【レビュー】バスカー シングルモルトを3種類の飲み方で味と香りを解説!!

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このウイスキーの特徴を簡単にまとめると

バスカー シングルモルトとは
  • ウイスキーの属性:シングルモルト
  • 産地:アイルランド
  • 蒸溜所:ロイヤルオーク蒸溜所
  • 飲みやすさ:★★★★★☆
  • 味わい:クリーミー、モルティ―でビターなアクセント
  • おすすめの飲み方:ロック、ハイボール
  • 総合評価:★★★★☆☆
  • どんな人に向いている?:癖の強くないシングルモルトを飲みたい人、バスカー(緑)の次に

このウイスキーについて

今回ご紹介するのは、アイリッシュウイスキー「バスカー」のシングルモルトです。

「バスカー」は2016年に創業したアイルランドにある「ロイヤルオーク蒸溜所」が製造、販売を行っている銘柄です。

2020年の誕生以来、飲みやすさとアイコニックなボトルデザインにより一躍人気になったアイリッシュウイスキー!!

現在では、4種類のボトルがあり、いずれも複数の原酒の作り分けが出来る「ロイヤルオーク蒸留所」ならではのラインナップ!!

造られるウイスキーの種類は、アイルランド独自の製法「3回蒸溜」と「未発芽麦芽」を使用した「ポットスチルウイスキー

小麦などを使用し連続蒸溜で蒸留した「グレーンウイスキーや、今回ご紹介する大麦麦芽100%の「モルトウイスキーの3種類を製造しています。

また熟成原酒に関しても、「ロイヤルオーク蒸留所」では貴重な「マルサラワイン」というイタリアのシチリア島で生産される「酒精強化ワイン」の空き樽を使用した熟成原酒もあります。

この「マルサラワイン」はティラミスに使用されることが有名で、ロイヤルオーク蒸留所ではマルサラワインの名門「フローリオ社』の空き樽を使用しています。

他にも、定番のシェリー樽やバーボン樽、マデイラワイン樽を使用した熟成なども行っているみたいです。

”原酒の造り分け”と”貴重な樽を使った熟成”を行うことで、多彩な味わいを造り出せる「バスカーの強み」を活かし、今後が非常に楽しみです!!

さて、定番の緑色のバスカーは、蒸留所で造られている3種類のウイスキーをブレンドした「ブレンデッドウイスキー」ですが。

この青いラベルのバスカーは構成原酒のうち「モルトウイスキー」だけにフォーカスを当てた「シングルモルトウイスキー」になります。

モルトウイスキーは大麦麦芽を原料に単式蒸留器で蒸留した、最も古典的なウイスキーで、個性豊かな味わいが特徴。

スコッチなどに代表されるウイスキーですが、アイルランドでは蒸溜を3回行うことでスッキリとした香味高い味わい仕上げています。

同じモルトウイスキーでもスコッチとは少し違ったアプローチをしているアイリッシュウイスキー♪

では、注目の「バスカーシングルモルト」をいつものように3種類の飲み方でレビューしますので、どうぞ最後まで御覧ください。

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート

味わいチャート

ストレートで飲んでみる

ストレート導入画像

香り

  • 砂糖菓子、バニラ、カスタード、りんご、イチゴ、ビスケット、花(青っぽい)

味わい

  • スパイシー、果実の甘味、アルコール感、ビターな余韻

感想

まずは、ストレートで飲んでみます。

香りは、焼きたての砂糖菓子のような甘く香ばしい香りが漂っています。他には、バニラやカスタード、またリンゴやイチゴの果実香も感じます。そして、モルト香の影にフローラルな青っぽさが伺える花っぽい香りもあります。

口に含むと、ややアルコール感は否めない若い原酒の刺激と、スパイシーさが舌を刺激します。続いて、果実の甘みとモルトの香ばしさが追ってきて、余韻はビターが主体のキリッとした後味です。

同じバスカーのブレンデッドに比べると、若さやネガティブな要素が垣間見えるのがちょっと残念な気はしますが、口当たりのスムースさはアイリッシュならでは。ストレートで飲めるか!?と聞かれれば、もちろん飲めますがブレンデッドのまろやかさと比べると、モルトのみの構成なので若さが気になってしまいます。

ロックで飲んでみる

ロック導入画像

香り

  • ビスケット、チョコ、バニラ、リンゴ、花、カスタード、苔

味わい

  • フローラルでスッキリした甘さ、ビター感にシリアル感が馴染んでくる

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りはビスケットの香ばしい穀物の香りが引き立っていて、チョコやバニラ、カスタードのしっとりした甘さが後を追います。続いて、リンゴのフレッシュな酸味とフローラルな花っぽさがあり、コケが生したような感触の香りが鼻に残る感覚があります。

口に含むと、クリーミーで滑らかな舌触りが心地よくアルコール感も抑えられてとても飲みやすいです。フローラルで花を思わせる香りに、モルトや果実味のあるスッキリとした甘さがあり、アフターはビターがややハーブっぽさをまとって消えていきます。

アイリッシュらしいハーブ感と、青っぽいフローラルな香りが、バランスよく舌に馴染みストレートで感じたエグがも無くとても飲みやすくて美味しいです。

ハイボールで飲んでみる

ハイボール導入画像

香り

  • チョコレート、ビスケット、シリアル、バニラ、りんご、花、草

味わい

  • やさしいビター、穀物の甘さと香ばしさ、スッキリとした余韻

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りはチョコレートのほろ苦さにビスケットの香ばしい穀物感、そして果実の甘酸っぱさにハーブや青っぽい植物の香りがします。

口に含むと、口当たりはとてもマイルドでクリーミー。ミルクチョコのようなやや苦味がありながら、優しい甘さが染みていきます。その後を追うように青々としたビターと果実の香りがして、余韻スッキリとライトな印象。

穀物などの優しい甘さは口の中で柔らかく感じ、クリーミーな舌触りはクセになりそうな味わいです。どこかが突出している味ではありませんが、若い原酒ながらアイリッシュの複雑で香味豊かな味わいが楽しめるハイボールです。

程よいビター感が、どんな食事にでも合わせやすくクリーミーな食感がクセになります。

まとめ

まとめ導入画像

シングルモルトの「バスカー」をレビューしてみました。

さすがに若い原酒構成だけあって、多少のアルコールのカドは感じてしまいますが、3回蒸溜の恩恵なのか、イガイガするようなケミカルな感じはなくストレートでも飲むに値する仕上がりになっています。

ただ、個人的に飲み方のオススメとしては「ロック」か「ハイボール」のほうが、フルーティーかつモルトの甘み、そしてクリーミーな舌触りを堪能できるので、食中酒、あるいは食後酒として飲むスタイルが良いかもしれません。

前回の「ブレンデッドタイプ」でも感じたのですが、2016年から稼働した蒸留所にも関わらず、スムースで滑らかな舌触りのウイスキーを作り出せるのは素晴らしく、年数表記のボトルがリリースされるのがとても待ち遠しい銘柄です。

ごちそうさまでした(^^♪

最後までご覧頂きありがとうございます。

定番の緑のバスカーはコチラの記事です。アイリッシュウイスキーについても詳しく解説しています。

シングルモルトのバスカーはコチラからどうぞ!!

バスカーの定番「緑のブレンデッドタイプ」はコチラから!!

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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