【レビュー】角ハイボール缶の味と香りを解説!!

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国民的ウイスキー「角瓶」を使った缶ハイボールを飲んだことはありますか!?

「角瓶」は80年以上も前から親しまれどんな世代でも知っているウイスキーですよね!?

今回は、いつでもどこでも手に入る角瓶の「ハイボール缶」についてレビューしたいと思います。

角ハイボール缶を簡単にまとめると

サントリー 角ハイボール缶とは
  • ウイスキー属性:ブレンデッドウイスキー
  • 産地・メーカー:日本(サントリー)
  • キーモルト:山崎蒸溜所モルト、白州蒸溜所モルト
  • 飲みやすさ:★★★★★★
  • 味わい:レモンの効いた爽快な味わい
  • おすすめの飲み方:グラスにタップリ氷を入れて
  • 総合評価:★★☆☆☆☆(ウイスキーっぽくはない)
  • どんな人に向いている?:食中酒を求める人、ビールの代替えとして

使われているウイスキー角瓶とは

日本人なら誰もが知っているウイスキー「サントリー角瓶」!!

ハイボール人気の火付け役である「角瓶」は、日本で最も売れているウイスキーです!!

角瓶の歴史

出典:サントリーHP

「角瓶」は、サントリーの主力・定番ウイスキーとして、世代を問わず多くの人々に愛されています。「角瓶」が産声を上げたのは、今から80年以上も前の昭和12年(1937年)のことでした。その背景には、サントリーの創業者である鳥井信治郎氏の「スコッチに負けない日本のウイスキーを生み出したい」という情熱がありました。

鳥井氏の想いは、大正12年(1923年)に建設が始まった日本初のウイスキー蒸溜所・山崎蒸溜所の所長であった竹鶴政孝氏が後にニッカウヰスキーを設立する経緯とは異なります。竹鶴氏は、白札の試みが日本人の味覚に合わず成功しなかったことから、本格的なスコッチウイスキーの味わいを追求するために山崎蒸溜所を退所し、後にニッカウヰスキーを設立しました。

意外かもしれませんが、ニッカの創設者:竹鶴政孝氏は最初サントリーに所属していたんです。

鳥井氏は白札の不評を改善し、「日本人のための日本人によるウイスキー」の開発に取り組みました。こうして1937年に「角瓶」は誕生し、現在まで幅広い人に愛される国民的ウイスキーになりました。

日本人に合ったウイスキー造りを信念に出来上がった角瓶は、今でも日本のウイスキーの代名詞的存在ですね!!

角瓶の製法

角瓶のパッと見ただけでそれとわかるデザインはとても印象的ですね!!

デザインもそうですが、角瓶は時代とともに味わいも消費者に合わせてきたウイスキーでもあります。

角瓶のボトルデザイン

「角瓶」というウイスキーの名前は、その由来には興味深いエピソードがあります。実は、その名前の由来は「亀甲模様」というデザインに関係しているのです。この亀甲模様は、薩摩切子という伝統的な技法から着想を得たものなんです。

興味深いことに、実際のラベルには「角瓶」という文字は一切記されていません。代わりに、鳥井信治郎のサインと「サントリーウイスキー」という表記が掲載されています。しかし、ボトル自体の角ばったデザインが非常に印象的で、消費者たちはそれを見て「角ばったデザインの瓶」というイメージを持ちました。そして、そこから「角瓶」という名前が生まれたのです。

ウイスキーの名前には、時に消費者自身の感性やイメージが反映されることがあります。このように、「角瓶」という名前は消費者の間で広まり、定着していったものなのです。

ウイスキーの名前の由来には、時に予想もしない背景や面白いストーリーがあることがあります。それが「角瓶」の名前の由来でもあります。ウイスキーの楽しみは、味わいだけでなく、その名前やデザインにも広がりがあるのです。

角瓶に使われている原酒

サントリー角瓶では、キーモルトに山崎蒸溜所と白州蒸溜所のバーボン樽で熟成させた原酒を使用しています。これは、ハイボールで楽しむことを想定したブレンドとなっており、メーカー側も時代と共に角瓶の味を変えてきました。

なお、現在のサントリー角瓶は、国内で製造されたブレンデッドウイスキーですが、一部海外原酒も使用されています。そのため、日本洋酒酒造組合が定めるジャパニーズウイスキーの基準には合致しないため、サントリー角瓶はジャパニーズウイスキーとは呼べません。

角ハイボール缶について

日本のウイスキー史に圧倒的な存在感で売れ続けている「角瓶」

その角瓶を使った缶ハイボールが「角ハイボール缶」です。

「角ハイボール缶」は、文字通りサントリー角瓶を使用した缶スタイルのハイボールで、2009年にコンビニ限定で販売が開始されました。

現在のハイボールブームやジャパニーズウイスキーブームの火付け役であるサントリーが、居酒屋などで提供されるハイボールを家庭でも手軽に飲めるようにと、開けて注ぐだけという缶スタイルで販売したわけですが、実際に角瓶と炭酸で作るハイボールとは少し味や仕様が異なります。

内容を見てみると、レモンスピリッツが添加されサントリーが推奨するレモンをピールした爽快な味わいが人工的にに作られているようです。

ウイスキー好きとしては、「余計なものを入れるな」と思ってしまうところではありますが、ウイスキー需要が伸び続ける昨今、新しいファン獲得の為には「飲みやすさ」を追求した味わいにアレンジし、ビールや酎ハイの代わりとして楽しんでもらいたいという思惑があるのでしょう。

「角ハイボール缶」は角瓶を炭酸で割っただけではなく、サントリーが推奨するベストは味わいに仕上げられています。

個人で作る味のムラをなくし、手軽にお店で飲む味わいを楽しめるというわけですね!!

では、サントリー「角ハイボール缶」の味や香りなど実際に飲んでレビューしてみたいと思います。

sister-ley
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今回は「缶のまま」と「グラスに注いで」の2種類でレビューを行いますので、参考にして下さい

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テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

フレーバーチャート

味わいチャート

そのまま飲んでみる

香り

  • レモン(人工的な香料)、僅かにグレーンのバニラ

味わい

  • レモン、グレーンの甘さ(穀物の甘さ)

感想

まずは缶のまま飲んでみます。

香りは、レモンの風味が缶の口から漂っています。ただし、人工的な香料のような感じで僅かに刺々しさも感じられる香りです。また、レモンの奥に僅かながらもグレーンの穀物の甘さやバニラのニュアンスもあります。角瓶が使われているというよりは、ウイスキーハイボールと認識できるレベルの香りです。

口に含むと、レモンの風味が口いっぱいに広がり、同時にグレーンの穀物の甘さもほんのりと感じられます。そして、レモンピールのビターな要素が顔を出し、余韻にはピールの軽い甘さが残ります。

思った以上にレモンの風味が強く、角瓶の味わいはほぼ感じられません。炭酸もかなり強めで、ゆっくり味わうよりもゴクゴクと飲み干すスタイルに特化した味付けになっています。

角瓶の味わいよりもレモンの風味が勝っていて、味気ない感じに思いました。炭酸の刺激を求めるならばそのままでも良いかもしれません。

グラスで飲んでみる

香り

  • レモン、レモンピール、うっすら穀物(麦)

味わい

  • 柔らかいレモンの風味、グレーンの香ばしい甘さ

感想

次は氷をタップリ入れたグラスに注いで飲んでみます。

香りは、そのままの時よりも少し柔らかく感じ、レモンやレモンピール、そして香ばしい穀物の香りが感じられます。

口に含むと、炭酸が程よく馴染み、レモンの爽やかさとグレーンの香ばしい甘さが広がります。口の中で少し留めておくと僅かにバニラのニュアンスも感じられ、炭酸でマスクされていたウイスキーの特徴も出てきました。

余韻にかけては、レモンピールのアクセントが続き、ビターな傾向の味わいがスッと消えていきます。

好みによるかもしれませんが、私個人としては炭酸の強さよりもウイスキーの穀物感が感じられる方が好みです。缶のままだと、レモン酎ハイとそれほど変わらない印象を受けますが、グラスに注いで香りや酸味のバランスが程よく調和した状態では、より心地良さを感じることができました。

グラスに開けたほうが香りやウイスキーの香ばしい甘みを感じられます。程よく炭酸を飛ばしてあげて、角瓶らしさを味わえるスタイル!!面倒でもグラスに開けたほうがおすすめです!!

まとめ

まとめ導入画像

「角ハイボール缶」のレビューでした。

登場してから随分と月日が経ち、既に定着した印象がありますが、再度飲んでみるとウイスキー(角瓶)の割合はかなり低く、飲みやすさを重視した味わいに仕上がっています。

普段、ウイスキーをあまり飲まれない方にとっては非常に親しみやすい味わいだと思いますが、ウイスキー好きとしてはもう少し深みが欲しいと感じました。

しかし、角の名を冠したこの商品は、ハイボール人気の先駆者として広く受け入れられる味わいに仕上げられていることは確かです。ですから、「ウイスキーを試してみたい」とか「角ハイボールに興味がある」といった初心者の方には味や値段を踏まえてもおすすめ出来る缶ハイボールだと思いました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

テイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、クリスタル製なのに丈夫で倒れにくく洗いやすい!!しかも、安価という素晴らしいウイスキーグラス。

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