ラフロイグ クォーターカスク

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このウイスキーの特徴

このウイスキーについて

今回ご紹介するウイスキーは、「ラフロイグ クォーターカスク」です。

「ラフロイグクォーターカスク」は、スコットランド・アイラ島の蒸留所「ラフロイグ」で生産されているシングルモルトウイスキー。

クォーターカスクとは!?

ボトルネームにもなっている”クォーターカスク”とは、元々”馬の運搬用の樽”のことで、シェリー樽の一般的なバット樽の1/4ほどの大きさしかない小さい樽の事を指します。

このような小さい樽を熟成に用いるメリットとして、通常の樽よりも原酒が樽材と触れる割合が多くなるため、熟成が早まるという効果があります。

これには、容量が少ないことによる温度変化の大きさも関係しているとも言われています!!

しかし、短所もあります。

熟成が早い分”管理が難しい”という点や、味わいが荒々しくなる傾向にある為、まろやかさに欠けるとも言われています。

しかし、アイラモルトは海風やピーティーな風味が特徴のモルトウイスキー!!荒々しい味わいはかえって好都合とも言えます!!

ラフロイグクォーターカスクの製法

製法はバーボン樽で熟成した原酒を、ファーストフィルバーボン樽を解体してつくられたクォーターカスク(容量125L)に入れ替えてさらに熟成させます。

熟成年数が7年~10年程度のバーボン樽原酒を移し替えて行われる為、レギュラーの「ラフロイグ10年」と比べると、若々しさもありながらラフロイグらしさが十分に備わっていると言えます!!

また、コチラはノンチルフィルタード仕様となっておりモルトの旨味を逃さず瓶詰めされ、加水も少なめの48%のアルコール度数があるのが特徴です。

sister-ley
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通常の「ラフロイグ10年」の価格的にも近く、年数表記のないノンエイジ仕様ですが手間暇かけて造られているんですね~!!

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では、いつものようにストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方でレビューを行って行きます!!どうぞ、最後まで御覧ください!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

フレーバーチャート
味わいチャート

ストレートで飲んでみる

香り
  • ヨード、薬品、ココナッツ、ラムレーズン、バニラ、ハチミツ、バナナ、ババロア
味わい
  • 潮気とスパイシーな香味、ビターな余韻
感想

まずはストレートから飲んでみます。

香りはラフロイグらしいヨードたっぷりの磯感に、薬品臭が絡み合ってきます。また、ちょっとクリーミーな感じでココナッツ、ラムレーズンぽさがあり、バニラやハチミツの甘い香りにバナナやババロアなど、バーボン樽の特徴が随所に感じられます。

口に含むと、磯の香りを含んだ潮気が膨らみスパイシーが顔を出します。10年ほどではありませんがオイリーで薬品っぽさも十分にあります。スパイシーさとバーボン樽の甘やかさ、薬品を伴うヨードと潮気などラフロイグの魅力はたっぷりあり、それでいて10年よりもキレがある感じです。

曖昧ですが、10数年前の「クォーターカスク」よりもクセや磯っぽさが増している気がします。これは、「ラフロイグ10年」でも言えることで、実際に検証しているYouTuberさんなどいらっしゃいます。

ロックで飲んでみる

香り
  • ヨード、薬品、バニラ、ハチミツ、バナナ、コールタール
味わい
  • 若葉のようなフレッシュさ、柑橘の皮
感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りはヨードや薬品のような香りと、バニラやハチミツの甘い香りに南国フルーツのトロピカルな感じを感じます。(氷が溶けてくるとコールタールのような香りも)

口に含むと、先に甘いバニラがブワッと広がり、同時に煙たさも広がります。そして、スパイシーさが顔を出しビター感もジワっと効いてきます。冷やされている影響からか、フレッシュな若葉やミントのような爽やかさがあります。余韻にかけてはビターが主体で、鼻に残るスモーキーな香りがとても心地よいです。

ラフロイグをロックで飲むことはあまりありませんが、ストレートのトロっとしたオイリーさが一変し、若葉などのフレッシュな印象へと変わります。バーボン樽の甘い香りも前に出てきて樽の個性を堪能できますよ!!

ハイボールで飲んでみる

香り
  • 薬品、バニラ、バナナ、スモーク、ライム
味わい
  • モルトの甘味とスモーク、追いかけてくるヨード
感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りは、理科室の棚のような薬品感に甘いバニラの香り、バナナなど南国フルーツにスモーキーな煙たさが絡み、少しライムっぽい柑橘も感じます。

口に含むと、香ばしい穀物の甘さが広がり、磯やヨードそしてスモークが追いかけてきます。ライムっぽい柑橘感をやや感じながら、ちょっぴりビターでスモーキーな余韻が残ります。

薬品、ヨード、ピートなどのアイラモルトの特性を十分に感じる事ができます。ハイボールなので爽快さがあり飲みやすく、ラフロイグの個性が弾け飛ぶパンチのあるハイボールです。また、クセが強いだけでなく、エレガントにも感じるところがあるのはラフロイグならでは!!

まとめ

いかがでしたでしょうか!?

以前はラフロイグ10年よりも安く手軽に味わえるボトルでしたが、いつの間にか肩を並べる存在になりました。現在はサントリーの正規品ではなく並行輸入品のみ購入ができます。

10年に価格も近いために、躊躇してしまいがちですがコチラのややヨードやスモーキーさを抑えた仕様は以前の「ラフロイグ10年」に似ています。バーボン樽特有の甘みやウッディさが十分にあり、現行の10年のような泥っぽさが抑えられているので、正統派ラフロイグへの再チャレンジにオススメです!!

しかし、いずれにしてもラフロイグ独特の風味がたっぷりあるので駄目な人は駄目、好きな人にはたまらない1本なのは間違いありません。You either love it or hate it.

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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