【レビュー】グレンリベット12年の味と香りを解説!!

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このウイスキーを簡単にまとめると

ザ・グレンリベット12年とは
  • ウイスキーの属性:シングルモルト
  • 産地:スコットランド
  • 蒸溜所:グレンリベット蒸溜所
  • 飲みやすさ:★★★★★☆
  • 味わい:エレガントでフルーティー
  • おすすめの飲み方:オールマイティ(特にハイボール)
  • 総合評価:★★★★★☆
  • どんな人に向いている?:初めてのシングルモルトに、初心者でも飲みやすい

このウイスキーについて

今回は、「はじまりのシングルモルト」と言われる「グレンリベット12年」についての記事をお送り致します!!

1774年に誕生したこの蒸溜所は、ウイスキーの歴史において重要な役割を果たし、その独自の製法と長い歴史が世界中のウイスキー愛好家を魅了しています。

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それでは一度味わったら忘れられない、グレンリベットの魅力に迫りっていきましょう!!

グレンリベットとは、スコットランドのスペイサイド地方で生産されるシングルモルトウイスキーのブランドです。1774年に創業された歴史ある蒸溜所で、「すべてのシングルモルトはここから始まった」というキャッチフレーズが示すように、スコットランド初の政府公認の蒸溜所として、シングルモルトの先駆者となりました。現在はフランスのペルノ・リカール社が所有し、世界で2番目に売れているシングルモルトとして、日本でも人気が高いウイスキーです。

グレンリベットの歴史は、スコットランドのウイスキーの歴史とも言えるほど、波乱に満ちたものです。創業者のアンドリュー・スミスは、当時ウイスキーの販売に重税がかかっていたため、密造業者の多かったスペイサイドのグレンリベット(静かな谷)という地域で、農業のかたわらウイスキーを作っていました。彼の息子のジョージ・スミスは、父の技術を受け継ぎ、1822年には国王ジョージ四世にそのウイスキーを賞賛されるほどの名声を得ました。翌年、新蒸溜所法が施行されると、ジョージは密造業から足を洗い、国からライセンスを取得して、1824年にスコットランド初の政府公認の蒸溜所を建設しました。

しかし、このことが他の密造業者の反感を買い、ジョージは命を狙われることもありました。彼は護身用に拳銃を持ち歩き、自分のウイスキーを守りました。やがて、他の蒸溜所も政府の認可を受けるようになりましたが、グレンリベットの名声にあやかろうとする者も多く、ジョージは商標権を争う裁判にも巻き込まれました。1884年には、定冠詞付きの「ザ・グレンリベット」の独占使用権を勝ち取りましたが、それでも「ハイフン付きグレンリベット」の蒸溜所は26ヶ所も存在しました。

ジョージの死後は、息子のゴードンが蒸溜所を引き継ぎ、スミス家の手で長く運営されました。1965年にはベンリアック蒸溜所を買収し、1978年にはカナダのシーグラム社に買収されました。2001年には現在のペルノ・リカール社に買収されました。その間にも、グレンリベットは品質の高いウイスキーを世に送り出し、シングルモルトの代表格としての地位を確立しました。

グレンリベットの製法には、独自のこだわりがあります。まず、水源として、スペイ川の水ではなく、蒸溜所の敷地内にあるジョシーズ・ウェルという泉の水を使っています。この水は地下200メートルの水脈から湧き出る硬水で、ミネラル分が豊富に含まれています。また、水温も一年中ほぼ一定で、ウイスキー作りに最適な条件を備えています。この水が、大麦から多くの糖分を引き出し、ザ・グレンリベット特有のフルーティな風味を生み出すと言われています。

次に、ポットスチルという蒸留器の形状にも特徴があります。グレンリベットのポットスチルは、ランタン型と呼ばれる長く細い首を持ったもので、これがウイスキーの軽やかさやすっきりとした味わいに影響しています。グレンリベットは、2009年と2010年にポットスチルを増設し、年間生産量を1,050万リットルにまで拡大しました。2018年にはさらにポットスチルを増設し、年間2,100万リットルにまで増やしました。これは、スコットランドのモルトウイスキーの蒸溜所の中で最大規模となりました。

最後に、熟成に使用する樽にも注目です。グレンリベットの樽のほとんどは、アメリカンオークのバーボン樽ですが、一部ではヨーロピアンオークのシェリー樽やポート樽なども使われています。また、近年はコニャックカスクやラムカスクなど、新しいタイプの樽熟成にも挑戦しています。樽の種類によって、ウイスキーの色や香り、味わいに違いが出ます。グレンリベットは、樽の管理にも細心の注意を払い、最高の状態でウイスキーを熟成させています。

グレンリベットのレギュラーボトルとして最も有名なのが、12年という熟成年数のものです。このウイスキーは、セカンドフィル以降のアメリカンオーク・バーボン樽で最低12年以上熟成させたモルト原酒をブレンドしたものです。色は淡い金色で、香りは洋ナシや青りんご、レモンなどのフルーツの香りが広がります。口に含むと、甘くなめらかな口当たりで、中盤からはバニラやオレンジ、シトラスなどの香りが加わります。後味はさっぱりとしており、スペイサイドらしい蜂蜜のような華やかさも感じられます。

グレンリベット12年は、シングルモルトの入門者におすすめのウイスキーです。スムースな飲み口、万人受けする味わいはシングルモルトの入門編とも言える1本です。グレンリベット12年は、ストレートやロックはもちろん、水割りやハイボールなど、様々な飲み方で楽しむことができます。また、チーズやチョコレートなどのおつまみとの相性も抜群です。シンプルでありながら、奥深い味わいを持つグレンリベット12年は、ウイスキーの魅力を存分に味わえる一本です。

ストレートで飲んでみる

それでは作り手に敬意を表して、まずはストレートで頂いてみます。

香りは一言で表すと・・・

とってもフルーティー♪♪

それと同時にハチミツの香りも漂い、うっすらとレーズンバター。

ぱっと感じたままを記載すると、

果実、ハチミツ、レーズン、バター、ほのかにピート

口に含むと、ハチミツ感が口の中を漂い

フルーツの芳醇な香りで満たされます。

途中、ピートも感じながら喉に引っかかる感覚も無く

スッと淡い余韻となって消えていきます。

さすがはシングルモルトのド定番といった感じです。

飲み疲れる事のない、あくまでスマートなシングルモルト。

グレンリベットのポテンシャルはさすがといった感じです。

ハイボールで飲んでみる

では続いて、ハイボールで頂きます(^_^)/

先ほどのストレートの時よりも、全体の香りは落ち着きましたが、

ハチミツの甘さが際立って感じます。

口に含むと、ピートのほんのりとしたアクセントがあり

口当たりはソフトで、

余韻はかすかにピーティー♪♪

どんな食事にも合うというよりは、

食後のデザート、または午後のひととき。

バーなどでは、ショットの合間にピッタリといった感じでしょうか♪

まさに、大人のハイボール♡♡♡

まとめ

蒸留所の歴史や、味に対するこだわりと情熱。

そこから生まれた揺るぎないステータス。

シングルモルトを語る上で外せない1本であることは間違いありません。

味わいは気品に満ちていながらも、常に挑戦する姿勢のグレンリベット。

初心者や女性にお勧めなのはもちろんですが、

ウイスキー上級者も立ち帰るウイスキーの先駆者の味わいを

試してみてはいかがでしょうか(´ω`)

ご馳走様でした♪

※尚、グレンリベットを知った為にウイスキー沼にはまってしまったとしても、

筆者は一切の責任を負いませんので予めご了承下さい(笑)

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