

こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

今回は、「ホワイトホース ファインオールド」の解説&レビューを行っていきます!
ホワイトホースファインオールドを簡単にまとめると
| カテゴリー | ブレンデッドスコッチウイスキースコッチ |
| 産地 | スコットランド |
| キーモルト | ゲレンエルギンなど |
| アルコール分 | 40% |
| 内容量 | 700ml |
| 価格帯 | 1,100〜1,600円 |
| 飲みやすさ | |
| 味わいの特徴 | 花や蜂蜜を想わせるフレッシュな香り、ほのかなスモーキーさ |
| おすすめの飲み方 | ハイボール |
ウイスキー好きなら一度は飲んだことがあるでしょう。ホワイトホースは、1881年から続くスコッチウイスキーの老舗ブランドです。しかし、その歴史や製法、味わいについてはあまり知られていません。この記事では、ホワイトホースの魅力を4つの見出しに分けて紹介します。ホワイトホースは、スコットランドの自由と独立の象徴であり、名ブレンダーの情熱と技術の結晶であり、映画界の巨匠に愛されたウイスキーであり、現代の飲み方にも合うウイスキーなのです。
ホワイトホースとは

ホワイトホースとは、スコッチウイスキーの中でもブレンデッド・ウイスキーの代表格です。ブレンデッド・ウイスキーとは、複数のモルト原酒とグレーン原酒を掛け合わせて作るウイスキーのことです。ホワイトホースは、ジョニ赤、ブラック&ホワイト、ヘイグ、デュワーズと共にビッグファイブと呼ばれる5大ブレンデッド・ウイスキーのひとつです。
ホワイトホースの名前の由来は、スコットランドのエジンバラにある「ホワイトホース・セラー」という旅館からとられています。この旅館は、スコットランドの独立を目指したジャコバイト軍の本拠地であり、スコットランド人の誇りと自由の象徴でした。ホワイトホースのラベルには、この旅館の看板に描かれた白馬がデザインされています。
ホワイトホースは、世界100カ国以上で販売されており、年間に200万ケース以上を売り上げています。スコッチウイスキーの売り上げランキングでも常に10位前後に入っています。日本では、キリンが輸入・販売を行っており、レギュラーボトルは1,000円を切るリーズナブルな価格で販売されています。2018年7月には、ホワイトホースのハイボール缶も発売され、若年層にも人気を博しています。
ホワイトホースの歴史

ホワイトホースは、1890年に創業者であり初代ブレンダーでもあるピーター・マッキーによって作られました。ピーター・マッキーは、ウイスキー造りのイロハを学んだラガヴーリン蒸溜所の叔父のもとで働いていました。ラガヴーリンは、アイラ島のモルトウイスキーで、ピーティでスモーキーな味わいが特徴です。ピーター・マッキーは、このラガヴーリンをキーモルトに選び、自分の作るブレンデッド・ウイスキーに名前を付けました。それがホワイトホースです。
ピーター・マッキーは、世界に通用するブレンデッド・ウイスキーを作るという野心を持っていました。彼は、ラガヴーリンの癖の強さを、スペイサイド地方のモルトウイスキーで調和させることに成功しました。スペイサイド地方のモルトウイスキーは、フルーティでスイートな味わいが特徴です。ピーター・マッキーは、自社専用の蒸溜所としてクライゲラヒ蒸溜所を設立し、その他にもグレンエルギンやオルトモアなどのモルト原酒を取り入れました。そして、その他30種類以上の原酒を掛け合わせて、ホワイトホースを完成させました。
ホワイトホースは、ラガヴーリンのピーティ・スモーキーさと、スペイサイドモルトの甘みとコクのバランスが絶妙なブレンデッド・ウイスキーに仕上がりました。この高度なブレンディング技術は、ピーター・マッキーの名声を高めました。彼は、レストレス・ピーター(不眠不休のピーター)と呼ばれるほど、ウイスキー造りに情熱を注ぎました。彼はまた、コルク栓に代わるスクリューキャップを開発し、ホワイトホースの品質と保存性を向上させました。ホワイトホースは、1908年には英国王室御用達のウイスキーとして認められるほどの人気と評価を得ました。
しかし、ピーター・マッキーの死後、1927年にホワイトホース社はDCL社に買収されました。DCL社は、現在のディアジオ社の前身で、イギリス最大の酒類メーカーです。ディアジオ社は、ホワイトホースの輸入代行を行っており、日本ではキリンと業務提携しています。ホワイトホースは、創業者の意志を受け継ぎながら、時代の変化に合わせて進化してきたブレンデッド・ウイスキーです。
ホワイトホースの製法

ホワイトホースは、35種類以上の原酒をブレンドして作られるスコッチウイスキーです。これまでラガヴーリン、クライゲラヒ、グレンエルギンが主要なキーモルトとしてホワイトホースの味わいを支えてきましたが、現在ではラガヴーリンの使用が終了し、主にクライゲラヒとグレンエルギンが重要な役割を果たしています。それぞれのモルトウイスキーが持つ個性は、ホワイトホースの風味に大きく寄与しています。
ラガヴーリン
かつてキーモルトとして使われていたラガヴーリンは、アイラ島産のモルトウイスキーで、ピーティでスモーキーな味わいが特徴です。アイラ島特有の泥炭(ピート)を使用して乾燥させた麦芽から生まれる独特の風味は、ホワイトホースの個性を形作る重要な要素でした。しかし、ラガヴーリンがキーモルトとして使われていたのは1980年代までで、現在ではその役割を終えています。
クライゲラヒ
クライゲラヒは、スペイサイド地方に位置するモルトウイスキーで、ホワイトホースのために設立された歴史を持つ蒸溜所です。その味わいは、糖蜜のようなコクとトフィーの甘みを特徴としており、カラメルやバニラの香りも感じられます。クライゲラヒは、ホワイトホースに甘さと豊かなコクを加えるとともに、他のモルトウイスキーとのバランスを整える重要な役割を果たしています。
グレンエルギン
スペイサイド地方のグレンエルギンは、現在ホワイトホースの主要なキーモルトとして大きな役割を果たしています。青リンゴや洋梨のようなフルーティーさ、ハチミツやナッツのようなスイートさを持つ味わいが特徴で、爽やかで調和の取れた風味をホワイトホースにもたらしています。なお、グレンエルギンは2025年1月をもって50年にわたるシングルモルトの販売を終了し、今後はブレンデッドウイスキー用のモルト原酒の生産に注力する予定です。
ホワイトホースの変遷
創業者ピーター・マッキーが確立した製法を基に、ホワイトホースは時代の変化に合わせて進化してきました。現在ではスペイサイドモルトの比率が高まり、ピーティ・スモーキーさが抑えられた一方で、はちみつの香りや甘みが強調されています。その結果、非常に飲みやすく、多くの人に親しまれる味わいへと仕上がっています。
ホワイトホースファインオールドの特徴

ホワイトホースは、35種類以上の原酒をブレンドして作られており、その中でもキーモルトと呼ばれる主要な原酒は、ラガヴーリン、クライゲラヒ、グレンエルギンの3種類です。これらのモルトウイスキーは、それぞれ異なる特徴を持っており、ホワイトホースの味わいに大きな影響を与えています。
ラガヴーリンは、アイラ島のモルトウイスキーで、ピーティでスモーキーな味わいが特徴です。しかし、現在のホワイトホースでは、ラガヴーリンの比率が低くなり、そのピートの苦みと渋み、海藻や湿った木の葉のようなスモーキーさはほとんど感じられません。
クライゲラヒは、スペイサイド地方のモルトウイスキーで、ホワイトホースのために設立された蒸溜所です。クライゲラヒは、糖蜜のようなコクとトフィーのような甘みを持っています。また、カラメルやバニラの香りも感じられます。クライゲラヒは、ホワイトホースに甘さとコクを与えるとともに、ラガヴーリンの癖の強さを和らげます。
グレンエルギンは、スペイサイド地方のモルトウイスキーで、ホワイトホースの原酒の中でも最も多く使用されています。グレンエルギンは、青リンゴや洋梨のようなフルーティさと、ハチミツやナッツのようなスイートさを持っています。また、うっすらとカカオのビターさも感じられます。グレンエルギンは、ホワイトホースに爽やかさとスイートさを与えるとともに、バランスの良い味わいを作り出します。
ホワイトホースをテイスティング

ホワイトホースのフレーバー
ホワイトホースの味わい
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ホワイトホースをストレートで飲んでみる

香り
バニラ、キャラメル、プラム、ヨード、潮、土
味わい
麦の甘み(グレーン)、スパイシー、余韻にかすかなヨード
感想
グラスに注ぐと、まずバニラの甘い香りが広がり、キャラメル、プラムのフルーティーな香りがそれに続きます。独特のヨード香、潮気、そして土のようなニュアンスが混じり合い、複雑なアロマを形成しています。アルコール感の中にプラム、キャラメル、そしてかすかなヨードの香りが感じられ、ウッディで軽やかなグレーンの香りが鼻腔をくすぐります。
口に含むと、滑らかでオイリーなグレーンの甘みが広がり、プラムとスパイス、麦の甘みとヨードの余韻が長く続きます。まるでラガヴーリン、グレンエルギンのような風味を感じさせ、非常にバランスの取れた味わいです。

甘やかさの中にしっかりとアイラモルトの風味を感じることが出来ます。初心者の方には飲みにくいかもしれませんが、ほんの少し口に含むと海っぽい香りを感じること出来ますよ!
ロックで飲んでみる

香り
ゴム、プラム、ビスケット、ヨード、潮、カスタード
味わい
グレーンの淡白な味、余韻はビターでウッディー
感想
オンザロックにすると、氷を入れるとゴム臭、ヨード、コールタールのような香りが立ち上がります。グレーン感は強まるものの、飲み口はとても軽やかです。プラム、ビスケット、そしてカスタードの香りが混じり合い、複雑なアロマを形成します。
口に含むと、コクのあるグレーンの甘さからビター、そしてスパイシーなビターな余韻へと変化し、全体的に素っ気ないブレンデッドという印象を受けます。
ホワイトホースをハイボールで飲んでみる

香り
灰、スモーク、プラム、バニラ、キャラメル
味わい
スモーキー、コクのある甘さと香ばしさ
感想
ハイボールにすると、まずスモーキーでコクのある香ばしさが心地よく感じられます。灰のような香りとスモーク、プラムのフルーティーな香りが混じり合い、バニラとキャラメルの甘さが全体を包み込みます。炭酸との相性が良く、非常にジューシーな味わいです。
口に含むと、香りと余韻のスモーキーさが心地よく、全体的にビターで香ばしく、穏やかなスモークが長く続きます。1,000円以下でこの味わいは素晴らしいと感じられる、非常にコストパフォーマンスの高いハイボールです。
まとめ
ホワイトホースファインオールドは、1881年創業の老舗スコッチウイスキーブランド「ホワイトホース」の代表的なブレンデッドウイスキーです。かつてのキーモルトであるラガヴーリンの個性を残しつつ、クライゲラヒやグレンエルギンの甘くフルーティーな香りが加わることで、非常にバランスの取れた味わいに仕上がっています。
ストレートではバニラやキャラメルの甘みにヨード香が複雑に絡み合い、ロックではゴムやヨードの香りが際立つ一方で軽やかな飲み口に。そして、ハイボールにすることでスモーキーな香ばしさとジューシーな甘みが広がり、その真価を発揮します。
1,000円を切る価格で手に入るにもかかわらず、本格的なスコッチの風味を堪能できるホワイトホースは、まさにお財布に優しく、ウイスキー初心者から愛好家まで幅広い層におすすめできる一本です。ぜひ、日々の晩酌に取り入れて、その奥深い世界を楽しんでみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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