【レビュー】ブラックニッカ クリアハイボールを”そのまま”と”グラス”の2種類の飲み方で味と香りを解説!!

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宅飲みの定番「ブラックニッカクリア」、その缶ハイボールがあるのをご存知ですか!?

今回は、ニッカウヰスキーが販売する缶ハイボール「ブラックニッカ クリアハイボール」をレビュー致します!!

ブラックニッカ クリアハイボールを簡単にまとめると

ブラックニッカ クリアハイボールとは
  • ウイスキー属性:ブレンデッドウイスキー(缶ハイボール)
  • 産地・メーカー:日本(ニッカウヰスキー)
  • 飲みやすさ:★★★☆☆☆
  • 味わい:ドライな味わい、ビターテイスト
  • おすすめの飲み方:グラスに注いで
  • 総合評価:★★★☆☆☆
  • どんな人に向いている?:余計な香料のないクリアなハイボールが好きな人

このウイスキーについて

ブラックニッカ クリアとは

『ブラックニッカ クリア』は、2007年に登場したニッカウヰスキーの中でも、宅飲みに特化した手頃なウイスキーです。ニッカが提供するウイスキーの中でも数少ないスモーキーな風味のない日本人の味覚に沿ったまろやかな味わいが特徴的なボトルとなっています。

従来のスモーキーなスタイルのスコッチウイスキーのような味わいを得意とするニッカが、スモーキーな風味のないウイスキーを製造したのかというと、新商品を開発するにあたり当時、ニッカが行った独自の調査によれば、ウイスキー独特のスモーキーな風味が好きではない人が多かったそうです。そのため、そういった方々にも楽しんでいただける商品を目指し、煙くない原料であるノンピート麦芽を使用したウイスキーの開発に取り組むことになったそうです。

こうした背景により、ニッカウヰスキーが得意とするピートの効いた味わいではなく、多くの人に楽しんでもらいたいという思いから生まれた『ブラックニッカ クリア』は、ライバルであるサントリーの『角瓶』や『トリス』とは異なるアプローチですが、モルトの持つフルーティーな香りとグレーンの香ばしさがバランスよくブレンドされており、財布にも優しい手ごろな価格と相まって今では「サントリー角瓶」と双璧をなす宅飲みの定番ウイスキーとして君臨しています。

ウィルキンソンとは

ウィルキンソンは、1889年に日本に定住したイギリス人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが兵庫県で天然の炭酸鉱泉を発見しました。この鉱泉は医療用・食卓用として優れており、日本政府の需要に応えるため瓶詰めにされました。1890年にボトリング事業を開始し、初めのブランドは仁王印ウォーターでした。

その後、王冠を使用した瓶を発売し、1904年にウィルキンソン・タンサンというブランド名で会社を設立。1905年に生産工場を移転し、第一次世界大戦前後には海外に販路を拡大しました。

大正時代にはジンジャーエールの製造を始め、1930年代にはドライジンジャーエールを追加。戦時中には工場が接収されましたが、戦後に再開しました。

1950年にアメリカのゼネラルフーヅと提携し、バヤリースを発売。1951年からはウィルキンソン・タンサン鉱泉株式会社が製造し、朝日麦酒が販売を担当。

1983年にアサヒビールが商標権を取得し、製造・販売がアサヒビールに移行。1989年にはブランド名が現代仮名遣いに改められました。

2000年代後半にはハイボールブームや炭酸水を無糖飲料として直接飲む健康志向の消費者の増加により、需要が増加。2010年には販売量が1.8倍に増加しました。

また、ラインナップも拡充され、2011年には新サイズの500mlペットボトルが追加されました。さらに、ジンジャーエールの他にも新商品が続々と発売され、2011年には過去最高の販売量を記録しました。

2012年にはさらなる拡充が行われ、販売実績は前年比1.4倍に増加し、主力商品の「タンサン」は市場でNo.1ブランドとなりました。

バーテンダーから厚い信頼を得ている「ウィルキンソン」が日本発祥とは驚きですよね!!

天然の鉱泉が由来の「ウィルキンソン」、今では「炭酸といえば」の代名詞となっていて知らない人はいない存在です。

ブラックニッカ クリアハイボール

『ブラックニッカ クリアハイボール』は、ニッカウヰスキーが販売する宅飲みの定番ウイスキーである『ブラックニッカ クリア』を使用した缶スタイルのハイボール商品です。ノンピート仕様で飲みやすく、価格も手頃な『ブラックニッカ クリア』に、同社ブランドでバーテンダーから絶大な信頼を得ている『ウィルキンソン』の炭酸を合わせたハイボールです。原材料にはモルト、グレーン、そして炭酸のみが使用され、ウイスキーハイボールの美味しさを手軽に楽しめます。

特筆すべきは、原材料の部分です。通常の缶スタイルのハイボールには、レモンなどの風味を付けるために香料が含まれていることが一般的であり、アルコール度数を上げるためにスピリッツが添加されていることが多いですが、『ブラックニッカ クリアハイボール』はウイスキー(モルト、グレーン)と炭酸のみです。

つまり、余計な味や香りを加えず、純粋にウイスキーを炭酸で割った味わいで缶ハイボールの市場に挑戦しています。さらに、アルコール度数は9%であり、スピリッツの添加もないため、ウイスキーの味わいを楽しめる正統派ハイボールと言えるでしょう。

香料やスピリッツを添加せずウイスキーと炭酸だけのプレーンな正統派ハイボール!!

職人気質のニッカウヰスキーならではの缶ハイボールですね!!

sister-ley
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それでは今回も「缶のまま」と「グラスに注いで」の2種類の飲み方で味と香りをみていきましょう!!

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テイスティング(実際に飲んでみた)

テイスティング ウイスキー ストレート ロック ハイボール グレンケアン

フレーバーチャート

味わいチャート

そのまま缶で飲んでみる

香り

  • りんご、ハチミツ

味わい

  • 冴えるビターテイスト

感想

まずは缶のまま飲んでみます。

香りは非常に弱いですが、ニッカらしいリンゴの香りとハチミツやバニラのようなグレーン原酒の香ばしく甘い香りがわずかに感じられます。

口に含むと、炭酸の刺激と穀物の淡い甘さが広がります。そしてすぐに炭酸の苦味が広がり奥からリンゴの香りが追いかけてきて、ビターな味わいの余韻は短くサッと消えていきました。

余計な香料やスピリッツが入っていない分、他の缶ハイボールと比べるとアッサリとした味わいですが、飲み干したときのベタつきやイガイガする感じがありません。シンプルなウイスキーハイボールの味わいで、どんなものにも合わせやすいと思います。

ただ、個人的には炭酸の刺激や炭酸の持つ苦味みたいなものが強く感じられ、缶のまま飲むには少し飲みにくい印象がありました。

ウィルキンソンとブラックニッカクリアのみの構成ですので味わいはキレッキレのドライな傾向にあります。初心者には少し飲みにくいかもしれません。

ロックで飲んでみる

香り

  • リンゴ、ハチミツ

味わい

  • グレーンの香ばしい甘み

感想

次は氷を入れたグラスに注いで飲んでみます。

注いだ瞬間から炭酸の爽快さが際立っていて、鼻を近づけすぎるとむせてしまいそうですので慎重に香りを確かめると、ニッカらしいのリンゴのフルーティー香りと、ハチミツの香ばしい甘さが感じ取れます。

口に含むと、適度に炭酸が飛んで優しい口当たりに変わりました。香ばしくほんのり甘いグレーンの味と香りが口に中に広がり、わずかにリンゴの風味も感じられます。そして、ビターが少しずつ膨らんできて、香ばしさとともにビターもスッと消えてかすかな穀物っぽさが残る余韻が残ります。

そのまま缶で飲むよりも香りは引き立ち、ブラックニッカクリアの優しいリンゴの香るグレーンウイスキーの味わいを楽しむことが出来ます。爽快さだけを求めるのであれば”缶のまま”、ウイスキーらしい甘さや香ばしさなどを楽しむのであれば”グラスに注いで”飲まれるのが良いと思います。

ブラックニッカクリアの飲みやすく優しい味わいが適度に落ち着いた炭酸の刺激から垣間見えます。個人的にはやはりグラスで楽しみたいですね!!

まとめ

ニッカの缶ハイボール「ブラックニッカ クリアハイボール」のレビューでした!!

ライバルであるサントリーからも缶ハイボールとして「角ハイボール」や「トリスハイボール」が発売されていますが、飲みやすさでいえばアチラの方が断然飲みやすいと思います。理由は、レモンの風味が効いていて、糖も添加されている為口当たりが優しく、香りや味わいもレモンの爽やかさが際立っているからです。

対してニッカの「クリアハイボール」はというと、ウイスキーを炭酸で割っただけのシンプルな味わいで、甘さもほんのりと感じられる程度でプレーンな印象があります。

しかし、余計なものが添加されておらずウイスキーだけでアルコール度数9%ということは、ウイスキーの含有率も多く本格志向のニッカウヰスキーならでは「缶ハイボール」とも言えます。

どちらが良い商品か!?というのは好みの問題になってしまいますので決めかねる部分ですが、とにかく飲みやすい方が良い!!という方はサントリーを、ウイスキー本来の味わいがあってスッキリとしたハイボールが飲みたい!!という方は「クリアハイボール」がベターな選択だと思います!!

最後までお読み頂きありがとうございました。

ハイボールのテイスティングに使用しているグラス「ゲレンケアン」、香りが弱くなるハイボールでもしっかりと香りを感じることが出来ます。しかもクリスタル製!!

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