【レビュー】オールドパー12年の味と香りを3種類の飲み方で解説!

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sister-ley
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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!今回も、魅力的なウイスキーの解説&レビューを行っていきます!!

オールドパー12年は、スコットランドの伝統と豊かな風味が詰まったブレンデッド・ウイスキーです。多くの歴代首相や著名人に愛されたこのウイスキーは、日本でも特別な存在として知られています。

この記事では、オールドパー12年の歴史や製造過程、その特徴を詳しく解説します。ウイスキー愛好家や初心者の方々にとって、オールドパー12年の魅力を再発見する絶好の機会となれば嬉しいです。

Key(筆者)
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ジョニ黒と並んで高級ウイスキーの代名詞である「オールド・パー」は、日本に最初に持ち込まれたスコッチウイスキー!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

今回の記事を通してオールドパーの魅力を是非、知って下さい!

オールドパー12年を簡単にまとめると

ウイスキー属性 ブレンデッド
産地(メーカー) スコットランド(MHD)
原料 モルト・グレーン
味わい 清かなシトラスが香る
飲みやすさ ★★★★☆☆
おすすめの飲み方 ロック・ハイボール
個人的感想 往年のウイスキー感
オールドパー12年の総合評価
イマイチ
良い

政財界から贈答用にと幅広いオールドパー12年

Key(筆者)
Key(筆者)

オールドパーというと、ウイスキーに馴染みがない人でも聞いたことのなる銘柄ですね。

Caoli(助手)
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その理由は、味わいはもちろん日本に持ち込まれた明治天皇への献上品とされた過去などエピソードは尽きません。

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今回は、銘酒と名高い「オールドパー12年」の詳細とレビューを行い長年愛される魅力に迫ってみたいと思います!

オールドパー12年は、1871年にロンドンで設立されたグリンリースブラザーズ社によって生み出されました。その名前は、イギリス史上最長寿を誇るトーマス・パーに由来し、彼の長寿と活力を象徴しています。スペイサイド地方のクラガンモア蒸留所のモルトをキーモルトとして使用し、12年の熟成期間を経たリッチで複雑な風味が特徴です。

また、オールドパーのボトルデザインは四隅のうちの一隅を底にして斜めに立たせることができる独特の形状をしています。このデザインは「決して倒れない」という縁起担ぎとして知られ、吉田茂や田中角栄などの大物政治家にも愛されました。

Key(筆者)
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オールドパーは「最後まで踏みとどまる」という意味合いから多くの政治家に愛されてきた銘酒!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

日本では非常に馴染みがあり、高級スコッチウイスキーの代名詞となっていますね!

オールドパーの歴史は、19世紀のロンドンに遡ります。1871年、グリンリース兄弟はウイスキーのブレンディングと販売を行う「グリンリースブラザーズ社」を設立しました。彼らの父親もウイスキーの販売業を営んでおり、兄弟はその家業を引き継いでさらに発展させることを目指しました。

兄弟は、「ウイスキーに不朽の価値を与え、末永く後世に届けたい」という思いを込めて、独自のブレンデッド・ウイスキーを開発しました。この理想的なブレンドを実現するために、特定のモルトとグレーンウイスキーを厳選し、長い年月をかけて熟成させました。その結果、深みのある絶妙なブレンドが完成し、「オールドパー」として市場に登場しました。

オールドパーはその品質と風味の高さからすぐに評価され、日本にも早期に紹介されました。1873年、岩倉具視が率いる岩倉使節団によって初めて日本に持ち込まれ、明治天皇にも献上されました。この出来事は、オールドパーが日本での知名度を高める一因となりました。

Key(筆者)
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元々ウイスキーのブレンドを生業としていた父親の後を継ぎ、ブレンディングに情熱を注いだグリンリース兄弟。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

兄弟の情熱は海を超えて、私達のいる日本へ渡り、現在に至るまで幅広い層に親しまれています。

オールドパー12年のキーモルトであるクラガンモア蒸留所は、スペイサイド地方に位置しています。スペイサイドは豊かな水源と穏やかな気候に恵まれ、多くの名門蒸留所が集まる地域です。クラガンモア蒸留所は1869年に設立され、その独特の香味と繊細な味わいで知られています。

クラガンモア蒸留所では、蒸留器の形状に工夫を凝らし、リッチで複雑なフレーバーを生み出しています。この蒸留所のモルトがオールドパー12年に深みと複雑さを加えています。

クラガンモアのモルトはシェリー樽とバーボン樽で熟成され、その結果、リッチなフルーツ香とスモーキーなニュアンスが生まれます。これがオールドパー12年の豊かな風味の基礎を築いています。

Key(筆者)
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クラガンモア蒸留所がオールドパーの味の中核を成していると言っても過言ではありません!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

スペイサイドの風土とクラガンモアの技術の融合が生み出した特別なウイスキー、それがオールドパーです。

オールドパー12年の製造過程は、伝統的な技術と最新の技術が融合しています。まず、クラガンモアのモルトがキーモルトとして使用され、他のモルトやグレーンウイスキーとブレンドされます。このブレンド技術が、オールドパー12年の深みのある味わいを生み出しています。

12年間の熟成期間中、ウイスキーはオーク樽で熟成され、その過程で風味が深まり、リッチで複雑な味わいが生まれます。樽の中で過ごす時間が、オールドパー12年の香りと味わいを形成する重要な要素となります。

オールドパーの熟成には、特にシェリー樽とバーボン樽が使用されます。シェリー樽からは豊かなフルーツの香りが、バーボン樽からはバニラやキャラメルのような甘みが引き出されます。この二つの異なる樽での熟成が、オールドパー12年の複雑なフレーバーを生み出す鍵です。

オールドパー12年のボトルには、トーマス・パーの肖像画が描かれており、そのデザインから歴史と伝統を感じ取ることができます。トーマス・パーは152歳まで生きたとされるイングランドの農民で、長寿で知られています。彼は1483年に生まれ、1635年に亡くなりました。

彼の驚異的な長寿は、オールドパーのブランドイメージと密接に結びついています。ボトルに描かれた肖像は、その長寿と秘訣を象徴し、オールドパーの独自性を強調しています。トーマス・パーの長寿の理由として、健康的な生活習慣や自然食品の摂取が関与しているとされています。

さらに、ボトルのガラスにはクラックルパターンが施されており、これはガラスが普及する前の陶器を意識したデザインです。このような細部へのこだわりが、オールドパーの魅力を一層引き立てています。

Key(筆者)
Key(筆者)

オールドパーのマスコットはトーマス・パーという農夫で152歳まで生きたという超長寿のお爺さん!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

ウイスキーの反映とブランドの独自性を象徴するボトルデザインは今日まで大切に受け継がれています。

sister-ley
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それではいつものようにオールドパー12年をストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!

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オールドパー12年をテイスティング(実際に飲んでみた)

オールドパー12年のフレーバー

オールドパー12年の味わい

オールドパー12年をストレートで飲んでみる

香り

  • シトラス(オレンジ)、ナッツ、紅茶、樽香、ピート、シュガー

味わい

  • シトラスの香り、ライトでビター

感想

まずはストレートで飲んでみます。

香りは、オレンジなどのシトラスや茹でたピーナッツ、紅茶のニュアンスが漂い、樽の渋みや少し焦げたシュガーの甘い香りに、わずかにピートの刺激的なアクセントが加わります。

口に含むと、爽やかなシトラスの香りとビターな味わいが広がります。さらに、スパイシーな風味とシュガーの甘さが混じり合い、余韻にはほのかなピーティーなニュアンスが続き、ゆっくりと消えていきます。

また、飲み進めるうちにウッディな古びた樽香や鰹節のような香りも漂い、往年のウイスキーのような印象を受けます。味わいはライトでスッキリとしており、ストレートが苦手な方でも気軽に楽しめるでしょう。

Key(筆者)
Key(筆者)

ボトルイメージとは裏腹に爽やかなシトラス、ライトでスッキリとした味わいはスターターとしてもオススメで飲みやすいです!

オールドパー12年をロックで飲んでみる

香り

  • カラメル、バニラ、ウエハース、シトラス、ナッツ、ピート

味わい

  • ピーティーで強めのビター感

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りは、ストレートの時の爽やかさから始まり、甘く焦げたカラメルが前面に出てきます。その後、バニラや香ばしいウエハースが続き、ほのかにシトラスの爽やかさも感じられます。また、ナッツやピートのニュアンスも楽しむことができます。

口に含むと、シトラスの爽やかな風味と強いビター感が広がります。次第にスパイシーさが現れ、樽の渋みと優しいピート感が感じられ、柑橘の皮のようなビターさがゆっくりと消えていきます。

氷が溶けて加水が進むとビター感はさらに強まり、人によっては飲みにくく感じるかもしれません。そのため、大きめのロックアイスを用いて、変化する味わいの最適なポイントを見極めるのが良いでしょう。

Key(筆者)
Key(筆者)

甘く焦げた感じのフレーバーですが、ビターな味わいが強調されています。加水が進むと少々飲みにくくなるので、ベストなタイミングで氷を抜いたほうが良いかもしれません。

オールドパー12年をハイボールで飲んでみる

香り

  • 樽香、ウエハース、カラメル、オレンジ、ピート

味わい

  • 爽やかなシトラス感、樽の渋みを伴う

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りは、樽のウッディな香りに加え、焦げたカラメルとウエハースの香ばしさが感じられます。さらに、微かにオレンジやピートのニュアンスもありますが、全体を包み込むのはカラメルの甘い香りです。

口に含むと、爽やかなオレンジと古びた木の風味、樽の渋みが広がります。柔らかなスモーク感が加わり、古びた木とシトラスのニュアンスがとても心地よい味わいを演出しています。時折顔を出すスモーキーフレーバーが、優しくノスタルジックな味わいを引き立てるハイボールです。

Key(筆者)
Key(筆者)

シトラスの爽やかさの中にどこか懐かしく古めかしさを感じ、味わいはとってもスッキリとしています!主張が少ないので和食との相性も良さそうです!

まとめ

私が幼い頃、父が奮発して購入してきたのを覚えています。当時は高級ウイスキーの代名詞で、街の酒屋で気軽に買えるものではありませんでした。

しかし、現代では特別な日でなくても購入できるカジュアルな印象が強くなりました。

クラガンモアをキーモルトとして使用した味わいは、優しくもどこか懐かしい感じのするスコッチウイスキーそのものです。ややピーティーな余韻と、加水すると膨らむスッキリとしたビター感は、和食にもよく合います。ゆっくりと楽しみたいときはストレートでもアルコール感の少ない上質な味わいを楽しむことができます。

「オールドパー12年」は、流行に左右されず、昔ながらの製法で世界中の人々を魅了してきました。明治天皇や多くの著名な政治家に愛された高級ブレンデッドウイスキーのスタンダードボトルを、ぜひ一度味わってみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

オールドパーのラインナップには、12年もの以外にもさまざまなボトルが存在します。以下に主要なラインナップを紹介します。

桃やオレンジ、洋ナシのフルーティな風味とカラメルの甘みが特徴のノンエイジウイスキー。ソーダで割ってハイボールにするのがおすすめです。シルバーはエントリーモデルとして、オールドパーの世界を手軽に楽しむことができます。

長期熟成のモルトとグレーンウイスキーをブレンド。まろやかさと甘みが増し、飲みやすいウイスキーに仕上がっています。ストレートやロック、加水して飲むのもおすすめです。18年の熟成がもたらす深い味わいは、一度試してみる価値があります。

複雑で奥行きのある味わいが特徴のプレミアムランク。メロンや白桃のフレッシュさから、ドライマンゴーや干しぶどうのフルーツ感、シナモンやクローブのスパイスが感じられます。スーペリアは特別な日の一杯として最適です。

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