【レビュー】「サントリー響21年」を3種類の飲み方で味と香りを解説!!

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このウイスキーの特徴を簡単にまとめると

響サントリー 21年とは
  • ウイスキー属性:ブレンデッドウイスキー
  • 産地・メーカー:日本(サントリー)
  • 概要:世界的コンクールで受賞最多の名実ともに世界一のブレンデッド
  • 飲みやすさ:★★★★★★★
  • 味わい:重厚で複雑、溢れる果実香
  • おすすめの飲み方:ストレート
  • 総合評価:★★★★★★★
  • どんな人に向いている?:ブレンデッドウイスキーの頂点を知りたい人、ギフトとしても最適

このウイスキーについて

今回は、サントリーの最高傑作ウイスキーの1つである「響21年」をご紹介いたします!!

「響21年」はサントリーが所有する全ての蒸留所から”21年以上の長期熟成原酒”によって造られるブレンデッドウイスキーです。

使用される原酒は、世界的に有名な「山崎蒸留所」と「白州蒸留所」のモルト原酒。そして、「知多蒸留所」のグレーン原酒になります。

サントリーに眠る何十万という樽の中から厳選に厳選を重ね、21年以上にも及ぶ長い期間を経た”長期原酒”を使い”究極のブレンド”によって、この1本の作品が作られています。

それでは、「響」の歴史や「各蒸留所」について見ていきましょう!!

「サントリー 響」の歴史

「サントリー 響」が誕生したのは1989年、サントリーの創業90周年を迎える節目に生まれました。

当時、2代目マスターブレンダーであった「佐治敬三」によって「サントリーの粋を集結した傑作を出したい」という考えのもと、最高峰のブレンデッドウイスキーの開発に着手しました。

サントリーの”マスターブレンダー”は代々創業者一族。響12年」を生み出した「輿水精一氏」や現在の「福與伸二氏」は”チーフブレンダー”になります。

当時、ウイスキー業界は冬の時代。需要が低迷していた為に使える原酒は豊富にあり、会社の節目に向けて余すことなく技術と原酒が注ぎ込まれました。

そして出来上がったウイスキーは「響」と名付けられ、ブランドの由来はサントリーの「人と自然と響きあう」という企業理念を基にネーミングされたのです。

また、「響」の象徴である24面カットの美しいボトルは、日本の季節の移ろいを表す24節気と、1日を刻む24時間をイメージしたデザインとなっています。

こうして「響」というブランドは現在に至るまで、さまざまな国や地域のウイスキーファンを魅了し続けているのです。

では次に、「響」を支えている原酒の生まれ故郷(蒸留所)について見ていきましょう!!

サントリーの蒸留所について

日本で最初のウイスキー蒸溜所「山崎蒸留所」

出店:サントリーHP

山崎蒸留所」は日本初のウイスキー蒸留所になります。まさに日本のウイスキー誕生は山崎から!ということです。

1923年に誕生した「山崎蒸溜所」は、サントリーの創業者「鳥井伸治郎」の「日本人の繊細な味覚にあった、 日本のウイスキーをつくりたい」という熱い想いから、ウィスキーづくりにおいて重要な“良質な水”と“自然環境”にこだわり、数ある候補地の中からこの山崎の地が選ばれました。

山崎蒸留所」の建設にあたっては、スコッチウイスキーの本場スコットランドでウイスキー製造を学んだ、ニッカウヰスキーの創業者「竹鶴政孝」を招聘し、初代・山崎蒸留所長に任命。これが日本のウイスキーのエポックメイキングと呼べる歴史の始まりとなったのです。

所在地〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5丁目2−1                       
アクセスJR西日本東海道本線(京都線)山崎駅 徒歩7分
阪急電鉄京都本線大山崎駅 徒歩10分
操業開始1923年
公式HPサントリー山崎蒸留所
見学一般見学可
商品サントリー山崎NA12年、18年、25年

森の蒸留所と呼ばれる「白州蒸留所」

出典:サントリーHP

サントリーが「山崎蒸溜所」とは異なるタイプのモルトウィスキー原酒を求め、ウイスキーの仕込みに最適な水を探し求めた結果、日本有数の名水地である“白州”の地に蒸留所を建設します。

日本で初めてウイスキーが造られてからちょうど50年を迎えた1973年サントリー第二のウイスキー蒸溜所白州蒸留所」が操業しました。

この「白州蒸留所」は世界でも珍しい森林の中にあり『森の蒸留所』と呼ばれています。

また、原酒の製造工程においても、他に類を見ない多種多様な工夫が施されており、その原酒達が貯蔵庫の中でゆっくりと森林の空気に包まれながら眠っています。

所在地〒408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
アクセス中央本線韮崎駅より下教来石下行きバスに乗り、「松原上」バス停下車(1日数本)         
中央本線小淵沢駅よりタクシー15分。
中央本線小淵沢駅よりシャトルバス20分(期間限定)。
操業開始1973年
公式HPサントリー白州蒸留所
見学一般見学可
商品サントリー白州NA12年、18年、25年

山崎と白州を繋ぐグレーンを造っている「知多蒸留所」

出典:サントリー知多蒸留所株式会社

サントリーが所有する3つ目の蒸留所は、伊勢湾に臨む知多半島にある「知多蒸溜所」です。

1973年に創業を開始して以降、様々なグレーン原酒の製造を続けておりその原酒は世界的に評価の高い『響シリーズ』をはじめ、『角』やその他の「サントリーウイスキー」にとって”なくてはならない存在”なのです。

「山崎蒸溜所」や「白州蒸溜所」のモルト原酒の個性を引き立て、お互いの”つなぎ役”として重要な役割を担っているんですね!!

所在地〒478-0046 愛知県知多市北浜町16番地                           
操業開始1973年
公式HPサントリー知多蒸留所
見学一般見学不可
商品サントリー知多

「響21年」の何がすごいのか!?(受賞歴)など

とはいえ「響21年」の”素晴らしさ”や”凄さ”とは一体何でしょう!?

”値段”や”熟成年数”そして”貴重なモルトを使っている”事でいえば、「響21年」以外にも高価で素晴らしいブレンデッドウイスキーは沢山ありますよね!?

はい!確かに、もっと貴重で高価なウイスキーはたくさんあります。しかし「響21年」が世界一と言われる所以は・・・ズバリ「味わい」にあります!!

「味わい」と言っても美味しいウイスキーは山のようにありますし、個人の好みもあります。それにもっと高いボトルであれば手に余るくらいの素晴らしい味わいだろうと思いますが・・!?

では、コチラを御覧ください!!

これは、「響21年」が発売されてから世界的なウイスキーコンクールで賞を獲得した受賞歴になります。

2004年 ISC 金賞
2005年 ISC 金賞
2006年 ISC 金賞
2010年 WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」
2010年 ISC 金賞
2010年 IWSC 金賞「ベスト・イン・クラス」
2011年 WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」
2011年 IWSC 金賞「ベスト・イン・クラス」
2012年 ISC 金賞
2013年 WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」
2013年 ISC 最高賞「トロフィー」
2014年 ISC 最高賞「トロフィー」
2015年 ISC 最高賞「トロフィー」
2016年 WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」
2016年 ISC 最高賞「トロフィー」
2017年 WWA 「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」
2017年 ISC 最高賞「トロフィー」
2017年 ISC 「シュプリーム チャンピオン スピリット」
2018年 ISC 最高賞「トロフィー」
2019年 WWA 最高賞「World’s Best Blended Whisky」

     ISCダブルゴールド受賞(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)

2020年 ISC 金賞(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)

2021年 ISCダブルゴールド受賞(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)

すごいっ!!ほぼ、毎年のように素晴らしい賞を受賞しているんですね!?

はい!「響21年」は毎年賞を受賞している”本当に凄いウイスキー”なんです!

尚、このような「ウイスキーコンクール」では先入観なく味の審査が出来るように「銘柄」はふせられ全て”ブラインド”で審査が行われています。

つまり、審査は公平に行われ「値段」や「スペック」にとらわれず純粋に「味」だけで、これだけの受賞歴があるわけですね!!これなら名実ともに「世界一のブレンデッド」と謳われるのも納得です!!

1989年の登場以来、「世界のウイスキーに負けないものを」という想いで挑戦し続けてきたサントリーの「響シリーズ」は、正真正銘の「世界一」の称号を手にすることになりました!

ここにたどり着くまでの困難な道程は、きっと並大抵の事ではなかったのでしょう。改めて日本のウイスキーの凄さ、日本人のものづくり精神を誇りに思います。

では、”世界一のブレンデッドウイスキー”「響21年」をストレートはもちろん、ロック、ハイボールと3種類の飲み方でレビューしていきましょう!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン
フレーバーチャート
味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り

  • 白檀、桃、マンゴー、バナナ、パパイヤ、マーマレード、シナモン、バニラ、etc

味わい

  • 円熟感が溢れる香味、クリーミー、ややスパイシー、オークと果実が長く続く余韻

感想

まずはストレートで飲んでみます。(開栓した瞬間から部屋中に良い香りが溢れます)

香りは、ミズナラ樽の白檀香がグラスの中に溢れています。同時に、桃や南国フルーツと苺やオレンジのジャムっぽさ、白檀に近しいシナモンやウッディなバニラ香と甘くフルーティーな香味がこれでもかというくらいに感じ取れ、複雑で重厚感のある上品な香りがします。(香りの要素が多く時間の経過で色々とにじみ出てくるので全ては不可能・・・)

口に含むと、円熟と呼ぶにふさわしいフルボディのしっとりとした舌触り。アタックは優しくアルコールのカドは全くありません。クリーミーな滑らかさと共に、ややスパイシーさが顔を出してアフターから余韻にかけてはオークの香りと果実香が分厚く、そして長く続きます。

シングルモルトに代表される様なハッキリとしたテクスチャとは違い、様々な要素と香味がとてもバランス良く深々と口の中に広がり、重厚でありながら円熟感のある果実香が上品さを演出しています。長熟ブレンデッドの中でもスコッチとは絶対的に違う日本、いやサントリーでしか造れない素晴らしいブレンデッドウイスキーです。

21年以上の長い時間をかけて熟成された原酒をサントリーの技術でまとめた素晴らしい作品だと思いました。円熟感があり、溢れる果実香(まさに果実香爆弾)や白檀の香りなどスコッチには無い、いや造れない日本が誇る最高のブレンデッドウイスキーですね!今後も大切に飲んでいきます。

ロックで飲んでみる

香り

  • 白檀、ナッツ、マンゴー、桃、シナモン、炒った豆、バニラ

味わい

  • フレッシュフルーツ、シェリーのタンニン感、スパイシーなアフター

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りはストレート同様に白檀の香りが圧倒的にしますが、やや固い印象に変わりました。もちろん、フルーティーな香りも充分すぎるくらいに溢れ、マンゴーや桃などジューシーな果実香にナッツや炒った豆のような香ばしさ、ウッディなバニラ香とシナモンも感じ取れます。

口に含むと、少しビター(シェリー、ブドウのタンニン)が広がって、フレッシュフルーツのジューシーな感じと円熟感が溢れるモルト香、アタックは優しく中盤にフルーツ、アフターからはスパイシーさが顔を出します。余韻はウッディさとスパイシーな感じがありますが、追いかけるように桃やマンゴーなどトロピカルフルーツが長く香ります。

ロックで飲んでも複雑さと重厚な感じは変わりませんが、冷やされた分やや固くなった感じは否めません。しかし、ストレートでは重いと感じる方にはロックの方が軽やかに感じ、ビターも手伝ってゆっくりと時間をかけながら飲まれるのも良いと思います。葉巻などにも負けない円熟感は健在です。

氷を入れると、シェリー由来のタンニン(渋み)が顔を出しました。ただ、変わらず果実と白檀の香りが溢れ、氷が溶けるにつれてスッキリとしたフレッシュフルーツ感が増していきます。ストレートでは抵抗があるという方はロックから飲んでもみても良いですね!

余談ですが、飲み込む瞬間の感じが「響12年」のそれとよく似ています。往年の正統派「響」を思い出させてくれる味わいでした。

ハイボールで飲んでみる

香り

  • 白檀、桃、マンゴー、キャラメル、バニラ、綿菓子

味わい

  • 炭酸の刺激が霞むほどにフルーティー

感想

次はハイボールで飲んでみます。

香りは白檀にジューシーな桃、そしてマンゴーと続き、バニラやキャラメルといったウッディな香りに混じって綿飴のような砂糖っぽさが漂っています。

口に含むと、口の中いっぱいに果実のジューシーな香りが広がります。もちろん、白檀やオークなどサントリーらしい香りも手伝って、炭酸の刺激が霞むくらいにフルーティーな味わいです。こんな上品なハイボールは飲んだことがありません。

グレンフィディックやモンキーショルダーなどのハイボールもフルーティーで美味しいですが、一点突破みたいな突出した感じではなく、ブレンデッドならではの複雑な香味とバランスの良さがミソかもしれません。フルーティーだけど計り知れない複雑さを感じる・・・。とても贅沢な味わいのハイボール・・・。

フルーティーなハイボールはたくさんありますが、この「響21年」のハイボールは別格です。何とも上品で優しく高貴な感じがする味わいです。これ以上フルーティーな味わいのハイボールは無いと思います。

まとめ

名実ともに”世界一のブレンデッドウイスキー”である「響21年」をレビューしました。

やはり気楽に味わえない「価格」や「生産量」に難はありますが、それ以上の価値がこのボトルにはあります。円熟感の溢れるフルーティーな香味、そして全くカドの無い滑らかでバランスの良い味わい、極めて長い上品な余韻。
そして、その全ては21年以上という長い年月を経た原酒とブレンドの技によって作り出され、一つのボトルに作品として詰められています。

名門「バランタイン」や「ジョニウォーカー」、「デュワーズ」など世界的に有名なスコッチウイスキーの長熟ポトルは沢山あります。しかし、「響21年」は素晴らしい味わいだけでなく、サントリーでしか造り出す事の出来ない唯一無二の味わい、”日本人ならではの感性が生み出す”個性を持っているからこそ世界一の称号を得られているのだと思います。

普段はあまりお目にかかれないボトルではありますが、見かけた際は是非、少し無理してでも飲んでみてください。”日本のものづくり”や”奥深さ”を味わうことが出来ますよ!ご馳走様でした♪♪

sister-ley
sister-ley

最後までお読み頂きありがとうございました。

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