

こんにちは!ウイスキーの魅力と楽しさを伝えるカエル「sister-ley」です!





今回は、革新的な「ニッカセッション」の解説&レビューを行っていきます!
「ワールドブレンデッドモルトって何?」「日本とスコットランドのウイスキーを混ぜて大丈夫なの?」という声をよく聞きます。確かに伝統的なウイスキーファンにとっては斬新すぎる発想かもしれません。
実際に飲んでみた結論から先にお伝えすると、これは単なる「混ぜ物」ではなく、新時代のウイスキーアートです!ワールド・ウイスキー・アワード2023受賞の実力は本物でした。
この記事では実際に飲んだ体験談をもとになぜニッカセッションが革新的でありながら高評価を得ているのか、その根拠を詳しく解説します!





まずはニッカセッションの基本スペックから確認していきましょう!革新的なコンセプトと受賞歴をしっかり把握してから深く掘り下げていきます。
ニッカセッションの基本情報とスペック
| カテゴリー | ワールドブレンデッドモルトウイスキー革新的 |
| メーカー | ニッカウヰスキー |
| 発売開始 | 2020年9月 |
| アルコール分 | 43% |
| 内容量 | 700ml(180mlミニボトルもあり) |
| 価格帯 | 4,200円(税別・2025年現在) |
| コンセプト | 音楽のセッション – 自由を歌うモルトの調和 |
| 味わいの特徴 | フルーティー、クリーミー、穏やかなビター、ピート余韻 |
| 使用原酒 | 日本(余市・宮城峡)×スコットランド(ベン・ネヴィス他) |
| 主要な受賞歴 | ワールド・ウイスキー・アワード2023 カテゴリーウィナー受賞 |




革新的だからこそ賛否はありますが、品質の高さは世界が認めています!新しい時代のウイスキーを体験してみる価値は十分にあります。





さて、なぜニッカセッションがこれほど注目されているのか?5つの決定的な理由を詳しく解説していきます!
なぜニッカセッションがおすすめなのか?【5つの理由】


音楽のセッションという革新的コンセプト
異なる国のモルトが奏でる「音楽のセッション」。スコットランド産の華やかなイントロから、日本の余市が締めくくるビターなフィナーレまで、まさに一つの楽曲のような構成です。
ワールド・ウイスキー・アワード2023受賞の実力
権威ある国際コンペティションで「インターナショナル・ブレンデッドモルト」部門のカテゴリーウィナーを受賞。世界が認めた確かな品質です。
ベン・ネヴィス蒸留所との戦略的統合
ニッカの親会社アサヒが所有するスコットランドのベン・ネヴィス蒸留所。この垂直統合により安定した品質と供給を実現しています。
4,200円で体験できる世界レベル
この価格帯で国際受賞レベルの品質は驚異的。初心者でも手が届く価格設定で、プレミアムウイスキーの世界への入り口として最適です。
「セッションソーダ」の完成度
ハイボールの美味しさは業界内でも評判。1:3の黄金比で作る「セッションソーダ」は、カジュアルでありながら本格的な味わいを実現しています。





ここでニッカセッション誕生の背景を振り返ってみましょう。2020年の発売から現在まで、どのような想いで作られてきたのかが分かります!
革新の系譜 – ニッカセッション誕生物語


2020年:新時代への挑戦 – 原酒不足を機会に変える
ジャパニーズウイスキーブームによる深刻な原酒不足。多くのブランドが苦境に立たされる中、ニッカは全く新しいアプローチを選択しました。それが「ワールドブレンデッドモルト」という革新的カテゴリーへの挑戦でした。
創業90周年「生きるを愉しむウイスキー」
ニッカが掲げた新しいコミュニケーションコンセプト「生きるを愉しむウイスキー」。セッションの「自由にやろう」という精神は、この企業理念を完璧に体現しています。





ピンチをチャンスに変える発想力!原酒不足という課題を、新しい価値創造の機会に変えたんですね。
音楽という物語の力
「音楽のセッション」というコンセプトは、単なるマーケティング手法ではありません。異なる国のウイスキーをブレンドするという、伝統的には異端とされる行為を、創造的で芸術的な営みへと昇華させる巧みな装置なのです。
自由と調和の新基準
従来のウイスキーが重視してきた「産地」「年数」「純粋性」という価値基準から、「味わい」「調和」「体験」という新たな基準へのシフト。これは消費者の価値観の変化を先取りした戦略でした。
戦略的統合:ベン・ネヴィス蒸留所の活用


ニッカの親会社アサヒが所有するスコットランドのベン・ネヴィス蒸留所。この資産を戦略的に活用することで、品質の安定したスコットランド産モルトを長期的に確保し、新しいプレミアムカテゴリーを創出することに成功しました。
第三者調達リスクの回避
外部蒸留所からの原酒調達に伴う供給リスクやコスト変動を回避し、安定した品質と価格を実現。これは単なる創造的ブレンドを超えた、巧みな経営戦略の産物です。




グローバル企業ならではの戦略!単なる新商品開発ではなく、経営資源を最大活用した見事な戦略です。





いよいよニッカセッションの核心部分!日本とスコットランドのモルトがどのように「セッション」を奏でているのか詳しく見ていきましょう。
音楽のセッション – 日本×スコットランドの調和


日本の演奏者:深みと個性を担当
余市(よいち):力強いフィナーレ
- 北海道の大自然で育まれた力強さ
- 特徴的なヘビーピートの個性
- セッションの締めくくりを印象付ける「ビターなピート余韻」
- 楽曲でいえば、印象的なエンディングを決めるドラマーの役割
宮城峡(みやぎきょう):優雅な調和役
- ふくよかで穏やかな仙台平野の恵み
- フルーティーで華やかな香味
- 個性的な要素をまとめ上げる穏やかなリズムセクション
- 全体のバランスを整える重要な調和の要
スコットランドの演奏者:華やかなメロディー
ベン・ネヴィス:クリーミーな主旋律
- ハイランド地方の雄大な自然が育む
- フルーティーで軽やか、クリーミーな質感
- バニラのような甘い香りの源
- セッションのメロディーラインを担う主要楽器
スペイサイド系モルト群:華やかなイントロ
- 15〜20種類のスコッチウイスキーが参加
- リンゴ、オレンジ、フローラルな印象
- セッションの幕開けを飾る華やかなホーンセクション
- 明るくフルーティーな第一印象を演出
セッションの構成:4つの楽章


第1楽章:華やかなイントロ(スコットランド主導) 明るくフルーティーな香りが鼻腔を包み込む、セッションの華やかな幕開け。
第2楽章:クリーミーなメロディー(ベン・ネヴィス) 滑らかでクリーミーな口当たりに、蜂蜜やバニラの甘い旋律が響く。
第3楽章:穏やかなリズム(宮城峡) 全体をまとめ上げる優しく包み込むような中間部。
第4楽章:印象的なフィナーレ(余市) ビターでピーティーな余韻が、セッション全体を印象深く締めくくる。




まさに音楽のセッション!それぞれが個性を発揮しながら、見事なハーモニーを奏でているのがよく分かりますね。





お待たせしました!実際にニッカセッションをテイスティングした感想を詳しくお伝えします。香り、味わい、余韻まで徹底レビュー!
[quads id=1]
ニッカセッションを実際に飲んでみた


セッションの香り
セッションの味わい
ストレートで飲んでみる


香り
リンゴ、バニラ、紅茶、ピート
味わい
滑らかな口当たり、果実の様な甘さ、ハチミツ
感想
こういう類の物は味わいが散らかるイメージでしたが、繊細でありながらもじわじわと個性を出してくるところが驚きでした。
香りは甘やかさと、奥まった感じのピートが紅茶のようにも感じ取れ、口に含むと滑らかで、フルーツのような爽やかさがある印象。余韻はビターで、アルコール感も若干ありますが、嫌味な感じはなく心地よく消えていくでしょう。
値段を考えると非常にコスパも良く、初心者の次のステップアップにちょうど良いボトルだと思います。
ロックスタイルで飲んでみる


香り
洋梨、熟したフルーツ
味わい
甘やか、熟した甘みのフルーツ感
感想
次は氷を入れてロックスタイルで飲んでみます。
ストレートの時よりも角はなくなって飲みやすくなり、香りに洋梨や熟したフルーツのような熟成感が出てきました。味わいもピート感が薄まり甘さが目立って、一層飲みやすい印象。
余韻が短くなってはいますが、甘やかなままスッと消えてなくなるのがとても心地よく、温度を下げても美味しく飲める素晴らしい味わいといえるでしょう。
ハイボールで飲んでみる


香り
洋梨、熟したフルーツ、バニラ
味わい
バニラ香る軽やかフルーティー
感想
続けてハイボールにして飲んでみます。
香りは思った以上に衰退してしまい、わずかながらバニラとフルーツの甘みが感じ取れる程度。口に含むと苦み(炭酸由来?)を感じ、あっさりとした印象です。
公式HPには推奨の飲み方の最初に掲載されていますが、個人的にはあっさりしすぎて物足りなさを感じました。しかし、ウイスキー初心者の方にはこのくらいの方が、むしろ飲みやすくて良いかもしれません。





せっかくのニッカセッション、おつまみや料理との組み合わせも楽しみたいですよね!おすすめのペアリングをご紹介します。
食とのペアリング提案


揚げ物との相性(最強)
- 唐揚げ
- 天ぷら
- とんかつ
- フライドポテト
→ セッション・ソーダのビターな余韻とドライな炭酸が、油の脂をスッキリ切ってくれます
焼き鳥との組み合わせ
- 塩焼き鳥(特におすすめ)
- タレ焼き鳥
- 炭火焼き全般
→ 余市のピート香と炭火の香ばしさが共鳴します
スイーツとの組み合わせ
- ビターチョコレート
- ナッツ
- ドライフルーツ
→ バニラ香とカカオの風味が完全同期します
和食との相性
- 寿司
- 刺身
- 焼き魚
→ 宮城峡のフルーティーさが魚介の甘みを引き立てます
カクテル・レシピ
- セッション・トニック:トニックウォーターの苦味と甘味が柑橘香を補完
- セッション・ジンジャー:ジンジャーエールのスパイシーさが穀物感を引き立てる
- 創作カクテル:花山椒オレンジビターズ、白味噌ウォーターなど和素材との親和性も抜群
ニッカセッションは、特に食中酒として真価を発揮します。ハイボールで揚げ物と合わせれば、至福の時間が約束されます。





ニッカセッションについて気になる疑問にお答えします!不人気の理由、ジャパニーズウイスキーとの違い、おすすめの飲み方など、よくある質問をまとめました。
よくある質問(FAQ)
「なぜ不人気なの?品質に問題がある?」
品質は全く問題ありません。不人気の理由は「知られていない」だけです。竹鶴や余市という強力なブランドの陰に隠れ、マーケティングも地味なため、認知度が低いのです。でも味わいとコスパは本物です。
「ジャパニーズウイスキーじゃないの?」
スコットランドのベン・ネヴィス原酒を使用しているため、日本洋酒酒造組合の「ジャパニーズウイスキー」定義を満たしません。しかし、日本で瓶詰めされた「ワールドブレンデッドモルト」という新しいカテゴリーです。定義外=低品質ではありません。
「ベン・ネヴィス10年の代わりになる?」
はい、十分になります!ベン・ネヴィス10年のトロピカルでワクシーな個性が、セッションでもしっかり感じられます。しかも3,000円台で全国どこでも買えるという圧倒的な優位性があります。
「どの飲み方がおすすめ?」
断然ハイボール(セッション・ソーダ)です!炭酸がフルーティーさを爆発させ、食中酒として最高のパフォーマンスを発揮します。もちろんストレートやロックも素晴らしいです。
「碧Aoと比べてどう?」
セッションはモルト100%で麦の風味が強く、個性がハッキリしています。碧Aoはグレーン入りで円やかですが、価格は6,000円。コスパではセッションが圧勝です。
「竹鶴とどっちを買うべき?」
用途次第です。じっくり味わいたいなら竹鶴、カジュアルに楽しみたい、ハイボールで飲みたいならセッション。両方買っても1万円なので、両方おすすめです。
「塩素っぽい香りがするって本当?」
一部の方が「塩素」や「薬品」のような香りを感じることがあります。これは余市のヘビーピート原酒と若い原酒が結合した際の香りで、多くの方には「爽やかなビター感」や「ハーブのアクセント」として感じられます。
「保存方法は?」
直射日光を避け、涼しい場所に立てて保存。開封後も品質は長期間維持されますが、なるべく早めにお楽しみください。
まとめ
原酒不足というピンチから発想を転換して生まれたブレンデッドモルト『ニッカセッション-奏楽-』。実際にテイスティングした結果、「不人気」という評価が信じられないほどの高品質・高コスパウイスキーであることを確信しました。
華やかな『宮城峡』と『ベン・ネヴィス』、力強い『余市』、そしてスコットランドの他蒸留所の個性を上手くブレンドした一本は、まさに3蒸溜所の音楽的調和。特にベン・ネヴィスのトロピカルな個性が光り、ハイボール適性も抜群で、食中酒としても優秀です。モルトのみのブレンドなので、しっかりとしたスコッチ感とモルトの甘みが感じ取れます。
ベン・ネヴィス10年の代替品を探している方、コスパ重視の方、ハイボールや食中酒で楽しみたい方に強くおすすめします。量販店で手軽に入手できるのも大きな魅力です。
竹鶴や余市の陰に隠れ、マーケティングも地味なため「不人気」と言われていますが、それは単に「知られていない」だけ。一度飲めば分かります。これは隠れた名品であり、知る人ぞ知る最強コスパウイスキーです。



最後までお読み頂き、有難うございました。


テイスティングに使用しているグラス「グレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。





コメント