ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィル セレクション(1L)徹底レビュー!圧倒的トロピカル!

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sister-ley
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こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!

今回のレビューは、免税店向けに販売された「ザ・グレンリベット ナデューラファーストフィルセレクション」です!

「ナデューラって聞いたことあるけど、普通のグレンリベットと何が違うの?」「終売って聞いたけど、今買う価値はある?」という声をよく聞きます。確かに一般的なグレンリベットとは全く異なるコンセプトの一本です。

実際に飲んでみた感想としては、通常のグレンリベット12年をよりリッチに仕上げたような、素材の良さが際立つ一本です。バニラの香りとクリーミーな口当たりが特徴的で、非常に満足感のある味わいでした。

この記事では実際のテイスティング体験をもとになぜナデューラが「クラフトウイスキー」ムーブメントの象徴となったのか、その革新性を詳しく解説します!

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Caoli(助手)
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まずはナデューラ ファーストフィルセレクションの基本スペックから確認していきましょう!この製品には実は2つのバージョンがあるんです。

ナデューラ ファーストフィルセレクションの基本情報

ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィル セレクション 詳細
ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィル セレクション(1L)の詳細はこちら
カテゴリーシングルモルト・スコッチウイスキースペイサイド
メーカーペルノ・リカール(Pernod Ricard)
蒸留所創設1824年(政府公認第1号)200年の歴史
シリーズ名の意味Nàdurra(ゲール語)=「ナチュラル(自然な)」
アルコール分48%(1Lトラベルリテール版)
通常版は約59〜63%(バッチ変動)
内容量1,000ml(1リットル)大容量
熟成樽ファーストフィル・アメリカンホワイトオーク樽最高活性
チルフィルタリングノン・チルフィルター(非冷却濾過)
着色料ナチュラルカラー(無着色)
生産方式スモールバッチ(小ロット)生産一期一会
おすすめの飲み方ストレート、トワイスアップ(加水)、ロック
主な香味バニラファッジ・洋梨・パイナップル・バナナ・キャラメル・クリーミーなオーク
販売状況終売済み一部流通在庫・二次市場で入手可
受賞歴(代表バッチ)FF0714:ジム・マーレイ 95.5/100最高評価
ザ・グレンリベット ナデューラファーストフィルセレクションの長所・特徴
ザ・グレンリベット ナデューラファーストフィルセレクションの短所・注意点
  • 革新的な「ナチュラル」哲学:ノンチルフィルタード、カスクストレングス、ナチュラルカラーの三位一体
  • 唯一無二のバニラ体験:ファーストフィル樽による濃厚なバニラファッジ感
  • クリーミーな口当たり:冷却濾過しない製法によるリッチなテクスチャー
  • スモールバッチ生産:バッチナンバー付きで一期一会の味わい
  • 2つの選択肢:カスクストレングスと48%版で幅広いニーズに対応
  • コレクター価値:終売により希少性と投資価値が向上
  • クラフトムーブメントの象徴:大手ブランドの挑戦的実験として歴史的意義
  • 科学的根拠のある製法:46%の閾値を理解した戦略的な度数設定
  • 入手困難:終売により新品購入が不可能
  • 価格高騰:二次市場では2-3倍の価格に
  • 年数表記なし:NAS製品で熟成期間が不明
  • 樽の影響が強すぎる:グレンリベット本来の繊細さが隠れがち
  • バッチ差:ロットにより味わいにばらつき
  • 初心者には強烈:特にカスクストレングス版は上級者向け
  • 市場の混乱:2つのバージョンの存在で選択が複雑
Key(筆者)
Key(筆者)

終売してしまったのが本当に惜しい!でも、それだけ特別な価値があったということですね。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

なぜナデューラが革命的だったのか?クラフトウイスキーの新時代を切り開いた4つの理由を解説します!

なぜナデューラ ファーストフィルセレクションがおすすめなのか?【4つの理由】

クラフトウイスキーの先駆者

大手ブランドでありながら「ナチュラル」を追求した革新的な挑戦。ノンチルフィルタード、カスクストレングス、ナチュラルカラーという三位一体で、新しいウイスキー体験を提供しました。

ファーストフィル樽の魔法

バージンオークまたはファーストフィル・バーボン樽による、濃厚なバニラとトロピカルフルーツの爆発的な香味。これまでのスペイサイドモルトでは体験できない強烈な個性です。

科学的根拠に基づく製法

46%の科学的閾値を理解した上での48%設定、ノンチルフィルタード製法の意味など、すべてに明確な理由がある設計。感覚と科学の完璧な融合です。

歴史的コレクター価値

終売により確定したレガシー。2000年代のクラフトムーブメントを体現した歴史的一本として、今後も価値が上がり続ける可能性が高い製品です。

Key(筆者)
Key(筆者)

ナデューラシリーズの誕生背景を知ると、この製品の革新性がよく分かります!クラフトムーブメントへの回答としての意味を見ていきましょう。

ナデューラという革命「ナチュラル」哲学の誕生

2000年代:クラフトムーブメントへの挑戦

2000年代から2010年代にかけて、ウイスキー業界に大きな変化が起きました。「クラフトウイスキー」ムーブメントの台頭です。消費者は、大量生産される均一な製品よりも、職人性や「本物らしさ」を求めるようになりました。

伝統的な価値観への挑戦

従来のグレンリベット(12年、15年、18年)は、一貫性を最大の美徳としてきました。しかし、新しい世代の愛好家は「ばらつき」や「個性」を求めていたのです。

Caoli(助手)
Caoli(助手)

まさに時代の転換点!大手ブランドも変化せざるを得なくなったんですね!

「ナデューラ」という答え

ザ・グレンリベットの親会社ペルノ・リカールは、既存の主力商品を変更するリスクを避けながら、新しい市場ニーズに応える戦略として「ナデューラ」シリーズを創設しました。

ナデューラの三つの柱「ナチュラル」の定義

1. スモールバッチ(少量生産) 限定された樽からの少量生産により、バッチごとに個性が生まれます。「FF0115」「FF1014」といったバッチナンバーが、一期一会の出会いを演出します。

2. ノンチルフィルタード(非冷却濾過) 見た目の美しさよりも味わいの豊かさを優先。脂肪酸やエステルをそのまま残し、リッチでクリーミーな口当たりを実現します。

3. ナチュラルカスクストレングス&カラー 樽出しの原酒に加水せず、カラメル着色料も使用しない「ありのまま」の姿。19世紀のウイスキー造りの精神への回帰です。

Key(筆者)
Key(筆者)

「ナデューラ」はゲール語で「ナチュラル」という意味。名前からして哲学が込められているんですね!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

ナデューラの個性を決定づける「ファーストフィル樽」について詳しく見ていきましょう。ここに秘密があります!

ファーストフィル樽の科学【バニラ革命の源泉】

樽の正体:バージンオーク vs ファーストフィル・バーボン樽

ナデューラの最大の特徴である濃厚なバニラ感の源は、「ファーストフィル・アメリカンホワイトオーク樽」にあります。しかし、この樽の正体には興味深い曖昧さがあります。

バージンオーク説

一部の情報では、一度も使用されたことのない「新樽(バージンオーク)」が使用されているとされています。これはスコッチとしては極めて異例で、強烈なバニラ香の説明として説得力があります。

ファーストフィル・バーボン樽説

より伝統的な解釈では、バーボンウイスキーの熟成に一度だけ使用された樽を指すとされています。これがスコッチ業界での「ファーストフィル・アメリカンオーク」の標準的な意味です。

Key(筆者)
Key(筆者)

この曖昧さは意図的かもしれませんね。どちらにしても、とても活性度の高い樽だということは間違いありません!

ファーストフィル樽がもたらす香味革命

バニリンとラクトンの爆発

ファーストフィル樽は、リフィル樽に比べて格段に多くの風味成分をウイスキーに与えます。特にバニリンやラクトンといった化合物が、「バニラファッジ」「バニラアイスクリーム」といった強烈な甘い香味を生み出します。

トロピカルフルーツとの融合

樽由来の成分とグレンリベットの原酒が融合することで、パイナップル、バナナ、熟した洋梨といったトロピカルフルーツの風味が現れます。これは従来のスペイサイドモルトでは体験できない革新的な味わいです。

sister-ley
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まさに「樽が主役」のウイスキー!グレンリベットの繊細さと樽の力強さが見事に調和しています。

Caoli(助手)
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さて、ナデューラには実は2つのバージョンがあるんです。カスクストレングス版と48%版の違いを詳しく解説しましょう!

二つのナデューラ【カスクストレングス vs トラベルリテール版】

カスクストレングス版は愛好家のための本格派

プロファイル

  • アルコール度数:59.1%〜63.1%(バッチにより変動)
  • ターゲット:挑戦心のあるウイスキー愛好家
  • 容量:700ml
  • 市場:専門店、愛好家向け

特徴

樽出しそのままの原酒で、最も純粋なナデューラ体験を提供。凝縮された味わいと複雑さが楽しめる本格派です。

48% ABV トラベルリテール版は戦略的妥協の傑作

プロファイル

  • アルコール度数:48%(固定)
  • ターゲット:より幅広い消費者層
  • 容量:1000ml
  • 市場:免税店(トラベルリテール)

48%という度数の科学的根拠

この度数設定は決してランダムではありません。ノンチルフィルタード製法を維持するためには、科学的に約46%以上のアルコール度数が必要です。48%は、この閾値を満たしつつ、カスクストレングスより親しみやすい絶妙な妥協点なのです。

香味の違い比較表

ナデューラ ファーストフィルセレクション 香味比較
ナデューラ ファーストフィルセレクション 香味の違い比較表
特徴 カスクストレングス版 48% トラベルリテール版
香り パワフル、濃厚なトロピカル 軽やか、シトラスが前面
味わい 凝縮された甘み、リッチ バランス良く親しみやすい
口当たり オイリー、クリーミー スムース、軽快
余韻 長く複雑 ミディアム、すっきり
飲みやすさ 上級者向けExpert 中級者でも楽しめるAccessible
Key(筆者)
Key(筆者)

どちらも素晴らしいですが、初めての方は48%版、ウイスキー好きならカスクストレングス版がおすすめです!

Caoli(助手)
Caoli(助手)

ナデューラの特徴的な製法「ノンチルフィルタード」について、科学的な側面も含めて詳しく解説します!

ノンチルフィルタードの科学 – なぜ濁りが価値なのか?

冷却濾過とは何か?

通常のウイスキーは、瓶詰め前に約0℃まで冷却し、細かいフィルターを通す「冷却濾過」という工程を経ます。この目的は、ウイスキーを冷やしたり水を加えたりした際の白濁(ヘイズ)を防ぐことです。

濁りの正体

白濁の原因は、発酵や樽熟成で自然に生成される脂肪酸、タンパク質、エステルです。これらはアルコール度数が約46%を下回ると溶解度を失い、「ミセル」という粒子を形成して白く濁ります。

なぜ「ノンチルフィルタード」が価値なのか?

味わいの豊かさ

濁りの原因となる成分こそが、ウイスキーのリッチな口当たりや複雑な香味に貢献しています。冷却濾過は見た目を良くする一方で、これらの貴重な成分を取り除いてしまうのです。

「栄誉の証」としてのNCF

多くのウイスキー愛好家にとって、「ノンチルフィルタード」の表記は、そのウイスキーが余計な加工を施されていない「本物」であることを示す栄誉の証なのです。

Caoli(助手)
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見た目より味わいを重視する!これこそクラフトウイスキーの精神ですね。

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では、今回もストレート、ロック、ハイボールの3種類の飲み方でレビューを行っていきましょう!!

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ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィルセレクションを実際に飲んでみた

ナデューラ ファーストフィルセレクションの香り

ナデューラ ファーストフィルセレクションの味わい

ストレートで飲んでみる

香り

ハチミツ、紅茶、バニラ、ニッキ、カリン、シトラス、湿った土

味わい

素朴でシンプルなバーボン樽のニュアンス、スパイシー

感想

まずはストレートから飲んでみます。

香りは、ハチミツやバニラの甘さに、紅茶のようなわずかな発酵感が調和しており、ニッキ(シナモン)やカリンなどのハーブやスパイスの香りも感じられます。また、シトラスの爽やかなニュアンスと湿った土の自然な香りも混ざり合い、全体的に華やかさよりも素朴な印象を受けました。

口に含むと、滑らかでクリーミーな質感が広がります。香りはウッディな樽香とハチミツの風味が広がり、そしてスパイシーなニュアンスが後から立ち上がります。余韻ではクリーミーさとスパイシーさが絡み合い、ゆっくりと消えていきます。

通常の「ザ・グレンリベット12年」とも飲み比べましたが、味の方向性は同じでも、こちらの方がダイレクトな印象があり、さらにスパイスのアクセントが強調されています。どちらが美味しいかは一概には言えませんが、個人の好みが影響すると思います。ただし、ノンチルフィルター仕様の「ナデューラ」の方が樽の風味が際立ち、飲みごたえがあると感じました。

Key(筆者)
Key(筆者)

ハチミツやシトラスの香りは「12年」も「ナデューラ」も似ています。ただ、無濾過である分「ナデューラ」の方がダイレクト感があり牧歌的な要素を感じました。

ロックで飲んでみる

香り

バニラ、ハチミツ、ブーケ、トロピカルフルーツ、白桃

味わい

フローラル、ビターな傾向

感想

次は氷を入れてオンザロックで飲んでみます。

香りは、ストレートのときよりもバニラの甘い香りが強まり、ハチミツもしっかり感じられます。また、ブーケを連想させるフローラルで華やかな香りが広がり、トロピカルフルーツや白桃のようなジューシーでフルーティーなニュアンスも感じられます。

口に含むと、クリーミーな舌触りが続き、フローラルな香りとバニラ、ハチミツ、白桃が口いっぱいに広がります。そして、スパイシーな要素が浮かび上がり、ビターな特徴が追いかけるように広がります。余韻にもスパイシーさとビターさが残り続けます。

香りだけを頼りにすると甘口かなと思われがちですが、意外にもビターな要素が際立ち、味わいは引き締まっています。花を思わせるようなフローラルな香りとともに、ゆっくりとした時間を楽しむには最適な味わいといえるかもしれません。

Key(筆者)
Key(筆者)

バニラとブーケの香りが混じりあって、とても華やか印象を持ちました!また、意外にも味わいはビターな傾向なので、飲み飽きずにスルスルといけちゃいます!!

ハイボールで飲んでみる

香り

バニラ、ハチミツ、桃、チョコレート

味わい

フローラル、シトラスの利いたビター感

感想

最後はハイボールで飲んでみます。

香りは、バニラやハチミツにみずみずしい桃、そしてチョコレートのようなニュアンスが調和しています。

口に含むと、花を思わせるフローラルな香りが感じられ、クリーミーな味わいが口いっぱいに広がります。そして、バニラの風味が際立ち、ハーブを連想させるニュアンスとシトラスの皮のようなビターさが広がります。後味はさっぱりとした印象で、ほんのりと消えていきました。

バーボン樽の影響はハイボールとの相性が抜群です。香ばしさやビターさのバランスによって印象が大きく異なりますが、「ナデューラ」も同様に爽やかな柑橘の要素が中心にありつつ、クリーミーな口当たりが共存しています。夏の午後にゆったりと楽しむのにぴったりな風味が感じられます。

Key(筆者)
Key(筆者)

ハイボール要員としてはやや高価ですが、オススメの飲み方の一つです。クリーミーな味わいはクセになりますし、何よりシトラスの風味が夏にピッタリ!!

まとめ

ナデューラファーストフィルセレクションの総合評価
イマイチ
良い

「ザ・グレンリベット ナデューラファーストフィルセレクション」のレビューでした!

カスクストレングスのバージョンは終売となりましたが、それでもなお、グレンリベットの本質を味わうことができる素晴らしいモルトだと感じました。ファーストフィルという名にふさわしく、樽の特性が見事に生かされており、ノンチルフィルタード仕様であることから、フィルタード仕様の「ザ・グレンリベット12年」との洗練された味わいの違いも明確に感じられます。

フィルタリングによる洗練された味わいを得るためには、樽からの影響も一部失われてしまうことを受け入れる必要があります。そのため、元の原酒に近い風味を楽しみたい方にとって、「ナデューラシリーズ」は非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

初心者にもおすすめのシングルモルト「グレンリベット12年」の味わいをさらに突き詰めた「ナデューラファーストフィルセレクション」。価格は安くはありませんが、自分の好みに合うモルトを探求する楽しみを刺激する、素晴らしいボトルだと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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