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このウイスキーの特徴
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インバーハウスについて
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「インバーハウス社」はアメリカのペンシルバニア州にある「パブリカー・インダストリーズ社」の子会社として1964年に誕生しました。親会社がアメリカであったことから、インバーハウスがリリースするウイスキーはアメリカで好まれるライトな味わいが特徴的で、重厚なスコッチというよりも、飲みやすく軽快なアメリカンテイストに仕上がっています。
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その後、インバーハウス社は1988年に独立しスコットランドの企業となりますが、2001年にはタイ・ビバレッジ社によって買収され傘下企業へ、現在まで良質なウイスキーを造り続けています。
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そんな「インバーハウス社」から発売されている「インバーハウスグリーンプレイド
」は同社が販売するスコッチウイスキーの中でも最もスタンダードな1本です。
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「Soft As A Kiss /キスのように柔らかく」というキャッチコピーがあるインバーハウスは最も安価なグリーンプレイドであっても、価格以上の口当たりと滑らかさがあり本場スコッチの醍醐味を十分に味わえるブレンデッドウイスキーに仕上げっています。
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使われている原酒は選びぬかれたモルトとグレーンを巧みにブレンディング。中でも中核となるキーモルトには以下の蒸留所の原酒が使われています。
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スコットランドを代表する有名な蒸留所でシングルモルトとしても高い評価を得ているこの4つの蒸留所のモルトを中心にブレンドすることで、モルティで香ばしくも軽快で飲みやすいブレンデッドウイスキーが誕生します。
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某有名酒販店であれば千円しないで買えてしまう「インバーハウス」。安旨いスコッチとして筆者が常飲するブレンデッドウイスキーを3種類の飲み方でレビューします。
テイスティング(実際に飲んでみた)
フレーバーチャート
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味わいチャート
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ストレートで飲んでみる
香り
- ナッツ、ヨード、食パン、バニラ、キャラメル、シュガー、ピート、レーズン
味わい
- ややオイリーでスパイシー、ヨードが香るアフター
感想
まずはストレートから飲んでみます。香りはナッツのような香ばしい香りと磯っぽいヨードが感じ取れます。他には食パンの様な湿気を帯びたシリアル感とウッディなバニラなどの甘い香りがして、レーズンや焦がしたような砂糖っぽい甘味がギュッとした甘い香り、ピートのツンっとしたアクセントがあります。
口に含むと、トロっとした舌触りのややオイリーさがあって、この感触はカティサークによく似ていると思いました。中盤、ピリッとしたスパイシーな味わいがありヨードを感じる磯っぽい余韻へと続きます。全体としては軽快でライトな印象がありますが、味わいに濃淡があってストレートでも十分美味しく頂けました。
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安価な価格であってもアルコール感は少なく、独特な感じはありますがストレートで飲んでも美味しいのはさすが本場のスコッチウイスキーですね!!
ロックで飲んでみる
香り
- レモン、青りんご、ライム、キャラメル、石鹸、レザー、ピート
味わい
- 青々とした柑橘、キャラメルやバニラ、ビター
感想
次は氷を入れたオンザロックで飲んでみます。香りは柑橘の様なキリッとした酸味と苦味が現れ、ストレートの時よりも清々しい感じがあります。氷を入れてからしばらくすると、キャラメルの甘い香りと共にピートや鞣した皮革、石鹸やワックスなどのケミカルなアロマも感じ取れますが決して不愉快な感じではありません。微妙にですが、オイリーなニュアンスが全体に馴染んでネガティブな要因と調和しているような感じがします。
口に含むと、青々としたフレッシュな柑橘感が心地よく口の中に広がり、キャラメルやバニラのウッディな甘さがフワッと漂います。アフターにかけてはビターな引き締まった感じがしますが、加水が進むとビター感は徐々に減り、甘く香ばしい余韻へと変化していきます。
加水によって香りや味わいが刻々と変化するあたりは氷を入れてウイスキーを飲んでいる時の楽しみでもあります。
ハイボールで飲んでみる
香り
- ピート、青りんご、ライム、バニラ、レーズン、キャラメル、ミント、コールタール
味わい
- 青りんごの清々しさ、オイリーでビター、ハチミツの様な甘い香りのアフター
感想
最後はハイボールで飲んでみます。香りはピーティーな感じが第一印象で、青リンゴなどの果実と柑橘のフルーティさ、バニラやレーズン、キャラメルなどのウッディさを感じ、ミントの清涼感と共にコールタールの様なケミカルな感じも若干ですが感じます。
口に含むと、青りんごの甘酸っぱさと、少しオイリーでまとわりつく感じがあって、甘いハチミツのようなアフターへ変化していきます。濃いめで作るとビターやシリアル感が強めですが、薄まっていくにつれてウッディで優しい味わいに変化します。ただ、どちらもややピーティーな印象はあるのでピートの独特な香りが苦手な方はあまり好まれる傾向にはない味わいと思いました。
3種類の飲み方の中でやはり「ハイボール」が最も飲みやすく、甘さも強く感じられます。幾多のモルトがブレンドされているブレンデッドウイスキーも水によって香りや味わいが変わるので、濃いめで作って徐々に薄まりながら変わりゆく様を楽しんでみると良いと思います。
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少しピーティーで、オイルを感じる味わいは濃い味の食事にも合わせやすいです。個性はあるけど、ライトな口当たりなのでスイスイ飲めてしまうので、気をつけないとかなり酔ってしまっています。(値段の安いしね・・・)
まとめ
安くて旨いブレンデッドウイスキー「インバーハウス」のレビューでした。
本場スコットランドのウイスキーながら、アメリカナイズされた味わいは軽やかで飲み飽きない感じがとても好印象でした。薄めて飲めば甘く軽やかに香り、濃いめで飲めばスコッチらしい独特の味わいが楽しめます。お店によっては千円しないで買えるウイスキーなのに、こんなにも色々な味わいが楽しめるというのはコストパフォーマンスが非常に優れていると思います。
ただ、先にも記述したように「ピート」や「ヨード」といったスコッチならではアロマもありますので、そこそこウイスキーを飲み慣れた方(もしくは平気な方)なら文句なしに家飲みの定番になるでしょう。何と言っても価格が安く気負いせずに飲めることが魅力のブレンデッドウイスキーだと思います。見かけたら是非、チェックしてみてください!!
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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