【レビュー】イチローズモルトワインウッドリザーブを3種類の飲み方で味と香りを解説!

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sister-ley
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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!今回も、魅力的なウイスキーの紹介とレビューをお届けします!!

「イチローズモルト ワインウッドリザーブ」は、埼玉県秩父市のベンチャーウイスキーによって製造されるウイスキーで同社が販売する”リーフシリーズ”の一つです。このウイスキーは、赤ワインの熟成樽で後熟させることにより、複雑で奥深い味わいを実現しています。

かつて存在した羽生蒸留所で生産されたモルトをキーモルトとして使用し、複数のモルトをブレンドしています。その後、フレンチオーク製の赤ワイン樽で後熟され、冷却濾過や人工着色を行わず、ウイスキー本来の味わいを存分に楽しむことができるピュアモルトとなっています。

本記事では、このウイスキーの魅力や製造過程について詳しく解説します。

イチローズモルト ワインウッドリザーブはこんなウイスキー

ウイスキー属性 ブレンデッドモルト
産地(メーカー) 日本(ベンチャーウイスキー)
蒸留所 秩父蒸留所&羽生蒸留所
味わい
飲みやすさ ★★★★☆☆
おすすめの飲み方 ストレート、ロック
個人的感想 ワイン樽後熟の中では一番美味しい
イチローズモルトワインウッドリザーブの総合評価
イマイチ
良い

「イチローズモルト」は、ベンチャーウイスキーが手掛けるウイスキーの銘柄で、秩父市の豊かな自然環境と創業者である肥土伊知郎氏の卓越した技術によって生まれました。

このウイスキーは、国内外の数々のコンペティションで多くの賞を受賞し、その品質の高さが広く認められています。限定ボトルは高額で取引されることがあり、コレクターズアイテムとしての価値も非常に高いです。特に、過去に廃棄される予定だった羽生の原酒をボトリングした「カードシリーズ」は、一億円で落札されたこともあります。

Key(筆者)
Key(筆者)

日本のクラフトウイスキー蒸留所の先駆けとして世界的な評価を受けているウイスキーメーカーー、それが「ベンチャーウイスキー」です!

ベンチャーウイスキーの設立は2004年ですが、その歴史は創業者の肥土伊知郎氏の祖父が設立した東亜酒造にまで遡ります。東亜酒造は1946年にウイスキーの製造を開始しましたが、2000年には経営不振により民事再生法を申請し、ウイスキー事業から撤退しました。その際、約400樽のウイスキー原酒が廃棄の危機に瀕しましたが、肥土氏はこれを守るために尽力しました。

肥土氏は東京農業大学を卒業後、サントリーに勤務していましたが、家業の危機を知り実家に戻り、再建に乗り出しました。彼はウイスキー原酒を保護し、首都圏のバーを巡って評価を得るなどして販売先を模索しました。しかし、無名の羽生ウイスキーは売りにくく、最終的には福島県の笹の川酒造に原酒を預かってもらうことになりました。

その後、肥土氏は2004年に「ベンチャーウイスキー」を立ち上げ、翌年には初のボトル「イチローズモルト ヴィンテージシングルモルト」を発売しました。彼は2年間で2000軒以上のバーを訪れ、イチローズモルトはバーテンダーたちから高い評価を受けることとなりました。

さらに、肥土氏はスコットランドの蒸溜所を訪問して学び、2007年には秩父蒸溜所を設立。2008年に蒸溜を開始しました。しかし、ウイスキーの熟成には時間がかかるため、資金調達には大変な苦労が伴いました。それでも、肥土氏の情熱と努力が実を結び、現在イチローズモルトは独自の地位を確立しています。

  • 1946年: 肥土伊知郎氏の祖父が東亜酒造を設立し、ウイスキー製造免許を取得。羽生蒸溜所でウイスキーの製造を開始。
  • 2000年: 東亜酒造が民事再生法を申請し、ウイスキー事業から撤退。約400樽のウイスキー原酒が廃棄の危機に。
  • 2004年: 肥土伊知郎氏が「ベンチャーウイスキー」を設立し、ウイスキーの販売を開始。創業者肥土伊知郎氏がサントリーから実家に戻り、家業の再建を決意。
  • 2005年: 「イチローズモルト ヴィンテージシングルモルト」を600本リリース。
  • 2006年7月: 秩父蒸溜所の操業の参考として、軽井沢蒸溜所で1ヵ月間稼働させてもらい、仕込みから樽詰めまでを経験。
  • 2007年: スコットランドのベンリアック蒸溜所で1ヶ月間仕込みの実務を確認し、技術交流。
  • 2007年11月: 秩父蒸溜所が竣工。
  • 2008年2月: 国税庁より酒造免許が交付され、秩父蒸溜所で蒸溜を開始。
  • 2008年以降: 新しいボトルをリリースするたびに口コミでファンを増やし、イチローズモルトが独自の地位を確立。
Key(筆者)
Key(筆者)

肥土氏はベンチャーウイスキー立ち上げに翻弄する時期を「非常に楽しかった」とインタビューでおしゃっていました。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

成功の背景には肥土氏の情熱があったんですね!

イチローズモルトの製造工程には細部までこだわりが詰まっています。主にイングランドのノーフォークにあるクリスプモルティングから輸入した大麦麦芽が使用されていますが、最近では埼玉県産の大麦も取り入れています。また、少量ながら伝統的なスコッチウイスキーの製法を参考にし、フロアモルティングも行っています。秩父蒸溜所の目標の一つは、地元の大麦とピートを使用して蒸溜所内でモルティングを行い、「100%埼玉産」のウイスキーを作ることです。

モルトを細かく砕いてグリスト(粉末状)にする作業は毎朝晩2回行われ、グリストと温水を大きな糖化槽であるマッシュタンに混ぜ合わせて糖分を含むウォート(麦汁)を抽出します。ウォートに酵母を加えて混ぜた後、ウォッシュバックと呼ばれる発酵槽に移します。この発酵槽には日本を代表する木材であるミズナラ(ジャパニーズオーク)が使用され、発酵はじっくりと四日間かけて行われます。スコットランドでは近年、ステンレス製の発酵槽を導入する蒸溜所が増えていますが、秩父蒸溜所では風味を重視し、あえてミズナラ製の木槽を選んでいます。

発酵工程が完了すると、ビールのような発酵液(モロミ)が出来上がります。この液体はウォッシュと呼ばれ、次の段階でポットスチルによって蒸溜されます。秩父蒸溜所では、スコットランドのフォーサイス社製のポットスチルを使用しており、これがイチローズモルトの豊かな風味を生み出す要因の一つです。蒸溜された原酒は様々な種類の樽で熟成され、その風味をさらに深めていきます。

イチローズモルトのこだわりの中でも特に注目すべきは、樽の選定に対する姿勢です。原酒の約半分はバーボン樽で熟成され、残りの半分はシェリー樽、ワイン樽、ポート樽、マディラ樽、そしてミズナラ樽など多様な樽が使用されます。さらに、ラム樽、テキーラ樽、グラッパ樽、ビール樽といった実験的な樽も取り入れています。蒸溜所内には自社のクーパレッジ(樽製作所)があり、樽の製作やメンテナンスを自社で行っています。

「ミズナラ」の丸太を肥土伊知郎氏自ら北海道に買い付けに行き、樽職人がそれをパンチョン樽に加工し、自社のシングルモルトを貯蔵するなど、独自の方法で個性を引き出しています。このようなこだわりが、イチローズモルトの多彩で深い風味を生み出しているのです。

Key(筆者)
Key(筆者)

肥土氏は、樽の材料となる木材を直接現地で買い付けるなど、非常に強いこだわりを持っています。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

樽の材料を現地で直接買い付けるという情熱が、ウイスキーの品質に大きく影響しているのがわかります。

Key(筆者)
Key(筆者)

ベンチャーウイスキーでは、主となる秩父蒸留所の他に生産体制強化と原酒の造り分けを目的とした秩父第二蒸留所を所有しモルト原酒の製造を行っています。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

さらに、グレーンウイスキーの製造を目的とした「北海道苫小牧蒸留所」が現在建設中です。完成すれば3拠点でウイスキーの製造を行うことになります。

秩父第一蒸溜所は2008年に設立され、秩父の豊かな自然の中で高品質なウイスキーを生産しています。発酵槽には日本の代表的な木材であるミズナラが使用され、蒸溜にはスコットランドのフォーサイス社製のポットスチルが導入されています。熟成にはバーボン樽、シェリー樽、ワイン樽、ポート樽、マディラ樽、ミズナラ樽など、多様な樽が使われ、複雑で奥深い味わいを目指しています。

秩父蒸溜所のこだわりは大麦麦芽の選定にも反映されています。主にイングランドのノーフォークから輸入されるクリスプモルティングの大麦麦芽が使用される一方で、地元埼玉県産の大麦も取り入れています。少量ですが、伝統的なフロアモルティングも行われ、将来的には地元産の大麦とピートを用いて「100%埼玉産」のウイスキーを製造することを目指しています。

糖化にはステンレス製のマッシュタンが使用され、酵母を加えて発酵が行われます。発酵槽には手間とコストがかかるミズナラが採用され、発酵期間は約4日間です。この工程により、豊かな風味と複雑な香りを持つウォッシュ(発酵液)が生成されます。蒸溜はフォーサイス社製のポットスチルで行われ、蒸溜された原酒はさまざまな樽で熟成されます。

さらに、秩父蒸溜所には自前のクーパレッジ(樽製作所)があり、樽の製作からメンテナンスまでを自社で管理しています。このような細部へのこだわりが、イチローズモルトの独特な風味を生み出す要因となっています。

2018年に設立された秩父第二蒸溜所は、第一蒸溜所から約400メートルの距離に位置し、その生産能力は第一蒸溜所の約5倍に達します。ここでは発酵槽にフレンチオークが使われており、ポットスチルにはガス直火焚きを採用するなど、第一蒸溜所とは異なる特徴を備えています。現在、発酵槽は5基が稼働しており、マッシュタンにはセミロイタータンが使用されています。

第二蒸溜所の設立により、イチローズモルトの供給は安定し、今後さらに多くのウイスキーが市場に供給されることが期待されています。また、少量生産の利点を活かして新しい挑戦を続ける第一蒸溜所との間で、相乗効果が生まれることも期待されています。

出典:北海道新聞

2025年に操業開始が予定されている北海道苫小牧蒸溜所は、ベンチャーウイスキーの新たな挑戦の場として注目されています。この蒸溜所では、グレーンウイスキーの生産が計画されており、地元産のトウモロコシなどが原料として使用されます。広大な敷地には最新の設備が整えられ、年間生産能力は2400キロリットルに達する見込みです。将来的には、苫小牧産のシングルグレーンウイスキーや、秩父で生産されるモルトウイスキーとブレンドしたブレンデッドウイスキーの製造も計画されています。

苫小牧蒸溜所は、日本国内産の原料を積極的に取り入れ、純国産のシングルグレーンウイスキーの製造を目指しています。最新設備の導入により、高品質なウイスキーの生産が期待されています。

Key(筆者)
Key(筆者)

日本クラフトウイスキーの先駆けとして、業界をリードしているベンチャーウイスキー!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

苫小牧蒸留所が完成すれば自社原酒のみでブレンデッドウイスキーが造れるようになるんですね!

「イチローズモルト ワインウッドリザーブ」は、赤ワインの熟成に使われた樽を使用して後熟(フィニッシュ)したウイスキーで、その独特な熟成方法により、複雑で深みのある味わいが生まれています。このウイスキーはモルトウイスキー100%の華やかさと豊潤さを持ちながら、フレンチオーク樽による個性的な風味が加わっています。特に、フルーティなトップノートやビターチョコレート、オレンジピールの風味が特徴的です。

このウイスキーの基礎となる原酒は、かつての羽生蒸留所で生産されたモルトをキーモルトに、複数のモルトをブレンドし、フレンチオーク製の赤ワイン樽で後熟させたピュアモルトです。さらに、冷却濾過や人工的な着色を行わないことで、本来の味わいを最大限に楽しむことができます。

Key(筆者)
Key(筆者)

ワインウッドリザーブ用の原酒を最終的に合わせる(マリッジ)専用の卵型の樽はとてもユニーク!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

専用の樽まで作成してしまう一切妥協しない姿勢は、肥土氏の強いこだわりです。

sister-ley
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それでは、このWWRをストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

イチローズモルト ワインウッドリザーブのフレーバー

イチローズモルト ワインウッドリザーブの味わい

イチローズモルト ワインウッドリザーブをストレートで飲んでみる

香り

  • イチジク、ドライフルーツ、オレンジピール、チョコレート、ブドウ、樽香、硫黄

味わい

  • スパイシー、ベリーの甘酸っぱさ

感想

まずは、ストレートから飲んでみます。

香りは、イチジクやブドウの甘酸っぱい香りに加え、ドライフルーツの熟した果実の香りが漂い、オレンジピールのキリッとしたシトラスの風味も感じられます。また、チョコレートの甘い香りと樽のウッディな香りがあり、奥にはかすかに硫黄の香りも伺えます。

口に含むと、スパイシーな味わいとワイン樽特有のフルーティーで渋みのある果実感が広がります。その後、ビターな味わいが追いかけてきて、クリーミーなチョコレートのほろ苦さとともに、樽の渋みとスパイシーさが重なり合い、ゆっくりと消えていきます。

個人的にはワイン樽熟成のモルトは苦手な部類に入るのですが、このWWRはモルトの旨味がしっかりとしており、渋みも適度に抑えられているため、バーボン樽が好みの方でも違和感なく楽しめる味わいになっています。

Key(筆者)
Key(筆者)

ワイン樽特有のエレガントで高美な印象と、ウイスキーらしい味わいがバランスよく楽しめる味わいでした!割ってもイケる好印象を感じます!

イチローズモルト ワインウッドリザーブをロックで飲んでみる

香り

  • オレンジピール、イチジク、チョコレート、樽香、焦げ感

味わい

  • ビターな傾向、ベリーとスパイシーが心地よい

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りは、オレンジピールとイチジクが混じり合い、少し焦げたようなニュアンスが現れます。フルーティーな香味よりも樽の渋みとシトラスのビター感が強調された印象です。そして、甘酸っぱい香りとチョコレートのほろ苦さも感じられます。

口に含むと、ワイン樽由来のタンニン感のある渋みが口の中に広がります。そして、焦げたニュアンスとベリーの甘酸っぱさが混じり合いながら、徐々にビター感が強まり、ブドウの皮とスパイシーな味わいが重なり合うように消えていきます。

加水と氷によって冷やされたことでビター感が強まりましたが、ネガティブに捉えるほどではありません。むしろ、シトラスやブドウの皮、ベリー系の甘酸っぱさが全面に出てきて、果実味あふれる味わいが楽しめます。

Key(筆者)
Key(筆者)

”焦げ感”の香ばしさに、甘酸っぱい味わいが絶妙に絡みます。ワイン樽系を冷やすとあまり良いイメージを持っていませんでしたが、これは美味しい!!

イチローズモルト ワインウッドリザーブをハイボールで飲んでみる

香り

  • 硫黄、イチジク、オレンジピール、ブドウ、樽香、チョコレート、焦げ感

味わい

  • 甘酸っぱくフルーティー

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りは、イチジクの甘酸っぱさやオレンジピールに混じって硫黄のサリファリーな香りが主体となり、チョコレートのクリーミーさと木材を燃やしたような焦げたニュアンスを感じます。また、砂糖を煮詰めたようなベタッとした甘い香りもわずかに感じられます。

口に含むと、ブドウとイチジクの甘酸っぱくフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。そして、ビターと樽のウッディなニュアンスが追いかけてくると、イチゴや子供用の風邪シロップのような甘さが現れ、サッと消えていきます。

基本的にワイン樽系のモルトはハイボールに合わないというイメージがありますが、イチローズモルトの甘さと香ばしさに果実のフルーティーな香りが合わさり、爽やかで果実味のあるエレガントなハイボールです。

Key(筆者)
Key(筆者)

ワイン樽のネガティブな部分が出てしまうワイン樽熟成モルトですが、コレは違いました。甘酸っぱくフルーティーでとても飲みやすいハイボールです!

まとめ

リーフシリーズの中でも一際エレガントな印象の「ワインウッドリザーブ」のレビューでした。

香りは、ワイン樽由来の渋みを帯びた果実味のあるエレガントさが際立ちます。どの飲み方を試してもネガティブな要素がほとんどなく、一般的なワイン樽熟成のウイスキーとは一線を画す印象を受けました。

樽の特性と原酒の持ち味を知り尽くしたマスターブレンダー肥土氏の巧みなブレンド技術は、一般的なセオリーにとらわれない素晴らしい味わいを提供してくれます。

濃厚でフルーティーなストレートから、甘酸っぱく爽やかなハイボールまで、どの飲み方でも上質でエレガントな味わいが楽しめるワインウッドリザーブは、リーフシリーズの中でも特にフルーティーさを求める方にオススメの一本です!

最後までお読み頂きありがとうございました。

イチローズモルトには、様々なラインナップがあります。代表的なものとして、「イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル」は、9つの蒸溜所のモルト原酒と2つの蒸溜所のグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。また、「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ」は、秩父蒸溜所と羽生蒸溜所の原酒をヴァッティングした特別なボトルです。その他にも「イチローズモルト 秩父ザ・ファースト」など、多彩なラインナップが揃っています。

イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベルは、比較的手に入りやすいレギュラーボトルの一つです。グレーン原酒とブレンドすることで香味を発揮する原酒を選び、それをキーモルトとして作り上げたブレンデッドウイスキーです。色は明るいゴールドで、レモンやオレンジのピール、フルーティーさの後にモルトのコク、オークなどの余韻が続きます。ハイボールにすると柑橘の香りが溢れ、高尚なソーダカクテルとして楽しめます。

Key(筆者)
Key(筆者)

ベンチャーウイスキーが最も大切にしているボトルです。主力商品だけに徹底した品質管理がなされています!

羽生蒸留所の原酒をキーモルトとして用い、複数の蒸留所からのモルト原酒をブレンド。その後、ミズナラ樽で再熟成させたのが、イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ(MWR)です。

使用されている蒸留所の名前は非公開ですが、ピートの強い原酒が選ばれています。これらは秩父蒸留所でブレンドされ、ピーテッド・モルト特有の甘さやフルーティーな風味が楽しめるのが特徴です。奥深く複雑な味わいと共に、口中に広がるピート香が印象的です。

自然な風味を守るため、ノンチルフィルター製法(冷却濾過なし)を採用し、人工着色を行わないノンカラーで仕上げられています。

Key(筆者)
Key(筆者)

ミズナラ特有の白檀を思わせる香りは、大人気銘柄「山崎12年」にも通じる「和を感じさせる香り」が特徴的です!

イチローズモルト ダブルディスティラリーズは、秩父蒸溜所原酒と羽生蒸溜所の原酒をヴァッティングしたボトルです。色は黄色味がかったゴールドで、糖蜜、ハチミツの甘み、白檀のような香木のアロマが特徴です。ジンジャーや黒コショウのスパイシーな一面も感じられ、飲みごたえのある一品です。

Key(筆者)
Key(筆者)

桃やマンゴーなどしっとりとしたジューシーな香り、いずれ飲めなくなってしまう羽生蒸溜所モルトがブレンドされたウイスキーです。

秩父蒸溜所が稼働した2008年に樽詰されたバーボン樽熟成のモルト原酒から31樽を選びヴァッティングしたボトルです。レモンやオレンジのフルーティーさ、ミルクキャラメルやトフィーの柔らかな甘みが特徴です。3年とは思えないほどのウッディさや骨太さを感じさせる逸品です。

Key(筆者)
Key(筆者)

イチローズモルトの世界的人気から今ではプレミアがつく人気ボトル!

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラスです!!

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