【レビュー】トバモリー12年を3種類の飲み方で味と香りを解説!!

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sister-ley
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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!今回も、魅力的なウイスキーの解説&レビューを行っていきます!!

世界中でウイスキーブームが巻き起こる中、少し変わった銘柄を試してみたいと思ったことはありませんか?

今回ご紹介するのは、知名度こそ低いものの、その味わいの豊かさから近年ウイスキーファンに再評価されている「トバモリー」です。

スコットランドのマル島で造られる「トバモリー12年」は、アイランズモルトの中でもピートを使用していないため、ウイスキー初心者にも親しみやすいシングルモルトです。

ウイスキー初心者の方から、一通り試してきた方まで、ぜひお楽しみいただきたい一品です。どうぞ最後までご覧ください。

トバモリー12年を簡単にまとめると

ウイスキー属性 シングルモルト
産地 スコットランド(マル島)
蒸留所 トバモリー蒸留所
味わい フローラルな芳香、スパイシー
飲みやすさ ★★★★☆☆
おすすめの飲み方 ストレート、ハイボール
個人的感想 12年以上の味わい

トバモリーは、スコットランドのマル島で生産されるシングルモルトウイスキーで、ノンピートの麦芽を使用しています。そのため、一般的なアイランズモルトに見られる塩気やスモーク香とは異なり、すっきりとした飲み口、フルーティで爽やかな風味を楽しめます。

トバモリー蒸留所はマル島のトバモリー漁港に面しており、その名前はゲール語で「メアリーの井戸」を意味します。これは聖母マリアにちなんで名付けられたとされています。

Key(筆者)
Key(筆者)

アイラ島とスカイ島のちょうど真ん中に位置するマル島は、数世紀に渡る神話と歴史が眠る島。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

島民のほとんどが暮らすトバモリーという港町に蒸留所はあります。

トバモリー蒸留所は、1798年に創業されたスコットランドでも古い蒸留所の一つです。海運業者であったジョン・シンクレア氏によって設立され、当初はビール醸造所でしたが、後にウイスキー蒸留所に転換されました。

しかし、その後長期間にわたり閉鎖される時期もありました。1994年にバーン・スチュワート社によって買収され、安定した製造が行われるようになりました。この蒸留所は、その歴史の中で何度も閉鎖と再開を繰り返してきましたが、現在では高品質なウイスキーを世界に供給しています。マル島にある唯一の蒸留所であり、トバモリー港の初期開発の一環として建造されました。

1930年から1972年まで、そして1975年から1989年までの期間は休止していましたが、1989年に再開し、1993年にバーン・スチュワート社が蒸留所を購入しました。

Key(筆者)
Key(筆者)

幾度の閉鎖を乗り越えて、現在は安定した生産体制がとられたトバモリー蒸留所。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

元々はビール工場であった為、同じモルトを原料とするウイスキー蒸留所への転換も時代背景(密造時代)によるものであったのでしょう。

トバモリー蒸留所は、オレゴンパイン製の糖化槽を使用しており、22,000リットルの麦汁を生産できます。ポットスチルは初溜2基、再溜2基の計4基が設置されており、仕込み水は「レダイグバーン」と呼ばれるミニッシュ湖の水を使用しています。熟成は主にアイラ島のブナハーブン蒸留所の熟成庫で行われており、バーボンカスクで12年熟成させたトバモリーは、フルーティでスパイシーな味わいが特徴です。

トバモリー蒸留所は、自身の熟成庫を持たず、他の場所で熟成を行うというユニークな特徴を持っています。現在では、蒸留所名を冠したノンピートの「トバモリー」と、ピートの効いた「レダイグ」という2種類のモルトを製造しています。

Key(筆者)
Key(筆者)

トバモリーはノンピートタイプの飲みやすいフルーティーな味わいが特徴!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

対してレダイグはヘビーピートタイプの力強い味わいが特徴で、同じ蒸留所から異なるタイプのモルトウイスキーをリリースしています。

スコットランドのアイル・オブ・マルにあるトバモリー蒸溜所は、その長い歴史と伝統的なウイスキー製造法で知られています。かつてトバモリー10年がエントリーモデルとして親しまれていましたが、品質向上を目指し、一時的に生産を停止しました。この決断は、トバモリーのウイスキーが持つ潜在能力を最大限に引き出すためのものでした。

2019年、2年の改良期間を経て、蒸溜所は再開され、新しいエントリーモデルであるトバモリー12年が登場しました。この12年熟成ウイスキーは、ファーストフィルのバーボンバレルで熟成され、その後アメリカンオークの新樽で後熟され、味わいを一層深めています。このプロセスにより、トバモリー特有の風味が際立ち、より複雑で洗練された味わいが生まれました。

トバモリー12年は、鮮やかな琥珀色とバニラやトフィーの甘い香り、そしてスパイスやナッツのニュアンスが絶妙に調和した特徴を持っています。口に含むと、滑らかでバランスの取れた口当たりが感じられ、長い余韻が楽しめます。

このウイスキーは、トバモリー蒸溜所の新たな始まりを象徴しており、伝統を尊重しつつも革新を追求する蒸溜所の姿勢を表しています。トバモリーの新しい章が始まったことを感じさせます。

Key(筆者)
Key(筆者)

旧銘柄の10年から2年の改良期間を経て、12年として生まれ変わったトバモリーのスタンダードボトル「トバモリー12年」

Caoli(助手)
Caoli(助手)

トバモリー蒸留所が醸し出す、フルーティーで洗練された味わいが特徴の1本に仕上がっています。

sister-ley
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それでは、いつものようにストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

トバモリー12年のフレーバー

トバモリー12年の味わい

ストレートで飲んでみる

香り

  • キウイ、洋梨、オレンジ、レモンピール、ハーブ、草、湿った土、バニラ、ハチミツ

味わい

  • スパイシーでフローラル、ハーヴィーな余韻

感想

まずは、ストレートで飲んでみます。

香りは、キウイフルーツや洋梨の果実感に加えて、オレンジやレモンピールのシトラスが感じられ、全体的にフルーティーな印象を与えます。さらに、ハーブや草を思わせるグラッシーな香り、バニラやハチミツの甘い香りが混ざり合い、湿った土のニュアンスも感じられます。12年熟成とは思えないほど、エステリーな香りが漂います。

口に含むと、まずハーブの香りが広がり、スパイシーさが際立ちます。続いて、シトラスの風味がジューシーに響き、そのビターな味わいが心地よく残ります。余韻にはハーブやスパイスの風味が続き、複雑で豊かな味わいが楽しめます。

アイランズモルトとしては珍しくピートの風味がないトバモリー12年は、エステリーでありながらも、熟成年数を超えた芳醇な味わいが魅力です。国産モルトの半額以下でこのような味わいを楽しめるスコットランドのウイスキーは、やはり素晴らしいですね。

ロックで飲んでみる

香り

  • レモンピール、洋梨、カリン、ハーブ、草、ハチミツ、シロップ、オーク、土

味わい

  • ピールの爽やかさとスパイシーな余韻

感想

次に、氷を入れてオンザロックで試してみます。

香りは、レモンピールの爽やかな苦味と洋梨のジューシーな果実味が際立ち、土っぽさとオークの香りに微かなスモーク感が加わります。ハーブのニュアンスと甘いシロップ感が組み合わさり、カリン飴を思わせる複雑な香りが漂います。

口に含むと、ピールの爽やかなビターが広がり、その後にスパイシーさが続きます。時折、麦の香ばしい自然な甘みが感じられ、再びスパイシーな味わいが強まります。最後には、ハーブのニュアンスとスパイシーさがゆっくりと消えていきます。

ストレートに比べて、青々とした果実感とジューシーさが増し、ハーブのニュアンスが心地よく広がります。こういった味わいは食前酒としても重宝するのではないでしょうか。

香り

  • ピール、洋梨、ハーヴ、花、土、オーク

味わい

  • スッキリとしたハーバルなビター

感想

最後に、ハイボールで試してみます。

香りは、シトラス感が際立つ爽やかなピールと洋梨のジューシーさが心地よく、花やハーブ、土のフローラルなニュアンスが漂います。全体をオークの香りが優しく包み込み、アイランズモルト特有の雰囲気は薄れ、スペイサイドやハイランドの華やかな印象が前面に出ています。

口に含むと、ハーブと洋梨のニュアンスが広がり、ピールのビターが全体を引き締めます。ハチミツの優しい甘さが感じられた後、カリンやハーブを思わせる青々とした味わいが広がります。余韻には、シトラスのキリッとしたビターが感じられ、炭酸の刺激と共に草木の清々しさが続きます。

ハイボールでも、アイランズモルトの先入観を見事に打ち消す味わいは、他の島系モルトにはない独特の個性を楽しむことができます。

まとめ

トバモリー12年は、アイランズのシングルモルトウイスキーの中でも特に飲みやすいと評判です。フレッシュなフルーツやシトラスの風味が爽やかに広がり、スパイシーな余韻が心地よい響きを残します。その前身である「トバモリー10年」を凌ぐ、さらに洗練された味わいは、トバモリー蒸留所の真摯な姿勢を感じさせます。

ウイスキーのリニューアルが行われる際、原酒構成の見直しによって味が劣化することがしばしばありますが、トバモリー蒸留所はエントリーモデルであっても品質に妥協することなく、本物のウイスキー造りを追求しています。

市場価格が年々上昇する中、12年熟成のトバモリー12年は、その年数以上の豊かな味わいを提供しており、価格以上の価値がある数少ない優れたシングルモルトです。

気になる方は、是非一度お試しください。

トバモリー12年の総合評価
イマイチ
素晴らしい

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラスです!!

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