2023年12月26日より数量限定で「サントリープレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉」が発売!!
今回はスモーキーな白州モルト原酒に加え、シェリー樽原酒がブレンドされています。
毎回話題となるプレミアムハイボールですが、シェリー樽原酒が加わったことでどのような味わいになっているのでしょう!!
このウイスキーを簡単にまとめると
このウイスキーについて
2023年限定発売の「プレミアムハイボール白州」に新しいラインナップが登場!!
今回は”シェリー樽熟成”の原酒を使用したエレガントな味わいが特徴!!
前作同様に¥600という缶ハイボールとしては高額な価格設定となっています。
レビューの前に、まずは”白州”について簡単におさらいをしておきましょう!!
シングルモルト白州について
白州シングルモルトは、山梨県北杜市に位置する白州町で誕生しています。この地は南アルプス・甲斐駒ヶ岳の麓に広がり、標高約700メートルという自然に溢れたエリアです。白州蒸溜所がサントリーによって所有されており、その蒸留所は世界的にもまれな「森に囲まれた蒸留所」として知られています。
南アルプスから湧き出る天然水を仕込み水として使用し、仕込み・発酵・蒸留・樽熟成を経て誕生するモルト原酒は、その独自の製法が特徴です。森林に囲まれた環境で生まれたこのウイスキーは、爽やかな森林浴を彷彿とさせる香りと、心地よいスモーク感が際立っています。サントリーのブレンデッドウイスキーやシングルモルト白州として、多くのウイスキーファンを魅了し続けています。
森の中で熟成される「白州」は森林を思わせるフレッシュさが特徴です!!
爽やかな風味が特徴の”白州”は炭酸とも相性がとても良く、ハイボールにもピッタリのウイスキー!!
なかなか手に入りづらい「白州」、そんな時は「サントリーリザーブ」がおすすめ!!
リザーブはキーモルトに白州が使われていますので、味のニュアンスが似ているのでオススメです!!
プレミアムハイボール白州 シェリー樽原酒ブレンドについて
「プレミアムハイボール白州 シェリー樽原酒ブレンド」は、爽やかなスモーキー原酒をベースに、シェリー樽で熟成した原酒をアクセントに加え、甘く華やかな香味が際立つ仕上がりとなっています。氷を加えたグラスでの飲用にも最適なブレンドが施されています。
パッケージには、「白州」のブランドカラーである“深い森”をイメージしたグリーンをベースにし、白州蒸溜所を描き、「白州」の文字を大きく配置することで本格感を演出しています。さらに、「シェリー樽原酒ブレンド」の文言が商品の特長を端的に伝え、商品の魅力を引き立てています。
前作はスモーキーさがウリのスッキリとした若葉を思わせるような味わいでした!
そして、今回は”シェリー樽原酒”がブレンドされていることによってエレガントな味わいに仕上がっているようです!!
それでは今回も、”そのまま缶で”と”グラスにあけて”の2種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!!
テイスティング(実際に飲んでみた)
フレーバーチャート
味わいチャート
そのまま缶で飲んでみる
香り
- 淡いスモーク、香木、ミント(若葉)、バニラ、赤い果実、ゴム、硫黄
味わい
- スモーキーでエレガントなシェリーの香り
感想
香りは乾いて淡く優しいスモーキーな香りが第一印象で、白州のストレートよりも煙たい印象です。また、いかにもサントリーらしい香木のようなウッディな香りがあり、森林や若葉、ミントとも思える清涼で爽やかな香りが感じ取れます。そして、前作とは異なり、シェリー樽原酒の特徴的な”赤い果実”を思わせるフルーティーさと、硫黄やゴムっぽいニュアンスがあるあたりはシェリー樽原酒ブレンドならではでしょう。
口に含むと、スモーキーな香りとともにミントを思わせるフレッシュで清涼感のある味わいが口いっぱいに広がります。そして、バニラの甘さを覚えながらブドウのタンニン感とミントの清涼感が合わさり、スモーキーなアフターを迎えて、余韻は果実味と煙が混じった非常にエレガントな香りが鼻腔を漂います。
個人的には非常に満足する香りと味わいで、煙たさと果実の香りが織りなすハーモニーが心地良く感じました。ただ、万人受けする味わいではないと思うので、ネームバリューによって購入されるのは控えたほうが良いかもしれません。缶ハイボールとしては高額ですが、納得できる味わいに仕上がっていると思いました。
果実と煙のハーモニーが楽しめる味わいに仕上がっています!!優しいスモークにシェリー樽原酒のエレガントさが加わり、スコッチには出せない柔らかな味わいが印象的でした!!
グラスで飲んでみる
香り
- スモーク、赤い果実、ミント、森林、バニラ、香木
味わい
- 果実と煙のハーモニー
感想
次は氷を入れたグラスに注いで飲んでみます。
香りは、スモーキーな香りが柔らかくなり、赤い果実のフルーティーさとバニラの甘い香りが引き立ってきました。時折、ミントや森林のような清々しさを感じながら、奥まって香木のサントリーらしさが漂っています。
口に含むと、フルーティーな香りとともにスモーキーさが見事に融合して、とてもエレガントな味わいが口の中に広がります。果実味と煙たさのバランスはボウモア18年のような見事なバランスで、単体で飲んでいても十分に満足いく仕上がりになっています。
ただ、ボウモアと違うのは途中から清々しいミントや森林を思わせる白州ならではのフレッシュさが感じられ、余韻はミントと果実の酸味、そしてスモーキーな香りがふわっと香り、いかにもジャパニーズらしい奥ゆかしさが感じられました。
限られた原酒の中で、ここまでエレガントで飲みごたえのある味わいをパッケージできるのはサントリーならではかもしれません。
グラスに注いだほうが圧倒的にフルーティーでエレガントでした!果実味に優しいスモークが絡み、白州らしい清々しい味わいが楽しめます!!
まとめ
「プレミアムハイボール白州 シェリー樽熟成ブレンド」のレビューでした。
2023年、ジャパニーズウイスキー100周年の節目に、サントリーは「プレミアムハイボール白州」、「プレミアムハイボール山崎」とともに、今回の「白州〜シェリー樽ブレンド」を含む3種類の限定ハイボールをリリースしました。この中で、今回の白州〜シェリー樽ブレンドが最も攻めた味わいだと感じます。
なぜなら、シェリー樽原酒によってスモーキーさが一際際立っており、ウイスキー通向けのアプローチが強く感じられるからです。しかし、白州特有の清涼感と心地よさは健在で、ウイスキー初心者でもウイスキー本来の美味しさを楽しむことができる内容に仕上がっています。
一缶¥600というのはやや高額ですが、サントリーが本気で作り上げた”白州”の素晴らしさと、ウイスキー本来の美味しさを体感できるという意味では、無難なプライスかもしれません。
限定品で数に限りがあるのが悔やまれますが、見かけた際はぜひ一度味わってみて頂きたい、特別な味わいの缶ハイボールです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。
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