ガイアフロー ブレンデッドM 徹底レビュー!静岡クラフトの魂が宿る「出会い」のウイスキー

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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

Caoli(助手)
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今回は、「ガイアフロー ウイスキー ブレンデッドM」の解説&レビューを行っていきます!

「静岡蒸溜所のウイスキーは気になるけれど、シングルモルトは高くて手が出ない…」「『ブレンデッドM』ってよく見るけど、実際どんな味なの?」そんな声をよく耳にします。確かに、日本のクラフトウイスキーは少しハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

実際に飲んでみると、これはズバリ、まるで「バナナシェイク」のような味わいのウイスキーです!クリーミーな甘さと、静岡蒸溜所らしいウッディな個性が絶妙にマッチした、コスパ抜群の一本となっています。

この記事では、実際に飲んでみた体験談をもとに、なぜ「ブレンデッドM」がクラフトウイスキー入門として最適なのか、その理由や魅力を詳しくご紹介します!

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Caoli(助手)
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まずはブレンデッドMの基本スペックから確認していきましょう!「M」の意味や製品概要をしっかり把握してから深く掘り下げていきます。

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  1. ブレンデッドMの基本情報とスペック
  2. なぜブレンデッドMがおすすめなのか?【4つの理由】
  3. 機能美を追求したガイアフロー静岡蒸溜所
    1. 世界を驚かせた静岡蒸溜所のクラフトウイスキー革命
    2. 静岡蒸溜所のコア:唯一無二の蒸留スタイル
  4. 静岡のミカン色が彩る、新感覚ウイスキー「ブレンデッドM」の魅力
  5. ガイアフローの歩み – インポーターから蒸溜所オーナーへ
    1. 2012年:輸入販売からスタート
    2. 2016年:静岡蒸溜所開設 – 伝説の蒸留機が静岡へ
    3. 2022年:ブレンデッドM誕生 – 大衆化への挑戦
  6. 製法の秘密 – なぜブレンデッドMはあの味になるのか
    1. ハスク比率を高めた粉砕で生まれる骨格
    2. 4種類の原酒がブレンドを支える
    3. プレバッティングなし – 個性を極限まで高めてから出会う
  7. ブレンデッドMをテイスティングを実際に飲んでみた
    1. ブレンデッドMのフレーバー
    2. ブレンデッドMの味わい
    3. クリーミーな果実感のストレート
    4. ロックにするとエステリー感が膨らむ
    5. 飲みやすくエステリーなハイボール
  8. 市場での位置づけ
    1. ブレンデッドM vs イチローズモルト ホワイトラベル
    2. 自社ラインナップ内での立ち位置
  9. 多彩なラインナップ戦略 – 200ml・500ml・700mlの三刀流
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ
  12. その他のラインナップ
    1. ガイアフローポットスティル「K」
    2. ガイアフローポットスティル「W」
    3. ガイアフローユナイテッド「S」

ブレンデッドMの基本情報とスペック

ガイアフロー ブレンデッドM 詳細
ガイアフロー ブレンデッドMの詳細はこちら
カテゴリーワールドブレンデッドウイスキークラフト
メーカーガイアフロー株式会社(静岡蒸溜所)
代表中村大航氏
初回発売2022年2月(初回5,555本)
アルコール分48%ハイアルコール
内容量700ml / 500ml(パッケージレス)/ 200ml(ローソン限定)
価格帯(参考)約3,000〜4,000円(容量・店舗により異なる)
品質評価★★★★★コスパ最高
コンセプト静岡産モルトと英国産原酒の「MEET(出会い)」
味わいの特徴バナナ・クリーミィ・ハチミツ・杉のウッディ感
使用原酒静岡産モルト(国内産大麦麦芽)、英国産モルト・グレーン原酒4種ブレンド
蒸留機「K」(スチーム間接加熱・旧軽井沢蒸溜所)、「W」(薪直火加熱・世界唯一)
おすすめの飲み方ロック(バナナシェイク感を堪能)、ストレート、ハイボール(食後デザートとして)
ブレンデッドMの長所・特徴
ブレンデッドMの短所・注意点
  • 唯一無二のバナナシェイク風味:クリーミィなエステル香はジャパニーズウイスキーの中でもトップクラスの個性
  • 薪直火蒸留「W」の遺産:世界でも希少な薪直火加熱による力強いボディと杉の香り
  • 48%の高いアルコール度数:加水に負けない骨格で、ロックでも味が崩れない
  • クラフト入門として最適:静岡蒸溜所のDNAをシングルモルトの半額以下で体験できる
  • どの飲み方でも楽しめる:ストレート・ロック・ハイボールそれぞれで異なる顔を見せる
  • コンビニでも買える:ローソンの200mlで手軽にトライアル可能
  • プレバッティングなし:個々の原酒の個性を極限まで高めてからブレンドする職人的手法
  • 入手難易度:定価購入できる機会が限られ、転売価格で流通することも
  • 純粋なジャパニーズウイスキーではない:英国産原酒を含む「ワールドブレンデッド」のため、ラベル表記に注意
  • 甘みが強すぎる場合も:ドライなウイスキーを好む方には甘口すぎると感じることがある
  • 上位モデルへの渇望:飲むほどにシングルモルト(ユナイテッドS等)が欲しくなる危険性がある
  • ハイボールは食中酒向きでない:甘みが強いため、食事よりもデザート感覚での単独飲みが合う
Key(筆者)
Key(筆者)

ワールドブレンデッドという点は知っておくべきですが、それを差し引いても魅力が圧倒的に勝る一本です。

sister-ley
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では、ブレンデッドMがこれほど個性的な味わいになるのか?4つの決定的な理由を詳しく解説していきます!

なぜブレンデッドMがおすすめなのか?【4つの理由】

世界唯一の薪直火蒸留が生み出す個性

800度を超える炎で蒸留機を直接加熱する「W」。この原始的かつ革新的な手法が、静岡蒸溜所にしか出せない力強いボディと杉のウッディ感を生み出します。

「MEET(出会い)」の哲学

静岡産モルトと英国産原酒の出会い。プレバッティングなしで個別に熟成した4種類の原酒が、最終段階で初めて出会う。その瞬間に生まれる複雑な調和が、ブレンデッドMの真髄です。

クラフトウイスキーの入門扉

数万円するシングルモルトへの完璧なゲートウェイ。静岡蒸溜所のDNAを宿しつつ、バナナやハチミツのような親しみやすい甘みで多くの人に楽しんでもらえる設計。

飲み方で変わる多面的な表情

ストレートでは力強いアタック、ロックではバナナシェイク、ハイボールでは華やかなエステル香の拡散。1本で3つの個性を楽しめる希有なウイスキーです。

Caoli(助手)
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ここでガイアフロー静岡蒸溜所の歴史を振り返ってみましょう。インポーターから出発し、クラフトウイスキーの雄へと成長した軌跡をたどります!

ガイアフロー静岡蒸溜所の外観写真
出典:静岡蒸溜所HP

静岡蒸溜所は、日本の美と西洋文化の融合をテーマにデザインされ、静岡在住のアメリカ人建築家デレック・バストン氏とのコラボレーションにより、内外装に静岡の木材を多用した唯一無二のウイスキー蒸溜所が建設されました。この造りは、軽井沢ウイスキー蒸留所をはじめ、国内外の数多くのウイスキー蒸留所を参考にしています。

建物内では自然な空気の流れが起こり、二酸化炭素や熱気が常に外へ排出されており、見学ツアーの開催を前提として、見学客の視線や動線を設計。見た目の美しさだけでなく、機能的なデザインを兼ね備えています。

また、静岡蒸溜所は地元静岡の素材にこだわり、伝統と革新を融合させたウイスキー造りを行っており、旧軽井沢蒸溜所から受け継いだ伝説の蒸留器”K”を用い、静岡産の原材料のみで造られるウイスキーは、地域の特色を活かした独自の風味を持っています。

次に、静岡蒸溜所がどのようにしてこの伝説の蒸留機Kを活用し、新たなウイスキーの世界を創造しているのかを探ります。


出典:静岡蒸溜所HP

静岡蒸溜所は、2016年に静岡県の奥座敷、中河内川のほとりに、洋酒インポーターであったガイアフロー社によって創業されました。この蒸溜所は、旧軽井沢蒸溜所の設備一式を市の競争入札で落札し、可能な限り活用する計画を発表し、ウイスキー業界の話題となりました。

しかし、設備は老朽化しており、ほとんどが新蒸溜所での運用に耐える品質を保持していなかったといいます。ただ、モルトミルとポットスチル1機は活用可能であり、静岡蒸溜所に移設されて再び原酒を生み出し始めました。この”伝説の蒸留機 K”は、オフィシャルリリースボトル「プロローグK」のルーツとなっています。

創業者の中村大航氏は、20代の頃から趣味としてウイスキーを好んでおり、2012年にスコッチ・ウイスキーの一大産地として知られるアイラ島とジュラ島への旅行に行きました。

その際、当時アイラ島で最も新しい蒸溜所であったキルホーマン蒸溜所を見学し、キルホーマンが非常に小規模な蒸留所であることを知りました。このような小規模蒸留所でも世界的に高い評価を得られる酒造りができることに驚いた中村氏は、同じようなクラフト蒸溜所を設立してウイスキーを造りたいと考えるようになりました。

静岡蒸溜所は、スコッチウイスキーの製法を細かに研究し、「スコッチに勝るとも劣らない日本ウイスキー」を造るためのノウハウを日々積み上げています。原材料から設備の素材、そして蒸留方法まで「静岡らしさ」を追求し、他の蒸溜所とは違う、唯一無二のウイスキー造りを目指しています。

出典:静岡蒸溜所HP

静岡蒸溜所は地元静岡産の素材にこだわり、世界で唯一の薪を使った直火加熱式の単式蒸留器を使用しています。特筆すべき個性を持つ2つの初留用ポットスチル、”K”と”W”を使用しています。

“K”はかつて日本にあった軽井沢蒸留所で使用されていたポットスチルであり、そのボトルは数百万円単位の高値で取引されていることから、話題となっています。

一方で、“W”は創業時にオーダーメイドで作られたスコットランドのフォーサイス製のポットスチルです。このW最大の特徴は薪直火式で加熱し、約800℃(通常の蒸気式で150℃程度)にも上る高温で蒸留を行う世界でも類を見ない作りとなっています。蒸溜器の下にある大きな釜の中でたくさんの薪を焚き、炎で釜を加熱することで、ウォッシュを焦がし、原酒の味わいをまろやかで力強いものにし、長い余韻とトースト香を与えています。

また、原材料をすべて地元・静岡産にすることを目指し、地元での大麦栽培や酵母の開発を行うなど、努力を重ね”唯一無二のウイスキー”を生産しています。

蒸溜器の種類
  • [K]→旧軽井沢蒸溜所の蒸留器(初留釜)
  • [W]→世界初の薪直火蒸留器(初留釜)
  • [S]→K、Wからの蒸留液を再蒸留(再留釜)
K、W、Sは蒸溜器の名前です。
ガイアフローブレンデッドM 表紙画像

静岡県産のモルトウイスキーを主体に、英国産モルトとグレーン原酒を絶妙にブレンドした「ガイアフローブレンデッドM」は、3年以上の熟成を経て、静岡の自然が育む繊細なモルトと、英国産モルトの力強さ、グレーンのまろやかさが融合し、新たな味わいを生み出しています。

静岡の天然水でアルコール度数を48%に調整後、静岡蒸溜所でボトリングされるこのウイスキーは、飲み方を選ばない柔軟性と、地域の特色を反映した味わいが特徴です。パッケージには、静岡を象徴する明るいミカン色のオレンジを用い、カジュアルかつスポーティーな印象を与えています。

商品名「M」は、「MEET」の頭文字から取られ、静岡蒸溜所で生まれたモルトウイスキーが外国産ウイスキーと出会う瞬間を表しています。ブレンデッドMには、気軽に楽しめる一方で、人々の出会いと交流を促す願いが込められています。

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レビューだけを読みたい方は[コチラ]からどうぞ!!

ガイアフローの歩み – インポーターから蒸溜所オーナーへ

出典:shizuoka-distillery.jp

2012年:輸入販売からスタート

静岡県出身の中村大航氏が2012年1月にガイアフロー株式会社を設立。当初はボトラーズウイスキーや海外ウイスキーの輸入販売を手掛けるインポーターとして歩み始めました。世界各地のウイスキー文化と熟成の奥深さを日本市場へ伝える活動を通じ、「自分たちでも造りたい」という想いが募っていきます。

海外を知るからこそ生まれた哲学

インポーターとしての経験は、のちの製造哲学の土台になります。外を知っているからこそ、「静岡のテロワールで何ができるか」を深く問い続けることができたのです。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

輸入業から製造業へのシフトって、すごい決断ですよね!その原動力になったのが「伝説の蒸留機」との出会いだったんです。

2016年:静岡蒸溜所開設 – 伝説の蒸留機が静岡へ

出典:shizuoka-distillery.jp

2016年、静岡市葵区落合に静岡蒸溜所を開設し、インポーターから生産者(ディスティラー)へのパラダイムシフトを実現。その中核となったのが2基の伝説的なポッドスチルです。

蒸留機「K」- 軽井沢の魂を受け継いで

閉鎖された伝説の軽井沢蒸溜所から移設されたスチーム間接加熱式の蒸留機。穏やかな加熱で繊細でフルーティなエステル香を生み出します。

蒸留機「W」- 薪直火という革命

世界でも類を見ない、地元静岡産の薪を燃料とする直火加熱式の蒸留機。800度を超える炎が蒸留機の底を直接炙り、メイラード反応による力強くボディの厚いヘビーな原酒を生み出します。

Key(筆者)
Key(筆者)

軽井沢の遺産を受け継ぎながら、世界唯一の薪直火という革新も実現。この蒸溜所の設備だけで記事が一本書けますね!

2022年:ブレンデッドM誕生 – 大衆化への挑戦

初期のシングルモルトシリーズは発売と同時に即完売が続き、多くのウイスキーファンが入手できない状況が続きました。「もっと多くの人に静岡蒸溜所のウイスキーを届けたい」という想いから、2022年2月、年間を通して安定供給される初のブレンデッドウイスキーとして「ブレンデッドM」が誕生。

初回リリースはシングルモルトと同じ「5,555本」という数字で、ブレンデッドでも自社ラインナップの正式な一員であることを高らかに宣言しました。

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ブレンデッドMの製造にはユニークな技術が詰まっています。「なぜあのクリーミィな味わいが生まれるのか」を製法から徹底解説します!

製法の秘密 – なぜブレンデッドMはあの味になるのか

出典:shizuoka-distillery.jp

ハスク比率を高めた粉砕で生まれる骨格

麦芽を粉砕する際、一般的な「殻:中粗粉:細粉 = 2:7:1」という標準比率に対し、ガイアフローは意図的に殻(ハスク)の比率を高く設定しています。

これにより殻に含まれる微量のフェノール化合物やタンニンのバランスが変化し、スピリッツに麦芽由来の香ばしさと複雑味を与えます。

この強靭な骨格が、海外産グレーン原酒とブレンドしても「静岡らしさ」を失わない基盤となっています。

4種類の原酒がブレンドを支える

ブレンデッドMは以下の4種類の異なる原酒で構成されています。

  • 国内産麦芽 × 蒸留機「K」(スチーム加熱):繊細でフルーティなエステル香
  • 国内産麦芽 × 蒸留機「W」(薪直火加熱):力強くボディの厚いヘビーな風味
  • 英国産モルト原酒(静岡で追加熟成):多層的な複雑味
  • 英国産グレーン原酒(静岡で追加熟成):滑らかなテクスチャー

プレバッティングなし – 個性を極限まで高めてから出会う

一般的なブレンデッドウイスキーでは効率化のために熟成途中で原酒を混ぜる「プレバッティング」が行われますが、ガイアフローはこれを採用しません。4種類の原酒を製品化直前まで個別の樽でゆっくりと熟成させ、各原酒が持つ個性を極限まで高めてから初めて出会わせる。

この「MEET(出会い)」の哲学こそが、ブレンデッドMの多層的で立体的な味わいを生む決定的な要因です。

Caoli(助手)
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英国産原酒もちゃんと静岡で追加熟成しているんですね!静岡の気候風土も原酒に吸収されているというのが面白いです。

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お待たせしました!実際にブレンデッドMをテイスティングした感想を詳しくお伝えします。飲み方ごとに劇的に変化する表情を徹底レビュー!

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ブレンデッドMをテイスティングを実際に飲んでみた

ブレンデッドMのフレーバー

ブレンデッドMの味わい

クリーミーな果実感のストレート

香り

バナナ、キャラメル、バニラ、ナッツ、レモン、花、樽香、薪、アルコールの甘み

味わい

良質なグレーンの甘み、モルトの香ばしさ

感想

まずは、ストレートで飲んでみます。

香りは、バナナや南国フルーツのポテっとしたフルーティーな香りが広がり、クリーミーな印象があります。キャラメルやバニラの香りと香ばしいナッツ感も感じられます。これらの香りが混じり合い、フロランタンやフィナンシェのように感じてくるところがとても楽しいです。

その他には、レモンの僅かなシトラス感やフローラルな花っぽさ、そしてウッディな樽香や薪の香りに僅かですがアルコールの甘さみたいなものが感じられます。

口に含むと、48°と高いアルコール度数にもかかわらず、クリーミーで滑らかな舌触りが特徴的です。バナナやバニラのクリーミーでエステリーな香りが口の中に広がり、追いかけるようにスパイシーさが顔を出します。そして、ビターチョコを思わせるほろ苦さを感じると、エステリーさを保ったまま樽のウッディな余韻が続きます。

良質なグレーンの味わいに香味高いモルトのエステリーさが加わり、シングルモルトを飲んでいるような贅沢な味わいが楽しめます。このブレンデッドMは、少々割高な印象がありましたが、実際に飲んでみると、納得してしまうから不思議です。

驚くほどにエステリーで、芳しい香りにびっくりしました!グレーンの飲みやすさと良質なモルトのフレーバーが見事に調和しています!

ロックにするとエステリー感が膨らむ

香り

バナナ、オレンジ(シトラス)、樽、キャラメル、バニラ、ナッツ、石鹸、花

味わい

エステリーな香りとほろ苦さ

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りは、バナナにシトラスの爽やかさが加わり、樽香にキャラメルやバニラの甘さ、そしてナッツの香ばしさがあります。また、少し時間を置くことで加水が進み、石鹸のようなフレーバーや花を思わせるフローラルな香りも徐々に増していきます。

口に含むと、エステリーな香りと共に樽のウッディさが口の中に広がり、ナッツの香ばしさが追いかけてきます。そして、シトラスの爽やかなビターが膨らんでくると、クリーミーなニュアンスに変わり、石鹸を思わせる香りと共に、フローラルな印象が余韻にかけて続きます。

「水で花ひらく」とも言えるエステリーでフローラルな香りは、氷が溶けて加水によって生まれ、キリッと冷えたウイスキーの味わいとややビターな味わいが非常にマッチしています。味の変化をゆっくりと楽しむながら時間を過ごすのにピッタリですね

フローラルなフレーバーがとても心地よく、カンパリによく似たビターさがあります。フルーティーでスッキリと飲みやすく、エステリーな香りが非常に心地よい印象でした!

飲みやすくエステリーなハイボール

香り

樽香、バナナ、ピーナッツバター、バニラ、キャラメル、カフェオレ

味わい

エステリーで香ばしくクリーミーナ味わい

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りは、ウッディな樽香にナッツの香ばしい香りとバナナやバニラのクリーミーさが重なり、ピーナッツバターにも思える滑らかなニュアンスが漂っています。また、微かにですが石鹸のようなパフュームな感じも奥まって感じられます。

口に含むと、バナナを主体としたエステリーさが口の中に広がり、ナッツの香ばしさが膨らみます。そして、シトラスの爽やかなビター感が膨らんでくると、カフェオレにも感じられるクリーミーでほろ苦い味わいに変わり、余韻ではナッツの香ばしさがゆっくりと消えていきます。

香ばしくライトなグレーンと、エステリーな香りのモルトの組み合わせはハイボールでも崩れることなく、クリーミーで味わい深いテイストを楽しめます。割高なイメージがあった「ブレンデッドM」ですが、この味わいなら納得です。

良い意味で期待を大きく裏切ってくれました!クリーミーな口当たりとエステリーなフレーバーがとても魅力的な味わいですべてのウイスキーファンにオススメです!

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ブレンデッドMはどんな製品と比べてどういう位置づけにあるのでしょうか?競合との比較表で見ていきましょう!

市場での位置づけ

ブレンデッドM vs イチローズモルト ホワイトラベル

ウイスキー専門家から「ワールドブレンデッド市場の直接的な競合」と評される「イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル」との比較。

どちらも自社蒸溜所キーモルト+海外原酒のブレンドで約4,000円前後というポジションですが、ブレンデッドMはより高い48%でボトリングされ、モルト比率も高く(推定約7割)、より力強くモルティな方向性を持ちます。

ガイアフロー ブレンデッドM 比較表
ブレンデッドM vs 競合・上位モデル比較表
項目ガイアフロー
ブレンデッドM
本製品
イチローズモルト
ホワイトラベル
直接競合
ガイアフロー
ユナイテッドS
上位モデル
カテゴリーワールドブレンデッドワールドブレンデッドジャパニーズ
シングルモルト
アルコール度数48%46%50%
価格帯(概算)約4,000円約4,000円約9,800円
原酒構成国内モルト(K+W)
+英国モルト・グレーン
4種類
秩父モルト
+海外モルト9種
+海外グレーン2種
静岡産
シングルモルト
(K+W)
風味の傾向バナナ・クリーミィ
奥に杉のウッディ感
複雑なブレンドの妙
フルーティ・モルティ
強烈な杉の香り
玄人向けの個性派
おすすめ層クラフト入門〜中級者
万人受けする甘口好み
ブレンドの複雑さを
楽しみたい中級者
静岡蒸溜所の
ディープなファン
入手難易度ローソン200ml◎
酒販店・EC○
酒販店・EC△
やや入手困難
公式EC・抽選△
入手困難

💡 ポイント:ブレンデッドMは「バナナシェイク」と評されるクリーミィなエステル香と力強い48%の骨格が最大の個性。イチローズモルトのホワイトラベルとは同価格帯の直接競合ですが、方向性は異なります。上位モデルのユナイテッドSへの「入門の扉」としても完璧に機能する一本です。

自社ラインナップ内での立ち位置

出典:shizuoka-distillery.jp

フラッグシップの「ユナイテッドS」(約9,800円・50%)は杉の香りが強烈で玄人向けの個性派。

一方ブレンデッドMはその半額以下でありながら「静岡らしさ」のDNAを確かに宿しつつ、バナナやハチミツの甘みで間口を広く保った、自社へのゲートウェイ的存在です。

上位モデルの売上を侵食するどころか、愛好家を育てる理想的な入門品として機能しています。

Key(筆者)
Key(筆者)

ブレンデッドMは単体でも魅力的ですが、静岡蒸溜所の全体像を知ると、さらにこの一本の価値が深まりますね!

多彩なラインナップ戦略 – 200ml・500ml・700mlの三刀流

2025年にかけてブレンデッドMは大きな進化を遂げました。

700ml(2025年1月〜):グローバルスタンダードへの適合。酒販店・公式ECで展開し、愛好家や料飲店向けの本格的な需要に応える。

200ml(2025年10月〜・ローソン限定):1,760円(税込)というお試し価格でコンビニに進出。「クラフトウイスキーを気軽に試してほしい」というブランドの原点が、マスマーケットで実現した歴史的な瞬間。

500ml パッケージレス(2025年12月〜):化粧箱を廃止し2,980円(税抜)を実現。環境配慮と低価格化を両立した日常消費用。

「液体の価値にだけお金を払ってほしい」というガイアフローの姿勢が、パッケージレス化に如実に表れています。

Key(筆者)
Key(筆者)

コンビニで買えるクラフトジャパニーズウイスキー。これって実はすごいことですよね!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

ブレンデッドMについて気になる疑問にお答えします!

よくある質問(FAQ)

「ワールドブレンデッドって、ジャパニーズウイスキーじゃないの?」

正確には英国産原酒も含むため「ワールドブレンデッドウイスキー」に分類されます。ただし静岡産原酒は国内産大麦麦芽のみを使用、英国産原酒も静岡で追加熟成。「静岡のテロワールを通した」という意味では、最もジャパニーズに近いワールドブレンデッドといえます。

「イチローズモルトのホワイトラベルと、どっちがいい?」

どちらも甲乙つけがたい名品ですが、バナナシェイク系のクリーミィな甘みが好みなら断然ブレンデッドM。複雑なブレンドの妙を楽しみたいならホワイトラベル。まず両方試して比べてみることをお勧めします!

「開封後の保存方法は?」

直射日光を避け、涼しい場所に立てて保存してください。48%という高いアルコール度数のおかげで、開封後も品質が長期間維持されやすいのがうれしいポイントです。

「ハイボールは食事に合わせていい?」

甘みが強いため、脂っこい揚げ物との組み合わせは少し合わせにくいかもしれません。食後にデザート感覚で単独で楽しむか、食事と合わせるならストレートやロックがおすすめです。

まとめ

ガイアフローブレンデッド Mの総合評価
イマイチ
1
2
3
4
5
素晴らしい

静岡蒸溜所初のブレンデッドウイスキー「ガイアフローブレンデッドM」は、香りと味わいの個性的な木のニュアンスが際立つウイスキーでした。

バナナのフルーティーな香りが広がり、キャラメルやバニラ、ナッツの香ばしさがとても調和しています。48°と高めアルコール度数にもかかわらず、クリーミーで滑らかな舌触り、エステリーな香りと樽のウッディさが口の中に広がる飲みごたえのある素晴らしいブレンデッドウイスキーです。

価格は約4,000円代と決して安くはありませんが、静岡蒸留所のウイスキーが非常に入手困難であることを考えれば、このボトルを試しても損はありません。気になる方は是非、チェックしてみて下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 静岡蒸溜所は、その卓越した職人技と革新的な製法で広く注目を集めています。ここでは、伝統的な技術と最新の技術が融合し、独自の素晴らしいウイスキーが生み出されています。

特に、「ポットスティルK」、「ポットスティルW」、そして「ユナイテッドS」という静岡蒸溜所のラインナップは際立っています。これらのウイスキーは、それぞれ異なる製法を用いることで、独特の風味と個性を持つウイスキーとして仕上がっています。

静岡蒸溜所の「Kシリーズ」は、かつて軽井沢蒸留所で使用され、現在は稼働を停止した蒸留器「K」によって造られるウイスキーです。

この蒸留器は、1950年代に日本で製造され、スチームによる間接加熱方式と、長く細いラインアームを特徴としています。

これらの特徴によって、蒸留器「K」は初留の段階でフルーティーで軽快な香りを持つ原酒を生み出し、その独特の個性が「ポットスティルK」のボトルに反映されています。

 「Wシリーズ」は、薪直火加熱法を用いる革新的な蒸留方法に焦点を当てています。この蒸留器は「W」と呼ばれ、薪を燃やしてウイスキーを蒸留することが特徴です。

使用される薪は、静岡県の豊かな森林から選ばれた針葉樹の間伐材で、地元の木こりが手間をかけて準備したものです。この伝統的な製法により、ウイスキーはその独特の風味を獲得します。

ガイアフロー社は、再生可能エネルギーの技術を活用して、この200年前の製法を現代に蘇らせました。通常のスチーム加熱法が摂氏150℃までの加熱に対し、薪直火法では摂氏800℃に達することが可能です。この高温がウイスキーに深い味わいと力強さ、そして心地よい香ばしい風味をもたらします。

この「W」蒸留器で造られたユニークな原酒をボトリングしたものが、「ポットスティルW」です。

静岡蒸溜所のシグネチャーシリーズである「ユナイテッドS」は、独自の「K」と「W」の蒸留器で作られた原酒をブレンドしています。

これらの蒸留器は、それぞれ独特の製法でウイスキーを生産し、静岡蒸溜所のウイスキーに個性を与えています。最終的に、これらの原酒は再留器「S」で再び蒸留され、混ぜ合わせることなく樽で熟成されます。このプロセスを経て、「ユナイテッドS」はその独特の風味を完成させます。

このウイスキーは、リリース年と季節を示すエディション名で識別され、静岡蒸溜所のスタンダードアイテムとして位置づけられています。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラスです!!

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