
このウイスキーを簡単に説明

このウイスキーについて

サントリー『角』の簡単な歴史
「サントリー 角 歴史」 1937年に誕生した角瓶は80年を迎える超ロングセラー。 日本最初のウイスキー『白札』現行のサントリーホワイトは人々に、全く受け入れられず・・・。 白札を作り上げた竹鶴政孝がサントリーを去った後に創業者の鳥井信治郎が「スコッチに負けない日本のウイスキー」を目指し、完成させました。 角瓶の「瓶」は薩摩切子にヒントを得た亀甲模様が特徴。 ウイスキーに日本らしさを取り入れたデザイン。 ・竹鶴政孝→ 後にニッカウヰスキー設立(本場スコッチの味を目指す) ・鳥井信治郎 → サントリー創業者(日本人に合うウイスキーを目指す)
というわけで、今回は日本人なら誰でも知っている見たことある。
サントリー『角』のレビューです。
現在のウイスキー人気の火付け役である『角』は当時のサントリーが、
昔からあった昭和の飲み方『ハイボール』を前面に出し、
ビールや酎ハイに変わるスタンダードな飲み方を提案してきました。
思惑は見事にヒットし、下火だったウイスキーへの関心を見事に回復、
今では居酒屋、家呑みの大定番となりましたね♫
また、サントリーやニッカの製品が海外で数々の名誉ある賞を受賞し、
海外からの需要も一気に高まり、
世界中にジャパニーズウイスキーの品質の高さを知らしめたのです。

その結果・・・。原酒不足が問題に・・・。
年数表記のないウイスキーへの転換や、
看板商品の枯渇→高騰。転売ヤーの餌食に。

長年のウイスキーファンにとっては・・・
『みんなが好きになってくれた事は嬉しい!』
その反面・・・
『美味しいウイスキーが飲めなくなって迷惑』
これが今の現状です(笑)
フレーバーチャート

味わいチャート

ストレートで飲んでみる

では、作り手に敬意を表してストレートで頂いてみます。
(゚o゚;!?!?!?!?!?
あれ!?甘い香りが!?というか、
『サントリー臭くない』(笑)

筆者はサントリーのウイスキーが以前までは
実は苦手でした(笑)
ミズナラ樽由来のお香っぽい香りがする為です。
(イオンにあるチャイ○ネの入り口の匂い)
正直、角瓶を購入したのは一個前のボトル以来数年ぶりです。

現行の角張ったデザインに変わってからは飲んでいませんでした。
以前の角の様にツンとする感じも少なく、
全体的に甘い香りが漂います。
甘いといっても、ハチミツなどの優しい甘さではなく
麩菓子の黒砂糖の様なちょっと安っぽい甘さです。
それ以外にも、朽ちた木片とちょっとの酸味も感じます。
口に含んでみると、アルコールの刺激を感じつつ(強くはない)
熟した果実と砂糖の甘さが薄くではありますが感じ取れます。
以前の角瓶に比べるとかなり飲みやすくなりました(´ω`)
ロックスタイルで飲んでみる

次は珍しくロックスタイルで頂きます。
氷で冷やされている為か、アルコールの刺激も更に弱まり
甘い香りのみが鼻をくすぐります。
口に含むと、香りと同様に甘さが全面に表れ
樽由来のウッディな香りが余韻となって消えていきます。
ん〜、これは悪くないかも!?
と、ここで氷が溶けてくると・・・
出てきました(笑)
あの香りがっ!!
サントリー独特のお香っぽい何とも言えぬ香り(笑)
決して嫌な香りというわけではありません。
(筆者が苦手な系統の香りという意味)
これをサントリーのウイスキー全てに感じるから
以前まではサントリーのウイスキーは苦手だったのです。
今では、それが個性と分かり好きになりましたが
どんな高いサントリー製品にも感じ取れたので、
『別に無理して高いの買わなくてもいいのでは!?』
と未熟な筆者はサントリーを毛嫌いしていました。
その勝手なイメージと、
苦手な意識を払拭してくれたのは
今では終売の『響12年』でした(笑)

改めて、現行の角瓶をこうして飲んでみると、
お値段を考えれば、ロックスタイルでも十分に美味しく、
食事にも合わせやすい万能ウイスキーだと思いました。
ハイボールで飲んでみる

では、悪しきウイスキーブームの火付け役の真骨頂(笑)
ハイボールで頂きます。
もうこれは言うまでもありません。
『カラアゲ持ってこい』
ではなく、爽やかでほどよくウッディなハイボール。
初心者にはちょっと抵抗あるかもしれませんが、
脂っこい食事(唐揚げ)
肉料理(唐揚げ)
唐揚げ
などに、パーフェクトに合います!!
ハイボールにする事によって、全体のクセが落ち着き
ウイスキーの香りと相まって炭酸の刺激と爽快さが心地良く
喉を通り抜けていきます。
やっぱり商売上手いわぁ〜サントリーさん(笑)
まとめ
久しぶりに飲んでみた日本のスタンダード『角』
いつの間にかボトルデザインだけでなく、
味わいも見方によってはグレードアップしてました。
ハイボールで頂くのは鉄板ですが、意外にストレートでもイケる。
ゆっくりとロックスタイルや、お湯割り、水割りなど
日本人がどんな飲み方をしても受け入れられる
懐の深さを感じました。
何より、お値段も手頃でどこにでも売っている!!
これが何より大切なことですね(´ω`)
ご馳走様でした!!
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