭、日本市場において大きな変化がありました。ジャックダニエルで知られるブラウン・フォーマン・ジャパンが、モンキーショルダーを含むウィリアム・グラント社製品の販売代理権を取得したのです。
この変化の意味
- ジャックダニエルの強力な販売網を活用
- 居酒屋チェーンでの展開拡大が期待
- 「プレミアムハイボール」としての認知向上
日本での価格と入手性
主な販売店
- Amazon Japan:約3,900円〜4,200円
- 楽天市場:約3,500円〜4,500円
- リカーマウンテン、信濃屋などの酒類専門店
価格帯の位置づけ
一般的なブレンデッドウイスキー(約2,000円〜3,000円)より少し高く、エントリークラスのシングルモルト(約4,500円〜)より少し安い「プレミアム・スタンダード」帯。
自宅での「ちょっと贅沢なハイボール」として楽しむのに最適な価格設定です。
日本の消費者からの評価
ハイボール適性の高評価
日本のウイスキー愛好家からは、特にハイボール用途として高く評価されています。炭酸で割った際に際立つ香ばしさとウッディなノートが、日本人の味覚に合っていると好評です。
ギフトとしての人気
3匹の猿が特徴的なボトルデザインは、カジュアルな贈答品としても人気。2025年のギフトセレクションにも選ばれています。
よくある質問(FAQ)
「ブレンデッドモルトって何?普通のブレンデッドと違うの?」
はい、大きく違います。普通のブレンデッドウイスキーはモルトとグレーンウイスキーを混ぜたものですが、ブレンデッドモルトは複数のシングルモルトだけをブレンドしたもの。グレーンを使わないため、より濃厚でコクのある味わいになります。
「ストレートでも美味しく飲める?」
もちろんです!カクテル向けに作られていますが、ストレートでも十分に美味しく楽しめます。バニラとオレンジの甘やかな香りと、クリーミーな口当たりが特徴的です。
「スコッチ初心者でも大丈夫?」
むしろ初心者の方にこそおすすめです。40%のアルコール度数で飲みやすく、ジンジャーモンキー(ジンジャーエール割り)なら誰でも美味しく楽しめます。
「3匹の猿にはどんな意味があるの?」
①使用している3つの蒸留所(グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ)を象徴、②ウイスキー造りの伝統的な重労働への敬意、という2つの意味が込められています。
「保存方法は?」
直射日光を避け、涼しい場所に立てて保存してください。開封後も品質は長期間維持されますが、風味を最大限楽しむためには半年〜1年以内に飲み切ることをおすすめします。
まとめ
そもそもボトルのデザインが目に止まったものの、購入までには至らなかったのが正直なところです。しかし、こうして飲んでみると、グレンフィディックの華やかで軽快な要素と、バルヴェニーの持つ芳醇でしっかりとしたモルト感をしっかりと味わうことができました。キニンヴィーに関しては飲んだことがないので何とも言えませんが。
それぞれの蒸留所の個性がしっかりと感じられて、加水によって香りや味わいの変化が分かりやすく、どのようなスタイルでもスペイサイドの特徴を表しながら飲んでいて非常に楽しいウイスキーだと思います。
飲み口はライトで非常に飲みやすく、味わいはリッチ。初心者の方はもちろん、ウイスキーを飲み慣れた人でも十分に楽しめる、コストパフォーマンスに優れた素晴らしいボトルだと思いました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラスです!






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