【レビュー】シングルモルト津貫 2023エディションを3種類の飲み方で味と香りを解説

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このウイスキーを簡単に

シングルモルト津貫 2023エディションとは
  • ウイスキーの属性:シングルモルト
  • 産地:日本(鹿児島)
  • 蒸溜所:津貫蒸溜所
  • 飲みやすさ:★★☆☆☆☆
  • 味わい:パワフル、繊細な果実味、ビター
  • おすすめの飲み方:ストレート、ロック
  • 総合評価:★★★★☆☆
  • どんな人に向いている?:ジューシーなウイスキーを求める人、ロック主体の人

このウイスキーについて

今回はマルスウイスキーの「シングルモルト津貫 2023エディション」をご紹介致します。

「シングルモルト津貫」とは?

「シングルモルト津貫」は「本坊酒造」が手掛ける「マルスウイスキー」の銘柄の一つです。

マルスウイスキーといえば、長野県の「マルス信州蒸溜所」が有名ですが、こちらの銘柄は同社の姉妹蒸溜所である「マルス津貫蒸溜所」のモルト原酒で構成されているボトルになります。

マルスウイスキーでは、2つの環境の違う蒸溜所を持つことによって原酒の造り分けを行っています。では、「マルス津貫蒸溜所」にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

「マルス津貫蒸留所」について

「マルス津貫蒸留所」は、2016年に生産を開始したクラフト蒸留所です。蒸留所は、薩摩半島南西部に位置しており、周辺の盆地独特の環境に囲まれています。夏はとても暑く、冬の寒さは厳しいという特徴的な気候の場所にあります。

厳しい環境の中ではありますが、ここには良質な水資源があります。マルス津貫蒸留所は「蔵多山湧水」という名水をウイスキーの仕込み水に使用しています。

この地は「マルスウイスキー」を運営する「本坊酒造」の発祥地でもあり、さつま芋を使った「いも焼酎」造りが古くから行われてきました。蒸留酒を造る文化が古くからあったんです。

焼酎造りを初めて百余年。本坊酒造が、満を持して作り上げたウイスキー蒸溜所は、2016年に、焼酎製造の歴史のある津貫工場内の貯蔵庫の一つを改装し、第二のウイスキー蒸溜所「マルス津貫蒸溜所」を操業しました。

特徴や製法

長野県にある「マルス信州蒸溜所」が冷涼な気候で熟成がゆっくりと進むのに対し、鹿児島県にの「マルス津貫蒸溜所」は、温暖な気候と寒暖差により熟成がダイナミックに進みます。

年間を通して寒暖差が大きということは、熟成樽の膨張と収縮の幅が大きくなり眠っている原酒への影響も大きくなります。

また、蒸溜所内で一際目を引く”ウイスキー蒸留棟”には、高さ26メートルのシンボルタワーがあります。(大きく津貫と書いてある)

内部には”スーパーアロスパス式精製酒精蒸留装置”という連続式蒸留器がそびえ立ち、マルスウイスキーの歴史をパネル展示している他、製造工程を見学することも出来ます。

ウイスキー原酒を熟成させる貯蔵庫は敷地内にある石蔵で行います。ここで自然と時の力によって静かに長い時間をかけ、その時が訪れるまで過ごします。

尚、「マルス津貫蒸溜所」では、隣接する貯蔵庫の以外にも同社が屋久島に所有する「屋久島エイジングセラー」にも毎年30樽を貯蔵しているそうです。屋久島は日本でも珍しい気候なので、どのような熟成が進んでいくのか非常に興味深いですね。

他にも、「マルス津貫蒸溜所」で出来た原酒を「マルス信州蒸溜所」で熟成したり、その逆のパターンもあったりします。今後、どのような味わいのモルト原酒が完成するのか期待が膨らみます。

シングルモルト津貫 2023 エディション

「シングルモルト津貫 2023エディション」は、この「マルス津貫蒸留所」のモルト原酒だけを使ったシングルモルトウイスキーです。

使われる原酒は主に”バーボン樽で熟成したモルト原酒”をヴァッティングし、2023年の1月にリリースされました。

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「マルス津貫蒸溜所」のモルト原酒100%の旨味が詰まった限定ボトル。今回も3種類の飲み方でレビュー致しますので、最後まで御覧ください。

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テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

フレーバーチャート

味わいチャート

ストレートで飲んでみる

ストレート導入画像

香り

  • プラム、すもも、シソ、オガクズ、紅茶、硫黄、バニラ、キャラメル、カスタード

味わい

  • フレッシュな原酒の若さ、華やかな香りとビター

感想

まずはストレートから飲んでみます。

香りはフレッシュな果実の香味(プラムやすもも)とシソの葉、オガクズっぽい木の香りがします。そして、紅茶の様な発酵感に硫黄っぽさ、後からバニラやキャラメルといった甘い香りが付いてきます。

口に含むと、若々しい原酒のフレッシュな感じが全面にありアルコールの刺激もありますが、刺々しい感じではありません。度数の高いウイスキーにある良質なモルトのアルコール感があります。

口当たりはややオイリーで、果実香とウッディな木の香りが特徴的です。バーボン樽のヴァッテイングということなので、選ばれた原酒の個性が次々に顔を出してきます。イメージとしては、中心に果実香があり、その周りを甘いウッディな香りが包んでいて、樽香が全体をまとめている様な感覚です。

余韻はビターテイストで、プラムなどの酸味を帯びた果実香が静かに消えていき、柑橘の皮の苦味が残ります。

アルコール度数が高めなので、それなりの刺激はあります。しかし、骨太なモルト感にフレッシュで華やかな香りがついてくるので、味わいや香りが次第に変化していきます。若い原酒のパワフルさの中に、良質なモルトの味わい。マルスウイスキーが流行らないのが不思議です(笑)

ロックで飲んでみる

ロック導入画像

香り

  • バニラ、キャラメル、カスタード、すもも、ピート、硫黄、ゴム、若葉、藁、木

味わい

  • プラムやブドウの酸味とタンニン、砂糖のような甘さ、柑橘の皮

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りは、甘くウッディなバニラやキャラメル、カスタードといった香りが先行します。そして、プラムや”すもも”の甘酸っぱさがあり、少しピーティーでツンっとしたアクセント。そして、やや加水されたことで、アルコールの刺激が落ち着き”清々しい若葉”のような青っぽさが開いてきました。

口に含むと、ジューシーな果実に柑橘の苦みが追いかけてきます。ストレートの時よりもフレッシュさは増し、しっかりとした甘みとタンニン感を感じられます。

余韻にかけて、柑橘の皮(ライム)と、藁や木のニュアンスが一体となりゆっくり消えていきます。

氷を入れたことで、アルコール感は和らぎジューシーな装いに変化しました。酒精がしっかりしているせいか、加水しても崩れずフレッシュなニュアンスはさらに加速します。

ハイボールで飲んでみる

ハイボール導入画像

香り

  • プラム、リンゴ、湿った木、ゆで卵、バニラ、チョコ

味わい

  • 香ばしくビター

感想

最後は、ハイボールで飲んでみます。

香りは、プラムと切ったリンゴの様な香り、そしてバニラ、チョコの焦げ感を伴う甘い香りがします。また、うっすらですがスモーキーな燻した感じがあり、バーボン樽のはずですが”硫黄”や”ゆで卵”のようなシェリー樽原酒っぽいニュアンスもあります。

口に含むと、ジューシーで優しい酸味が広がり、香ばしさが追いかけてきます。そしてすぐにビターが膨らんで、余韻は柑橘の苦みやタンニン、プラムがスッと消えてなくなります。

良くも悪くも、香り立ちはフレッシュでサッパリとしているハイボール。美味しいのですが、少し物足りない感じもしたのが正直なところです。

華やかな香り、ジューシーな味わい。どこも悪くはありません。

しかし、ロックやストレートが美味しすぎたのか、何か物足りない気分になってしまいました。ハイボールにするなら、思いっきり濃いめが良いかもしれません。

まとめ

まとめ導入画像

マルスウイスキーの2023年限定ボトル「津貫 2023エディション」のレビューでした。

やはり「マルスウイスキー」というのは、王道スコッチ寄りのウイスキーだな!!と改めて思える味わいです。ハイランドモルトの力強さに、ローランドの華やかさで色付けしたかのようなハイブリットなモルトウイスキー!!

柔らか過ぎず、しっかりとコシのある味わい。ニッカほど”焦げ感”もなくスッキリとしていて、フルーティさにシズル感があります。

個人的には、「どうしてもっと人気が出ない!?」と思う部分はありますが、レビューしておいて人気が出過ぎるのも困ってしまいますが・・・(笑)

ジャパニーズウイスキーブームの流行りでサントリーやニッカのモルトを飲んだけど、好みではないと思った方は是非、マルスウイスキーを試してみてください。ウイスキーの奥深さやバラエティの広さを感じ取れると思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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